このミサゴは、決して不時着なんかしません、の巻 [折々散歩]
たとえばこんな具合。
◇木枯らしを知らぬがに舞うミサゴかな( 2013-11-11 )
◇獲物捕って一目散や初ミサゴ(2014-01-02 )
◇初戎 商売繁盛のミサゴかな( 2014-01-10 )
オスプレイのことも、たぶんこの記事で最初に触れました。
◇はつはるや とりどりの鳥 撮りました(2014-01-09 )
ミサゴは、英語でオスプレイと言うそうです。 沖縄はじめ、日本への配備が問題となっている垂直離着陸機のニックネームですね。 天空から猛スピードで思いっきりよく海中に突入し、勇猛果敢に獲物を捕らえるこの猛禽の、颯爽とした美しさ、勇ましさにちなんだ名づけでしょうか? でも、その、航空機のオスプレイの方は、あまりにも事故が多くて、ウィドウ・メーカー( widow maker, widowmaker)=「後家製造器」「未亡人製造器」と揶揄される欠陥機だそうな。 折しも、一月八日付の「琉球新報」web版に、「第15回北方領土返還平和条約締結促進全国誌上川柳大会」(北方領土川柳社主催)で、県川柳協会会長の大田かつら(洲鎌恵子)さん(66)= 豊見城市=の作品「沖縄の平和遠退(とおの)くオスプレイ」が特選に選ばれた、という記事が載っています。 大田さんは、昨年末の仲井真弘多知事の辺野古埋め立て承認について、 人間のエゴがジュゴンの海奪い ジュゴンすむ海札束で売った知事 と詠んで批判したとも記されています。全くもっともなことです。 安全性も確認できないまま、世界でもまれな大量配備を強行するのは、アメリカが、いまだに日本を属国と見下し、とりわけ沖縄を準「占領地」と見なしていることのあらわれですか? いやそれよりも、安倍さんを筆頭に、歴代日本政府とオエライさんが、沖縄県民を初め日本の国民の思いに、いささかも心を寄せようとせず、ジャイアン親分の鼻息ばかりうかがってきたことの延長線でしょうかね。 そんなとき、同じ「琉球新報」今日付WEB版に、米国やオーストラリアなどの世界的に著名な文化人や識者ら29人が7日(日本時間8日)、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を中止し、即時返還を求める共同声明を正式に発表した、と報道されています。声明の呼び掛け人には言語学者のノーム・チョムスキー氏、アカデミー賞受賞の映画監督オリバー・ストーン、マイケル・ムーアの両氏、ノーベル平和賞受賞者のマイレッド・マグワイア氏、ピュリツァー賞受賞者のジョン・ダワー氏ら29人が名を連ねた、とあります。 さて、どうする?日本人! |
今日(1月13日)付の「沖縄タイムス(web版)」に「オスプレイ事故1カ月 沖縄で不安が消えない3つの理由」という記事が掲載されています。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、名護市安部の海岸で大破した事故から1カ月。原因が判明しないまま、事故につながった空中給油訓練が再開されました。飛行中止を求める県の訴えは届かず、地元の不安は高まるばかりです。これまでの騒音被害や事故など、オスプレイをめぐる沖縄タイムスの記事を振り返りました。(沖縄タイムス+プラス編集部) |
こんな書き出しで綴られる事実の数々は、いずれも、背筋が凍るほど衝撃的です。「沖縄の心に寄り添う」と、軽々しく美辞を口にする日本政府が、そのほんのわずかな部分にでも耳を傾けるならば、「機体自体の安全は確認された」との米軍の強弁を鵜呑みにして、訓練再開を容認するなどは決してできないはず、と思えてなりません。
今日の散歩に持ち出したのはPENTAXkr+TAMRONレフレックスレンズ(ミラーレンズ)SP500mmという、滅多にない組み合わせ。少ない荷物で散歩の歩数も稼ぎたかったのです。
レフレックスレンズ(ミラーレンズ)の表現上の特徴の一つとして、リングボケという個性的な(クセのある)描写が知られています。好みの問題もありますが、個人的には、扱いに苦慮します。
それでも、これくらいのおとなしめのリングボケなら、面白いと言えなくもないでしょうか?(歯切れが悪いコメント)
後ろに点光源が来るとあらわれます。逆にそういうシチュエーションを避ければ、無難な描写に抑えることも可能です。
ミサゴが数羽、今日も上空を旋回していました。
相当離れた高い空を飛んでいますが、トリミングするとまずまずの写りといえます。
AFが効かない、F値が暗く、明るい光のある場所でしか実用にならない、被写界深度が浅くピントが合わせづらい、f値が暗く、シャッタースピードが稼げず手ぶれの量産を覚悟しなければならない、、、などの弱点はありますが、そのコンパクトさはあいがたいです。(うまく使いこなせたら、のハナシですが)
相手が近寄ってくれると、思いがけない迫力です。ノートリミングでもこんな具合。
玉野市鴨川上空のミサゴ posted by (C)kazg
玉野市鴨川上空のミサゴ posted by (C)kazg
玉野市鴨川上空のミサゴ posted by (C)kazg
玉野市鴨川上空のミサゴ posted by (C)kazg
この冬一番の冷え込みで、激しい寒風も吹いていました。
立ってカメラを構えていると、風に吹かれて飛ばされそうになります。
けれども、こんな強風の中でも、ミサゴは危なげない安定飛行を続け、ホバリング、空中静止も、急降下も思いのままです。
このミサゴは、決して不時着なんかしません。
ましてや墜落などもってのほか。
騒音公害、起こしません。
夜間飛行、いたしません。
武器弾薬、運びません。
空中給油ごときで安定を失う欠陥機は、オスプレイの名前を返上して、さっさと御国へ帰っていただきたいものですね。
猛禽類、カッコいい!!^^
アオジありがとうございます。
あの辺りに毎年います。^^
寒いね〜今日は引きこもってるよ〜。
by hatumi30331 (2017-01-14 12:51)
ミサゴもオスプレイの名にはむかついているでしょう
日本を属国とみなしているアメリカもヒドイものですが
唯々諾々と従い、沖縄の民意を踏みにじる日本政府もヒドイですね
大田かつらさんの川柳は小気味いいです
海外からの沖縄支援は心強いです
日本人も声を出して!
岡山のミサゴ 素晴らしいです\(^o^)/
by majyo (2017-01-14 19:09)
hatumi30331様
寒さが続きます。風の中歩くのは辛いですね、、、。
強風の中でも、ミサゴは悠々と飛んでいました。
アオジ、枝陰にいることが多いですし、動きが素早いので、なかなか写真に残せません。
by kazg (2017-01-15 09:06)
majyo 様
ミサゴの飛行は大歓迎なのですが、、、(笑)
by kazg (2017-01-15 09:08)