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美しい森のホオジロ、の巻 [折々散歩]

以前、こんな記事を書いたことがありました。

迷い路の果てオリーブの花見たり(2014-05-19)

昨日は、海が見たくなって、車を走らせました(ロマンチックやなあ)。

(中略)

ここまでは順調だったのですが、どこでどう間違ったか、目的の場所に行けません。余りに愚かなドジが露見するのも恥ずかしいので、どこを目ざしたのかは、敢えて書きませんが。

どんどん走っているうちに、「長船美しい森」というナビゲーションが見えたので、そちらに向かってみました。海どころか、山のまっただなかです。
意外にも、親子連れで賑わっていました。キャンプ場などの施設も整っていて、整備も行き届いている感じです。

鳥のさえずりもよく聞こえます、携行カメラは、PENTAXk10+sigmaAPO 120-400mm。重いカメラとお弁当をリュックに背負って、わくわくしながら、山道を歩いてみました。

今朝は、ある場所に向かって車を走らせました。これまで何度も行ったことのある場所です。

余りに愚かなドジが露見するのも恥ずかしいので、どこを目ざしたのかは、敢えて書きませんが。

かなりの山道を、くねくねと登りつめ、目的地に向かって折れるべき分岐を見落としたらしく、急カーブの下り坂が延々と続きます。頃は間違えたと気づいて引き返そうとしますが、車線変更禁止のラインが延々と続き、いつの間にかほとんど山の反対側の平地に降りてしまい、もう一度あの山道を登る元気がくじけてしまって、行った家に帰ろうと車を走らせていると、「倉敷美しい森」への案内掲示が目に入りました。まだ行ったことがなかったので、迷い道ついでに、訪ねててみることにしました。

駐車場に車を駐めて、ビジターセンターへの山道を歩いておりますと、ウグイスの鳴き声があちらことらから聞こえます。道端に、シロハラの姿も見えます。今日は何を思ってか、リュックに、PENTAXk30+sigmaAPO 120-400mmを入れていました。これを取り出して構える頃には、シロハラは見失っていましたし、声はすれどもウグイスの姿は見つかりません。

ですが、どんな鳥が表れても対応できるようにと、重いカメラを手に提げて、山道を上るうちに、聞き慣れた囀りに気づきました。

ホオジロです。

木のてっぺんで囀っていますので、トリミングします。

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ホオジロの囀りの聞きなしについては、何度も話題にしました。

いざやいざ一筆啓上冬至晴

ところで、以前も紹介しましたが、「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」とさえずるのが、ホオジロだそうですね。いわゆる「聞きなし」について、去年書いたこの記事の一部を再掲します。

ウィキペディアでは、次のような例を紹介しています。
  イカル - 「お菊二十四」、「月・日・星」
    ウグイス - 「法華経」
    ホオジロ - 「一筆啓上仕り候」、「源平ツツジ白ツツジ」
    ホトトギス - 「特許許可局」、「テッペンカケタカ」
    コノハズク - 「仏法僧」
    メボソムシクイ - 「銭取り、銭取り」
    サンコウチョウ - 「月日星ホイホイホイ」
    コジュケイ - 「ちょっと来い、ちょっと来い」、英語では「People pray,People pray」「一筆啓上

ホオジロと言えば、子どもの頃は小学校の行き帰りや野遊びの折など、よく見たなじみ深い鳥でした。ですが、爾来数十年、特段気にとめることもなく、また実際目にする機会もないまま、過ごしてきました。それが、ここ数年、鳥撮りに興味を持つようになってから、出会うと嬉しい存在になりました。

一筆啓上仕り候、の巻

一筆啓上仕り候、の巻(その2)

行き当たりばったりの僥倖、の巻

一筆啓上、行行子、の巻

聞きなせばアオジも嘆くか消費税

英国在住の友人(女性)Sparky さんが、こんなことを教えてくださいました。

下の引用記事中の鳥の写真=yellowhammer(日本名:キアオジ) をクリックすると,鳴き声入りの動画が見られます。

イギリスでは yellowhammer(日本名:キアオジ)の鳴き声が「A little bit of bread and no cheese」と聞こえるそうです(笑)。

(中略)

Yellowhammer singing

わが日本のアオジの鳴き声は、「消費税一円・ツリ・ツリ・ツリ」 「チョピーチョ」「チチチチ」「チリリ」「チッ、チッ」「チッ、チッ」と聞こえるそうです。(参照サイトはこちら
思い出してみますと、消費税が導入されたのは1988(昭和63)年、竹下内閣時に、消費税法が成立。翌1989年(平成元年)4月から、3%の税率で実施されたのでした。一円玉が大活躍した年で、「一円玉の旅ガラス」という歌も流行りましたっけ。
「消費税一円・ツリ・ツリ・ツリ」とはそんな世相を反映した聞きなしでしょうか。 いまや、税率10パーセントに引き上げられようとしていて、それにともない、一円玉の出番もなくなっていくのでしょうかね。
久しぶりにモズを見ました。



上述のサイトに寄りますと、モズは、こんなふうに聞きなされるそうです。「百舌」というだけあって、鳴き声も多彩ですね。

「苦苦(くうくう)」
「コトゴトシク」 (『利頼髄脳』)(平安時代の歌論集) (※大げさな、の意味)
「キイー・キイキイキイ」 (けたたましい声)
「吉・吉・吉……」 )
「キチキチキチ」 (秋の高鳴き)
「ギチギチギチ」「キィーキチキチキチ」

そして、ジョウビタキも健在です。

ジョウビタキの鳴き声は?同サイトにこんな記述がありました。

「カタッ カタッ」 (鳥らしくない声で鳴く)
「ヒッヒッカタカタ」 (この鳴き声が「ヒタキ」の名の由来)
「カッカッ」(この声が火打ち石をたたく音に似ていてヒタキという名がついた)
「ヒィヒィ」

今日もジョウビタキに会いました。

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今日はここまで。


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