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いちめんのなのはな、の巻 [折々散歩]

今週は、あれこれ用事が重なって、カメラ散歩もブログ更新もできていません。


いつも美しいお写真を掲載してくださる地元ブロガーぶるーびー様の最近の記事「備中国分寺の春」を拝見し、いちめんのなのはなが目に焼き付いて、あこがれる思いに誘われて、遅ればせながら、今日見に行ってきました。


もちろん、「いちめんのなのはな」は、ひらがなです。


風景 純銀もざいく 山村暮鳥
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしゃべり
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな。


おはずかしながら、「いちめんのなのはな」が山村暮鳥の詩句であることを思い出せず、室生犀星の詩句のつもりで記事を書きかけていました。この作品との錯覚です(汗)


「寂しき春」 室生犀星
したたり止まぬ日のひかり
うつうつまはる水ぐるま
あをぞらに
越後の山も見ゆるぞ
さびしいぞ
一日もの言はず
野にいでてあゆめば
菜種のはなは波をつくりて
いまははや
しんにさびしいぞ


この詩については、春露にしたたりやまぬ日の光(2014-04-22)などの記事でも話題にしました。




この冬一番の寒気が近づいているという予報の通り、冷たい朝でした。ストーブの灯油をが切れたので、近所のコンビニに併設のガソリンスタンドまで、朝食前に買いに出たり、こまごまとした事務仕事を済ませたあと、あーでもないこーでもないと迷いながら持参カメラの準備をしたりするうちに、思わぬ時間が過ぎて、家を出るのが九時過ぎになりましたが、日は当たっているのに玄関先の睡蓮鉢に薄氷が張ったままです。この地方では珍しいことです。


ぶるーびー様のお写真の青空とはうって変わって、鉛色の曇り空ですが、ただ、風がないのが救いで、のどかな菜の花が迎えてくれました。


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白梅も見頃です。


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この写真は、ちょっと奇をてらって、PENTAX K5Ⅱ+PENTAX AFAD×1.7(マニュアルレンズをAF化するアダプタ)+smcPENTAX-M 1:1.4 50mmで写しました。smcPENTAX-M 1:1.4 50mmは、フィルムカメラ時代の中古オールドレンズですが、老眼進行のためマニュアルピント合わせが苦痛で、せきるだけAFの力を借りたいので、こんなけったいな方法を使ってみています。明るい単焦点中望遠レンズの役目を果たしてくれないかという期待がありました。






マニュアルレンズをAF化するとは言っても、正確にはAFモドキで、ある程度マニュアルでピントを合わせてやると、最後の決めをAFが受け持てくれる事になっています。明るいレンズであるほど合焦能力は高まりまることになっていますが、ある程度暗いレンズでも(たとえばBORGなど)合焦してくれます。ところが、今日の組み合わせでは、なぜかピント合わせにもたつきます。特に遠くのものに合焦せず、シャッターが切れません。どうやらこのレンズ、無限遠がきっちり出ていないようです。ひょっとしたら、昔、自分で分解掃除したあと、再組み立てが粗雑だったかも知れません(そうやっておシャカにしたレンズが幾本かあります)。
結局、数枚写しただけで、あと別の機材にバトンタッチしたのでした。別のカメラの画像は次回に譲り、今日はここまでといたします。


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ゆうみ

山村暮鳥先生の作品高校の頃出会い
懸命に読ませていただきました。
懐かしいです。
by ゆうみ (2019-01-25 22:46) 

kazg

ゆうみ様
>山村暮鳥先生の作品
少ししか読んでいませんが、好きです。なのに、忘れたり、混同したり、、、こんなことばかりです(汗)。
by kazg (2019-01-25 23:49) 

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