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マクロスライド?なんのこと?---消えた傑作の巻? [時事]

 消えた年金ならぬ、消えた原稿の巻です。
今朝早起きして、書いたブログ。ほとんど完成して、満足なできばえと、ほっとしてUPする段階になってトラブル。時間超過による自動ログアウトが働いたのでしょうかね。書いたものが全部消えてしまいました。トホホ。
ですので、思い出し思い出し、もう一度書きます。あんな傑作は二度と書けないはず、、、ですが(涙)。



マクロレンズを話題にすることの多いこのブログ。今日は、マクロスライドという耳慣れない言葉の話題です。

スライド映写に関係ありますか?(汗)


昨日、地方版「年金一揆」なるものに参加してきました。物騒な名前です。この「年金一揆」東京・日比谷野外音楽堂では中央集会が開かれ、2800人が参加、全国で同趣旨の集会やデモがとりくまれたそうです。

 私も今年から年金受給者です(満額支給は、まだ数年先ですが)ので、先輩に誘われて「年金者組合」に加入しました。

収入が途絶し、年金のみに依拠する暮らしが始まったばかりで、不安がいっぱい。安心して生きられる世の中をめざして、弱い立場の者同士、力を合わせ、支え合っていくのは、大切なことですから。

その「年金一揆」の集会の場で、キーワードのように繰り返し飛び出してきた言葉が、「マクロスライド」「マクロ経済スライド」という言葉。もともと経済音痴の上に、脳血管疾患の影響で全く回転がスローになっている私の「灰色の脳細胞」(エルキュール・ポアロ)にとっては、異国の言葉(確かにカタカナ語ですが)のようで、さっぱり理解できません。
それでも、自然と、時代の「重要語」として刷りこまれましたの、で気になっていろいろ調べてみますが、それでもよくわかりません。
この記事などは、比較的わかりすいほうでしたか。
こんなに理解できないと、ひょっとするとわからないのは私だけではないかも知れない、と思いたくなります。敢えてわかりにくくすることで、一般国民をこの話題から遠ざけ、心置きなくフリーハンドで政策を遂行するための高等戦術ではないかと勘ぐりたくなるほどです。


少しだけわかってきたのは、「物価スライド」を適用して、今年4月から年金支給率を1%切り下げ、次は、「物価スライド特例分の解消」と称して、この10月に1%、来年4月に1%、平成27年4月に0・5%の、計2・5%引き下げる(頭がこんがらがってきたぞ!)という驚きの事実!さらには、「物価スライド特例分」が解消された後は、「マクロ経済スライド」を導入するのだそうです。---この複雑さ。文字をたどりながら、意識はそれについていけません。

これは、年金給付の切り下げと消費税の倍増を柱とする「社会保障と税の一体改革」の具体化なのだそうですが、目の前にあらわれて大暴れするまで、正体がわからないのが怖いところです。


もう一本の柱の、消費税引き上げ。困ります。

年金生活者といえども、霞を喰って生きるわけにも参りません。衣食住に関わる最低限の支出は、どうしたってそんなには削れません。そんなかつがつの財布の中に乱暴に手を突っ込んで、「短き物を 端切る」(山上憶良『貧窮問答歌』)ように、また「病人の布団を引きはがす」(亡くなった畏友Hさんの言葉)ように、無体にも強奪していくやり口は、悪代官顔負けの苛政と言わなければならないでしょう。

本来、もっといたわられ、敬われるべきシルバー世代の、生活も権利も将来設計も、人間的尊厳もプライドも、ずたずたに踏みにじりながら、阿倍さん、どうやって「美しい日本」「強い日本」を作って行くおつもりなのでしょうねえ?

この消費増税は、行き詰まっている日本の年金・医療・社会保障の負担を、国民全体でわかちあうため?私たちお人好しですから、ついつい、一肌脱ごうかという気になっちゃいますが、 それならどうして社会保障の水準がどんどん引き下げられていくのでしょうか?不思議です。

それと、税負担能力が低い国民全体をターゲットにした消費税は増税するのに、負担能力が十分あるはずの法人税は引き下げるのでしょう?不思議です。

法人税引き下げが、企業の活力を生み、日本経済の活性化につながる?それが雇用と賃上げを促進し、消費を促し、景気をよくし、税収を増やす?たとえ、消費税を引き上げたとしても?そんな不思議な錬金術が、ありうるのでしょうか?

耳を澄ませば、大道手品師の、こんなかけ声が聞こえてきます。

「さあお立ち会い。ご用とお急ぎでない方は、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。ここにとり出だしたるこの小槌。ここにもあるあそこにもあるという小槌ではないよ。打ち出の小槌という、不思議な小槌だ。ご覧じろ。

この小槌を、こうやって、エイと一振りいたせば、お立ち会い。 ああら不思議。大判小判が、ざっくざっくと出てくる出てくる。3パーセントが5パーセント、5パーセントが8パーセント、立ち所に10パーセントも夢じゃないよ。お立ち会い。」

だが一振りするごとに、 「民の竈」(仁徳天皇)は疲弊して行くことを、子どもだって知っているのですが、、、。

消費税の引き上げが、消費の冷え込みを生み、消費の冷え込みが、景気の冷え込みを生み、景気の冷え込みが労働者賃金の切り下げへと跳ね返り、 労働者賃金の切り下げが、消費の冷え込みを生み、消費の冷え込みが、景気の冷え込みを生み、景気の冷え込みが労働者賃金の切り下げへと跳ね返り、 労働者賃金の切り下げが、消費の冷え込みを生み、消費の冷え込みが、景気の冷え込みを生み、景気の冷え込みが労働者賃金の切り下げへと跳ね返り、 労働者賃金の切り下げが、、、、、、、税収の落ち込みにつながり、またしても打ち出の小槌の出番となる。

こんな魔のスパイラルに歯止めをかけるには、①消費税増税ストップ、②大企業の内部留保をわずかに取り崩して労働者の賃金に回す、③TPPから直ちに撤退して、農業経営をはじめ日本の産業を守る→こうやって国民の購買力を高め、国内消費を高め、農業・中小零細企業の経営と生活を安定させ、これらによって税収を健全化させていく事が、日本の経済と財政を立て直す近道だと、経済音痴の私などには思えるのですがねえ。

論壇や、マスコミ上で発言なさる「専門家」の方々は、これを、素人の偏った意見と失笑なさるかも知れませんが、「王様は、裸です。」と、高らかに告げる、素人の率直な直言が必要なのではないでしょうかね。いかがでしょうか?安倍さん。 


 さて、昨日の「年金一揆」。61歳の私は、当然のことながら、一番年下の部類で、80代、70代の皆さんも大勢参加されていましたが、皆さん、かくしゃくたる様子で、シルバーパワーを輝かせておられました。

県下各地の、思わぬ懐かしい先輩方の顔も、ちらほら拝見し、懐かしい思いをしました。新任の頃生活した土地でお世話になったHさんが、ご夫婦で参加しておられました。奥様には、実に三十数年ぶりにお会いした事になり(何かの機会に、お見かけしたことはあったでしょうが)、感慨深いことでした。ほかにも、あの方この方と、言葉を交わすことができ、ほっこり温かい思いをいたしました。

集会の後は、シュプレヒコールを上げながら、久しぶりのデモ行進です。沿道の市民が、物珍しそうにのぞき込みます。そもそも、最近ではデモ行進自体が、滅多にお目にかからぬ「レア」な「イベント」でしょうし、ましてや参加者がみんな白髪姿の「高齢者」ばかりときては、何事かと興味がわくのでしょう。通りかかりの外国人観光客でしょうか、カメラを向けてくるのも、くすぐったい感じです。

警備・交通整理のお巡りさんまでが、何時にないいたわりの態度で、妙に扱いが親切なのも、微笑ましい思いがしたことでした。


 「世の中にまじらぬとにはあらねどもひとり遊びぞ我はまされる」(良寛)という境地が、私の目下の心境に近いのですが、時には「世の中にまじる」のも、「アリ」だと感じたひとときでした。

ところで、その良寛さんの歌を、かつて私に教えてくださったMさんが、私のブログを見てメールをくださいます。昨日付のブログの最初の水鳥の写真を、わたしが「バン」と思っていましたところ、「オオバンでは?」と指摘してくださいました。下の顔の赤い親子連れは、「バン」でよかったようです。

また、オオバンと一緒に泳いでいるカモは、カルガモ。メスのカモは、コガモだそうです。

ほかにも、懐かしい方々が、ブログに関して、メールやお便りをくださいます。こんなブログでも、やってみてよかったと、うれしく思います。

「生存証明」のために始めたブログ、そろそろネタが切れ始め、自分の薄っぺらさが自覚されて辛いのですが、もうしばらくは続けてみるつもりです。おつきあいくださればさいわいです。

 


今日の付録。

 

獲物を捕まえた白鷺。ダンスのステップのようで、軽快でしょ?(9月撮影)

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ヒドリガモでしょうか?今年渡ってきたカモのようです。
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夕方、寝場所にくつろぐカモ。 これもヒドリガモ?
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