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羊頭狗肉か牛頭馬肉か、はたまた竜頭蛇尾か?の巻 [趣味]

「羊頭狗肉」という故事成語は、学校でも習います。「羊の頭」を看板に掲げて犬の肉を得るというインチキ商法の話題。出典は中国古典の『無門関・六則』の一節だと言います。


ジンギスカン料理は日本で生まれた羊肉料理らしいですが、もともと中国大陸で羊肉は貴重だったのでしょうね。犬肉も食用とされたようですが、やはり羊よりは格が下がるのでしょう。


「狗」が犬を意味することは、「権力の走狗」などの言い方で思い出されます。「天狗」に「狗」の字が用いられるのは、やはり「イヌ」が関係しているらしく、そのわけは、こちらの「語源由来辞典」に詳述されてあります。


それにしても、羊の頭を飾った肉屋って、かなりシュールです、、。


ところで、よく似た四字熟語に「牛頭(牛首)馬肉」という言葉があるそうです。出典は『晏子春秋』。


【本文】

猶懸牛首于門而賣馬肉於内也

【書き下し】
猶ほ牛首を門に懸けて馬肉を内に売るがごとし。

【訳】

(あなたのやり方は)ちょうど牛の首を門にぶら下げて、中では馬肉を売るようなものです。


馬肉よりも牛肉の方が上等と考えられていたのでしょうね。現在では決してそうも言い切れないでしょうが(笑)






「竜頭蛇尾」という四字熟語もありますね。


はじめは竜のように勢いがよかったが、終わりになると蛇のように勢いがなくなることのたとえ。出典は「碧巌集(へきがんしゅう)」


さて、私のブログ、「ブログ村」やら「人気ブログランキング」にエントリーしています。たとえば、面白半分に、これをクリックしてみていただくと、意外な結果が出て参ります。



もしも、レンズ・撮影機材についての高度な話題や蘊蓄を期待して訪問して下さった方には、羊肉と偽って犬肉を、牛肉と偽って馬肉を提供するインチキ商法、また最初だけ竜の見せかけで、すぐにチンケな蛇の正体が露見する看板倒れであることがミオエミエなのですが、なにとぞご容赦下さい。


私の趣味は、たとえれば、百円ショップでおトクそうな日用雑貨を漁ったり、スーパーの閉店間際の半額セールで生鮮成食品を物色する境地に似ております。試しに、当ブログの記事を「ジャンク」というキーワードで検索をかけると。出てくるわ出てくるわ。


最も古い記事はこれでした。


ジャンク命


ゴミ屋敷になるよと、妻に責められます。持てあましてだいぶ捨てましたが、捨てきれないモノもいっぱい残っています。
私の「ジャンク道」のお師匠は、見捨てられたモノにも光るところがある。そこに命を与える醍醐味は、教育も同じ。と含蓄のある教えを下さいました。


ジャンク漁りの対象は、pcオーディオなど多岐にわたりますが、カメラやレンズ関係がかなりの部分を占めます。なかでも頻度高く登場してくるのはこの記事でも取り上げた機材の話題です。


お前は歌へ お前は赤まゝの花やとんぼの羽根を存分に歌へ


今朝の携行品は、PENTAX K10に、Tamron80-210 (1:3.8,1:4.0/210)というオールドマニュアルレンズ。 そして、レンズとカメラの間に、PENTAX AFAD×1.7という装置を挟むことにする。これはMF(マニュアルフォーカス九レンズを、AF(オートフォーカス)化し、同時に、1.7倍のテレコンバータの役割も果たすという「キワモノ」製品だ。

PENTAX F AFアダプター1.7X 30924

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  • 出版社/メーカー: ペンタックス
  • メディア: エレクトロニクス

PENTAX社は、ユーザーが過去の資産を利用し続けられるよう、互換性を保ちながら新製品を開発するというコンセプトを保ってきたメーカーだと言える。フィルムカメラ時代、同社が、Minolta社の後を追ってAF(オートフォーカス) 路線に参入したとき、Minolta社が採用し、後にCANON社はじめ各社も追随した、新開発のマウントにより新たなAFシステムを開発するという路線を取らず、これまでのKマウント・KAマウントとの互換性を担保しながら、それをAF化したKAFマウントというものを開発・採用した。このおかげで、マニュアルレンズとしてなら、旧来のマニュアルレンズも、原則的にこれまで通り使える事になった。さらにありがたいことに、m42(スクリューマウント)レンズという、スーパー級のオールドレンズも、m42マウント→kマウントという、マウント変換アダプターを介しさえすれば、立派に使えるという楽しみを提供してくれている。

PENTAX マウントアダプターK 30120

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さらに、念の入ったことに、 MFレンズをAF化するという、夢のようなアダプタ-をも開発して、ユーザーに提供してくれている。この「AFAD」が、どれくらい市場に流通したものかは知らないが、SF7という初めてのAF機を購入したものの、AFレンズはSIGMAの望遠ズーム一本しか持っていなかった私は、これに早速飛びついて手に入れた。とは言え、所有しているレンズと言えば、昔の標準レンズだったSMCPENTAX 50mm F1.7と、Tamronの35-70mmというズームレンズだけだった。

AFADには、レンズf値が2.8以上の明るさが求められていて、f5.6程度まではかろうじて作動しないものでもないが、Tamronのズームレンズは、ほとんど実用に値しないし、50mm単焦点レンズも、出番が少ない。まさしく、猫に小判・豚に真珠 ・ 犬に論語 ・ 兎に祭文 ・宝の持ち腐れ・無用の長物そのものだった。というわけで、早い時期に手放してしまっていた。

ところが、デジタル時代になり、撮像素子のサイズの関係から、レンズの焦点距離が35mmフィルムカメラに換算して約1.5倍伸びることになり、望遠系マニュアルレンズの使い道が広がった。また中古市場・ジャンク市場には、お手頃価格のオールドレンズがたくさん転がっている。そして、望遠鏡のシステムを利用して超望遠の世界を安価で楽しむ「デジボーグ」とやらいうマニアの世界もあり、PENTAX機では、それが容易にAF化できるらしい、等という情報をちらりと目にし、いずれその道に踏み込むこともあるかも知れないと、とりあえず「AFAD」を買い直したのだった。私の使い道では、Tokina AT-X MACRO 90mm F2.5を装着すると、135mmマクロレンズという有能なAFレンズが生まれるので、これには満足している。(ただ重いという愚痴は、以前書いた。)


ところで、今日持ち出した Tamron80-210(1:3.8,1:4.0/210)は、ジャンクコーナーで、アダプター付きで2000円前後程度だったか、小遣いの範囲で買ったものだ。

Tamron のマニュアルレンズは、アダプターさえ取り替えれば、各メーカーのカメラに装着できるという優れものだ。私は、以前にも書いた通り、 PENTAXのボデイに付属の標準レンズの次に、TAMRONのレンズを購入したので、pentaxkマウント用のアダプターだけは持っていたのだが、 AF時代になってレンズを手放したときに、一緒にアダプターも手放していた。惜しいことをしたと、いつもあとで後悔する。

そのアダプター付きのレンズなので、レンズが使い物にならなくても、アダプターが使えれば良しとしよう、という了見で買ってみて、なかなか使い勝手がよいので、後に、もう少し状態が良さそうなものを見つけて、はずみでまた買った。合計二本持っている。

ズームが、レンズを回転させる方式ではなく、前後に鏡筒を動かす方式で、しかもその操作によってレンズの長さが変化しない、というイイカンジの操作感なのである。嬉しいのは、全域でマクロ撮影が可能だと言うこと。210mmのマクロは、35mmフィルムカメラに換算すれば、210x1.5×1.7=535mm相当のマクロレンズという超絶の世界を楽しむことができる。はずであるが、なかなか満足の行く作品にならない。

(中略)

写りは、TAMRONのレンズらしく、結構発色も良く、ムードのある温かい絵が撮れるので、嫌いではない。ただ、レンズの個性なのか、私のレンズのカビやゴミの影響なのか、シャープさには欠けるし、色も偏りが気になる。


また、この記事の時点から、現在もさしたる変化がありません。


新しい玩具の巻


新しい玩具を入手しました。
早速、ここ2日ほど、遊び心地を確かめています。
前々から気になっていた、BORGという組立型望遠鏡の、対物レンズの部分です。

ミニボーグ45 ED2 対物レンズ 2046 BORG ボーグ 送料無料 【RCP】

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喫煙の習慣がやめられなかった頃、「これが最後の一本!」と言って吸ったことが、よくありました。ご多分に漏れず、長くて2~3日、短ければ数時間後には、次の一本に手が伸びたものでしたが、、、。
今度の玩具は、一年間パート仕事を頑張った自分へのご褒美のつもり。これを最後にしようと思います(笑)。

鳥撮影の技法に、「デジスコ」という分野があります。地上望遠鏡=フィールドスコープで見える映像を、デジカメでとらえようという技法です。
先人の教え通りに、ちゃんとした機材を揃えれば、カメラメーカーの巨大望遠レンズに比べればはるかに廉価というものの、これもなかなか物入りになりそうですので、けちけち路線を基本に、ちょっくらかじってみようと思い立ち、あり合わせの道具や、カメラショップのジャンクコーナーに積んであるようなカメラを使ってできないかと、いろいろ試してみたのは、10年ほども前のことでした。
ない知恵を絞り、性能と値段のバランスから、ビクセンの「ジオマ52s」というフィールドスコープ(地上望遠鏡)を買ってみました。これを通して見た望遠の世界は、きわめて明るく鮮明で、とても魅惑的でした。照準あわせの目印もあって、対象物をとらえるのも、それほど苦にはなりません。
でも、これをデジカメに写し取ることが、なかなか一筋縄ではいきません。
フィールドスコープ(地上望遠鏡)を用いてデジカメで撮影する方法には、大きく分けて、望遠鏡の接眼レンズをデジカメ(コンパクトデジカメが推奨される)のレンズ部分を接合して、うまく固定して撮影する方法(コリメート法と呼ばれます)と、望遠鏡を一眼レフカメラの望遠レンズ代わりにして撮影する方法(直焦点撮影と呼びます)の2方式があります。
その両方を、あれこれ試してみましたが、どうにもうまくいきません。
その都度必要な部品や機材が増え、結局けちけち路線に抵触するばかりで、ちっとも成果は現れません。
この記事にも書きましたが、 「生来、自分から問うたり、手ほどきを受けたりすることが、大の苦手というか、とにかく億劫なのです。できれば人に聞かずに、自分で見つけたいのです。」というのが私の流儀。教科書通りに素直に正しい解法に従えば苦もなく解ける問題を、我流で解こうとしてお手上げになることが多いのです。
一事が万事で、望遠鏡撮影の実験もしかり。その失敗と落胆の連続は、本人には重大でも、記事としてはどなたの興味も呼ばないでしょうから、割愛することにします。
ただ、ネット上で紹介されていた「ジオマボーグ」という魔法のテクニックは、長いこと心に引っかかっていました。ジオマの対物レンズ部分を、BORGのレンズと換装することで、飛躍的に画質が向上するというのです。
また、「デジボーグ」というシンプルな方法も、常に心にかかっていました。しかも、PENTAX機だと、AFADアダプターを用いることでAF撮影が可能な「AFボーグ」という方法があるそうです。同性能のカメラレンズよりもはるかに廉価だというのですが、それでも試し買いしてみるには、小遣いのレベルを超えています。
そんなわけで、中古レンズやら、ミラーレンズやら、フォーサーズやQマウントへと、脇道にも進んでみたのですが、いずれも、「帯に短し襷に流し」です。
というようないきさつを、以前、 こんな記事で書いていたことを忘れていました。危うく繰り返すところでした。
ところで、現在私の所有するカメラシステムで、鳥撮影にまずまず使えそうなチョイスは、、、。
1)pentaxk5Ⅱ+smc PENTAX-F ☆ 300mm F4.5 ED[ IF ]
このレンズは、退職記念のつもりで中古で買い、おおむね満足して使っていましたが、落下で真っ二つに折れてしまいました。古い製品でメーカーにも部品がないとのことで、修理不能で返されました。
2)pentaxk5Ⅱ+シグマ DG APO 120-400mm f4.5-5.6 OS HSM製造中止直前のアウトレットを、お手頃価格で購入しました。写りも操作性も満足していますが、重いので、気合いが必要で、時と場合を選びます。
3)OLYMPUSE-PL5+フォーサーズアダプター+zuiko ED 70-300mm F4.0-5.6。場合によっては1.4x Teleconverter EC-14を間に装着しています。
ピッタリ合焦した場合は、満足できる画像が生まれますが、私の技量の故に、対象物をとらえ損ねることが多く、歩留まりが今ひとつです。バランスのせいか、結構重く感じます。
4)fuji FINEPIXS1。
コンデジとしては重くてかさばる部類ですが、携帯性はよく、うまく合焦すれば満足の写りが期待できます。
でも、AFが苦手な対象物もあるようで、いざというときに信頼しきれません。望遠時にファインダー内に対象物をとらえることの難しさも、ストレスです。しかも、現在修理に出していて、まだ返ってきていません。

こんな状況の中で、軽くて、できるだけ遠くのものが大きくが写せて、しかも近距離も撮影できて、対象物がファインダーでしっかり捕らえられ、AF撮影が可能で、目当ての鳥が逃げてしまわない程度には合焦速度が速く、できるだけ画像が鮮明なという、欲張りなカメラ+レンズシステムづくりに、今度の玩具は役立つでしょうか???


このあと、BORG60EDというレンズを中古で購入し、望遠撮影に同伴することが多くなりました。


そんなレンズや機材の話題は、社会的有用性はきわめて低いと自覚しつつも、自分自身の備忘のために記録している次第です。


今日もPENTAXK5Ⅱ+AFBORG60EDを持って深山公園を歩いてきました。


桜が咲き始めていました。品種は何でしょう?


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カワセミに会いました。


ノートリミングで、この大きさです。


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トリミングします。


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ちょうど狙っている辺りの水中から、ぼこっとこいつが浮上してきました。


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カワセミにとっては迷惑でしょうね。


いろいろ場所を変えたり体勢を変えたりして水中の魚を狙っているようでしたが、諦めて飛び去りました。


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足もとまで近づいてくる人なつっこいキジバト。ノートリミングです。


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