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野分して 朝顔の色 改まる [折々散歩]

台風15・16号の接近にともない、昨日は我が地方にも若干の影響があらわれました。

早朝から、少し強い雨風に打たれながらも、朝顔が次々に花を咲かせています。

いろいろな書類の種を植えたつもりでしたが、今のところ、薄赤色と,赤紫色の二色でしょうか?強風に弄ばれて、花弁もちぎれそうですが、たっぷりとした水滴に潤って、清新さを増している感じです。










百日紅も雨に潤っています。長い花期です。

 

24日午前零時四十五分ごろ、相模原市の米陸軍施設「相模総合補給廠(しょう)」で爆発・火災事故があったそうですね。

ソネブロの敬愛する書き手majo様が、 この問題について鋭く指摘しておられますが、同感です。

> この事故ですぐに思ったのは
> 日米地位協定です
> 施設内は治外法権で、日本は立ち入る事が出来ません
> そして、なにを保管しているかも日本側は立ち入り検査もできません
> 今回は、ボンベ類とのアメリカ側の発表ですが
> 近隣に多くの方が住んでいるのに、
> 捜査権はありません
>
> Twitterより
> アベ総理は仲良しで同盟国のアメリカで火事が起きたら、消しに行くのが当たり前じゃないですか!
> と叫んでたじゃないか、なんで相模原の米軍基地の爆発火災へ消火活動に駆けつけられないんだ
> これが、言うところの植民地であるという事です
> 日米地位協定により、絶対的に決まっている事なのです

 

私も以前、1977年9月27日の横浜米軍機墜落事件に触れたこの記事で,こんなことを書きました。

1995年10月21日、米兵による少女暴行事件に抗議して、宜野湾市の海浜公園で、8万5千人が参加する「沖縄県民総決起大会」が開かれました。
演壇で、高校生を代表して発言した普天間高校3年生の仲村清子(すがこ)さんは、こう訴えました。
 「もう、ヘリコプターの音はうんざりです。私はごくふつうの高校3年生です。たいしたことは言えないと思いますが、ただ思ったことを素直に伝えますので聞いて下さい。
 私が通った普天間中学校は、運動場のすぐそばに米軍の基地があります。普天間第二小学校はフェンス越しに米軍の基地があります。
 ニュースで米軍機の墜落事故を知ると、いつも胸が騒ぎます。私の家からは、米軍のヘリコプターが滑走路に降りていく姿が見えます。それはまる 街の中に突っ込んでいくようにみえるのです。
 
私は今まで基地があることをしょうがないことだと受け止めてきました。 しかし今、私たち若い世代も当たりまえだったこの基地の存在の意味を考 直してい
ます。学校でも意外な人が、この事件についての思いを語り、 みんなをびっくりさせました。それぞれ口にはしなかつたけれども、基地への不満が胸の奥にあったことの表れだと思います。
 今日、普天間高校の生徒会は、バスの無料券を印刷して全校生徒に配り、『みんなで行こう、考えよう』とこの大会への参加を呼びかけてきました。浦添高校の生徒会でも同じことが行われたそうです。そして今、ここにはたくさんの高校生、大学生が集まっています。
 いつまでも米兵におびえ、事故におびえ、危険にさらされながら生活を続けていくのは、私は嫌です。未来の自分の子どもたちにもこんな生活はさせたくありません。
 
私は戦争が嫌いです。人を殺すための道具が自分の身の周りにあるのは嫌です。次の世代を担う私たち高校生や大学生、若者の一人ひとりが、嫌なことは嫌と口に出して行動していくことが大事だと思います。若い世代に 新しい沖縄をスタートさせてほしい。沖縄を本当の意味で平和な島にしてほしいと願います。そのためにも一歩一歩行動していきたい。」
そして、彼女はこう結びます。
 「私たちに静かな沖縄を返してください。軍隊のない、悲劇のない、平和な島を返してください。」
痛切で、揺るぎのない、それだけに私たちの胸を揺さぶり、励ましと勇気を与えてくれる、若者の姿でした。

 


しかし、この訴えは、今もアメリカと日本政府によって踏みにじられ続けています。
そんなとき、この少女(元少女)の姿を、最近たまたまNHKテレビで目にしました。「地方発 ドキュメンタリー」 - 選 基地に消えた 私の村 沖縄“普天間”の戦後 -8月20日放送。

彼女は、挫けることなく、真摯に、誠実に、悩み成長し、行動し、発信しています。そのことが、私になおいっそうの励ましと勇気を与えてくれます。現在の彼女のホームページを発見しましたので、ご紹介します。

 

あれから20年、「沖縄の心に寄り添う」と繰り返すアベさんたちの耳に、この声は届いているのでしょうか?

先日、ご近所でおこわれた学習会で、講師の話が終わって、質問の時間になり、ある女性の参加者が、「日米安保条約は、日本か米国のどちらかが通告するだけで、解約できると聞いたことがありますが本当ですか?」 と質問。講師は「よくぞ聞いてくれました。その通りです。日米安保条約10条に、一方的に廃棄(解消)できると定められていて、1年前に予告すればよいのです。」

真理は至ってシンプル。

その先には、抜けるほどの青空があるだけです。

「日米同盟」から抜けたからといって、喧嘩状態になろうというワケじゃなく、ほかの諸国に対すると同じように、対等な友好条約を結んで、親身な友好関係を築くだけのこと。

日米同盟から離れると、ならず者に狙われて攻め込まれるなんて、単純な子どもっぽい論理が大手を振って闊歩しがちですが、それって、外交とか平和友好とかの努力を無視・軽視する未開・野蛮な本性を吐露してることになりませんかね。そもそも、国際的な世論調査では、「世界平和に最大の脅威をもたらしている国」として、アメリカがトップに上げられるというのが、世界の常識。そんな国と適切な距離を置いたからと言って、安全が増しこそすれ、敵視される危険はかえって薄まるのではないでしょうかね。

国会中継を聞きながら車を運転していますと、時折強い雨風に見舞われます。

 

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雨の中、夕陽が西から射しています。
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 わが家のほど近く、空に大きな虹が架かっておりました。
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追伸

今朝の、台風一過の光の下の朝顔を、追加します。
清々しい朝の光に誘われてか、次々に咲いてくれました。

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蜜を吸うのは、セセリチョウでしょうか?
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 今日はここまで。


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コメント 8

mimimomo

おはようございます^^
朝顔が元気に「おはよう」ってご挨拶をしているような清々しさですね^^
by mimimomo (2015-08-26 09:08) 

kazg

mimimomo様
そうなんです。
毎朝、律儀に挨拶をしてくれます。
by kazg (2015-08-26 09:27) 

majyo

読み進めていくうちに、私の記事があったので驚きました
ご紹介いただきありがとうございます。
私も入間基地の比較的近くにいますから、あの爆音はわかっていますが
しかし、沖縄はあらゆる意味で
本土の捨て石となり犠牲ばかり強いられていますね

仲村清子さんの仰ることは、まったくその通りだと思います
戦うための武器や道具がある事に、疑問です
真の独立国には他国の基地はないと言います。
あのフィリピンでさえ、アメリカ軍基地を撤廃し、新憲法を作りました
日本に出来ないはずはないのですが何か大きな力が働いています

私たちにも抜けるような青空を求める権利があります
何としても、それを追及したいですね。残りの時をかけて

by majyo (2015-08-26 21:01) 

kazg

majyo 様
同感です。
by kazg (2015-08-26 23:18) 

stove

台風一過のアサガオが、
日差しを浴びて嬉しそうに見えました。
そして、同じように物事を見る目も、
自分で見分けがつくようでありたいと思いました。
by stove (2015-08-27 12:30) 

kazg

stove様
まことに、難しいことですが、大切と思います。
by kazg (2015-08-27 17:22) 

momotaro

たいへんもっともな主張がまっすぐ書いてあって、
良い記事ですねぇ。朝顔もお見事です。
by momotaro (2015-08-27 22:44) 

kazg

momotaro様
同じ事ばかり、繰り返し書いている気がします。
by kazg (2015-08-28 08:07) 

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