So-net無料ブログ作成
<

いかな夢見つつ眠るや森蛙 [折々散歩]

我が同郷の年若き(比較の問題です)友人「春風」さんのこのブログについては、以前の記事でも触れたことがありました。

彼が最近、お家の近所でモリアオガエルを見たと言って、写真をアップしておられるのを見て、うらやましかったです。もっともっと、秘境のようなところに住むカエルだと思っていましたから、まさか私の故郷の同一市内(旧行政区でも、同じ郡内)の、春風さんの身近に、そんな希少な生物がいるなんて、なんだか不公平な気がして、うらやましく感じていたのです。

ところが、、、、思いがけないことがあればあるもの。先日の美作市右手地区への自然探訪の道すがら、そのモリアオガエルのふわふわとした白い泡巣に、ばったりと遭遇したのです。人生初めての出会い!しかも、道端の木に、草に、崖に幾つも幾つも、ぶらさがっているのです。思わず歓喜の声を上げる一行でした。

 あそこにも卵塊!またこちらにも!

秘めやかな願いのごとき泡巣かな

やわらかくくるまれて育ついのちかな

_K526040_R.JPG
 
_K526037_R.JPG
 
_K526029_R.JPG
 
_K526024_R.JPG
 
_K526021_R.JPG
 
_K526020_R.JPG
 
_K526017_R.JPG
 
_K526013_R.JPG
 
_K526012_R.JPG

 

この泡巣の中に眠る一粒一粒の卵たちは、静かに静かに、どんな夢を見ていることでしょう?

いかな夢見つつ眠るや森蛙 

 三郎さんが案内してくださった道は、「車は通れる」と自信たっぷりにおっしゃるだけあって、確かに舗装もされていて、まっすぐ走る分には困らないのですが、所ところにある「落石注意」の看板が脅しでない証拠に、道の至る所に、真新しい石ころや小岩が転がって散らばっていて、非常にスリリングです。

DSCF0456_R.JPG

 
DSCF0453_R.JPG
 
DSCF0454_R.jpg
 
こんな具合ですから、この森の主人は、決して人間ではなく、植物や野生の生き物 たちだということは、実感として納得できます。
そんなとき、車のすぐ前方を、二つの小さな影がぴょんと跳ねて横切りました。「バンビ」そのものの、エレガントな子鹿と見えました。余りに映画の一シーンのようですので、見間違えだろうか、幻想だろうか、と我が目を疑いましたが同行者の皆さんもそうおっしゃるので、森に遊ぶ二頭の子鹿を目撃したのは事実だったはずです。残念ながら、カメラを取り出すのが間に合わず、悠々と山の上に駆け込んで行きました。


_K526051_R.JPG
 
_K526053_R.JPG
 
DSCF0477_R.JPG
 
DSCF0478_R.JPG
梅雨空に煙る山々と木々。アルファ波が誘われます。
島崎藤村の「夜明け前」に、「木曽路は山の中である」とあるが、ここも決して負けてないですね、、とヨシエさんがつぶやきますが、全くその通りです。
夏にしてこの険しさですから、冬の雪道の苦労はいかほどでしょう。この地を生活の根拠として選んだ先人たちの思いが偲ばれます。
 
 
ホオノキがあちらこちらに大きな葉を茂らせています。
 
_K526045_R.JPG
 
 
下は、「サルトリイバラ」の葉 。柏餅を包むのに、「カシワ」の葉と同様に用います。
 
_K526056_R.JPG
A子さんは、家に帰って柏餅を作るのだと、大振りの「サリルトリイバラ」を、喜んで摘んでおられました。
 
 
 クルミの大木がこんなところにも生えています。
DSCF0486_R.JPG

この植物の名を調べて「ジャケツイバラ」蛇結茨)だとわかったと、三郎さんは嬉しそうに教えてくださいました。
_K526066_R.JPG

山道を抜け、開けたところに右手の集落があります。三郎さんのご自宅と「みや工房」を訪ね、しばし見学・懇談した跡、キャンプ場施設としては人気の高いトム・ソーヤ冒険村」をチラリと瞥見、すぐ近くにある共和林業を見学しました。
梶並川の豊富な水を利用して回る大きな水車によって駆動する丸ノコギリが明治以降活躍していたものを、復活させて製材に使用しているそうです。
しぶきを上げ、轟音を立てて流れ落ちる水は 、清冽で力強さに満ちています。
_K526091_R.JPG
 
見た事もない巨大な水車。丸ノコギリで木を切るためのパワーを秘めています。
DSCF0497_R.JPG
 人影と見比べてみてください。
DSCF0496_R.JPG
 製材所の内部の模様
_K526095_R.JPG
 
_K526094_R.JPG
 
 水車駆動の丸ノコギリは、ブレーキがないので、労基署からは、できるだけ使用しないようにという指導があるのだそうですが、、、。
近隣の水田は、緑豊かな山と空を写して、凛として静謐なたたずまいを見せています。
手入れの行き届いた美しい田園の風景は,進行する高齢化・過疎化に加えて、TPPなどによってもたらされるいっそうの農業破壊の大波のもとで、どのような変容が迫られるのか、内心、痛ましさと口惜しさをを禁じ得ません。
 

 

DSCF0494_R.JPG
 
_K526089_R.JPG
昼食は山を越えて、西粟倉村の「あわくら旬の里」にてバイキング料理を正味。地元の食材を生かしたメニューは,楽しめました。
印象に残ったのは、ミョウガの天ぷら、わさび菜のおひたし、ですかね 。写真に写す余裕がありませんでした。陳謝。
今回の探訪記は、ひとまずここまで。
 
 

nice!(27)  コメント(2)  トラックバック(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 27

コメント 2

johncomeback

モリアオガエルの泡巣&水車駆動の丸ノコギリ
貴重なものを二つも見せていただき感激です(^^)ニコ
by johncomeback (2014-06-13 10:13) 

kazg

johncomeback様
ありがとうございます。「へえ!」の連発でした。
by kazg (2014-06-14 06:43) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

フォト蔵にアップしている私の写真はこちらです。

写真販売サイトにも画像を掲載しています。
写真素材 PIXTA