二日目のお四国弥次喜多ぶらり旅 [折々散歩]
前日の歓談は、学生時代の思い出話から、旧い友人達の消息、近況、そして天下国家のお噂から、現下の政治状況など、談論風発とどまるところがありません。
そのなかには、昨日の記事の最後に触れた故H君の話題も登場していました。返す返すも悔やまれる逝去です。
Gさんご夫妻にとっては地元の話題、史学専攻のN先輩にとっては、専門分野の話題で、なんの不思議もありませんが、理科・生物分野が専門のM君が、しきりにレクチャーしてくれたのが、香川県の歴史地理情報でした。
翌日の帰り道は、そのM君の案内でまたまた弥次喜多ぶらり旅を楽しみました。
まず最初に訪ねたのは、瀬戸内海に細長く突き出た荘内半島にある紫雲出山(しうんでやま、しうでやま)。
三豊市の公式ホームページにはこうありました。
紫雲出山の標高は、荘内半島の中で最も高い352m。 山頂展望台からの長めは抜群!!天気のいい日には、南は四国山地、北は瀬戸の島々を見ることができます。 春には桜が、夏にはアジサイが、訪れる人たちを出迎えてくれます。 頂上近くには、約2000年前に高地性集落を作っていた弥生人の生活を紹介した展示パネルや、重要な埋蔵物を展示した「紫雲出山遺跡館」があります。 ちなみにここは、2010年に公開された映画「きな子~見習い警察犬の物語~」のロケ地にもなりました! |
M君の言うには、瀬戸内海を一望するこの山から、狼煙を上げて水軍・海賊に合図をするには、好適の場所だと。なるほどその通りの地形です。
村上水軍、塩飽水軍など、歴史に名をなした「つわものども」の夢の跡を見下ろすと感慨もひとしおです。
3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
_3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
_3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
3月の荘内半島紫雲出山眺望 posted by (C)kazg
次に向かったのは、「仁尾城跡」。
仁尾城は、天正7年3月3日〈旧暦)に長曽我部元親に攻められて落城し、城主細川頼弘(諸説あり)はじめ家臣らも全滅の悲惨をこうむります。
これを悼んで、この地方では、三月三日の桃の節句〈雛祭り)を祝うことをせず、代わりに八朔の日(八月一日)に雛人形を飾るという風習が伝えられているそうです。
現在、その城跡は、さぬき三十三観音霊場第19番 覚城院に面影をとどめています。
今日はここまで。
快晴だったんですね。
by U3 (2016-03-30 12:39)
U3様
天気は下り坂との予報でしたが、用意していた傘も必要なく,良い見晴らしに恵まれました。
by kazg (2016-03-31 06:02)