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右肘手術?ただし皮膚科! [健康]

 今日は、前々から、学生時代の同郷の旧友たちの再会計画を、M女史が企画してくれていた。車で二時間ほどの所にあるYさんの旦那さんの実家が会場で、Mさんが、落 ち合い場所で私を拾って、目的地まで運んでくれる手はずになっている。近隣在住者中心だが、兵庫、大阪に住むYさん、Kさんたちも、実家を集まる予定。懐かしく、心弾む企画だ。

当初、9月に計画されていたものの、事情で延期になっていただけに、待ち遠しさはひとしおだった。


が、こんな時は思わぬ邪魔が入るもの。

右肘が痛い!

「肘を痛めたって?ピッチャーでもやったのか?」とツッコム人もあるまいが、実は、先週、肘の皮膚を手術して、幾針か縫ってもらったのだ。

手術というと大仰に聞こえるが、「イボ」を除去する小手術だ。というのも、ずっと前から、右肘に小さな突起物があって、最近豆粒ほどの大きさのそれが、少々目立つようになってきた。何かと不快だし、ものに触ってこすれると痛い。2歳の孫娘なども、目ざとく見つけて、回らぬ舌で、「痛いの痛いの飛んでけ」などと言ってくれるし、退職して拘束される時間も少ないので、思い立って皮膚科医院を訪ねてみたというわけだ。

20 年ほど前か、それ以上になるだろうか、もう記憶も曖昧だが、最初は、 小さなニキビかなんかのように、毛穴のあたりにポチッとしたしこりができた。ギュッとつまんでしぼると、にゅるっと白い、ちょうど芥川竜之介の『鼻』に出て くる禅智内供の、「虫」もかくやと思われる、ゲル状の脂肪様のものが出てきて、「ニキビ」は小さくなる。

放置しているとまた同じ状態になるので、それを繰り返すうちに、うっすら血が混じるようになる。というような経過をたどり、だんだん気になるようになった。

胃潰瘍の治療をしていた頃だから 今から10数年も前のこと。内科のついでに同じ病院の皮膚科にも寄って、相談したら、「尋常性のいぼですね。悪性のものではないでしょう」「気になるようなら治療しましょうか」というわけで、その時は液体窒素の塗布をしてもらった。

二度ばかり通ったが、大きな改善もなかった。長かった胃潰瘍の治療も、ピロリ菌の退治が成功して終わり、他地域の職場に転勤したこともあって、その病院とは疎遠となり、皮膚の治療もうやむになった。

それからかなりの年月が経って、脳動脈瘤で通う事になった病院でも、ついでに、皮膚科を訪ねてみた。そのときは、頬にできた黒い大きなシミを、周囲が「悪性のものでは?」と心配するので、診察を受けてみたついでに、肘のこと も相談したが、「どちらも悪いものではないでしょう」「頬のは老人性のシミですね」と聞いて、「老人性」はショックだったが、若い女医さんから見れば「老人」に相違あるまいと、妙に納得して診察を終え、主要な関心事は脳動脈瘤と高血圧に戻った。


余談になるが、先日、何気なく聞いていたラジオから、童謡が流れていた。

「船頭さん」作詞:武内俊子  作曲:河村光陽
  (一)
   村の渡しの 船頭さんは
   ことし六十のおじいさん
   年はとっても お船をこぐ時は
   元気一ぱい ろがしなる ソレ
   ギッチラ ギッチラ ギッチラコ    
(二)
   雨の降る日も 岸から岸へ
   ぬれて舟こぐ おじいさん
   けさもかわいい 子馬を二匹
   向こう牧場へ 乗せてった ソレ
   ギッチラ ギッチラ ギッチラコ

(三)
   川はきらきら さざ波小波
   渡すにこにこ おじいさん
   みんなにこにこ ゆれゆれ渡る
   どうもご苦労さんと いって渡る ソレ
   ギッチラ ギッチラ ギッチラコ    

子供の頃は、何の違和感も感じなかったが、改めて聞いてみて、「ことし六十のおじいさん」という歌詞には、一人笑った。この話題に触れても、若い人は反応しない。別段可笑しくもないらしい。


ちなみに、この歌は、戦前の唱歌で、元の歌詞では二番三番はこうなっていたそうだ。

     
(二)
雨の降る日も 岸から岸へ
ぬれて舟こぐ おじいさん
今日も渡しで お馬が通る
あれは戦地へ 行くお馬
それ ぎっちら ぎっちら
ぎっちらこ
  
(三)
村の御用や お国の御用
みんな急ぎの 人ばかり
西へ東へ 船頭さんは
休むひまなく 舟をこぐ
それ ぎっちら ぎっちら
ぎっちらこ


歌は時代を映している。


さて、2007年と2013年の相次ぐ手術の成功で、脳動脈瘤と肺癌という巨大な関心事が、まずは意識から遠のいたおかげで、「イボ」のこともまた気にかかるようになった。これは「病気」とも言えぬ些細な「不快」であるが、「不快」であることは間違いない。

というわけで、たまたま、孫娘が皮膚炎の治療に通っている皮膚科を受診したところ、前述のように、切除手術となった。小手術ではあっても、三十分ほどもかかり、細い糸で幾針も縫われたあとは、小さくはない。取り除かれた患部は、ダイズというよりソラマメほどの大きさの固まりで、つまむとかなりの堅さのものだった。

肺手術のあとに加えて、今度の縫い跡で、なかなかのブラックジャック状態だ。


うかつと言えばうかつだが、今日は、その通院の予約を入れていた。深くも考えず、両方の予定を容易にこなせるものと、安直に思い込んでいた。昨日のMさんとの打ち合わせで、私の当初の計画のずさんさに気づかされた。

早朝医者の用事を済ませて、すぐさまMさんとの落ち合い場所に向かおう、と、ぼんやり考えていたのだが、二時間ほどの旅程であるので、それでは間に合うはずがない。
Mさんのアドバイスで、通院時間を夕方の五時頃に設定すれば可能であることに気づいた。

一件落着のつもりで、昨夜は寝床についたが、深夜、寝返りを打つ際に無意識に右肘に力が加わったのだろうか、その弾みで思わぬ痛みが走った。

 今朝見ると、ガーゼの下に、出血が伺われるし、これまで以上に患部が腫れている。

というわけで、勝手ながら通院を優先し、再会計画の方はドタキャンさせてもらう事にした。


 この辺までを書いて、朝の診療を受けるために医院を訪ねた。

出血あとと、患部の腫れを確認し、予定の抜糸を半分だけ実施。半分の糸は残しておいて、2~3日後に残りを抜糸することになった。

念のための組織検査では、悪性のものではないことがわかり、一安心。

頬の「老人性」の黒いシミも、前回処置した液体窒素の塗布の結果、かなりの部分がはげ落ちて、元の皮膚の状態に戻っている。残った部分に、もう一度処置。

というわけで、次回頃までには、もとの「美顔」にもどれるかもしれない。

 


黒と白にちなんで、今日見た鵜とサギの写真を貼る。カメラはPENTAX k10 、レンズはTAMRON SP500 レフレックスレンズ。

 

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今日ぐらい明るいとシャッター速度が稼げる、、、はずだが、手ぶれ補正を使っても、簡易的にコンパクト三脚を使ってみても、なかなか手ぶれが避けられない。実は、橋の上の歩道から写しているので、自動車が通るたびに橋が揺れることも影響しているだろう。完全マニュアル操作だから、ピントもぴったり合わせるのは難しい、、、、。というわけで、いつもの事ながら満足できる写真が残らない。特に、遠い被写体を鮮明にとらえることはむずかしく、こんな事ならお手軽ズームの300mm側で撮って、トリミングした方がましだろうか?と悩む。

撮っているときは、ファインダーの中の望遠世界が魅力的で、それを覗く喜びを経験できることだけでも良しとするか、という気持ちもあるが、鮮明な画像が記録できればなお嬉しいのだが。 

技量のせいか?レンズ個体の状態のせいか?レンズそのものの限界か?

渡り鳥が飛んでくる季節だ。倉敷川に、カモの群れが遊泳していた。

Imgp5483.jpg
 
何の脈絡もないが、庭の菜園でトカゲ(かなへび)を見たので、愛くるしいところを2枚ほど。

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X_5_1658.jpg

これはコンパクトデジカメの、PENTAX X5。

 




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