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新顔、の巻 [趣味]

自宅での滞在時間が増えると、いきおいパソコン机に向かう時間が長くなり、目も疲れるし血行の滞留が気になります。長時間イスに座る生活は命を縮めるなどと、何度か健康番組で言っていました。
それと、空いた時間に、外出先でもどこでも、ちょこちょこっと文章やメモを残しておきたい欲求が昔からあります。
古くは、持ち運びのできるノート型のワープロ「書院」。仕事にもプライベートにも、かなり長い間お世話になりました。重量は結構あって、決して携帯性が良いとはいえませんが、今でも使い続けたいほどの優れものだと思っています。しかし、残念なことに、ワープロそのものの存在が、この世から姿を消しました
パソコン普及の波には抗えず、NECの98NOTEを、遅ればせに入手しました。そう言えば、以前こんな記事を書いたことがあります。  


家庭内LAN外伝


私が最初に買ったノートパソコンは、NEC 98NOTE(きゅうはちノート)のPC-9821Ndという機種でした。残念ながら、これは液晶ディスプレイがDSTN方式で見づらく、目への負担が苦しく、TFT液晶を積んだ上位機種のNe2(中古)に買い換えました。cpu:486SX-33、hdd:340MB、OS:Windows3.1といったスペックでした。これをwindows95にアップグレードする事が、初心者時代の私に与えられた「ミッション」でした
最大のネックは、CDドライブがないということ。残念ながら当時は、外付けhddドライブも持っていませんでした。インストール用の差分フロッピーディスクという物もあったはずですが、改めて買うというわけにもいきません。
そこで、思いついたのが「ZIP」の利用。これがまた、語るも涙の物語になるのですが、簡単に端折ってあらすじのみ。まずscsiカードを購入し、苦労してscsi経由でZIPを認識させ、別機種でwin95のインストールCDから要所のみzipメディアにコピーし、noteにインストール。dos、win3.1、win95と、それぞれscsiとzipのドライバーをその都度入れてやる必要があって、苦労した覚えがあります。


そのあとは、DOSV機の進出に目がくらみ、SHARPメビウスという製品を購入。そのスタイル性と引き替えに、FDDもCDDも外付け、しかも接続口が独特で、汎用品が使えない、、、と不便さ満載で、すっかり振り回されました。その後、いくつかのノートパソコンを、中古やジャンク、または子どものお下がりで手に入れ、使ってみましたが、パソコンとしての使い勝手ではデスクトップ機に及ばず、いずれも、携帯して使うには大仰すぎて、使いこなすことにはなりませんでした。  
SHARPテリオスという「Windows CE 機」も使ったことがあります。スイッチオンですぐ起動。使い終われば直ちに電源OFFで大丈夫。往時のワープロ専用機に似た使い勝手で、しかもカラーTFT。これなら申し分なし、、、と思ったのですが、あいにく老眼の始まった私の目には画面の文字表示が小さすぎて、耐えがたい苦痛を覚えました。いろいろ調べても、文字表示の拡大方法がわからず、これではまったく使い物にならず、次第に使う機会がなくなりました。
あと先は忘れましたが、キーボード付きの「DOCOMOシグマリオン」という「Windows CE搭載ハンドヘルドPC機」をネットオークションで入手。すぐに開閉部分が壊れたのでまた購入、、、。このヒンジ部分のもろさが、この製品のほとんど唯一の欠点といえるくらい、よくできた製品で、今でも使い続けたいほどですが、これも時代とともにこの世から消滅しました。
スマホの元祖とも言うべき、WILLCOMのWZEROシリーズともつきあいました。そんな話題を、過去にこんな記事で書いています。


手術記念日


2007年の脳動脈瘤手術のための入院生活の無聊を慰めようと、当時学生だった末っ子(二男)が、私に見舞いを持ってきてくれました。
手足や身体の麻痺が残り、本を読むためにページをめくるのも億劫だった私のために、ニンテンドーDSに添えて「DS文学全集」と「脳トレ」のソフトを買ってくれたのでした。
今なら、タブレット端末とか、スマホがあれば、十分、読書も音楽も動画まで楽しめて簡便な退屈しのぎができたでしょうが、当時のこととて、すでに時代遅れの「シグマリオン」(PDAとして用いるためヤフオクで入手していました)を持って入院していましたが、元々通信機能は契約もしていないので、ダウンロードしてためていた青空文庫のデータや、音楽データなどを再生させることは可能でしたが、面倒くさくて使う気にならず、せいぜい日記入力機器として時々使うだけでした。
ベッド脇のテーブルにおいていますと、若い男性看護師さんが「シグマリオンですか?ぼくも使っていますよ」と、親近感を示してくれたりしました。
退院後、次の入院がもしあった場合の備えのために(笑)、WILLCOMの「zero3」シリーズ(今日のスマホの黎明期の端末といえるでしょうでしょうか?)を何世代か、しかもその都度、型落ちで値崩れした頃に、買い換えて使いましたが、いずれも「帯に短したすきに長し」で、不満が残りました。
最初に使ったのは「WZERO-3」二代目に当たる「ws004sh」という機種でした。今のスマホに比べると分厚く重い無骨さはありますが、収納式のキーボードや無線LANまでついていてよくできた機種だと思います。ただ、ホストUSB機能を持たないので、拡張性に難がありました。
そのあと、いろいろ「進化」が喧伝されるたびに、目移りして乗り換えてみましたが、極端に画面の文字表示が小さかったり、入力操作にストレスがあったり、通信感度が低くて電波を拾えなかったり、大変不便を感じました。「W-SIM」と呼ばれるSIMを転用できるので、通話用には「9(nine)」シリーズや、「nico」というシンプルな通話とメール機能だけの機種を用い、必要に応じて「WZERO-3」を使う、というスタイルを長く続けました。「WZERO-3」の各機種のうちで、やはり私の用途に適していたと思えるのは、「ws004sh」でした。
ただ、前述の拡張性の問題と、やはり、旧機種ですので、CPU性能の見劣りは覆うべくもありませんでした。
などなど。脇道にそれているうちにふと、古い記事で似たようなことを書いたことを思い出しました。


【注】この記事に書いた「当時学生だった末っ子(二男)」は、今大阪に住んでいますが、今連休で、お嫁さんと孫2人を連れて一昨日から帰省中。従兄妹姉妹たち遊びにもやってきて、我が家は時ならぬ人口増を迎えています。


  繰り返し述懐してきたとおり、どれも帯に短したすきに長しで、それは携帯通信機器としての制約上、入力・編集の便利さはある程度犠牲にせざるを得ないのでしょうが、スマホ(またはタブレット)で文字入力することの苦痛は、できれば避けたい思いがつのります。
そんな中で出会ったキングジム社の「ポメラ」は、特筆すべき存在です。


再発も転移もなかりき蝉孵る


3時間近くの待ち時間の間、kingjimのポメラで、この記事の原稿を書いたりして時間を費やしました。

キングジム デジタルメモ 「ポメラ」DM25 DM25

キングジム デジタルメモ 「ポメラ」DM25 DM25

  • 出版社/メーカー: キングジム
  • メディア: エレクトロニクス

私の機種は、DM20ですが、今年になって思いつきで買いました。これはよくできた文房具だと思います。

実売価格は、昔のエントリータイプの万年筆よりも安いのですから、コストパフォーマンスは絶大です。

これでネット検索やメール機能が利用できればベストですが、そうなるとスマホに近づいて独自性を失いますね。
ファイル管理は、microUSBも使えますし、パソコンとUSB接続すれば、外部記憶装置同様に使えますから、TEXTファイルのやりとりなら、自由自在です。わずか1mbあまりのフロッピーディスクで文書を管理するポータブルワープロを、ありがたがって使っていたいた時代からすれば、予想だにできない便利さです。あの頃のワープロは、一番のエントリータイプで10万とか20万という価格でしたから、なおさらです。

でも、今日、もう少しリーズナブルな価格設定で、再び当時レベルの性能のワープロが普及すれば、買うのにな、という気持ちは常々ありました。印刷機能を省いたモバイルワープロと思えば、ほぼ正しいのではないでしょうかね。

私、スマホも持たない旧時代人ですから、普遍性がないことはしょうちしておりますが、、、。


とはいえ、この機種は、変換速度も遅く、あきれるような誤変換も多く、それをストレスと感じない割り切った諦観が求められました。また経年劣化により、プラスチックの表面加工部分がベトベトになってしまう欠点もありました。それでも、表面をクレンザーで磨いたりして使い続けるつもりでしたが、DM100とかDM200とかの新機種は、もっと進化しているらしい。でも高価。という葛藤の中で数年経ちましたが、このたび意を決して、旧機種のDM100を中古で買うことにしました。新式DM200に比べて、コンパクトであること、乾電池が使えること、起動時間が早いこと、中古ならば価格も安くなっていることなどから、この機種を選ぶことにしました。


最近何度か、このツールで記事を書いています。結構快適です。


ただし、単純にテキストファイルの作成・編集に特化した使用法になりますので、画像を含む編集は、別途方法を講じる必要があり、ブログの投稿を完了するには、ポメラで編んだテキストをコピペして、これまでと同じ手順を踏むことになります。でも、ブログのためにパソコンに向かう時間は少しは軽減されると思います。


きょうのタイトル「新顔」は、ポメラDM100でした。



キングジム デジタルメモ ポメラ DM100 ブラック

キングジム デジタルメモ ポメラ DM100 ブラック

  • 出版社/メーカー: キングジム(KINGJIM)
  • メディア: オフィス用品



きょうの付録


深山公園のルリタテハ


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深山公園のカナヘビ


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今日はここまで。


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