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春浅き里山の際(ま)の手工作 [折々散歩]

同業退職者の親睦団体について、何回か書いたことがあります。

最近では、こんなことを書きました。

桑畑の歌から始まった、の巻

2年目と言われて気づくうかつかな

昨日、その親睦団体の支部の「交流会」に誘われて参加してきました。

2年前に参加した「交流会」の記事」は、これです。

春雨に煙る陣屋の雛の家

この時は、歴史と文芸と庭園の美に触れるとともに、グルメも味わう贅沢な一日でした。

さて、今回は、「操山公園 里山センター(みさおやまこうえん さとやませんたー」で、「健康体操」、「自然素材で工作」、などを計画と、案内をいただいていました。



「体育」も、「図工」も、そういえば、苦手分野だったかも知れないと思うと、あまり気持ちが弾みません。昼食後、「自然散策」が計画されているので、これを目当てに出
かけることにしましょうか。持参カメラは、お散歩用にFUJI Finepix S1と、念のために春の草花狙いで、マクロレンズ装着の
OLYMPUSE-PL5を持っていくことにしました。

「寒の戻り」の予報通り。寒さを感じる朝でした。なかなか陽が射さず、ぱらぱら小雨も感じるほどでした。



お世話係の一人、Nさん〈女性)のリードで、参加者みんなで健康体操で身体をほぐします。見よう見まねで身体を動かしていると、たしかに血流も盛んにな
り、ポカポカ内部から暖まります。Nさんは、もと高校保健体育の教師。いつまでも、しなやかで活動的です。同じく世話係のIさん〈男性)も、後自身の毎朝
毎晩の健康体操のやり方を紹介してくださいました。毎日続ける事がなにより大事、とよく分かりました。でも、分かることと、続けられることは別、、、。三
日坊主にもなれません(汗)

ひきつづく「自然素材で工作」も、Nさんの指導によります。

いろいろな自然素材を、用意してくださったのもNさんです。











木の実や草木の種や木枝、蔓などなど、どれもこれもそのままでも美意識をくすぐる造形物です。

こんなものが作れますというお手本も示していただきました。

















お手本を見て作って下さい、でもお手本そのまま真似しては駄目ですよ。自分なりの工夫をしてみてください。とのことで、さあ開始。

ですが、奮闘努力の甲斐もなく、思う場所に接着できない、接着剤がくっつく前に、部品がポロリと落ちる、の繰り返し、、.

イライラが昂じて、脳動脈瘤手術の後のリハビリを思い出させられることしきりでした。日常生活ではまず不自由なく暮らしているつもりでいますが、細かい作業になると、やはり細緻な作業は苦手です。

まずはフクロウ。お手本に似せて作りましたが、お手本通りではありません。お手本通りに作ることも難しかったので〈笑)。

フクロウの黒目は、ヨウシュヤマゴボウの実だそうです。





背景を変えてみます。



別のカメラで。



ドングリのこけしは、あり合わせ材料で瞬時に出来上がりました。ドングリは、布切れで磨くと、ぴかぴか輝くのだそうです。

ただ、ボンドが乾く前に、ドングリが重みでぽろりと落下して、すぐにばらばらになってしまうので、帰宅後、セメダインCで接着しました。



フクロウが止まっている枝も、「こけし」人形の胴も、桜の枝のようです。樹皮の模様が味わい深いと思います。
ここで一句。


春浅き里山の際(ま)の手工作

 『万葉集』山部赤人の歌(巻6-924)

 み吉野の 象山(きさやま)の際(ま)の 木末(こぬれ)には   ここだも騒く 鳥の声かも 

のもじりです。歌意は、「吉野の象山の谷あいの梢では、こんなにもたくさんの鳥が 鳴き騒いでいることよ!」といったところ。    
                    

工作のあと、お弁当で昼食。その後、近況報告など参加者の交流がおこなわれましたが、話が弾んで予定時間を超過するほどでした。

交流のあと、Tさんのウクレレ演奏に合わせて、歌声を数曲みんなで歌いました。

Tさんは、世界史が専門で、退職後は不登校児のためのフリースペースなどの活動を続けてこられました。ウクレレの腕前も、格別です。曲目は「隅田川」(春のうららの隅田川~)、「若者たち」(君の行く道は果てしなく通い~)、「今日の日はさようなら」(今日の日はさようなら、また会う日まで~)。

ウクレレの音色が、こんなに暖かく柔らかく人間の歌声を包み、快く響くことを、初めて知りました。

予定時間を過ぎたことと、戸外は冷たい風が吹いてコンディションが悪いことも考慮して、「自然散策」は中止になりました。お目当ての行事がなくなって、肩すかしではありましたが、快い疲れと心身のくつろぎを味わえた一日でした。



さて、今日の散歩道のソメイヨシノです。

木によってはそろそろ咲き初めか?という感じかな?
今日持ち歩いた機材は、PENTAXK10+TAMRON80-210。
このレンズについては、何度か紹介しましたが、ずっと以前のこの記事に 入手のいきさつを書きました。


該当部分を少し引用します。


 ところで、今日持ち出した Tamron80-210 (1:3.8,1:4.0/210)は、ジャンクコーナーで、アダプター付きで2000円前後程度だったか、小遣いの範囲で買ったものだ。

Tamronのマニュアルレンズは、アダプターさえ取り替えれば、各メーカーのカメラに装着できるという優れものだ。私は、以前にも書いた通り、 PENTAXのボデイに付属の標準レンズの次に、TAMRONのレンズを購入したので、pentaxkマウント用のアダプターだけは持っていたのだが、AF時代になってレンズを手放したときに、一緒にアダプターも手放していた。惜しいことをしたと、いつもあとで後悔する。
そのアダプター付きのレンズなので、レンズが使い物にならなくても、アダプターが使えれば良しとしよう、という了見で買ってみて、なかなか使い勝手がよいので、後に、もう少し状態が良さそうなものを見つけて、はずみでまた買った。合計二本持っている。
ズー ムが、レンズを回転させる方式ではなく、前後に鏡筒を動かす方式で、しかもその操作によってレンズの長さが変化しない、というイイカンジの操作感なのである。嬉しいのは、全域でマクロ撮影が可能だと言うこと。












大部分はこんなつぼみ状態です。







このピンク色は、カワヅザクらでしょうか?









ハナモモですか?





これはなんの花でしたっけ?プラム〈スモモ)だったかな?



道端の花壇にスノードロップが咲いています。











矢車草も咲きました。



これは矢車草の蕾です。



ムスカリ。



ハナニラ。



スイセン。





2000円のジャンクレンズとは思えない写りではないでしょうか?マニュアルフォーカスであること、見た目に比べてかなり重量があること、光線の具合や被
写体によっては、「色ニジミ」が気になる場合があることなどの欠点も、愛嬌といえるかも知れません。

世はなべて春へと向かっています。

ではこれにて。
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コメント 4

majyo

自然のものを使った工作ですが
良く出来ていますよ。
悲しい事に、こういうのまったくダメです。
だから、あったら欲しい人です。
by majyo (2016-03-26 20:02) 

kazg

majyo様
ほかの方の様子を見ていると、すいすいと順調に仕上がっていて楽しそうです。自分にも簡単にできそうにおもえてくるのですが、いざ取りかかると構想力のなさと手先の不器用さを思い知らされ、途中でやめて帰りたくなりました(汗)
ただ、用意されていた自然の素材は、もし野道に落ちていたら拾って帰りたくなるようなものばかりです。
by kazg (2016-03-28 16:35) 

momotaro

素晴らしい親睦会でしたねぇ
自然素材の工作に興味を持ちました。
フクロウもコケシも上手ですね、やはりセンスが違いますねぇ
光ったドングリが沢山あるので早速やってみようと思うのですが、台にする枝の輪切りが課題ですね〜
by momotaro (2016-03-30 05:33) 

kazg

momotaro様
それ自体、コレクションにしたいような自然素材を,たくさん用意していただいたので、何やかや組み合わせてみたくなります。童心に戻ります。素材の加工(パーツ作り)にはノコやら剪定ばさみやら、適切な工具が必要なのでしょうが、それには気が回りませんでした、,,。
by kazg (2016-03-31 05:51) 

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