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はだしのゲンを思い出す。(8月に寄せた学級通信4) [私の切り抜き帳]

先日、部屋の掃除で古い学級通信を引っ張りだしたのをきっかけに、その年その年に原爆忌に寄せて書いた文章を、ご紹介しています。
今日はその4回目です。
前回掲載した1年生の生徒に向けて書いた通信の、第43号。1987年11月24日付とあります。


この年の秋、学校の映画鑑賞行事で「はだしのゲン」を観た後の、生徒たちの感想文をもとに書いた記事でした。
「はだしのゲン」は、もちろん、自身の被爆体験に基づいて描かれた中沢啓治さんの長編マンガです。

本棚の奥の方に、汐文社版の全10巻を見つけました。
我が家の子どもたちも読みましたが、「学級文庫」において生徒に貸し出したこともありました。
これを原作に制作された実写版映画(1976年、監督:山田典吾、現代ぷろだくしょん)でした。

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前回同様「手書き新聞」で、読みにくいですので、TEXTに起こしてご紹介します。

 くり返すまいゲンの悲劇
11月19日に鑑賞した「はだしのゲン」についてみんなの感想文が寄せられたので、その一部を紹介します。
自由な目でいろんな角度から受け止めており、教えられるところも少なくなかった。共通しているのは、戦争はイヤだという思い。ーーーまったく同感!

父中岡大吉の生き方をどう思うか?
○非国民といわれながらも、ただ一人で戦争に反対した生き方は、勇気のあることを証明したと思う。(H)
○美しい心の持主だと思う。(H)
○自分の意見をはっきり言ってすばらしいと思う。(Y)
○自分の意志をつらぬいて正しいと思う。(M)
○とてもリッパだと思う。(K)
○戦争中にはっきり戦争反対をいったのはえらいと思った。(S)
○非国民といわれても自分の考えをつらぬくところはすごいと思う。(M)
○自分の意志を他人に影響されずつらぬく立派な生き方だと思う(O)
○自分の信念をつらぬいてりっぱな生き方だと思う。(Y)











ちなみに、この中岡大吉を演じたのは、三國連太郎でした。

三國連太郎といえば、私などが思い出すのは、「飢餓海峡」で演じた、陰影に富んだ凄みのある演技でした。老人役を演じるために、健康な歯を上下10本も抜いた(家城巳代治監督『異母兄弟』)などのエピソードからも、近寄りがたい個性派俳優という印象が強い役者さんでした。

その三國連太郎が、戦争反対の信念を持つゆえに「非国民」扱いされながらも節を曲げず、しかも常に自然体に、時におおらかなユーモアと余裕を持って生きる父親役を好演して、作品も奥行きを確かなものにしています。「非国民の子」といじめられることを厭って予科練に志願していく長男浩二が乗る汽車を、万歳で見送るような、人間味と妻子への深い愛情も、心をうちます。徴兵を忌避して逃走していたところを、母に密告されて戦場におくられたという悲痛な体験が、おのずとにじみ出ていると感じるのは、あながちこじつけとは言えないでしょう。ウィキペディアの記事を借ります。

 1943年(昭和18年)12月、20歳の三國は大阪で働いていたが、徴兵検査の通知が来て故郷の伊豆に戻り、甲種合格後、実家へ戻った。すると「おまえもいろいろ親不孝を重ねたが、これで天子様にご奉公ができる。とても名誉なことだ」という母の手紙が来た。自分に赤紙(召集令状)が来たことを知った三國は、「戦争に行きたくない。戦争に行けば殺されるかもしれない。死にたくない。何とか逃げよう」と考え、同居していた女性とすぐに郷里の静岡とは反対の西へ向かう貨物列車に潜り込んで逃亡を図った。
逃亡四日目に無賃乗車で乗り継いで山口県まで来たとき、母に「ぼくは逃げる。どうしても生きなきゃならんから」と手紙を書いた。親や弟、妹に迷惑がかかることを詫び、九州から韓国を経て中国大陸へ行くことも書きそえた。
数日後、佐賀県の唐津呼子で船の段取りをつけていたところで憲兵に捕まり連れ戻された。しかし処罰は受けず、皆と同様に赤ダスキを掛けさせられて、静岡の歩兵第34連隊に入れられた。
中国へ出征する前、最後の面会にやってきた母が「きついかもしれんが一家が生きていくためだ。涙をのんで、戦争に行ってもらわなきゃいかん」と言ったとき、三國は母親が家のために黙って戦争に行くことを息子に強要し、逃亡先からの手紙を憲兵隊に差し出したことを知る。家族が村八分になるのを恐れ涙を呑んでの決断だったという。
中国大陸の前線へ送られた三國の部隊は総勢千数百人だったが、生きて再び祖国の土を踏めたのは二、三十人にすぎなかった。戦地へ向かう途中、三國は身体を壊し、熱病にかかる。十日間意識不明になり、死んだものだと思われて、工場の隅でむしろをかぶせられて放置されていたが、焼き場に運ばれいざ焼く番になってむしろを剥がしたら目を覚ましたという。漢口の兵器勤務課に配属されてこの部隊で終戦を迎えた。

映画の中岡大吉を見て、「kazgそっくり」と評した生徒がありました。30代初めの私としては、ちょっと年寄り扱いされた気はしましたが、密かに満悦を覚えたことでした。「我ながらこころおごりせられし」というやつです。それ以来、なおのこと、特別に気になる俳優でした。晩年の「釣りバカ日誌」で見せた、飄々としたなかに、人間としての弱みも威厳も寂しさもあわせもった老社長「スーさん=鈴木社長」も、今では忘れることのできないはまり役でした。ごく最近亡くなられた、という印象ですが、調べて見ると 没年は2013年でした。寂しいことです。

学級通信の続きです。

 兄浩二の生き方をどう思うか?
○浩二には浩二の考えがあったと思う。(H)
○家族のために自分を犠牲にするやさしい心を持っている。(K)
○父が非国民といわれ、つらいからといって海軍へ志願したのはちょっと、、、。でも、弟や英子のためという点ではしかたがないかも、、、。(K)
○なぜ戦争にいきたがるのかわからなかった.(U)
○父を非国民といわれ、他にどうしようもなかったのだと思う。(Y)
○非国民といわれたからといって、自分から海軍に志願するなんて、なんてバカなやつだと思った。もっと自分の命を大切にすればいいのにと思った。(T)
○私でも心ではゲンみたいに
思っても、お兄さんみたいな生き方でいくと思うからしかたないと思う。(H)
○他人の目ばかり気にしてもっと父の気持ちもわかってあげるべきだったと思う。(T)
○家族思いのいい人だけどいまいち親心がわかっていない気がする。(S)






ウィキペディアから引用します。

中岡 浩二(なかおか こうじ)

中岡家の第一子・長男。登場時17歳。病理学の研究家を志していた。戦時中は家族が非国民として迫害されるのを撥ね返すため、海軍の予科練に自ら志願。軍隊の内部から戦争の悲惨さを実感し、また同期の花田の自殺を訓練中の事故死として処理され、国のために息子が死んだことを喜ぶ花田の両親を見て、父の言っていたことが正しかったと改めて知る。 

学級通信のつづき。
 ゲンの生き方をどう思うか?
○たくましい。(K)
○いたずらだけど、しっかりしていると思う。(S)
○子供として父の考えを理解しきれなかったが、後にわかってたくましく生きていったところがすばらしい。(F)
○男らしくまっすぐな生き方。(O)
○みんなから悪者の目で見られても、小さいのにがんばったなあって思うし、勇気があると思う。(E)
○いたずらをよくするけど、父の生き方をよく理解していて、いざとなったときしっかりしていたと思う。(A)
○自分が犠牲になっても人を助けることができるところがいいなと思う。(S)
○「非国民の父ちゃんはきらいだ」と言っていたけど話を聞き、父さんが正しいということがわかり、それに従い後にはお母さんを守りながら生きていき、まだ小さいのにすごいと思う。(W)

町内会長やその息子をどう思うか?
○人間として許しがたいほど悪く思う。(F)
○大きらい。(R)
○町内会長や息子がゲンたち家族にしたことは、いまでいうと”いじめ”だと思うけど、実際その時代にすんでいる人にとっては当たり前であるという感覚がこわい。(F)
○じつにきたないけど、こういう人が一般的でよい人だと思われていた日本はもっときたない。(J)
○少し悪いなと思ったけれど、実際こういう立場だったらみんな町内会長の息子のようにしたと思う。(M)
○なにも言えない.(Y)
○この時代なので、それがふつうだと思う.(N)

朴さんに対するゲンたちの態度は?
○とても朴さんがかわいそうだった。同じ人間なのにどうしてこんなに差別されなくてはいけないのかなあと思った。(M)
○朴さんは傷ついただろうと思った。(S)
○ゲンたちもつらいけれども、朝鮮人は死ぬまで朝鮮人だということをわかってあげてほしかった。こんなふうに戦争のために、つらいおもいをしていたことを考えると悲しくなった。(I)
○まわりの人々によって、ゲンも、朝鮮人は差別されるものだと思いこみかけている。早くその間違った考え方に気づいてほしいと思った。





ちょっと前、公共図書館からマンガ「はだしのゲン」を貸し出し禁止にしたとの報道が注目を集めました。
 

はだしのゲン:松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」


毎日新聞 2013年08月16日 19時22分(最終更新 08月16日 21時28分)
 漫画家の故中沢啓治さんが自らの被爆体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」 について、松江市教委が市内の全小中学校に対し、児童生徒に貸し出さないよう要請していたことが分かった。「描写が過激」として昨年12月、教師の許可な
く自由に閲覧できない閉架措置を求め、全校が応じていた。出版している汐文社(ちょうぶんしゃ)(東京都)によると、学校現場におけるこうした措置は聞い
たことがないという。
 ゲンは1973年に連載が始まり、87年に第1部が完結した。原爆被害を伝える作品として教育現場で広く活用され、約20カ国語に翻訳されている。
松江市では昨年8月、市民から「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書室から撤去を求める陳情が市議会に提出された。同12月の本会議で全会一致
で不採択となったが、市教委が漫画の内容を改めて確認。「首を切ったり、女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、その月の校長会でゲンを
閉架措置とし、できるだけ貸し出さないよう口頭で求めた。 
現在、市内の小中学校49校のうち39校がゲンを全巻保有しているが、全て閉架措置を取っている。古川康徳・副教育長は「ゲンは平和教育として非常に重要
な教材。教員の指導で読んだり、授業で使うのは問題ないが、過激なシーンを判断の付かない小中学生が自由に持ち出して見るのは不適切と判断した」と説明す
る。
 一方、汐文社の政門一芳社長は「原爆の悲惨さを子供に知ってもらいたいとの願いで描かれた作品。閉架によって風化しないか心配だ。こんなに悲しいことはない」と訴える。
 
「ゲン」を研究する京都精華大マンガ学部の吉村和真教授は「海外で注目される中、松江市教委の判断は逆行している。ゲンは図書館や学校で初めて手にした人
が多い。機会が失われる影響を考えてほしい。代わりにどんな方法で戦争や原爆の記憶を継承していくのか」と話した。【宮川佐知子】

この件について、2013年12月の記事で、話題にしたことがありました。

郷愁という名のメルヘン カルロス爺さんの思い出 連載第8回

 こどもたちに平和を愛する心を育てるには、子どもたち自身が、平和で穏やかな環境のもとで健やかに育てられるよう、心を砕くべきだという。優しく、柔らかで、美しいものや思いやりの心に囲まれて、温かくヒューマンな情操を育てることが、肝要だという。

その意味では、残虐な犯罪や猟奇的な事件が毎日のように報道され、一方では希望を失って自死する人の数が記録を更新しつづける、こんな殺伐とした世相に、慣れっこになって欲しくはない。
だからといって、「はだしのゲン」の描写が残酷だからと、図書館から撤収して子どもたちの目から遠ざけるという「教育的配慮」は、まったくナンセンスだろう。歴史の中で、現に人間が為した「悪魔的行為」を、未来において繰り返しも繰り返されもせぬためには、事実を正確に知り、冷厳に受け止めることは、決定的に必要であるはずだ。
私の作品の殺戮場面は、もちろん「歴史の事実」というわけではなく、あくまでも想像に基づく創作である。ただ、その着想のきっかけには、「ソンミ村事件」があったと、今ふり返ってみて思い至る。「カリー中尉」ほか、当事者の証言によって、この虐殺事件が明るみに出たのだが、さしずめ「特定秘密法」なんかでは、国家の威信を傷つける秘密みたいなことになって、話した兵隊さんも、報道機関も、関係省庁の役人も、みんな罰せられるんじゃないかと心配なんですが。


マンガ「はだしのゲン」を、子どもたちの目から隠す理由を、残虐場面のせいするのも不当ですが、アベ政権の台頭に勢いづく右翼国粋主義・排外主義勢力は、「反日漫画」「自虐史観に基づく極左プロパガンダ」などと口を極めてその「思想」を指弾しています。その偏向ぶり、その狭量さにあきれるとともに、今思えば、当時の高校生がいかに柔軟で公平な分別を有していたかに思いをいたしているところです。


 ところで、この「8月に寄せて」のシリーズを読んでくださったイギリス在住の友人sparky女史から、次のようなコメントをいただきました。

ニューズウィーク日本版のこの記事に書かれている英国議会でのやりとりをテレビで見ました。労働党のジェレミー・コービン党首が言っていることが道理にかなっていると私は感じたのですが、この論理はイギリスでは通用しないようです。
http://www.newsweekjapan.jp/sto・・・/world/2016/07/eu-35_1.php

 

 

 


 
 英語ですが、動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=ho9mfuxuI18
 

 この夏は、「オバマ効果」で例年になくヒロシマ来訪者が多いそうです。そんな今こそ、「核なき世界」に向けて日本の果たす役割は、大きいはずです。

 ところが、過去に「日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき」(正論2011年3月号)と公言してきた超タカ派イナダ氏を防衛相に据えたタカ派アベ首相は、躍起になって取り繕おうとしていますが、「核なき世界」への熱意はみじんも感じられません。残念なことです。

 
 

稲田防衛相の核巡る発言、首相「政府方針と矛盾しない」


朝日新聞デジタル 8月6日(土)11時39分配信

安倍晋三首相は6日、広島市内で記者会見し、稲田朋美防衛相が将来の日本の核兵器保有を否定しない発言をしていることについて、「我が国は核兵器を保有
することはありえず、保有を検討することもありえない。稲田防衛大臣の発言はこのような政府の方針と矛盾するものではない」と述べた。




稲田氏は過去に核保有を「国家戦略として検討するべきだ」と述べていた。3日の防衛相就任会見で見解を問われ、「将来的にどういった状況になるかということもあろうかと思うが、現時点で核保有を検討すべきではない」と述べ、将来の核保有を否定しない発言をしていた。


 

 今日の写真は、相も変わらず田園の朝景色です。

PENTAXq7+標準レンズ01 STANDARD PRIMEです。

8月の田園朝景色
8月の田園朝景色 posted by (C)kazg 

 

 8月の田園朝景色


8月の田園朝景色


  8月の田園朝景色


  8月の田園朝景色


 


  8月の田園朝景色

 8月の田園朝景色

稲葉に宿る朝露。これも、PENTAXq7+標準レンズ01 STANDARD PRIMEで。

稲の葉の朝露

以下は、pentaxq10+smc PENTAX-DA40mmF2.8 XS。kマウント→qマウントアダプタを介して装着します。望遠効果が高いので、マクロレンズ並の接写が期待できますが、ピントを合わせるのはなかなか骨が折れます(手持ち撮影なので余計に)。
 稲の葉の朝露


  稲の葉の朝露


  稲の葉の朝露


  稲の葉の朝露


  稲の葉の朝露


  稲の葉の朝露
稲の葉の朝露 posted by (C)kazg

 こんな望遠撮影も、精細度を求めなければ可能です。センダンの木の手前のさぎをねらったのですが、、、、。

8月の田園朝景色

きょうはこれにて。


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コメント 11

johncomeback

僕の息子が中学校を卒業して高専に入学するまでの春休み、
僕と二人で旅行しました。何処に行きたいか息子に問うと、
「広島」と即答。「はだしのゲン」に感銘を受けたようでした。
by johncomeback (2016-08-07 23:07) 

hatumi30331

雫の写真綺麗ですね。^^

はだしのげん・・・・
全部読みました!
子どもの頃にいっぱい読んで・・・・
かなり影響あったと思います。
二度と戦争なんて嫌ですからね!
by hatumi30331 (2016-08-08 00:56) 

kazg

johncomeback 様
遠くまでいらっしゃったのですね。
私にとっては隣の県ですが、何年かに一度訪れる程度です。
次男が小学校高学年のころ、原爆ドームや平和公園に行きたいというので連れて行ったことがあります。
by kazg (2016-08-08 06:34) 

kazg

hatumi30331様
子どもはしっかり理解します。もちろん、まるまる「洗脳」されるなんてことはあるはずがなく、いろいろな情報の一つとしてバランスよく吸収するのですよね。これをシャットアウトしてしまうことは、子どもの望ましい認識の成長を阻害することになるはずですが、、、。
by kazg (2016-08-08 06:43) 

えんや

1976年(昭和51)生協から購入、、、「はだしのゲン」初版
居間の本棚にあります、家族で何度も読んで来ました。
子どもに揃えた本だが何時も、何度も読んでいたのが孫です。
今、高3、、、「戦争はだめだ」よと言います。
学校での取り扱いで、話題にもなったが倉入れにしてはならない
本です。
延々と子供たちに読み続けるようにしないとです。
( 孫が貸出し、8巻が行方不明です、、、)
by えんや (2016-08-08 08:59) 

kazg

えんや様
そのとおりですね。国民的な「知的財産」として、伝えなければならないのですね。
by kazg (2016-08-08 11:32) 

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by ルブタン パンプス (2016-08-08 12:08) 

Sparky

昨日パズル雑誌のパズルを解いていて「Those who do not learn from history are doomed to repeat it.」という格言に出会いました。日本語では「歴史から学ばぬ者は歴史を繰り返す」と端的に言うことが多いようですが、英語では「歴史から学ばぬ者は過ちを繰り返して身を滅ぼす運命にある」というニュアンスがあると解釈しました。

by Sparky (2016-08-08 19:01) 

kazg

Sparky様
深い格言ですね。ありがとうございました。

by kazg (2016-08-08 20:13) 

風船かずら

はだしのゲンの作者中沢啓二さんは後援会にお呼びしてお話を伺ったことがあります。もう半世紀くらい前のことですが。二回の世界大戦でどれほどの人の命が奪われ、世界中がどんな辛酸をなめたか、人間が犯すかもしれない過ちをしっかり見つめることは再びの惨禍を繰り返さないため人類に残された大事な歴史遺産だと思います。松江で閲覧禁止の決定が出された時、本当に驚きました。ただこうした動きがあるところに難しさもあるのだと思いました。事実を直視し、そこから学ぶことによってしか、人はまだ自分が経験しない未来を悲しいものにしない努力を支えてくれるものはないのではないでしょうか。
by 風船かずら (2016-08-12 10:01) 

kazg

風船かずら様
私も、若い頃、中沢さんのお話を聞いたことがありました。投獄されたお父様が、栄養も塩分も与えられず肉体的にも精神的にも憔悴させられたエピソードが、印象にのこっています。また、被爆者として苦痛とともに生きてなくなったお母様の遺骨がぼろぼろで形をとどめていなかったエピソードに、核兵器のむごたらしさを印象づけられた記憶があります。 聞いただけで、人に語り伝えていないことを反省しなければならないかもしれませんね。
by kazg (2016-08-12 17:36) 

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