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肺腺癌という言葉さえ知らざりき 私の病気自慢最新版 [健康]

肺癌手術から、約一ヶ月が経過しました。
予約してありましたので、午前中、病院へ行ってきました。血液検査、レントゲン検査、肺機能検査とスムーズに済ませて、診察を待ちます。予約の時刻より、1時間以上前には待合室にいましたが、なかなかお呼びがかからず、40分ほど遅れて、順番がきました。
手術で切除した肺の、組織検査の結果を知らされました。「肺腺癌」の初期で、リンパへの転移はないとのことで、今後は特別の治療はなく、転移・再発がないか、経過を見ていくことになります。
そもそも肺は、大きく左右に部屋が分かれており(左肺・右肺)、さらに右は上中下の三室。左は上下の二室に分かれていますが、私の病変は左肺下葉に発見されました。
手術前には、CT画像による診断で癌の疑いがあるが、気管支鏡検査および同時に実施した組織検査では、グレーなまま。PET検査(「陽電子放射断層撮影法」=Positron Emission Tomogoraphy)でも、陽性とは断定できません。
一番確実な診断は、実物を取りだして顕微鏡で検査する方法。ただ、うかつに触ると転移しやすいので、2~3センチの影が見つかった左肺下葉を全部摘出し、同時に転移を封じるため周縁のリンパ腺を切除するというのです。当初、病変部位を中心に、多少大きめに切り取るのかなと、安直に想像していましたら、相当大がかりな手術なのです。しかも、肺は、心臓と動脈で直結し、毛細血管が網の目のように張り巡らされているので、それらを慎重に止血しながら摘出するのだそうで、それに伴うリスクはこれこれのものがあります、と説明を受けますが、「じゃ結構です」とも言えず、了承の印をついてしましました。
医師は、画像診断ではほぼ癌に間違いなく、ほかの場合は考えにくいが、絶対に癌だとも断定できないので、「もし間違っていたらごめんなさい」と、冗談めかしておっしゃいます。
患者にとっては、もし間違っていたら、健康な臓器を切除された痛ましさはあるけれど、転移の恐れが解消するという意味で、ラッキーなことです。私も、心の片隅で、その僥倖を期待しないわけでもなかったのですが、やはり事実は冷厳でした。
「肺腺癌」という言葉も知りませんでしたが、①多く肺の末梢に発症する、②発生頻度が高い、③転移しやすい、などの特徴があるようです。あなどれません。
とは言え、想定される範囲での、最上の展開ですので、何の異存もありませんとも。早期発見、早期治療というラッキーに恵まれ、名医の執刀で手術も成功し、人事は尽くした(私は何も頑張っていませんがね)訳ですので、この後どう転ぼうと「天命」とみなすしかないでしょうね。
but、いつも平常心でいられるほど人間ができてはいませんので、まだまだじたばたあがくつもりです。このブログ、いつまで続くかお楽しみ。
写真は、青空の下で実った若い棗(なつめ)。もうしばらくすると、熟れて赤茶色に色づきます。
漢方でいう大棗の原料。癌に効くという情報もありますが、どうでしょう?
natumeImgp0774.png


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