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故郷の古家の庭の日向ぼこ [家族]

長男家の孫達は、写真館で、七五三の写真撮影とか。おめかしを嫌がらず、可愛い写真ができたようです。

じじばばは、故郷に、野菜をもらいに行ってきました。

と、すんなり書く予定が、思わぬアクシデント発生。

最近、少し異音が気になっていた車のドアウインドウが、開け閉めの最中に大きな音がして、ガラスが異常な形で動かなくなりました。見ると、破損したネジ様の部品が隙間に挟まる形でのぞいています。(口では何とも描写できませんね。一枚、撮影しておけば良かったのですが、そんな余裕はありませんでした。)

対処に窮してディーラーに飛び込みますと、営業時間前でしたが応対して下さいました。モーター、部品、ドアガラスなどの交換が必要で、取り寄せ部品もあるので、修理は夕方までかかると言うことで、代車を借りての大がかりな修理になりました。

しめて6万円強の見積もり。マイコンセプトのけちけち路線も、クルマに関しては、なぜか適用除外で、どうにも太刀打ちできません。

 

 


故郷では、庭の日だまりで、住人達が日向ぼっこをしていました。

 

ミカンが色づいています。

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「冬」だというのに、アマガエルも顔を出しています。
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ベニシジミと小菊
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このチョウは?
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ツメレンゲが咲き始めています
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ツメレンゲと花蜂
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ヒラタアブ?吸蜜中です。
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花の間を飛び交う昆虫たちを見ると、吉野弘さんのこの詩を思い出します。 
 
生命は   吉野弘

 

        生命は

        自分自身だけでは完結できないように

        つくられているらしい

        花も

        めしべとおしべが揃っているだけでは

        不充分で

        虫や風が訪れて

        めしべとおしべを仲立ちする

        生命は

        その中に欠如を抱き

        それを他者から満たしてもらうのだ

 

        世界は多分

        他者の総和

        しかし

        互いに

        欠如を満たすなどとは

        知りもせず

        知らされもせず

        ばらまかれている者同士

        無関心でいられる間柄

        ときに

        うとましく思うことさえも許されている間柄

        そのように

        世界がゆるやかに構成されているのは

        なぜ?

 

        花が咲いている

        すぐ近くまで

        虻の姿をした他者が

        光をまとって飛んできている

 

        私も あるとき

        誰かのための虻だったろう

 

        あなたも あるとき

        私のための風だったかもしれない
 
 
詩画集 生命は

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  • 作者: 吉野 弘
  • 出版社/メーカー: ザイロ
  • 発売日: 1996/09
  • メディア: 単行本
吉野弘詩集 (ハルキ文庫)

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  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 文庫

 
 

 
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立冬や 審議に入る秘密法   [私の切り抜き帳]

探しものが見つかりません。

夢の中へ
井上陽水 作詞/作曲
 

探しものは何ですか
見つけにくいものですか
カバンの中もつくえの中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか

 

何を探していたかさえ、途中で忘れてしまう始末です。

古いMOの中にバックアップしていたかも知れないと、久しぶりにMOドライブを引っ張り出してみると、認識しません。電源ランプはつくのに正しく作動してないようです。

ハー○オフを物色してみましたが、ジャンクの棚にも見あたりません。以前はよく見かけたものなのに、過去の遺物になってしまったのですかね。仕方がないので、ネットで検索したところ、樋口一葉でおつりが来る。思い切って、注文していたところ、今朝早く届きました。

早速PCに接続してみると、無問題で認識。MOメディアの中身も、しっかり読めました。10年近く前の、懐かしいファイルです。でも、目当ての探しものは、見つかりません。まだまだ、続く「さがしもの人生」、、、です。

そのファイルの中に、次の文章を見つけました。以前、あるミニコミ紙(ミクロコミ紙かな?)に寄稿した私の文章です。


「華氏451度」。摂氏に換算すると233度。紙が自然発火する温度だという。書物の「害悪」から社会秩序をまもるため、焚書を徹底する統制社会。レイ=ブラッドベリの描く近未来小説だ▼SF小説の愛好家にとって、ブラッドベリの名前は、特別の感慨があろう。「火星年代記」の叙情と哀調は、少年期の琴線に切なく響く。SFなんか読んだこともない我が家の娘も、ブラッドベリの名前は知っているという。ただし、萩尾望都のマンガから▼マイケル=ムーアの話題の映画「華氏911」にたいし、ブラッドベリが「断りなくタイトルをまねた」と抗議しているそうだ。何かと物議を醸すことの多いムーア氏。「やれやれ人騒がせな御仁だ」との思いも、正直否定できない▼先日、その「華氏911」を観た。「この前映画を観たのはいつ?」と娘に訊ねられて思い出してみると、「あかね色の空を見たよ」以来か。映画や文化とは無縁の衆生が、訳知り顔に論じるのも差し出がましいが、感想を一言▼早口の饒舌と喧噪、断定と揶揄と出しゃばり・・・。好みの分かれるこうしたムーア流の「アクの強さ」を割り引き、価値を半分、いや、10分の1に見積もってさえも、作品のボルテージは圧倒的だ。9・11のすべての犠牲者。「対テロ」戦争で殺されたアフガンの民衆、イラクの民衆。戦場にかり出されたアメリカの若者。愛息、愛娘を失った銃後の父母。この無数の人たちの「なぜ死なねばならなかったの?」という問いかけが、作品を背後から突き動かしているかのようだ。▼それにしても、「戦時」にあって、これだけの批判性を保持しうるとは。アメリカのジャーナリズムの強靱さか---。と考えつつ、ふと青ざめた。ムーア氏が、あれほど、自己顕示的なまでに、映像の中にまで姿をさらして顔を売るのは、あるいは、突然の不自然な「抹殺」を警戒しての、苦肉の防御策ではないのか?「華氏911度は、自由が燃える温度」との言明もむべなるかな、と思えるのだ▼日本での、作品の普及が期待される。

 立冬や 審議に入る秘密法
 
 「華氏911度は、自由が燃える温度」。とすれば、自由が凍る温度は何度でしょうか?
日弁連のページ にわかりやすい説明が載せられていました。それを読むと、背筋が凍るのですが、、、。
 
sPB08939820131108_0202.JPG
美しい残照の中の機影に、少し不吉な心細さを感じてしまいました。
秘密法審議入り。
国の針路過つことなく、とこしえに安全・無事でありますように。
 

 
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