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土蔵サウナとジビエ料理を楽しむ愉快な旅、の巻 [友人]

昨日の記事のために参照した、昨日付の「しんぶん赤旗」に、こんな記事が載っているのに気づきました。


山陽新聞の配転不当

岡山県労委組合員の救済命じる


山陽新聞社(岡山市)が、会社の方針に反対した山陽新聞労組の組合員2人を異職種へ配置転換するのは不当労働行為にあたるとして同労組や新聞労連が救済を申し立てていがた事件で、岡山県労働委員会は、11月29日付けで組合側の訴えを認める救済命令を出しました。
田淵信吾委員長ら2 人は子会社に移される新印刷工場への出向を希望し、研修も受けていましたが、同労組が印刷工場の別会社化に反対したことを理由に2018年5月、本社の工程管理部へ異動させられました。
一方で会社は、山陽新聞労組とは別の労組組合員については希望通り出向させました。
県労委は、配転は「組合方針を理由にした差別的取り扱い」であり、「組合の弱体化を図る」支配介入にあたるとして不当労働行為と認定。配転命令を 取り消し、新工場に出向させて他の出向者と差別しないよう命じました。
不当労働行為を二度と繰り返さない制約書の提出も命じました。 (後略) 


県内最大のシェアを誇り、広く県民から親しまれている地元新聞だけに、早急な争議解決と、労使関係の正常化、その上に立っての公正な報道の確立を、強く求めたいものです。


同紙の記事は、当ブログでも再三利用させていただいています。折しも、今年の3月29日付山陽新聞にこんな記事がありました、


 

土蔵改修、美作に本格サウナ誕生 住民と移住希望者らの社交場に


豊かな自然が広がる美作市右手の中右手地区に、古い土蔵を使ったサウナがお目見えした。同市の地域おこし協力隊員丸山耕佑さん(34)=同市=らが約1年かけてリフォーム。ハーブや木の皮の蒸留水で香りを楽しめるフィンランド式の本格サウナを整備した。現在は隣接する民泊施設のサウナとして宿泊者のみ使えるが、4月以降、地域の人や日帰り客への利用拡大を検討している。

丸山さんが地域住民と移住希望者、観光客らの社交場にしようと考案。土蔵の高い保温・保湿性に着目した。1級建築士の資格を持つ丸山さんが設計し、2017年12月から所有者をはじめ、地元住民と一緒に外壁に断熱材を敷き詰めて板を張り合わせたり、サウナ室のストーブを作るため耐火れんがを組んだりしてきた。
内部は2部屋あり、サウナ室(9・05平方メートル)は、まきをくべて石を熱するストーブ、7人程度が座れる木のベンチなどを設置。もう一部屋(7・03平方メートル)は脱衣所とし、水風呂やシャワーなどを備えている。室温は50~70度で、熱した石に、地元で採れるハーブや木の皮の蒸留水を掛けて発生させた水蒸気で森の香りを楽しむこともできる。
  クールダウンには、夏は近くの川に浮かべた木だるに入ったり、冬は周りに積もった雪の上にダイブしたりと豊かな自然を満喫する方法を勧めている。
サウナは、地元住民グループが運営し、隣接する木造平屋の民泊施設「久米屋」(定員7人)の宿泊者が使用可能。ただ、サウナのみでも利用できるように県に許可申請する予定にしている。
丸山さんは「サウナで地元の人と交流し、地域の自然を知ってもらいたい。リピーターや地域への移住につながれば」と話す。
久米屋は素泊まりで大人3千円、小学生2500円、幼児2千円。サウナは火たき代2500円に利用料が1人500円。要予約。


また、「サウナ好きが集まり、サウナ室内で立ち上がったプロジェクト」による「サウナイキタイ」というブログにも、この土蔵サウナが紹介されています。一部引用させていただきます。


https://sauna-ikitai.com/magazine/nakaute-sauna/

 

古民家の蔵をサウナに改造!日本式“ほぼスモークサウナ”がすごすぎる   

2019年2月、岡山県美作市の中右手地域にとんでもないサウナが誕生しました。空き家になった民家の貯蔵蔵が、地域の人々の手によって、なんとサウナに変身!しかも構造はほぼスモークサウナというから驚きです。人口30人の限界集落に生まれた日本唯一の蔵サウナ、その全貌をご紹介します。

空き家の蔵をサウナにするという挑戦  


中右手にある蔵サウナの正式名称は「パブリックハウス&サウナ久米屋」。中右手にあるゲストハウス「久米屋」に隣接しており、現在は宿泊者を対象にサウナ体験を提供しています。


「久米屋」は空き家になった民家を活用したゲストハウス。管理を任されているのが、2016年より地域おこし協力隊として従事していた丸山耕佑さん(34)です。丸山さんは一級建築士の資格を持っており、中右手に移住する前は東京の設計事務所に勤務していたとのこと。使い道がなくなっていた貯蔵蔵をみて「サウナにしてみたい」と思いつき、約1年かけて完成させました。地域の方々と協力しつつも、施工は全てDIYというから驚きです。


  

実は、昨日はこの「土蔵サウナ」にまつわる記事をかく予定でした。一昨日の2日(月)、この地を見学しに行ってきたばかりなのです。というのも、私のブログにしばしば登場いただいてる「故旧」の皆さんと、この地で再会し、楽しい一日を過ごすことができたのでした。いつものメンバーに加えて、今回は高知在住のやや年若い(あくまで比較の問題ですが)Hさんご夫婦も、参加です。


「美作市右手(うて)」という地区は、以前こんな記事でご紹介しました。


故旧も歩けば至玉の出逢い、の巻


あっという間の連休、の巻


蛙棲む原生林に蝮草(マムシグサ)


いかな夢見つつ眠るや森蛙


故旧あい集いし森の青胡桃


少し引用しておきます。


岡山県美作市右手(うて)という地区は、木地師の里として知られています。

私の学生時代の先輩である「三郎さん」は、関西在住でしたが、退職後、奥様の実家のあるこの地区に移り住んで「木工みや工房」をひらき、木工工芸品の制作に励んでおられます。

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上は、「木工みや工房」にて作業中の三郎さん近影

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実は、このサブローさんが、上の記事で紹介されている丸山耕佑さんらとともに、サウナを運営する「地元住民グループ」の一員(いや、中心人物)なのです。このたび、お願いして体験学習を受け入れていただいたのでした。


「今、ドラマやコミックでサウナがブーム。いまに、数ヶ月先まで予約でいっぱい、ということになるから(笑)、今回はラッキー。」だそうです。



マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(2) (モーニング KC)

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(2) (モーニング KC)

  • 作者: タナカ カツキ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/07/23
  • メディア: コミック
この漫画の末尾で、「パブリックハウス&サウナ久米屋」が紹介されているそうです。
公衆サウナの国フィンランド: 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス

公衆サウナの国フィンランド: 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス

  • 作者: こばやし あやな
  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
この本は、故旧の一人ヨシミさんが持参し紹介してくれました。著者は、彼女の血縁者だそうですが、なんとまったくの偶然で、「パブリックハウス&サウナ久米屋」が紹介されています.世間は狭いものです。



人気に火がついて、国内外から客が殺到という事態は.もう少し先のようで(笑)、有り難いことに、このたびは貸し切り状態でした。ゲストハウス「久米屋」で、サブローさんご夫妻手作りのお料理に舌鼓をうち、「土蔵サウナ」もゆったりと体験することができ、身体の芯から、すっかり暖まりました。


いろり端に車座になって、積もる話がはずみます。


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地元調達の猪肉をふんだんに使った猪鍋。美味このうえなく、ぽかぽか暖まります。


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地元調達の鹿肉のタタキ。まったくクセのない、上品なおいしさです。


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あとは写真を撮るのも忘れて、お腹いっぱいいただきました。


古民家から少し歩いたところに、土蔵はあります。山深い.ひなびた村のたたずまいが想像いただけるでしょうか?


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奥に見えるのが目指す土蔵サウナです。


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外からは、とても想像できません。


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内部はこんな感じ。


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着衣のまま、煙と湯気の中で暖まります。ストロボを使わないと、真っ暗です。


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暗い上に、もうもうとした湯気のためにレンズが曇り、写真撮影は


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追伸。


アフガンで人道支援活動を続けておられたペシャワール会の中村哲医師が、銃撃により死亡。ショッキングなニュースに言葉を失います。謹んで哀悼の意を表します。


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コメント 2

八犬伝

本当ですね。
中村医師のご冥福をお祈ります。
by 八犬伝 (2019-12-04 22:21) 

kazg

八犬伝様
最も起こってはならないことが起こってしまいました。残念です。
by kazg (2019-12-05 17:05) 

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