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政変のニュース痛まし麦の秋 [折々散歩]

20世紀が「戦争の世紀」であったなら、21世紀は「紛争の世紀」ですか?
むごたらしい政変、殺戮のニュースが後を絶ちません。「寛容の世紀」「理性の世紀」に脱皮するためには、これでも犠牲(生贄)が足りませんか?

ましてや、「平和憲法」をうち立てた我が国までが、「フツーの」未開な国と同様に、のののこ鉄砲担いで彼我の若者の血を流す準備に躍起になっているのは、とても納得できません。

NHK朝ドラ「花子とアン」で、白蓮さんが、与謝野晶子「君死にたまふ事なかれ」の載った『明星』を、吉太郎に渡しますね。

「君死にたまふ事なかれ」

あゝおとうとよ、君を泣く
君死にたまふことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃をにぎらせて
人を殺せとをしへしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや

堺の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば
君死にたまふことなかれ
旅順の城はほろぶとも
ほろびずとても何事ぞ
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり

君死にたまふことなかれ
すめらみことは戦ひに
おほみずから出でまさね
かたみに人の血を流し
獣の道で死ねよとは
死ぬるを人のほまれとは
おほみこころのふかければ
もとよりいかで思されむ

あゝおとうとよ戦ひに
君死にたまふことなかれ
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは
なげきの中にいたましく
わが子を召され、家を守り
安しときける大御代も
母のしら髪はまさりぬる

暖簾のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻を
君わするるや、思へるや
十月も添はで 別れたる
少女ごころを思ひみよ
この世ひとりの君ならで
ああまた誰をたのむべき
君死にたまふことなかれ

 皮肉なことに、後に世を賑わせた「白蓮事件」の当事者=白蓮さんと、駆け落ち相手の宮崎隆介氏との間に生まれた愛息の香織氏は、早稲田大学政経学部在学中に学徒出陣し、1945年(昭和20年)8月11日、所属基地が爆撃を受けて戦死します。享年23。終戦のわずか4日前でした。
私の散歩道は、一気に麦が黄金色に熟れてきました。すでに刈り取りを始めた畑もあります。

前にも書きましたように、この近辺で栽培されているのは、ビール麦が主であるようです。

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ビールからの連想で、茨木のり子さんの「六月」という詩を引用しておきます。

六月  茨木 のり子  

どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒ビール
鍬を立てかけ 籠をおき
男も女も大きなジョッキをかたむける


どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮れは
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる


どこかに美しい人と人の力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる

 

 

 

 

 

 

 


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