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木枯らしを知らぬがに舞うミサゴかな [折々散歩]

 
 昨日今日と、ツイていません。
昨日は、「大荒れの天気」との予報で、自粛していたのですが、昼過ぎても薄日が射していたので、車で玉野市深山公園へ出かけました。(クルマのドアウィンドゥは、修理できて、動きもなめらかです。 )
鴨などの水鳥が集まっている池近くの駐車場には 来園者のクルマが並んでいます。
一応雨傘は持ってきましたが、天気は落ち着いているようなので、車内において、散歩コースを歩くことにしました。
そろそろ色づき始めた紅葉等を楽しみながら歩く道半ばで、ポツポツ雨粒を感じます。まだ大丈夫かなと、足を伸ばします。
雨の方は、小降りになったり時々勢いを増したりで、すれ違う人、追い抜く人も、傘をさした人が目につくようになります。
もう少し歩けば中間地点、というあたりで雨脚が強まり、東屋で雨宿りとします。

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屋根の下で雨をよけながら、紅葉などを写していましたが、風も雨もおさまらないどころか、「激しい」と形容してもいいレベルになってきました。先日の当時のびしょ濡れ事件が想い出され、傘をクルマに置いてきたことが、つくつく悔やまれます。
何人かの散歩客が通り過ぎる時間、そこで雨宿りしてみましたがラチもあかず、仕方なく雨の中を引き返すことにしました。
所々は木々の茂みが雨を遮ってくれますが、それでも上着はぐっしょり濡れ、髪からも水が滴ります。
クルマに帰って、濡れた服は脱ぎ、髪を拭いて、少し鴨たちを見て帰ることにしました。傘を差して、何枚か撮りましたが、鴨たちは、羽毛の威力か、寒そうではありませんでした。


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さて、今日は、MさんFさんという先輩方が釣りに出かけるというので、誘って下さっていました。喜んで早めに出かけ、大体の目当ての場所付近を少々散策し、ゆとりの心で、Mさんの携帯電話に連絡。ところが、不通。
ピラカンサが見事でした
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瀬戸内海の眺望
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しばらくしてもう一度電話。すると、不審げな応答。間違い電話と発覚しました。
携帯電話の番号を間違えて電話帳登録していたのです。
慌てて、今度はFさんに電話してみますが、不通。繰り返し掛けても不通。不審に思ってよくよく電話番号を見ると、自宅電話しか電話帳登録してませんでした。
時代に遅れていて、日頃携帯電話を使いませんから、こんな時失敗します。
悲嘆のママ、おにぎりだけは食べて、自宅に引き返し、正しい番号でMさんにご報告しました。お二人は、丁度釣りを開始したところだそうで、ハマちゃんならずとも口惜しさが募ります。

牡蛎筏なども見えます。泳ぐ魚の群れも、、、見えます。
 
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今日一日を棒に振った穴埋めに、「ヤケTV」。こんな時のために録画してある連ドラを、何本か見ました。「相棒」「安藤ロイド」「クロコーチ」。
それでも時間があるので、寒風覚悟で、お決まりコースの散歩に出ました。
岸辺に憩う鴨の群れ
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木枯らしを知らぬがに舞うミサゴかな

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大空の旋回とホバリングまでは見ましたが、 水中ダイビングによる採餌は見届けられませんでした。
風が寒くて、あきらめました。
 
 
遠山に 日のあたりたる 枯野かな   高浜虚子
 
一面に広がる枯野ではないのですが、川の中州の薄原、茅原がさびさびしい情景に夕暮れていくなか、遠くの山にはまだ明るい日の光が射していて、虚子のこの句を想い出しました。
 
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あるバラード 第二章 (2) (3)  木下透 [木下透の作品]

このカテゴリーの文章は、おおむね、私自身の回想に関わるので、常体(だ・である調)で書くことにする。

木下透は、私の高校時代の筆名である。彼の作品を紹介するのが、趣旨である。未熟さは、その年齢のなせる業なので、寛容な目で見てやっていただきたい。

詩「あるバラード」の続きである。前回に続いて第二章(2)間奏詩=(希望)、(3)モノローグ を掲載する。なお、詩「あるバラード」はこれで完結する。


 あるバラード   木下透
第二章
(2)間奏詩=(希望)
灼熱したエネルギーの結晶体が
巨大な赤い炎をもって
地上のあらゆる憂いを
焦がしつくした。

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青い無限の空間は
様々の涙を溶かし込み
なおも透明な ノスタルジアを
醸し出していた。
------------そして数刻-----------

あれほど燃え盛っていた炎も
ようやく衰え
残り火が 驚くほどの紅さで
終焉を色どっていた。
「少し寒くなったかな」
又三郎がそうつぶやいて
ソォッと通り過ぎた。
カエデが冷たい炎を上げて
てらてらと燃えている。
ポプラもプラタナスも
すでに黄金の衣をまとっている。
銀杏の一葉(ひとは)がくるっと舞って落ちた。
 そしてその木下にはあの白い道が一筋続いていた。



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(3)モノローグ
この道は 何処まで続くのか。
あの紺碧の世界で
俺を待つものは 一体何。
完成か。
破滅か。
それとも輪廻か。
俺は果たして 報いられるのか。
今までの歩みは一切
無に帰してしまうのでは。
いや そんなことはどうでもよい。
俺はただ歩み続けるさ。
決して俺は悔いはしない。

何と美しいのだろう 自然は。
何とでかいのだろう 宇宙は。
そして 何と寒いのだろう
俺の心は-----------。
老いた俺の身体から
肉の破片が一つ一つ消え去り
ただ 前進しようとする意志力のみが残された。
今となっては俺は 何ものをも
怖れはしない。
どんな障害も 俺を妨げはしない。
俺はただ進むのだ。
この一筋の道のある限り
か細い 今にもとぎれそうな
道ではあるが。
俺はひたすら歩むのだ。
この道の導くまま。



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