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ソーシャルディスタンス、の巻(その2) [折々散歩]

昨日の記事の続きです。

それにしても、ようわからん外来語(っぽいもの)が頻繁に飛び交います。

特に、コロナ問題など、人類にとって,複雑で困難な課題は、素人に簡単に理解できる言葉で説明するのではありがたみが薄いのか、パンデミック、ロックダウン、、クラスター(感染者集団)、オーバーシュートetc.と、耳慣れない言葉が次々と使われ,違和感が拭えません。

そう言えば、Enrique様が、早い時点で、こんな痛快かつ適切な指摘をされていました。

「オーバーシュート」という言葉はおかしいが(2020-03-26)

新型コロナの専門家会議が,「オーバーシュート」という言葉を持ち出して警戒を呼びかけてから既に一週間ほどでしょうか。

依然感染拡大は進行している様ですから,むろん厳重な警戒を呼び掛けるのは良いのですが,おかしな用語を使うのは止めていただきたい。

理工学を学んだ人間ならば,使い方がおかしいと考えるはずです。当方もその一人です。相場の動きを表現する際にも使うようですので,その専門の方々も違和感持つでしょう。

目新しい用語を持ち出して煙に巻く,という悪しき見本です。
今求められるのは,専門家は科学的な判断をしろうとに分かりやすく伝える事だろうと思いますが,そもそも政策に科学的な判断がなされていないから,ごまかすしか手は無いと。そういう状況で出てきた用語だと思われます。むしろ専門家の方々の苦境を慮ります。

オーバーシュートは制御工学や回路理論で現れる用語です。
制御量が目標値を越えて行き過ぎてしまう現象です。一時的な行き過ぎで,大概はアンダーシュートも経て目標値に落ち着きます。ダメな場合は振動するか発散するかです。ですから,むしろオーバーシュートは制御下での行き過ぎ現象です。制御不能の発散状態をオーバーシュートとは言いません。
(中略)
検査数をいたずらに増やすと医療崩壊を起こすという意見が強くあります。
国民は,怪しくても我慢してなるべく医療機関にかからないことが求められているのでしょうか?
「オーバーシュート」という言葉づかいが,そういう無言の圧力の様に聞こえてしまいます

ちょっと古い、3月末の記事ですが、河北新報のこんな記事も、目に止まりましたので切り抜いておきます。

新型コロナウイルス感染症が世界的な拡大を見せる中、連日、聞き慣れない言葉が飛び交う。「分かりづらい」という意見に加え、本来の意味から外れた使用に対して違和感を唱える人もいる。
 パンデミック(世界的大流行)、クラスター(感染者集団)、オーバーシュート(爆発的患者急増)、ロックダウン(都市封鎖)…。
 新型コロナを巡り、行政機関の発表や記者会見で使用されている言葉だ。いかにも医学的な専門用語に聞こえるが、実は全てが専門用語というわけではない。
 特に「オーバーシュート」の元々の意味は「行き過ぎる」「(的を)外す」「超過する」など。金融市場や統計で用いられることが多く「爆発的な感染者急増」といった語義はない。
 専門家はどう見ているのか。東北大病院感染管理室長の徳田浩一特命教授(感染制御学)は「オーバーシュートなどは医学的にはなじみがない」とし、「専門家会議などは、国民に危機感を持ってもらうためにあえて使ったのではないか」と推測する。
 英語圏で暮らす人からも異論が出ている。仙台市で高校生活を送ったニューヨーク州弁護士の旦英夫さんは、在米40年以上。「新型コロナの英語圏の報道でクラスターやロックダウンは使うが、オーバーシュートを感染爆発の意味で使っても通じないだろう」と指摘する。
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「ソーシャルディスタンス」も、その類でしょうか?元からある日本語では表現できないの?いや、それでは「非常時感」「特別感」が薄れるというのですかね。

たとえば『間合い』。以前こんな記事を書きました。




見るものの影すべて濃き秋旱(あきひでり)

散歩道の電線に、ツバメの群れが集まっています。まもなく、旅立ちの時期でしょうか。今、朝食中?
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これはキジバトのカップル。ほどよい?間合いは、今朝の暑さのせいでしょうか?
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あるいは、適度の(ほどよい)距離感。

海の日を海に遊べば日は長き(2014-07-21)

窓から見える電線に、ツバメが朝の体操をしておりました。

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ほどよい距離感で、並んで体操。

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今年も我が家の玄関先まで、ツバメがやってきていますが、まだ巣作りがはじまらないようです。

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昨日掲載し損ねた画像を、再度アップロードしてみます。

4月23日の画像です。OLYMPUSE420+ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm。

散歩道の小川。まだ数羽のコガモが残っています。

北へ帰る日も近いでしょう。

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カワウ。
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スズメ。
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メイヨシノは、ほとんど散りましたが、まだちらほらと咲いているものもあります。
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ツグミ。
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麦が元気に育っています。
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正面が常山。
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ヤグルマソウと,そのバックはナガミヒナゲシ。
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続いて4月24日の画像。PENTAX Qs1+06 TELEPHOTO ZOOM。
同じような絵になりますが、散歩道でのスケッチです。
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お次は4月25日の撮影。PENTAX Qs1+01STANDARDPRIME。
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OLYMPUSE420+ZUIKO DIGITAL ED 70-300mmも一緒に持ち歩きました。
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いつも大勢の人通りがある道ではありませんが、ますます閑散としています。それでも、花たちは、いつもの年のように咲き広がっています。心置きなくこれらを楽しめる日が、再び訪れる日の近いことを祈ります。
今日はこれにて。





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momotaro

まったく自分たちの無策無能を変なカタカナ語で乗り切ろうとしてますねぇ
鳥たちのバージャルディスタンス、いいですねぇ!
by momotaro (2020-04-30 00:58) 

kazg

「敵性国語」とか言って野球用語もみんな日本語に言い換えるような愚は御免ですが、当たり前の日本語表現で十分伝わる言葉を、あえてカタカナ語で言うのは、的確に伝えることを求めていないせいなのでしょうね
「バージャルディスタンス」--座布団1枚!
by kazg (2020-04-30 06:29) 

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