遅かりし由良之助、の巻 [折々散歩]
お隣の庭のサクランボの実が、見事に熟し始めています。
この枝に、黒い巨大な影が舞い降りた気配を感じて目をやると、一羽の烏が枝を揺らしながら、赤く熟した実をむさぼっています。思わず声を上げて騒いだせいでしょうか、カラスは悠然と飛び去りました。カメラを向けようなどと思いつくいとまもない一瞬のできごとでした。
「後の祭り」、「遅かりし由良之助」でした。
以前こんな記事を書きました。
アリスイに遭うたは猫に小判かな
この枝に、黒い巨大な影が舞い降りた気配を感じて目をやると、一羽の烏が枝を揺らしながら、赤く熟した実をむさぼっています。思わず声を上げて騒いだせいでしょうか、カラスは悠然と飛び去りました。カメラを向けようなどと思いつくいとまもない一瞬のできごとでした。
「後の祭り」、「遅かりし由良之助」でした。
以前こんな記事を書きました。
アリスイに遭うたは猫に小判かな
「後の祭り」にはこんな類義語があるそうです。
類義語: 後薬/証文の出し後れ/十日の菊六日の菖蒲/六日の菖蒲十日の菊/祭りすぎてのとちめんぼう/喧嘩すぎての棒ちぎり/遅かりし由良之助 (ことわざデータバンクより)
「覆水盆に返らず」も類義語と言えましょう。
デジタル大辞泉では、「遅かりし由良之助」をこう解説しています。
遅(おそ)かりし由良之助(ゆらのすけ)
《歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君塩冶(えんや)判官の切腹の場に駆けつけるのが遅れたところから》待ちかねた場合、また、機を逸して用をなさない場合に使う言葉。
ところで、「遅かりし由良之助」といえば、実は、ブログネタとして、ずっと前から温めていた話題がひとつありました。
昨年の12月頃、我が家の玄関前の鉢植えのサクランボの枝枝に、ハヤニエを見つけました。犠牲者は、カナヘビのようです。
モズのハヤニエについては以前こんな記事に書きました。
野分去って冬近づきぬ足早に
これはバッタ。
冬天(とうてん)を仰ぎて骸(むくろ)乾きたり
こちらはアマガエル。同じサクランボの枝です。
モズの写真と一緒に記事にしたいと思ってストックしていました。
記事がまとまらないうちに、すっかりモズの姿を見なくなりました。
まったく、「遅かりし由良之助」でした。
いっそ、サクランボの花の咲く頃、記事にしようかと思いつつ、それも時機をのがしました。余りにも開花が早かったソメイヨシノに心を奪われてしまったせいでした。
それではと、サクランボの実が熟すころ、記事にしようと考えました。
ところが、この春の余りの晴天続き、高温・乾燥の日々、うっかり水やりを怠ったせいでしょう、我が家の鉢植えサクランボのきは、水切れによって葉っぱが萎びてしまいっていました。慌てて灌水をほどこしたものの、今年の実りは期待できそうにありません。
その間の事情は昨日の記事に書いたとおりです。
立派に熟しつつあるお隣のサクランボに比べて、あまりにも弱々しいこの姿。不憫です。
これは3年前の写真です。
今年はそれ以上の収穫を期待したのでしたが、油断大敵、後悔先に立たず、後の祭りでした。
昨年の12月頃、我が家の玄関前の鉢植えのサクランボの枝枝に、ハヤニエを見つけました。犠牲者は、カナヘビのようです。
モズのハヤニエについては以前こんな記事に書きました。
野分去って冬近づきぬ足早に
これはバッタ。
冬天(とうてん)を仰ぎて骸(むくろ)乾きたり
こちらはアマガエル。同じサクランボの枝です。
モズの写真と一緒に記事にしたいと思ってストックしていました。
記事がまとまらないうちに、すっかりモズの姿を見なくなりました。
まったく、「遅かりし由良之助」でした。
いっそ、サクランボの花の咲く頃、記事にしようかと思いつつ、それも時機をのがしました。余りにも開花が早かったソメイヨシノに心を奪われてしまったせいでした。
それではと、サクランボの実が熟すころ、記事にしようと考えました。
ところが、この春の余りの晴天続き、高温・乾燥の日々、うっかり水やりを怠ったせいでしょう、我が家の鉢植えサクランボのきは、水切れによって葉っぱが萎びてしまいっていました。慌てて灌水をほどこしたものの、今年の実りは期待できそうにありません。
その間の事情は昨日の記事に書いたとおりです。
立派に熟しつつあるお隣のサクランボに比べて、あまりにも弱々しいこの姿。不憫です。
これは3年前の写真です。
今年はそれ以上の収穫を期待したのでしたが、油断大敵、後悔先に立たず、後の祭りでした。
「後の祭り」、「遅かりし由良之助」を嘆く轍を踏まないため、この写真だけは送れずにupしておきます。先日、美作長福寺を訪ねた道すがら、新緑をバックに泳ぐ鯉幟を懐かしく見ました。
今日はこれにて。
今日はこれにて。
2018-04-26 23:26
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コメント(8)
モズって・・・クチバシ猛禽類ですからね。^^
11階までトンボを持って来たイソヒヨドリは知ってます。
さくらんぼ、鳥にやられる前に・・・・って思うね。
カラスも食べるのね。
そう言えば、うちのベランダに、カラス2羽が仲良く止まってる所を撮りました。 すぐに飛んでったけどね。
いつか・・・・ブログに。へへ
by hatumi30331 (2018-04-27 09:07)
おはようございます。
ハヤニエの実物を初めて見ました・・・厳しい世界ですね。
by yakko (2018-04-27 09:11)
こんにちは^^
烏やムクドリなど目が早いのですよね~気づかないうちに美味しそうなところを食べられてしまいますよ(--
by mimimomo (2018-04-27 10:41)
hatumi30331様
モズ、小動物から見れば脅威でしょうね。
大阪の「もずやん」は、かわいらしいですが、、。
カラスも、愛嬌があって可愛いのですが、いろいろ迷惑なこともやっってくれますね。
by kazg (2018-04-27 17:48)
yakko様
可愛い小動物の無惨な姿は、ちょっとショッキングです。不思議な修正ですね。
by kazg (2018-04-27 17:56)
mimimomo様
ホントですね。美味しいところをよく知っていて、真っ先に食い荒らしますね。
by kazg (2018-04-27 17:59)
収穫を見せているのは、お孫さんですか?
可愛いですね!
by アヨアン・イゴカー (2018-04-28 09:58)
アヨアン・イゴカー様
ありがとうございます。いま小2の孫が保育園時代の写真です。
by kazg (2018-05-05 10:52)