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6月になりました、の巻 [折々散歩]

長い時間をかけて,昔の記事を読み返し、整理し直しています。


気がつくのは、誤字脱字の多さと。記事内容の浅薄さ。赤面を禁じ得ません。それにもめげず、またまたkindle版の増刊です。



ナードサークの折々散歩②: 田園の四季と折々の思い

ナードサークの折々散歩②: 田園の四季と折々の思い

  • 作者: 木下透
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2020/05/29
  • メディア: Kindle版


ただ、昔の記事への感想は,自分で言うのもナンですが,ちょっと初々しいカンジがあります。特に自然の景物や生き物への愛着が、モロに伝わってきます。最近では,散歩に出かけても,カメラを向けることもしないような対象物に,心を動かしているのが,ちょっと新鮮で,初心に帰りたい思いを刺激されました。


と言うわけで,今日は,以前なら喜んで記事にしたような,ささやかな季節の足音に耳を澄ましてみることにします。何しろ今日から6月ですから。


庭の鉢植えのサツキ。もう花が終わった株もありますが,この色の株は今が盛りです。


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紫陽花の花も咲き始めました。


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コロナの外出自粛期間中,畑仕事で気が紛れました。玉ねぎ,ソラマメ,ニンニクは収穫が終わりました。ジャガイモは、最後の土寄せを終えました。花が咲いた株も増えてきて、収穫もそんなに遠い話ではなさそうです。スイカ、カボチャなどのツルが,勢いよく広がりはじめ、ぽつりぽつりと花を咲かせ始めています。気づくと,ズッキーニの苗が大きく育ち,収穫寸前の実がついています。トウモロコシ,キュウリ,ゴーヤ,インゲンなどの苗も大分伸びてきましたし,サツマイモの苗は,ようやく活着した模様です。


ニンニクの後作としてオクラ。隙間に葉物やさい。ソラマメの後作として,茄子。あと,玉ねぎの後に,サトイモとショウガと,欲張りな栽培計画を進めていますが,さてどうなりますか。日照り続きで困ってましたが,昨日は久々の雨で土が湿ってくれたようです。


あと,妻は,「綿」の種を取り寄せて,いま,双葉から少しだけ本葉が覗き始めています。


欲張りついでに,孫たちの住まいの庭を少々耕して,ジイジが耕作をしていますが,そこにはトマトやキュウリ,ピーマンなど,お手軽夏野菜を育てています。


以上まとめて,今月の農作業の時間でした。


ソラマメには,おびただしい数のアリマキが,びっしりととりつき,貪欲に樹液を吸って弱らせます。農薬や殺虫剤は使いたくないので,手で取り除こうと努力し手見るも,焼け石に水。なるようになれと,最後はほったらかしですが,まずまず楽しく収穫できました。心強い助っ人,ナナホシテントウの皆さんが,大勢で大奮闘してくれています。


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この畑には,アマガエルもツチガエルもよく顔を見せてくれます。そして時にはトノサマガエルもお出ましになります。


いつもカメラを持っているわけではありませんが,ここ何日かで撮影した,アマガエルさんの近影をご紹介させていただきます。


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今日は深山公園の道の駅で,稲わらを買って来ました。スイカやカボチャ等のために敷き藁にするためです。


そのついでに深山公園をひと歩きしてきました。ウグイスの声も高く,ホトトギスもしきりに鳴いています。キビタキらしい声も聞こえますが,いずれも姿を捉えることができません。


声と姿が一致するのは,このお方。


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なんだか威嚇するように私の後を突いてきて、高い枝の上からガアガアと大声を立てたり,木の枝を捻じ折って,落としてきたりします。カラスに顔を覚えられて、別の日別の場所で攻撃されたという「経験談」を聞いたこともあります。侮れません。


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キジバトの声も、特徴的です。


以前、ででぽぽの咽び啼く朝師を送るという記事にこう書いたことがあります。


キジバトをデデッポポー(ててっぽっぽう)と呼ぶそうだという話題は、郷里出身の詩人永瀬清子さんに触れたこの記事に書きました(もう一つの11月3日、の巻http://kazsan.blog.so-net.ne.jp/2015-11-02

おしまいに、永瀬さん八十一歳の時の詩「あけがたにくる人よ」を紹介します。

あけがたにくる人よ 永瀬 清子
ててっぽっぽうの声のする方から
私の所へしずかにしずかにくる人よ


それぞれ大人しい鳴き声ですが、いろいろな聞きなしが伝わっています。


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メジロ


「鳥兵衛,忠兵衛,長忠兵衛」
「チルチルミチル青い鳥」


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ホオジロ


「一筆啓上つかまつり候」
「源平つつじ白つつじ」
「札幌ラーメン味噌ラーメン」


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シジュウカラ


「ツツピーツツピー」という鳴き声がよく知られていますが、実は多彩な言語によって意思疎通をしているそうです。こんな記事を引用しておきます。


文藝春秋2016.6月号

シジュウカラにも 言語があった 鈴木俊貴(京都大学生態学研究センター研究員)

春先に繁殖期を迎えるスズメの一種、シジュウカラ。スズメより一回り小さいくらいの鳥で、胸から腹にかけてネクタイのような黒い帯模様があるのが特徴です。北海道から沖縄まで日本列島に広く生息しており、市街地にも姿を見せるので、「ツツピー、ツツピー」という鳴き声は、誰しも聞いたことがあるでしょう。
よく耳を澄ませると、シジュウカラの鳴き声にはさまざまなバリエーションがあることが分かります。「ツピツピツ」「ヂヂヂヂ」「スィー」・・・・・。
僕は、こうした鳴き声にはそれぞれ意味があり、シジュウカラが言葉を使ってコミュニケーションをとっているのではないかという研究をしています。
研究を始めるきっかけとなったのは、二〇〇五年の秋の出来事でした。動物行動学者を目指す僕は当時、大学四年生。軽井沢の森に通って、卒業研究のテーマを探していました。山小屋にこもり、人間とはほとんど接触せず、ツキノワグマに遭遇したりしながら、動物たちを観察する日々。そんなある日、シジュウカラの巣箱にヘピが迫り、ヒナを食べようとしているところにたまたま出くわしました。そのとき、外にいた親鳥が「ジャージャー」と鳴いていたのです。
それまで、朝から晩までシジュウカラの鳴き声を聞いていましたが、そんな声を聞いたことはありませんでした。「もしかして、『ヘビだ!』と言っているのかもしれない」と考えた僕は、それから何シーズンにもわたってシジュウカラの観察に明け暮れました。
シジュウカラにとっての天敵は、ヘビの他にカラスやネコなどが挙げられます。そうした敵が巣箱に近づいているのに気づいたとき、ガラスなどの場合は「ピーツピ、ピーツピ」と鳴くのに対し、ヘビの場合だけ「ジャージャー」に変わっていました。
さらに、巣箱の内部に設置した小型カメラの映像を見ると、親鳥の「ピーツピ」という声を聞いたヒナはうずくまったのに対し、「ジャージャー」のときは巣箱から一斉に飛び出して、戻ってきませんでした。
ヒナがうずくまるのは、巣穴から差し入れられる敵の嘴などから身を守るため。しかし巣箱に侵入するヘビの攻撃を避けるには、外に逃げ出すしかない。つまり、シジュウカラはヒナに捕食者の種類を鳴き声で伝え、ヒナはそれを理解して危険を回避したと考えられるのです。(中略)
つがいの相手やいい餌場を発見したとき、シジュウカラは「ヂヂヂヂ」と鳴きます。その声を録音しスピーカーで流すと、彼らはスピーカーに近づいてくる。「ヂヂヂヂ」は「集まれ」という意味だと推測されます。
そこで「ピーツピ、ヂヂヂヂ」と連続した鳴き声を聞かせると、親鳥は左右に首を振りながらスピーカーに接近してきました。首振りは、天敵の位置を特定するための行動。つまり、単語を組み合わせることで「敵が来たぞ、集まれ」という意味になったと考えられるのです。
ところが、「ヂヂヂヂ、ピーツピ」と単語の順番を入れ替えると、ほとんど反応しなくなった。シジュウカラの鳴き声の組み合わせには何らかの規則、つまり文法のようなものがあるのかもしれません。


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