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半田山植物園の花野散歩、の巻(3) [折々散歩]


午後から天気が崩れると聞いて、午前中は畑仕事でもと目論んでいました。が、朝起きてみると、もう雨音がしていて、かなりの本降りです。

傘を差して、ちょっとだけ散歩してみました。風も強くて、手足が濡れます。防塵防滴仕様のFUJIFINEPIXS1を持ち歩いたのですが撮影チャンスはほとんどありませんでした。

刈り入れ前の稲田が、雨風に打たれています。



これは?

トビでしょうね。



こんな日に限って、カワセミに出会います。

暗くて遠くて、雨降りで、、手ぶれを避けられません。



デジタルズームで大きくしてみました。ぶれてます。



というわけで、今日も、先日の半田山植物園散歩の続きです。

自転車のブレーキのような、なじみのある鳴き声がすると思ったら、ジョウビタキ♂でした。
トリミングします。


シジュウカラです。







ウラナミシジミ?







トリミングします。



ヤマトシジミ?



トリミング。



タマスダレです。













以前、こんな記事を書きました。

タマスダレ


 この花をよく見かけます。
花壇などで園芸的に栽培されているというのではなくて、農道脇や用水路のほとりに自生しています。 
タマスダレでしょうか?別名レインリリー。ゼフィランサスというおしゃれな名前もあるようです。
和名のタマスダレは、純白の花を玉にたとえ、葉が並んでいる様子を簾(すだれ)に見立てた命名だそうです。

古語で「玉簾」は、「美しい簾」。「玉」は美しいという意味の接頭語。
おなじみの「伊勢物語」にこんな場面があります。
むかし、男、みそかに語らふわざもせざりせば、いづくなりけむ、怪しさによめる。

  吹く風にわが身をなさば玉すだれひま求めつつ入るべきものを
返し、
  取りとめぬ風にはありとも玉すだれ誰が許さばかひもとむべき 
   第 64 段 (玉簾)

【解釈】

昔、男が、ひそかに愛を語り、睦みあうこともなく、文を交わすばかりの女がいて、「あの女はどこに住んでいるのだっただろうか」と不審に思って詠んだ歌。



我が身を吹く風ヘンシンさせちゃえば、玉すだれの隙間を探し求めて、あなたのおられる部屋の奥深くまで入り込むこともできるのですが。



女の返歌、



確かに、つかまえることが出来ない風ではありましょうが、玉すだれのすき間を、一体誰の許しで、探し出せるのかしら?




黄色いヒガンバナといった風情のショウキズイセン。











「ショウキズイセン」「ショウキラン」とも呼ばれるそうです。

名づけの由来は、黄色い花から「正黄蘭」と呼ばれたともいいますが未詳。花の様子を、鍾馗の髭に見立てたとの説も。

鍾馗について、ウィキペディアはこう説明しています。

 鍾馗の縁起については諸説あるが、もともとは中国の唐代に実在した人物だとする以下の説話が流布している。
ある時、唐の6代皇帝玄宗が瘧(おこり、マラリア)にかかり床に伏せた。
玄宗は高熱のなかで夢を見る。宮廷内で小鬼が悪戯をしてまわるが、どこからともなく大鬼が現れて、小鬼を難なく捕らえて食べてしまう。玄宗が大鬼に正体を尋ねると、「自分は終南県出身の鍾馗。武徳年間(618年-626年)に官吏になるため科挙を受験したが落第し、そのことを恥じて宮中で自殺した。だが高祖皇帝は自分を手厚く葬ってくれたので、その恩に報いるためにやってきた」と告げた。
夢から覚めた玄宗は、病気が治っていることに気付く。感じ入った玄宗は著名な画家の呉道玄に命じ、鍾馗の絵姿を描かせた。その絵は、玄宗が夢で見たそのままの姿だった。
この伝説はやがて一般に広まり、17世紀の明代末期から清代初期になると端午の節句に厄除けとして鍾馗図を家々に飾る風習が生まれた。



坂道を上りながら★印のあたりまで来ると、「一本松古墳」と案内板が出ています。





こんな説明文が書いてあります。

一本松古墳
標高85m程の丘陵上に営まれた、全長65mの前方後円墳である。
後円部径約43mで、南の平野側に向けた前方部がやや短く低いのが特徴である。埴輪や葺石は認められない。
後円部の頂上は戦時中に高射砲陣地となった時、大きな穴があけられたが、ここに竪穴式石室があった。
東京国立博物館に保管されている副葬品には、鉄槍や一部に金を張った冑などの武器類に加え、鍬を鍛えるのに用いた金槌やヤットコがあり、この古墳に埋葬された
首長と鍛冶集団の関わりが注目される。
この古墳は、以上のような特徴から、古墳時代中頃、西暦5世紀半頃の築造とみられている。
なお、この古墳のすぐ南の尾根筋など、周辺部には、小規模な方形の古墳数基や、弥生時代の墓地などが所在している。 

頂上付近の大きなくぼみは、高射砲陣地跡だったのですね。驚きました。











今日の最後は芙蓉です。



今日はこれにて。


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