ふと見ればヒガンバナ咲く野良の道 [折々散歩]
去年、この記事で曼珠沙華(ヒガンバナ)について書きました。
今年も律儀に咲き始めました。
金子みすゞにこんな詩がありました。
曼珠沙華(ヒガンバナ) 金子みすゞ
村のまつりは
夏のころ、
ひるまも花火を
たきました。
秋のまつりは
となり村、
日傘のつづく
裏みちに、
地面(ヂベタ)のしたに
棲むひとが、
線香花火を
たきました。
あかい
あかい
曼珠沙華。
村のまつりは
夏のころ、
ひるまも花火を
たきました。
秋のまつりは
となり村、
日傘のつづく
裏みちに、
地面(ヂベタ)のしたに
棲むひとが、
線香花火を
たきました。
あかい
あかい
曼珠沙華。
曼珠沙華は、ルコウソウよりも紅く、
ダリアよりも紅く、
マリーゴールドよりも華やかに、燃え広がります。
昨日の美作地方の空。
この地方出身(かつ在住)の作家あさのあつこさんが、「作州(さくしゅう)色の空」と誉める、青空が広がっていました。
今朝の散歩はこんな具合。
最後にもう一つ金子みすゞの詩です。
秋は一夜に 金子みすゞ
秋は一夜にやってくる。
二百十日に風が吹き、
二百二十日に雨が降り、
あけの夜あけにあがったら、
その夜にこっそりやって来る。
舟で港へあがるのか、
翅でお空を翔けるのか、
地からむくむく湧き出すか、
それは誰にもわからない、
けれども今朝はもう来てる。
どこにいるのか、わからない、
けれど、どこかに、もう来てる。
秋は一夜にやってくる。
二百十日に風が吹き、
二百二十日に雨が降り、
あけの夜あけにあがったら、
その夜にこっそりやって来る。
舟で港へあがるのか、
翅でお空を翔けるのか、
地からむくむく湧き出すか、
それは誰にもわからない、
けれども今朝はもう来てる。
どこにいるのか、わからない、
けれど、どこかに、もう来てる。
曼珠沙華画像綺麗ですね。
母が植え自宅に咲いてます。。。
稲穂見るとこれからですね。うちらの地域は
ほぼ刈り取り終えてます。
by エア (2014-09-14 21:58)
エア様
私の地方でも、秋が早い山間部では、刈り入れが終わっていました。先日とおりかかったら、、、。
by kazg (2014-09-15 10:57)