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蝙蝠を日傘に虫撮る夏休み [折々散歩]

朝方は雨でした。

躊躇してぐずぐずしているうちに、またまた暑くなってきました。傘を持って散歩に出かけましたが、すぐに雨は上がり、陽射しが照りつけるようになりました。雨傘を日傘にして散歩しました。

ダンディな紳士ならまだしも、「不審者」に見えたかも知れません。でも、まあ、ほとんど人通りもありませんでしたので、 外観より「実」を取ることにしました。

雨に洗われ、太陽の光を浴びて、ヒマワリがことのほか元気そうです。

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青さを増した稲田の中をアオサギが採餌中でした。
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 子ども達は、今日から夏休みに入りました。

季節相応に、蝉の声が激しく響いてきます。

でも、虫捕り網を持った子どもの姿は見えませんね。

代わりに私が、カメラで昆虫採集をすることにしました。

どの木にも、いくつもの空蝉の姿があります。

一様に天空を見上げております。

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そういえば、去年の夏もこんな記事を書いていました。
そこにも書きましたが、最近はクマゼミの姿が一番目につきます。
体格も勇ましいので、以前は、珍しい蝉だと思って珍重したものですが、今は一番ポピュラーです。
「シャンシャンシャン」と余計に暑さを増幅する鳴き声が、うるさいことです。
南方系の蝉だそうです。
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アブラゼミ。 「ジージー」という鳴き声が加熱した油の音に似ているための名付けと言います。
子ども時代は、これを捕まえると少し自慢でした。
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ニイニイゼミ。小さくて地味な蝉です。樹皮の模様に隠れて、動かずにいると気づきません。
子ども時代は、この蝉が一番身近でした。そっと近づいて、手で捕まえても、幽かにばたばたと暴れますが、じきに観念して静かになります。そのまま、服やシャツに しがみつかせても逃げないので、何匹も装着して歩いたものでした。バッジか何かのように。
環境の変化によるのか、近年生息数が減少しているようです。
松尾芭蕉が山形の立石寺(りゅうしゃくじ)で詠んだ 閑さや岩にしみ入る蝉の声 の蝉はニイニイゼミだったかと思われます。
「閑かさ」は外界の静かさではなく、心の中の静謐さだ、とはいえ、クマゼミではうるさすぎましょう。アブラゼミの鳴き声も、やはり耳障りです。心を逆なでしないレベルのニイニイゼミの鳴き声が妥当でしょうか。
ハルゼミや、ヒグラシ、あるいはツクツクホウシというアイディアも浮かばなくはありませんが、芭蕉が立石寺を訪ねたのは元禄2年旧暦5月27日(新暦で1689年7月13日)だといいますから、やはりニイニイゼミの活動時期でしょうかね。
 
山形領に立石寺と云ふ山寺あり。慈覚大師の開基にして、殊に清閑の地也。一見すべきよ し、人々のすゝむるに依りて、尾花沢よりとつて返し、其の間七里ばかり也。日いまだ暮れず。梺(ふもと)の坊に宿かり置き て、山上の堂にのぼる。岩に巌(いわお)を重ねて山とし、松栢年ふり、土石老いて苔(こけ) 滑らかに、岩上(がんしよう)の院々扉を閉ぢて物の音きこえず。岸をめぐり、岩を這いて、仏閣を拝し、佳景寂 寞(かけいじゃくまく)として心すみ行くのみおぼゆ。
閑さや岩にしみ入る蝉の声
    
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イトトンボ(モノサシトンボ?)
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 ウチワトンボ(ウチワヤンマ)
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ツマグロヒョウモン
 
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ナミアゲハ
 
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