白木蓮といふといへども紅ほのか(パクリ）、の巻

ご存じ高浜虚子の句に

白牡丹といふといへども紅ほのか

があります。

手元にある「研究資料現代日本文学 ⑥俳句」には、こう解説されています。

大正十四年作。『五百句』所収。白牡丹-夏。大阪で行われた毎日俳句会での句。<白牡丹>の美しさがのびやかに詠まれている。 牡丹を疑視することによって、微妙な色を見出し、全体として、花弁が持つふくよかさ、豊かさを表されている。山本健吉は<初五の字余りから中七へかけての緩徐調が、結びの「紅ほのか」で程よく引締められている><大人の風格ある句>(前出)と評。同時作に<白牡丹いづくの紅のうつりたる>があるが、林火は、例句の方が<はるかに勝る>(前出)と述ぺている。

「－といふといへども」という字余りに、「確かに白牡丹とは言うのだけれども、大輪のあでやかな花の美しさをよくよく目を凝らして賞美していると、ほのかに紅を秘めていることに気づくのであるよ」、と緩やかな時間の推移が感じられて、印象深い句です。ついつい、その語呂を真似てみたくなるのです。

散歩道の白木蓮が咲きました。

紅ほのかです。

白い辛夷。次々に咲いています。

これも、紅ほのかです。

ピンクの辛夷。こちらはまだツボミ。

足もとに目をやると、スノーフレーク。

これは、秋に孫と買ったパンジーの種が、ようやく花を咲かせ始めたので、玄関先に持って出ました。

プランターのエンドウの花が次々咲くようになりました。

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昨日は、孫3人を連れて、田舎へ帰ってきました。

高校入学と習字の入賞、おばあちゃんの誕生日を祝って、回転寿司をごちそうしてもらいました。

庭のジンチョウゲが香っています。

このジンチョウゲのすぐ脇に、白木蓮の大木があるのですが、去年、思い切った強剪定をしました。この春は、花を咲かしてくれるでしょうか？

白い馬酔木。

「小鮒釣りしかの川」もすっかり春の風情です。

カモはもういなくなった、と思ったら、まだ相当数の群れが残っていました。

ジャガイモの種芋をもらって帰ったので、借りている畑に、今日植え付けました。ダンシャクと赤いイモ（アンデス系？）です。既に、一定量（キタアカリ、ダンシャク、メークイン）は、2月のうちに植え付けていたのですが、せっかくですので堆肥を入れ、畝を作って植え付けました。黒マルチも貼っておきました。うまく育つといいな。

畑仕事をしていると、郷里の父から携帯に電話がありました。

高校に合格した孫がスマホデビューしたのが刺激になったのか、父もスマホに切り替えるため、いま携帯ショップに来ているけれど、高齢者故家族の承諾が必要、ということでショップ店員に確認してもらうための電話だそうです。私はまだガラケーです（外出先でのネットチェックほかのために、格安スマホを持ってはいますが）のに、先を越されました。いや、それを言うなら、孫に先を越されたことをまず問題にしなければなりませんね。

今日はここまで。

コメント 4

春は、良いね。
by hatumi30331 (2019-03-19 05:33) 

hatumi30331様
お久しぶりです。
歩く道々、春ですね。
by kazg (2019-03-19 07:12) 

「紅ほのか」いいですねぇ、よく見ないといけませんねぇ
いよいよ素晴らしい春ですねぇ
ご高齢のお父様のスマホデビューが加わりました
ご実家の春景色 素晴らしい！
by momotaro (2019-03-24 07:22) 

momotaro様
日、一日と、花や緑が彩りを増していますね。当地ではソメイヨシノはまだつぼみが堅いですが、そちらの方は開花が間近のようですね。
by kazg (2019-03-25 08:20)