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オバマよ!お前もジャイアンか! [私の切り抜き帳]

各地に大雨警報がだされていましたが、現在の所、この近辺では被害の情報は聞きません。
それにしても、捜し物に費やされる時間は、全人生のうちのどの程度になるでしょう?そんなことに気づいたのは、もうずいぶん前のことですが、最近とみにその傾向が強まっています。
捜し物に追われながら、何を探しているのか忘れてしまうようなことも、しばしばです。それが「老人力」というもので、そういうものだと割り切れば、また楽し、、、なのでしょうかね?
古い文章を探す過程の中で、ここを探ってみると、いくつか感慨深い文章がありました。
もう長く更新していない我が家のホームページ。windows95~2000の時代の作品です。

               ↑(クリックすると新しい窓に開きます。


その「更新履歴」の一部です。一〇年前の記事なのに、今書いているブログと大同小異ですね。

 2003.2.15 トップページと作品のページを多少更新しました。
それにしても、イラク・朝鮮半島情勢は、人類史を逆戻りさせる愚劣さです。「ならず者国家」を成敗する先頭を、一番のならず者が突っ走るの図。泣くに泣けず笑うに笑えぬ出来損ない笑劇に、どこまでつきあわねばならないのでしょうか?
「空爆」は、民衆の側から見れば、「空襲」です。逃げまどう民衆を念頭に入れないアメリカの視点は、ベトナム以来変化なしということか?「戦場」が常に自国の外にあったアメリカにとって、逃げまどう民衆の姿はイマジネーションの限界の外にあるのかもしれません。
で は、日本の姿勢はどうなの?「悪い政府」の統治下であろうがなかろうが、各地の大空襲とヒロシマ・ナガサキの辛酸を嘗めた日本の民衆の視座からは、「空爆 やむなし」の結論は、生まれる余地のないもの。にもかかわらず、NATO傘下のヨーロッパ諸国に比べてさえもふがいない追随三昧。嘆かわしい限りです。

2003.2.26  フランスのリベラシオン紙のコラムは、ブッシュを裸の王様にたとえたと言います。前々からそう思ってました。「王様は裸だよ」の声を、率直に伝えてあげる 方が忠義かつ親切というものでしょうに。「お美しい」「お似合いでげす」のおべっかを、自分ばかりか周囲にも強要する幇間(太鼓持ち)の罪は如何?リンク 集を緊急編成しました。

2003.4.20 ブッシュさん、3歳児をひねりつぶして、「勝った勝った」と誇っても、誰も腹でケーベツするだけ。ただ、手のつけられない乱暴者のやることだから、顔をしかめて黙って見ているまでのこと。
でも、ブッシュさんは気づいているのかしら?あなたに突如「ならず者国家」の烙印をおされ、第2第3のイラクとしての標的にさらされるおそれを感じている国々が、このイラク戦から何を学ぶか?について。
「力 こそ正義」という、ブッシュ流の新しい(実は西部開拓時代以前の未開野蛮な)むき出しの力の政策の前では、国連中心の国際秩序を誠実に遵守することは愚挙 であり、ましてや国連査察に誠実に応じたり、大量破壊兵器の廃棄など馬鹿正直に実行するなどもってのほか。細菌兵器、化学兵器、核兵器、無差別テロ攻 撃・・・いずれをとわず、物量に勝るアメリカに「軍事的」に対抗する道すなわち無限の軍拡の連鎖、憎悪と報復の連鎖への道をひた走るしかない、と、向こう 見ずな破滅的な決意を促したに違いないことを。
ブッシュ=アメリカをジャイアンに喩えた人がいました。ジャイアンは、自分のコンサ-トを誰もが歓 迎しているに違いないと信じているのでしょうね。メーワクに感じながら、「いや」と言い出せないのは、ジャイアンに正義が存するからではなく、彼の腕力を はばかる故であることは、誰もが知っています。知らぬはジャイアン一人でしょう、かわいそうなジャイアン。
そして、ジャイアンの正義は、彼の腕力 を上回る力(ドラエモン由来の)によってついえ去るしかないのです。ジャイアン少年は、心底、真の友情を求めながら、たまたま他を圧する腕力と粗暴さを備 えていたが故に、怯えと追従と憎しみをもって遇されるしかなかったのです。もしも彼が、平凡な腕力の少年であったなら、その純朴な個性はより好ましい輝き を増し、周囲から真に愛され、好ましい友情を獲得できたに違いないのに・・・。
リンカーンの国、ホイットマンを生んだ国、民衆愛と寛容な民主主義 の伝統ある朗らかなアメリカが、なぜこんなにも野蛮で狭量なふるまいしかできないのでしょうか。ベトナム戦争への苦い反省も忘れたかのように。ソ連、東欧 の自滅をへて、対立軸を失い、「一人勝ち」してしまったことの不幸なのでしょうか?ジャイアンの不幸、孤独との相似が、なにやら真実味を帯びてきました。



折しも昨日は、金曜日。ドラえもんの放送日です。

テレビ朝日のサイトを見ると、第一話の標題は「ハロウィンって何の日?」

「しずかや出木杉から、秋の収かくを祝う行事“ハロウィン”について教えてもらったのび太は、仮そうした子どもたちが「トリック・オア・トリート」と言いながら近所をまわるとお菓子をもらえる日だと知り、大こうふん! さっそくみんなで仮そうして、空き地に集まることに。
 ところが、のび太からハロウィンについて聞いたジャイアンは、仮そうして呪文さえ言えば、何でも欲しいものをもらえる日だとカンちがい。盗賊(とうぞく)の姿に変そうしてスネ夫の家に行き、オモチャを力ずくでうばい取る…。
 ジャイアンが町内を回り、欲しいものをうばうつもりだと知ったドラえもんは、異空間を作り出し、おばけたちが訪問者をおどかす『かぼちゃライト』をみん なに配り、門の上に置くよう指示。さっそくのび太も家の門の上に置き、スイッチを入れると、野比家が西洋の廃屋のような建物に変身、ゾンビが現れる。だ が、ジャイアンはゾンビをまったく怖がらず…!?」

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孫達のママの誕生日のケーキ、ハロウィンモードでした。

 

声は変わっても、ジャイアンはジャイアンをやっています。
一方、アメリカは、オバマの登場で、人権と民主主義の方向に劇的に舵を切る大刷新が果たされるかと、世界中が期待しました。社会保険制度、医療制度の改善の分野では、たしかに大きな胎動を感じます。

でも、大量破壊兵器である化学兵器を使ったとして、シリアへの空爆に走る姿は、やはりジャイアンでした。「オバマよ、お前もか?」です。

さらに、アメリカCIAによる盗聴の標的が「友人」たちにまで向けられていたことに、激しい怒りが集中しています。

 

一方、我らが安倍さんは、アメリカのシリア空爆方針を受けて、8月28日の記者会見で、こう述べました。

「日本政府としては、シリアにおいて化学兵器が使用された可能性が極めて高いと考えています。化学兵器の使用はいかなる場合でも許されるものではありません。シリア情勢の悪化の責任は、人道状況の悪化を顧みないアサド政権にあることは明らかであります。日本政府は、事態の改善のため国際社会と緊密に連携していきます。 」

そして、記者の質問に対しても、たびたび「国際社会との連携」を口にしました。

でも、その国際社会はというと、国連は、ロシアと中国の反対で、武力行使に賛同することはなく、アメリカが頼りにしていたイギリスも、議会が武力介入を否決し、ドイツも米国に協力せず、「国際社会」は総じてイラク空爆に批判的です。その状況の下で、国際社会と連携するとは、アメリカにきっぱりNOということでしょうが。日本はやっぱり、性懲りもなくスネ夫を演じるのでしょうかね。


 さて、今日の切り抜き帳は、「いじめの背景」

①幼児期からの仲間関係の希薄さ。

②他者と関わることへの不安や気遣いが先立ち、自分らしさがなかなか安定しない。

③学校において子どもたちの関係が集団になりにくく、「群れ」化した状態が続きやすい。

④少年期に育てられるべき抽象的思考力(形式的操作能力)の発達の弱さが自己を客観視する力を弱めていること。

⑤友達づくりの経験の乏しさから、自分の思うように他者を支配することを「友達を作る」ことだと思ってしまうこと。

⑥集団として共有できる自前の文化が育ちにくいこと。

⑦金銭で「遊び」も買えるのだという生活感覚が身についていること。

――――講座学校第4巻 5章(折出健二)

 

「いじめられる側」 とともに、「いじめる側」のケアが、必須であることを改めて感じます。

「厳罰で対処」という風潮(6月に成立した「いじめ防止対策推進」葉、その具体化)が、おそらく問題を解決しないばかりか事態を重篤化させる危険をはらんでいないか、憂えるところです。


 
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