SSブログ
<

コロナにも負けず黄砂にも負けず九の日行動、の巻 [日録]

黄砂が襲来しています。我が地方ではしょっちゅうのことで気にも留めないでいましたが、全国ニュースによると、東の地方にも珍しく影響が及んでいるそうです。


黄砂の影響は、鼻水、くしゃみや、涙、目のかゆみなど体調変化でそれと知れます。症状的には単なる花粉症と区別がつかないけれども、必ず累乗効果があるに違いないと経験的に感じています。少ない車のボディやウィンドウが真っ黄色に汚れますので、これが体内に吸入されたら影響がないはずがありません。黄砂は単なる黄河の埃ではなく、ミクロサイズの各種化学物質・汚染物質の凝縮体なのでしょうから。


特に、昨日今日の空の眺めは、「霞か雲か見渡す限り」としゃれている場合ではありません。


これは昨日の早朝散歩の眺めです。


R0019276


image


image


一面の麦畑がいつも以上に黄金色がかって見えるのは、熟れて色づき始めているのか、それとも黄砂のせいなのでしょうか?


下は、同じあたりの今朝の様子です。


視界がかなり遮られます。


P5090028


R0019276


R0019303


   P5090034

  ところで、同じ麦でも、見た目の異なる品種もあるようです。


P5090035


P5090038


P5090040


これをもとに、今日書こうと思いついた記事は、大昔に書いたこの記事の焼き直しだったと気づきました


今日は憲法記念日。
憲法の理想を現実に生かそうと考えるのか。
それとも、、憲法の定めを「解釈」によって限りなく「現実」に合わせていこうとしつづけるのか?
はたまた、その行き詰まりを手っ取り早く打開するため、憲法そのものをきれいさっぱり書き換えるのか?
いよいよ改憲論議も大詰めですね。

近代的な「立憲主義」の立場では、憲法というものは、政治権力の恣意的支配に対抗し、国民が権力を制御するためのものだそうです。
安倍さんが成立に熱意を燃やしているという自民党憲法草案(わかりやすい対照表をアップしてくださっています。また、ヤフー知恵袋のこのページも、参考にさせていただきました)は、どうも、国家権力が国民を縛るための道具にしたいらしいですね。

「外国から押しつけられた憲法」という古い論調が何か意味ありげに聞こえるとするなら、いま、日本国民自身が、腹の底から、もう一度この日本国憲法を選びなおす時だと思いますね。
五月晴れの散歩道。(中略)

麦畑が様々な表情を見せてくれます。ついつい、何枚も写してしまいます。

_IMG1431_R.JPG

(中略)

この付近の、ほとんどの麦畑に植えられているのは、ビール麦のようです。

ビール麦は二条大麦と呼ばれる大麦で、穂についている実の列数が、上から見ると二条であることから名付けられたそうです。
ちなみに大麦には、結実する穂の数により、小花が六条に並んでつく六条種が有り、これはもっぱら食用に用いるそうです。

もし、9条があったら、宝物にするのですが。

一方、この種類の麦も、所々で見かけます。 今ちょうど穂に花が咲いています。

小麦ですかね?

_IMG1198_R.JPG


ところで、今日は五月九日。地元「九条の会」恒例の「九の日行動」で、午前9時から一時間、スタンディングを行いました。寒くもなく、暑くもなく、雨もなく、快適な条件でしたが、少々風が強いのと、コロナの影響が「カコサイタ」を更新していること(ニュースで「カコサイタ」の語が耳に入ると「サイタサイタ」と不謹慎なリフレインを繰り返してしまったりします)、さらに黄砂の来襲が、なんとも心を曇らせます。が、それにも負けず、スタンディングは元気に遂行しました。


参加者の方々との、あれこれの雑談のひとときが、いつも通り愉しく、知的好奇心をも満たしてくれる充実の時間でしたが、その詳細は割愛します。


気になっていた一点を、農家のSさんにお尋ねしてみました。つまり、近隣で栽培されている麦の種類はいかん?


すると、ビール麦として契約栽培している二条大麦が多いが、小麦、もち麦の三種が栽培されている、のだそうです。大麦と小麦の見た目の違いは、ノギの形状にあるそうです。傍らにおられたQさんによると、熟れたらビール麦は金色、小麦は焦げ茶色になり、色がまったく違うのでわかる、とのこと。そう言えば「小麦色」という形容がイメージさせるのは、黒褐色に日焼けした健康的な肌の色ですね。


実は、最近のネット検索の中で「ノギ」という言葉にぶつかっていたところです。ウィキペディアにこうあります。


芒(のぎ)は、コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片(穎)の先端にある棘状の突起のこと。のげ、ぼう、はしかとも言う。ススキのことを芒とも書くが、これに似たイネ科の植物にオギ(荻)がある。ススキには芒があるが、オギには芒がない。二十四節気のうち芒種(ぼうしゅ)は、芒を持つ植物の種を蒔く時期のことである。また、陶器などの表面に現れる芒状の細長い斑紋を芒になぞらえて芒目(のぎめ)と呼ぶ。


「ノギ」には「禾」の文字を当てることもあるそうです。これで漢字の部首「ノギヘン」の理解が深まりました。同じくウィキペディアを探ると、、、


「禾」字はイネ科植物のアワを意味し、その穂が垂れる様子に象る。

黄河文明の主食はアワであり、長江文明の主食であるイネは殷周時代を通じて華北では作られることはなかった。また現在の主食であるコムギも後に伝来した。このため「禾」は穀物の代表であり、穀物一般の総称としても用いられた。

後代にはイネを意味するようになった。「米」が実だけを指すのに対し、「禾」は茎や穂を含めた全体を指している。

偏旁の意符としては穀物や農業に関することを示す。

禾部はこのような意符を構成要素に持つ漢字を収める。


なるほど。知りませんでした。


最後に、大麦と小麦の「ノギ」の形状の違いについて。


おいしい大麦研究所のHPに知っているようで知らない大麦と小麦の違いという記事から、一部引用させていただきます。


麦の粒が大きいのが大麦で、小さいのが小麦?そんなイメージがありますが、「大麦」「小麦」という名前は、実は粒の大きさとは無関係です。名前の由来は諸説あり、一説には大麦の葉は小麦よりやや短いものの幅が広く、発芽したての段階では大麦のほうが大柄に見えるため、「大麦」「小麦」の呼名がついたといわれています。

また、両者の違いは、背丈や葉の幅よりも穂から出ているひげのような突起の「禾(芒/のぎ)」に現れており、禾が長く穂よりも上に出ているものが大麦、短くて不揃いなのが小麦ともいわれています。しかし品種によっては大麦でも禾が短いものもあるため必ずしもそうとは言えず、穂の子実が上から見て対角線上に並んでいるのが大麦であると見分けるのが良さそうです。


ウィキペディアにも、大麦、小麦、もち麦のそれぞれについて詳細な解説が載っていますが、これまた一部引用させていただきます。


「オオムギ」は漢名の「大麦(だいばく)」を訓読みしたものである。「大」は、小麦(コムギ)に対する穀粒や草姿の大小ではなく、大=本物・品質の良いもの・用途の範囲の広いもの、小=代用品・品格の劣るものという意味の接辞によるものである。大豆(ダイズ)、小豆(アズキ、ショウズ)、大麻(タイマ)の大・小も同様である。伝来当時の漢字圏では、比較的容易に殻・フスマ層(種皮、胚芽など)を除去し粒のまま飯・粥として食べることができたオオムギを上質と考えたことを反映している。
また、オオムギをはじめ、コムギ、エンバク、ライムギ、ハトムギなど、姿の類似した一連の穀物を、東アジアでは総称してムギと呼ぶ。こうした総称はヨーロッパには存在せず、barley(大麦)、wheat(小麦)、oat(燕麦)、rye(ライ麦)のようにそれぞれの固有名で呼ぶのみである。
(中略)
オオムギの穂は基本的にすべて6列である。二条と六条の差は、実る穂が何列あるかの違いであり、読んで字のごとく2列実るのが二条オオムギ、6列すべてが実るのが六条オオムギである。実るのが2列だけであるぶん、二条オオムギの種子は大きく、大粒オオムギとも呼ばれる。これに対し六条オオムギはすべての列に種子が実るため種子が小さく、小粒オオムギとも呼ばれる。ただしすべての列に種子が実るため、全体の収量としては六条オオムギのほうが多い。
二条オオムギは主にビール生産用に栽培され、ヨーロッパで栽培されるオオムギの多くは二条種である。これは、二条種は種子の一粒一粒が大きく、しかも大きさがよくそろっているので、醸造の管理がしやすいからである。それに対し六条オオムギは収量が多く、オオムギを穀物として食べる地域においては六条種を主に栽培する。
(中略)
二条種と六条種は皮が実と糊状のもので固着しており、はがすのが難しい。この固着はオオムギだけの特質であり、コムギなどのほかのムギでも、コメなどほかの穀物においてもこういったことはない。皮をはがすのが難しいため、これらは皮麦(カワムギ)とも呼ばれる。それに対し、六条種の突然変異で糊状のものが存在しないものが生まれ、揉むだけで皮が簡単にはがれる品種が生まれた。これがハダカムギである。ハダカムギは食用にするのがより簡単であるため、チベットや日本といったオオムギを重要視する国々において多く栽培されるようになった。(中略)
また、上記の品種はすべてうるち性であるが、日本を含む東アジアにはもち性のオオムギも存在する。もち麦は日本ではもち米の代替として西日本中心に栽培され、団子などがこれで作られた。
特に日本で生産されるのは二条オオムギ、六条オオムギ、ハダカムギが多い。二条オオムギは明治時代以後にヨーロッパより導入され、ビールなどの醸造用の需要が多くビールムギとも呼ばれる。これに対し、六条オオムギとハダカムギは古来より日本で栽培されてきた品種である。六条オオムギは押し麦や引き割り麦などにして米に混ぜるなど雑穀としての使用が多く、また麦茶の原料ともなる。ハダカムギも同様に使用することはできるが、味噌の製造に使用されることが多い。


nice!(38)  コメント(2) 

nice! 38

コメント 2

momotaro

コロナにも黄砂にも負けず9の日行動!
頭が下がります。
更に麦博士の称号授与 by momotaro!
by momotaro (2021-05-15 07:20) 

kazg

momotaro様
9の日行動、気ままに参加するだけの、ごくのんきな行動です。私の場合、、、
いつも中心になって準備してくださってる方には、わたしも頭が下がります、、、が。
「麦博士の称号」コピペによる剽窃「論文」で「博士」号を頂戴するのは気が引けます(汗)が、ありがたくお受けいたします(笑)
by kazg (2021-05-17 21:23) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

フォト蔵にアップしている私の写真はこちらです。

写真販売サイトにも画像を掲載しています。
写真素材 PIXTA


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。