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今朝のニュース、その他、の巻 [時事]

今朝の朝刊に、特筆すべき記事がありました。


地元紙『山陽新聞』の一面トップ記事は中距離核廃棄条約離脱へ 米大統領表明「ロ違反」という見出し。核廃絶への人類の願いを嘲弄し、「核なき世界」への歩みに逆行するトランプの野蛮。
三歳児に凶器を持たせる恐怖を、現代人類はいかに脱することができるのでしょうか?




その次に大きな見出しは、下村脩氏が死去 蛍光タンパク質ノーベル化学賞。

記事中に、「16歳で長崎に投下された原爆を体験」とあります。また、第3面に、共同通信記者川口敦子さんの署名記事で「評伝 下村脩さん」と題する囲み記事が載せられており、「16歳だった1945年8月疎開先の長崎県諫早市で原爆を体験した。「強烈な閃光で目がくらんだ」といい、工場から自宅に帰るまでに、黒い雨で白いシャツが黒く染まった。(中略)2015年には、こうした体験を長崎市で開かれた、核兵器と戦争の廃絶を目指す科学者らの国際会議「パグウォッシュ会議」の世界大会で講演。科学研究には軍事技術に転用される恐れがあることを念頭に、「原爆のショックで人生観が変わった.戦争と核兵器の内世界を望む」と語りかけた。」と紹介されています。

「毎日新聞」デジタル版の記事にも、こうありました。

下村さんは1928年8月、京都府福知山市生まれ。父は陸軍の軍人だった。戦争に伴い、母の実家がある長崎県諫早市に移った。16歳の時、爆心地から約12キロ離れた同市の工場で勤労動員の作業中に原爆を体験した。

毎日新聞の生前のインタビューに、原爆投下の瞬間を「閃光(せんこう)がまぶしく、その後の爆風はすさまじかった」と振り返った。やがて市内の母校の中学校は収容所となり、多くの遺体や焼けただれた被爆者が運ばれ、「姿を見てびっくりした。可哀そうでした。(その惨状は)思い出したくもない」と声を震わせた。

原爆投下から1カ月半後、米を運ぶため長崎市内も歩いたといい、「みんな真っ黒焦げで、ひどい光景でした。戦争はよくないですね」と思いを語った。
(中略 )
緑色蛍光たんぱく質の発見で2008年のノーベル化学賞を受賞した際には、ストックホルム大での記念講演で、舞台上の画面に原爆で焼け焦げた長崎の写真を映し出し、「生き残れたのは幸運だった」と語り、平和の尊さを訴えた。

トランプをはじめ、核軍拡に固執する政治指導者達、そして、「核の傘」論を振り回して、唯一の被爆国政府としての責任を投げ捨てて恥じない日本政府の面々、血の叫びにも似たこの訴えに耳を傾けてはどうですか?


「山陽新聞」では、第2面の記事になっていますが、私にとってはトップ記事というべきは、那覇市長に辺野古反対派 城間氏再選 政権側破る の快挙。爽快至極です。

今朝の「沖縄タイムス」web版は、こう書いています。

「こうも簡単に見捨てるのか」 政府与党、劣勢で配慮一転 那覇市長選敗北

沖縄県知事選、豊見城市長選に続き那覇市長選でも敗北し、3連敗を喫した自民党。知事選では菅義偉官房長官ら閣僚や重鎮議員を大量に送り込み、国政並みの選挙戦を展開した政府・与党だが、那覇市長選では翁長政俊氏「劣勢」を見越し、選挙戦に配慮する姿勢を示さなかった。
選挙終盤の17日、政府は名護市辺野古の埋め立て承認撤回への対抗措置を打ち出した。政府はこれまで、投票結果への影響を避けるため選挙中は新基地建設工事を中断することが常とうの手法だった。
今回も、対抗措置は那覇市長選後との見方が強かった。17日の発表を聞いた県連関係者は「厳しい情勢調査の結果を見て、もう、選挙に配慮する必要はないと判断したのだろう」と指摘。「これまで政府とのパイプ役を担ってきた翁長氏をこうも簡単に見捨てるのか」と憤った。

これでもかとばかりに示された民意。「沖縄の心に寄り添う」と言いながら、なりふり構わず新基地建設を急ぐ政権の不実。退陣あるのみでしょう。


以下は、昨日アップし損ねた画像です。

自然公園体験公園のプチ散歩での撮影です。

モミジバフウ。

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わずかに色づき始めたモミジ。

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ガマズミの赤い葉と実。

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ハナミズキも真っ赤。。

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採餌中のダイサギ。

クヌギのドングリが、たくさん転がっています。

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採餌中のダイサギ。。

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ハクセキレイ。

_K529711

以上、PENTAXK5Ⅱ+AFBORG 45EDによる撮影です。

ちなみに、リコーGXRに、TAMRON SP 500mm F/8をつけて撮影。手軽に500mmの超望遠が体験できるのは嬉しいです。ノートリミングでこの大きさに写せます。小さなモニターで画像チェックする限りは、十分な写りです。、、、が、拡大表示してみるとやはり精細さに欠けますね。

R0017397

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今日はこれにて。

 


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majyo

全世界で多くの人が願う核廃絶
しかし覇権国のとんでもトップによって
時代は逆戻りです。日本も同じ150年前に戻りたいようです
ノーベル賞の下村さんと長崎の関係は今回初めて知りましたが
人生観かわったという言葉、重いですね


by majyo (2018-10-23 09:49) 

kazg

majyo様
>覇権国のとんでもトップ
よくもまあ、揃いも揃ったものですね。
>下村さんと長崎の関係
生前も報道はされていたのでしょうが、見過ごしていました。没後になって初めて知ったのは、残念な気がしましたが、噛みしめなければと感じました。

by kazg (2018-10-23 21:57) 

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