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半田山植物園の鳥と花、巻 [折々散歩]

きのうもまた、どうした弾みか、書きかけていた記事が完成間際に消失してしまいました。最近は、「ホームページビルダー」のブログ編集機能を利用して記事を書くことが多いのですが、なぜか頻繁にこんなことが起こります。バージョンが古いためかと、WINDOWS10対応のバージョンに更新してからも、同様のことが起こります。そんなリスクがあるなら使うのを諦めればいいのにと思いますが、写真を挿入しながら文章を編集するには、便利なのです。大サイズの写真を縮小して、それをUPしてから文章に貼り付ける、という手順が省略できるのがありがたくで、リスク承知で使い続けています。
さて、昨日の記事、正確に修復する気力はありませんので、概括のみを思い出して再掲します。
最近、M師から、最新の鳥情報を教えていただきました。
まずは、先日、私の居住地近くで観察されたという鳥情報は以下の通り。

* ハヤブサ
* チュウヒ
* ノスリ
* チョウゲンボウ
* コチョウゲンボウ
* ニュウナイスズメ
* ホシムクドリ
* カワラヒワ
* アトリ
* ミサゴ

一度もお目にかかったことのない猛禽類を初め、いろいろな鳥たちがいるものですね。私などにも、ばったり遭遇できないかと、期待がふくらみます。
また、M氏は、撮り立てのルリビタキ♀の写真を添付してくださっていました。「青い鳥」=♂も近くにいるはず、とのこと。場所は、以前も教えていただいたアソコ。



「アソコ」についてはこんな記事参照。
◇青い鳥幽かに見ゆるクリスマス
◇青い鳥尋ねあてたる年はじめ
昨日の散歩は、青い鳥との面会を期して、アソコへ行こうと決めました。準備万端整えて、弁当箱におにぎりも詰めて、出発しました。
ところが、どうしたことか、曲がるべき分岐点をうっかり通り過ぎ、いつもの通勤経路へと車を走らせてしまいました。気づいたものの、引き返すのも面倒なので、急遽目的地を変更し、半田山植物園に向かうことにしました。
◇11日の菊、の巻
↑この記事以来、およそ一月ぶりです。シルバーカードを提示して、無料で入園し、楽しく散歩を始めました。
木枯らしに耐えて、足らずに残っている紅葉の赤が、いまなお鮮やかです。

















高い梢を見あげながら歩いていますと、枝から枝へ、小鳥の影らしいものが動きます。目を凝らし、耳を澄ますと、シジュウカラやエナガの群れのようです。リュックから望遠系の機材を取り出し、鳥撮りに取りかかることにしました。(語呂合わせではありません)
用意してきたのは、pentaxK5Ⅱ+AFBORG(ED60)という、私的には、現時点での最強の組み合わせです。
早速狙いを付けてシャッタを切ります。
が・・・、何かヘンです。カメラの感触がおかしい・・・と思ってよく見ると、「メモリーカードが装着されていません」という渓谷が表示されたいます。データをパソコンに取り込むためにSDカードを外して、そのだったようです。トホホ。
意気消沈し、気合いがそがれたものの、このまま標準形レンズだけで撮影を続けるのはシャクなので、いったん駐車場まで引き返し、車の中においてあった予備のカメラから、SDカードだけ借りて、望遠撮影にチャレンジすることにしました。
再入園して、一度引き返した道をもう一度歩き始めて間もなく、ジョウビタキ♂クンがお出迎えしてくれました。



きわめてフレンドリーで、かなり接近しても逃げません。
また別の場所でも出会ったジョウビタキ♂。赤い実は、柿にも見えますが、カラスウリのようですね。



夏にはスイレンやオニバスが目を楽しませてくれた池では、アオサギが漁に余念がありません。



トリミングして、口元をアップにしてみます。

大きな獲物です。ざりがにでしょうか?
残念ながら、鳥の撮影に成功したのはこれくらいでした。
でも、植物園ですので、植物の撮影にいそしむことにしましょう。


ヤツデです。
森田惠子 様の先日のこの記事↓を思い出しました。
◇ヤツデの花 
 
いろいろな小菊もまだ咲いています。



yakko様がこちらの記事で牧野植物園の小菊を紹介してくださっていました。
「野菊の墓」(伊藤左千夫)の一節を思いだし、こんなコメントを書きました。

「民さんは野菊のような人だ」「僕(野菊が)大好きさ」 「野菊の墓」(伊藤左千夫)の1シーンが思われる清楚な小菊たちですね。

「野菊の墓」は中学生の頃読んだ記憶があります。清涼な読後感は残っていますが、細部は鮮明ではありません。上記の場面は、学生の頃、友人たちと雑話をしている機会に、確かハチロー君(現在愛知在住の友人)だったかが、「民さんは野菊のような人だね。僕は野菊が好きだよ」といったぐあいに要約して、周囲を喜ばせたことを思い出します。最近、原典で確かめてみたら、こんな風でした。

 「まア政夫さんは何をしていたの。私びッくりして……まア綺麗な野菊、政夫さん、私に半分おくれッたら、私ほんとうに野菊が好き」
「僕はもとから野菊がだい好き。民さんも野菊が好き……」
「私なんでも野菊の生れ返りよ。野菊の花を見ると身振いの出るほどこのもしいの。どうしてこんなかと、自分でも思う位」
「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」
 民子は分けてやった半分の野菊を顔に押しあてて嬉しがった。二人は歩きだす。
「政夫さん……私野菊の様だってどうしてですか」
「さアどうしてということはないけど、民さんは何がなし野菊の様な風だからさ」
「それで政夫さんは野菊が好きだって……」
「僕大好きさ」
(青空文庫より)

こんなキクもあるようです。





今日はここまで、続きは次回といたします。

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コメント 4

majyo

モミジの赤が色鮮やかです。こんなに赤いのは観ることは少ない
カメラって何か忘れますね
この間も電池切れでした。いつも車に予備があるのですか
お腹が黄色いショウビタキを見たいのですが、なかなかです
セキレイくらいは観るのですが
自然がいっぱいですね


by majyo (2017-12-11 08:16) 

kazg

majyo様
>モミジの赤
もう見頃はとっくに過ぎているはずなのですが、お天気が良くて、青空が広がっていたおかげで、鮮やかな色になったのでしょうか?ラッキ-。
>カメラって何か忘れますね
まったくです。タイミング悪く忘れ物を沁ます、、。
「予備のカメラ」は偶然、他の場所で使うことがあったらと、一緒に持ってきて、荷物軽減のために車においていたコンパクトカメラです。
ジョウビタキは、そちらでも現れる季節でしょうね。

by kazg (2017-12-11 09:08) 

momotaro

いいですねぇ
紅葉、ジョウビタキ♂君、野菊、野菊の墓の一節・・・
by momotaro (2017-12-22 06:52) 

kazg

momotaro様
余り期待しないで歩いて、上出来の出会いがあると嬉しいです。
by kazg (2017-12-23 07:56) 

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