今日は何の日? [今日の暦]
今日は3月15日。
今日の記事は、「3.15事件」を題材に書こうと思い、いろいろ構想を練ったのですが、 去年の3月15日付の「3月15日と『風立ちぬ』と馬酔木の三題噺」という記事と大幅に重複する内容であることに気づきました。自分が過去にどんなことを書いたか、覚えていないものですね。
その記事を少し引用します。
当時、非合法状態にあった日本共産党や、労働農民党などの関係者約1600人が検挙され、狂暴な弾圧・拷問が加えられたのでした。
ここでも書いたとおり、「3.15事件」に取材した小説に、小林多喜二の「一九二八年三月十五日」があります。
一九二八年三月十五日・東倶知安行 (小林多喜二名作ライブラリー)
- 作者: 小林 多喜二
- 出版社/メーカー: 新日本出版社
- 発売日: 1994/11
- メディア: 単行本
多喜二が住んでいた小樽では、3月15日未明から、一カ月にわたって、数百人の活動家が逮捕、検束、召喚されたといいます。
プロレタリア文学運動の理論的指導者の役割を果たした評論家蔵原惟人さんは、「『一九二八年三月一五日』と『蟹工船』について」(1950.8.4)という文章で、こう書いています。
のち1931年7月に書かれた『処女作の頃を思う』という文章の中で、小林はこの創作の動機と執筆当時の模様についてこう書いてい る。
「あの時、普選が終わると、直後『3.15』の弾圧がやってきた。今迄私にはいろいろな意味から深い印象で刻み込まれていた人達が、何より私 の手のとどく直ぐ側から次々と引っこ抜かれて行く。私はそれを自分の目で見せつけられた。これはその衝撃の強さから云っても、私にとって只事ではなかっ た。雪に埋もれた人口15万に満たない北の国の小さい街から、200人近くの労働者、学生、組合員が警察にくくり込まれる。この街にとっても、それは又只 事ではなかった。
上の本に一緒に収められている「東倶知安行」についてもかなり書いて、かなり満足して保存しようとしたら、またまた時間超過・原稿消滅の悲哀を味わいました。
やっと前半部分だけは修復しましたが、もはやエネルギーが途切れました。 これまでにも、小林多喜二を話題にした記事がいくつかありました。
2014-02-10 2015-02-20 2015-03-05 もう少し付け加えたいこともあったのですが、またの機会にさせてください。
実は、今朝起きた時には、「羮に懲りて膾を吹く」ということわざを、今日の記事で使おうと思っていました。
というのは、昨日の散歩で持参レンズの望遠域が足りずに後悔したので、今日は、olympusml5+マイクロフォーサーズ→フォーサーズアダプター+1.4x Teleconverter EC-14+ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm という出で立ちで歩くことにしました。これで、最大420mm、35mmフルサイズ換算で840mm相当の超望遠レンズになる!はず、、、です。が、適当な被写体が現れてくれません。
とはいえ、何枚かは写しましたので、記念にアップしておきます。(ノートリミングです)
ことほどさように、散歩の方は、「羮に懲りて膾を吹く」を実践したのですが、記事書きの方は、またまた羮を吹かずに失敗してしまいました。悔しいので、これにておしまい。
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