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またまた 今日の「これなあに?」 [折々散歩]

草陰に潜むこれなあに?
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おなじみイトトンボ。目玉が、愛くるしいですね。
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イノコズチの葉に止まっています。
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擬態?カモフラージュ?これなあに?
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個体は違いますが、真正面から見ると、
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横から見れば、見慣れたトノサマバッタ。仮面ライダー1号、2号のモデル。英語でGRASSHOPPER、伊坂幸太郎の小説に『グラスホッパー』があります。

題名の由来を、作者はここhttp://www.kadokawa.co.jp/sp/200407-07/cts03_2.html でこう語っています。

――タイトルに関してお聞きしたいんですが、いつ「グラスホッパー」というタイトルを思いつかれたのでしょうか?
伊坂 槿が「飛びバッタ」に関して言及しているシーンがあるんですけど、その現象というのが僕にとってすごい興味深くて。
――バッタが黒く凶暴になってしまう、というやつですよね。
伊坂 そうです。「飛びバッタ」の話を聞いたときに、それは人間にも適用されるんじゃないかっていう思いはあったんですよ。その時から、「飛びバッタ」っていうのをいつか作品に盛り込みたいと思ってて。その時に「バッタって、そういえばグラスホッパーっていうよな」と思って。「グラスホッパー」って、音の響き的にすごくいいじゃないですか。ポップな感じもするし。
――じゃあ、当初から「グラスホッパー」っていうタイトルは……。
伊坂 あったんですよ。殺し屋の話=「グラスホッパー」っていうのは、ずっと僕の中ではあったんですよね。


バッタは密集した環境で育つと、黒くて、翅が長くて、猛々しい飛びバッタとなるといいいます。また、生物界では、人間のように個体同士が接近して生活する動物は珍しいとも。密集して生きる我々人間は、生物界でもまれなほど、怒り、憤懣、苛立ちなどが醸成されやすい環境にあり、それが臨界点を超えたとき、凶暴な行動へと突き動かされるのかも知れません。その象徴的なあらわれが、作品中の裏社会なのか?

「どんな動物でも密集して暮らしていけば、種類が変わっていく。黒くなり、慌ただしくなり、凶暴になる。気づけば飛びバッタ、だ」(伊坂幸太郎『グラスホッパー』より)



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