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郷愁という名のメルヘン カルロス爺さんの思い出 連載第7回 [木下透の作品]

このカテゴリーの文章は、おおむね、私自身の回想に関わるので、常体(だ・である調)で書くことにする。

木下透は、私の高校時代の筆名である。彼の作品を紹介するのが、趣旨である。未熟さは、その年齢のなせる業なので、寛容な目で見てやっていただきたい。

高三の時に書いた「短編小説」を、連載で紹介したい。今日は、その第7回目。

 

 


 

郷愁という名のメルヘン

カルロス爺さんの思い出

連載第7回木下 透

 


その時だった。
わしらの仲間のうちに、何か緊張したざわめきが起こった。
例の下僕と少年がいないというのだ。
わしらの背に一様に戦慄が走った、
怖れていた一つの言葉が脳裡を過ぎった。『密告!』
わしらは気が狂ったようにわめいた。
「ヤツをどうした、じじいをどうした。」
村人達は、ただオロオロするばかりだった。
わしらはまるで、手負いの獣そのままだった。
わしらはたしかに気が狂っていた。わしらの頭の中は、意味のない恐れのために、正常ではあり得なくなっていた。
《それは、あり得ないことではない。そうだ。たしかに、ここは敵地なのだ。そして奴らは敵国民なのだ。敵の部隊がこの近くに潜んでいないととは、誰に言えよう。おれ達は戦っているのだ。おれ達はいつでも敵と向かい合っているのだ。》
わしらは、銃を持ち出してわめき散らした。
「じじいとガキをどうした。おまえ達、だましたな。さあ言え、おまえ達の仲間はどこだ。おまえ達を守ってくれる勇敢な軍隊は、どこまできているんだ。さあ言え、この山も向こうか。それとも、隣の村までか。」
そう叫んで、仲間の一人が銃を発射した。
それまで呆然としてわしらのことを見ていた村人達は、散り散りに家にの中に逃げ込んだ。そして、がっしりとした体格の若者が、わしらに飛びかかってきた。
わしらは続けざまに発砲した。銃弾は彼らの胸を、頭部を、脚を、貫いた。
わしらは口々にわけのわからぬことをわめき散らし口からはよだれを垂らし、目は血走り、脚は小刻みに震え、小水を漏らしながら、撃ちまくった。
逃げ惑う村人達を、一人残らず狙い撃ちにした。
わしの手の傷に、自分の手拭いで包帯をしてくれた、あの娘の死体を踏みつけながら、次の獲物を狙った。
よろめいて転んだ老婆をも、容赦なく撃ち殺した。
倒れている母に取りすがって泣きじゃくる子供達を、台尻でなぐり殺した。


昨日は、岡山市半田山植物園を散歩してみました。
紅葉は、少し時期を過ぎていましたが、色々な花が咲いていました。ひときわあでやかなのは、色とりどりの薔薇の花。
それぞれに立派な品種名を戴いて、誇らかに咲き匂っておりました。品種名表示をメモして帰れば良かったと悔やまれます。
 
花ごとに名さへゆかしき冬の薔薇
 
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温室のハイビスカス
 
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ここにも、水仙が咲いています。
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スモークツリー
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これは?サンシュユ
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