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郷愁という名のメルヘン カルロス爺さんの思い出 連載第10回 [木下透の作品]

このカテゴリーの文章は、おおむね、私自身の回想に関わるので、常体(だ・である調)で書くことにする。

木下透は、私の高校時代の筆名である。彼の作品を紹介するのが、趣旨である。未熟さは、その年齢のなせる業なので、寛容な目で見てやっていただきたい。

高三の時に書いた「短編小説」を、連載で紹介したい。今日は、その第10回目。


郷愁という名のメルヘン

カルロス爺さんの思い出 

 
 連載第10回

それから十数年が経った。
わしはヘンニィルを町の大学にやろうとした、どんなに貧乏してもヘンニィルには、好きな学問をやらせたかった。
しかし、ヘンニィルはそれを断った。
ヘンニィルは――馬鹿なヤツだ――わしのことを思って、ふふふ・・・、町の工場で働きたいとぬかしやがった。
わしに苦労をかけたくないからって、
「それに、学校なんか出なくっても、ぼくは立派に生きられる。神をあざわらうことなんか決してしやしない。」
とぬかしやがって、ヤツは本当に町に働きに出た。
そして月々決まって幾ばくかの銭を仕送ってくれた。
そして何年かの後、
「結婚もして子供もできたから、どうか父さんも町へいらっして下さい.一緒に暮らしたいと思っています」という便りが届いた。
わしはそれは会いたいとは思ったが、この町を離れる気は毛頭ないことを告げた。
実際こんなに暮らし良い村は他にはない。
小鳥のさえずりと小川のせせらぎ、それに可愛い素直な子供達。ねえ、ぽうや。爺さんは君たちから離れたくはないんだよ。・・・
そんなわけでヘンニィルとは、もう何十年も会っていない。けれどもきっと、平和に暮らしているだろうと思っている。

そう言って、爺さんのお話は終わった。
寂しいけれどすがすがしい笑い声が、爺さんの小屋に響いた。
外はもう、すっかり暗くなっていた。
ぼくを家まで送ってくれる爺さんの顔、月明かりでとっても気高く見えた。

夢に見るイエス様に、どこか似ていた。・・・

 


日記がわりに始めたこのブログだが、 几帳面な管理ができないので、用意した画像がいつ何処での撮影だったかをすぐに忘れてします。

ま してや、その時の機材の記憶は、すぐに曖昧になる。exifで確かめれば?というご意見はもっともだが、オールドマニュアルレンズや、リアコンバーターを 多用しているとmEXIFに記録が残ってくれない。なので、このブログ記事として記録しておけるといいかなと、最初の内は目論んでいたが.いまや画餅と帰 してしまった。

最近、メインで使っているXPパソコンの動きが怪しいので、HDDのプロパティをのぞいて みたら、残り容量がヤバイ状態。この中古パソコンは、PENTITIUM4,2.66gというスペックのビジネスパソコンOS付きを、1万数千円で買い、 memoryを、1Gの増設、HDDを40Gという非力な者を思い切って1テラに載せ替えたので、世代遅れの中古パソコンながら、有り余るスペックるス ペックという思いで使ってきたのだが、何年分も画像ファイルをため込むと、どんな大きな器も埋まってしまうということか?

ここ何日かかけて、久しぶりにファイルの整理整頓と、デフラグなるものをやって、少し持ち直した感じだが、その過程で色々なことを痛感した。

その第一は、デジカメ画像は、撮影日を即時に確かめことができるのは有り難いことだが、オールドレンズを多用すると、レンズ情報、露出データなんかが残らないので、それに関する記憶の欠落とともに、自己の過去も剥離・欠落していくような心細さにとらわれる。

そのようなわけで、できるだけこまめにメモしておくのがいいかなと思ったりしてみる。もちろん、三日坊主に終わるのだろうが。

 

 一昨日(12月12日)、龍ノ口グリーンシャワー公園の入り口あたりを散歩した時に撮影した、楓(フウ)や楓(カエデ)、ナンキンハゼなどの紅葉と落葉。

 

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olympuse420 レンズはもう忘れた。
たぶん、ズイコーデジタル 35mm F3.5 Macro+リアコン EC-14
 
 
 
 
 これは12月9日に半田山植物園を散歩した時に、群れて登場してきたエナガ。
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群れて遊ぶツグミ
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カメラはPENTAX k52s +smc pentax da55-300
 
 
 
 
 
これは今日の昼頃。家の近くの小川の前で。
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これも家の近くの電線に止まるムクドリ。
2Pc14078720131214_0054_R.jpg
OLYMPUS E420+ ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm
 
 
今日は保育園年長組の孫の、生活発表会(音楽発表会)。劇と、歌と、演奏。「千の風になって」ほかを堂々と演奏し、お礼の挨拶なんかもいっちょまえです。
もう「幼児」の域を越えつつあるのが、頼もしいやら寂しいやら。目頭を押さえている観客もちらほらありました。
くどいようですが、この子らの目を鬱ぎ、口を封じるような国家秘密が跋扈する時代はご免蒙りたいもの。
北朝鮮の無法に心が冷える思いをし、マンデラの勝ち取った自由の尊さ、ありがたさを世界中が噛みしめている時だけに。

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