柿の日や何を夢見る紅葉の手(季重なり) [今日の暦]
柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規
またまた子規の話題です。ブログのタイトルが「ナードサークのシキ」というくらいですから(汗)。
今日は、子規がこの句を詠んだとされる日で、それにちなんで「柿の日」と定められているそうです。奈良県公式ホームページによると、全国果樹研究連合会のカキ部会が、全国柿産地の賛同を得て制定、2005年8月に日本記念日協会の認定を受けたとあります。
子どもの頃から知っていて、「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺 ゴーン」と行って友達と遊んだ句ですが、私にはこの句のすばらしさは、もう一つわかりません。古都奈良のたたずまいと、秋の冷涼な空気感、柿の鮮やかな色と歯触りの快さ、そして甘くジューシーな味わい。きっぱりと切り取られた見事な季節感、、、、。等と書いてみると、もっともらしく聞こえはしますがね。
この句を詠んだのは、法隆寺ではなく東大寺のほとりの宿屋だとか。食べた柿の品種は、奈良の「御所柿」であるとか、伝えられています。
この柿は、散歩道に実った熟柿。渋柿でしょうが、ここまで熟すと、とろける甘さ、のはず。
これも、散歩道。ポピュラーな富有柿でしょう。
山柿、豆柿などと呼ばれる渋柿でしょうか。食用と言うよりは、柿渋を 取るのに利用したのがこの品種でしょう。10月になってからの撮影なのに、青いです。
これは、去年、岡山後楽園で写したもの。茶室近くの、鈴なりの柿の実に、数羽のメジロが集まっていました。
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