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けりをつけたい、の巻 [折々散歩]

年金者組合の地元支部で第五回目になる支部主催憲法学習会が、昨日2月21日(金)に開かれました。
憲法を逐条で読んできた今回の学習テーマは、前回に引き続いて、第9条。前回学習会での要望に応えたものです。
講師のOさんは、「今回は、自衛隊に焦点を絞って」と前置きして、憲法9条の意義と価値、アメリカの要求に応じて解釈を次々と変え、警察予備隊→保安隊→自衛隊→海外派遣→集団的自衛権行使へとエスカレートさせてきた歴代政権の言い分と、さらに踏み出して明文改憲を急ぐ安倍内閣の動きを、A4 6ページにわたる詳細なレジュメをもとに具体的に明らかにしてくださいました。
「戦後75年間、日本には憲法9条があったので、自衛隊員が戦闘で亡くなることも、また相手を殺すこともなかった」のに、最近では、模擬戦闘で自衛隊員が負傷したり敵兵士が死亡する場面を想定した訓練が行われているとか、隊員への訓示で「遺書を書き、自分の身辺整理をしてほしい。遺書を書くと今、解決しなければならないこと、言い残す相手などが見えてくる。これこそが軍人として有事に即応する心構えである。言い換えれば命を賭す職務につく軍人としての矜持である」(2010年北部方面総監千葉徳次郎陸将)などと発言する事例を紹介され、肝が冷える思いがしました。
「閣議決定でなんでもできる状況にあるが、国会より閣議が上なのか?」「戦後文部省が作成した『新しい憲法の話』を、最近読んでいる。こんなふうに、わかりやすく噛み砕いて、憲法を大勢の人に語ることが大切。」「60年安保を経験したが、今日の学習で改めて安保条約についての理解が深まった。」など、多彩な質問や意見が交わされました。
憲法を逸脱して思うままに振る舞う安倍内閣への具体的批判も相次ぎ、それでもなお一定の支持率を得て政権を維持していることへの憤懣の声と、その一方で、いま、「桜を見る会」の問題でもコロナ対策の問題でも、広汎な国民の間に安倍内閣への怒り・批判が広がっていて、政権崩壊の予兆が感じられるとの指摘もありました。
ところで、前回記事でこんなザレ歌を紹介しました。
久方の光のどけき春の日に静心なくアベの散るらん
小倉百人一首にも収められた「久方の光のどけき春の日に静心なく花の散るらん 紀友則」のもじりです。本歌の歌意は「光ものどかな春の日に、どうして桜の花はこんなにも慌ただしく散り急いでいるのだろうか」といったところ。末尾の「らん」は、「原因推量」の助動詞です。一方、冒頭のザレ歌では、「らん」は「現在推量」で、「(ちょうど今)安倍内閣が散っていることだ」と解釈していただきたい。
早咲き品種として知られる河津桜が、当地でも、1輪2輪とほころび始めています。ソメイヨシノの開花も早まりそうです。いにしえから、人は桜の咲き散りに、一喜一憂して心を動かしたもののようで、前述の紀友則の歌も、散り急ぐ桜を惜しみ嘆いたものですが、冒頭のザレ歌は、決して安倍内閣の崩壊を惜しむものではありません。

「桜を見る会」「コロナ対策」「実質賃金低下」「消費不況深刻化」---、辛抱強いわが国民も、さすがにアベ政治に愛想を尽かしていて、信頼できる代替勢力さえあれば、すぐにも転換を求めている。そんなことを、この憲法学習会での懇談からも、強く感じました。

午前中の雨が上がったかと、今日の午後散歩に出かけてみましたが、急に暗雲立ちこめ、冷たい雨に降られました。

河津桜がほころんでいます。

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昨日の状態から,一日で大きな変化がありました。

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マンサクも満開です。

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昨日のジョウビタキ♂

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コサギ。

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ケリがいました。

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以上、昨日の奢侈なH、K5Ⅱ+AFBORGE45によります。

今日は、雨を想定して、防塵防滴のFINEPIXS1を持って出ました。

ジョウビタキ♂。

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今日もケリがいました。

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以前書いたこんな記事と同工異曲ですが、同じ結論を繰り返したいと思います。

なかなかケリがつきません、の巻(2016-04-25)

やはり、ケリの群れが、いました。



カメラは、finepix s1です。望遠能力は高いのですが、相手が遠いんですよね(画像は、トリミングしてます)。ケリは、警戒心が強い鳥らしく、なかなか近寄らせてくれません。
いったんは家に帰りましたが、欲求不満がたまる一方です。かといって、ジリジリ気温が上がっていきますから、もう一度歩いて出かける元気はありません。
そこで、一計を案じて、自動車で近寄って、ウインドウ越しに写してやろうかと、思いつきました。
ここでけりをつけてやれ、という勢いです。
ところで、「けりをつける」の表記を、「鳧を付ける」と書くことがあります。「鳧」はこの鳥のことです。
ウィキペディアには「チドリ目チドリ科タゲリ属に分類される鳥類の一種」とあります。

その甲高い鳴き声が、「ケリ、ケリ」と聞こえるところからの名付けのようです。
それでは、「けりをつける」という言葉の意味するところと、この鳥とどのような関係があるのか?というと、無関係。当て字らしいですね。
「けりをつける」という語の語源は、過去の助動詞「けり」に由来すると言うのが通説です。「けり」という助動詞は、「今は昔、竹取の翁というものありけり」など用法に見るように、「人づてに聞いた過去の事実」をあらわす語で、「~たとサ」というニュアンスになります。
「き」という助動詞が。「自分が体験した過去の事実」をあらわすのと、はっきり区別されます。
「けり」には、「はじめて気づいたが、~だったのだなあ!」という、発見をあらわす場合があります。この用法は、一般に「詠嘆」と名づけられ、「~だなあ!」「~ことよ!」などと訳されます。
和歌などに多く用いられる用法で、「けり」で歌が終息する。締めくくられる。というわけで、物事の決着をつけるときに、「けりをつける」というようになったそうです。

もちろん、「蹴りを入れる」は似て非です。

安保法案に「法的安定性は関係ない」などと、豪語しておいて、予想外の批判を浴びるとぺろりと舌を出して、「発言を取り消すとともに心よりおわび申し上げる」といったレベルの口先の陳謝でお茶を濁し、「職務に専念することで責任を果たしたい」といい募る厚顔さには、「国民をなめたらあかんで」と、蹴りを入れたいところですな。

一人できの悪い補佐官の不始末というものじゃないでしょ。 奢りと不遜で塗り固められた、安倍政権そのものの救いのない劣化の、一端にすぎないのでしょう。

辛抱強いわが国民も、そろそろ存分に主権を発動して、安倍政治にケリをつけたいものです。

繰り返します。辛抱強いわが国民も、そろそろ存分に主権を発動して、安倍政治にケリをつけたいものです。

きょうはこれにて。


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コメント 6

kiyokiyo

kazgさん
お早うございます!
仰る通りですよね。
ABとその取り巻き連中にはケリをつけたいです^^
by kiyokiyo (2020-02-24 06:07) 

kazg

kiyokiyo様
もう終局だと思いますがね。潔く投了するのがベストだと思います、、、
by kazg (2020-02-24 08:14) 

gonntan

何を言っても動じない鉄面皮集団ですからね
悪意ある売国奴たちとしか言いようがないです
by gonntan (2020-02-27 15:10) 

kazg

gonntan様
>鉄面皮集団
>悪意ある売国奴たち
まことに、そう呼ぶしかありませんね、、

by kazg (2020-02-28 00:19) 

アヨアン・イゴカー

gonntanさんの書いている鉄面皮集団、悪意ある売国奴たちという表現、全くその通りです。
一刻も早く、彼らはけりをつけて、「むかしむかし、安倍一族という鉄面皮な売国奴たちがいたんだとさ」と言う昔物語にしてしまいたいと、切に願っています。
ついつい、手遊びに描く戯画も、彼らの悪事を念頭にしてしまうため、暗く、不快なものになってしまいます^^;
by アヨアン・イゴカー (2020-02-28 01:03) 

kazg

アヨアン・イゴカー 様
>「むかしむかし、安倍一族という-----」と言う昔物語
そうなる日も近いように思いますがねえ。
by kazg (2020-02-28 06:34) 

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