火の国の城春にして瓦解かな：ナードサークの四季：SSブログ

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熊本を初め、九州各地方の地震。大変な猛威でした（まだ過去形にはできませんが）。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

古い知己の安否も気にかかります。

熊本城の無惨な崩落の姿をニュースで見ながら、先日NHKで放映された「ブラタモリ」を思い出していました。

3月19日（土）午後7時30分～午後8時15分放送の「＃３４　熊本城」では、荘厳で端正な美しさを誇る熊本城と、その城下町の魅力が興味深く紹介されていました。

他県の方にとっては、九州と中国地方といえば、随分近いようにお感じでしょうか？たしかに、岡山から見て山口までが意外に距離があるのに比べて、福岡や佐賀は関門海峡を越えればすぐというイメージがあり、案外気軽に､何度か訪問したことがあります。また、いんな縁で長崎にも複数回お邪魔したことはあります
が、その他の県は意外に疎遠です。

実際に、熊本にはずっと以前、（30歳をちょっと過ぎたかという頃）仕事上の用事で行ったことがあるきりです。暑い盛りのことでした。主な用件は､冷房の効いた屋内での会議でしたが、終了後のオプションメニューに､市内観光が組まれていました。確か貸切バスで案内されて、水前寺公園や熊本城も観光しました。

あいにくその比は、体長が絶悪で､腹痛と吐き気で、顔も真っ青、同行の方にも心配されるほどでした。おまけに、、熊本の夏の暑さを思い知らされるような、堪え難い猛暑で、落ち着いて観光する心のゆとりもありませんでした。

カバンの中には、当時のコンパクトカメラ（フィルムカメラ）を持ってはいましたが、取り出す元気もなくて、折角の熊本城を写真に残すこともできず、残念なことでした。

ブラタモリの番組をみて、今度熊本を訪ねる機会があったら、じっくりお城を見学し、存分に写真も撮りたい、と思った矢先の震災でした。その意味でもショックでした。

用心深さでは定評があるという加藤清正の熊本城。「薩摩の軍勢１万３～４千名による攻撃を５０日間耐えきった経歴がある難攻不落の要塞」「やり過ぎ城」（ブラタモリ）が、思わぬ攻撃のたに､文字通り敢えなく瓦解しました。

痛ましい姿です。

自然の猛威は侮れません。

「川内原発は異常なし」だったそうです。

それはラッキーでした。「無事」な間に即刻停止して事故を未然に防ぐのが、理性的判断というものでしょう。

ところが、脳天気なあの方たちは、自然のエネルギーがもたらしたこの姿を目にしても、震源地が移動しながら頻発している余震の影響を念頭に入れることもないらしく、「現在のところ、原子力規制委員会は停止させる必要はないと判断している」（丸川珠代・原子力防災担当相）、「現状において心配はないと思っている」（菅義偉官長官）ですって。なんてまあ、イマジネーションの欠如でしょう？

当然のことながら、有識者や、住民の申し入れ・警告が相次いでいます。素直に聞き入れていればよかったのに、ホラ見たことか！といいたいわけではありません。そんな最悪の事態にならないことを願うばかりです。

一方、こちらは先日の岡山城です。

いつでも写せると思わずに、機会を見てはこまめに撮影しておきたいと思ったことでした。

後楽園の茶室前に、ツツジがきれいでした。

庭のモミジも緑と紅がみずみずしさを競い合っています。

園内のお社です。

蟷螂をよく見ると、椿の花が供えてありました。

「立てば芍薬座れば牡丹」と言いますが、これは？牡丹でしょうか？

シロハラとタンポポ。

カワラヒワが、地面に降りて遊んでいました。

梅の枝にもカワラヒワ。

エナガもあらわれました。

昨日からわが家の事項が半減しています。

赤ちゃんとその母ちゃんが、父ちゃんのもとへ帰りました。

ベビーベッドも片付けたら、部屋がガランと広くなりました。

住まいは、車で30分空0分ですから、いつでも行けますが。

今日はこれにて。