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ペンの日を泥足で踏む秘密法 [今日の暦]

今日は「ペンの日」。
1935年のこの日、日本ペンクラブが創立されたことにちなんで制定されたそうです。
日本ペンクラブについて、そのホームページではこう紹介されています。


日本ペンクラブは、ロンドンに本部をもつ国際ペンの日本センターとして1935年11月26日に創立されました。当時の日本は、満州事変後に国際連盟を脱退して、国際的に孤立に向かう状況に置かれていました。それを憂う動きがリベラルな文学者や外交官の間にあり、ロンドンの国際ペンからの設立の要請を受けて、当時第一線で活躍していた作家、詩人、外国文学者、評論家の有志の賛同を得て、文豪島崎藤村を初代会長として日本ペンクラブが創立され、同時に、国際ペンの日本センターとしての役割を担いました。その後の日中戦争、太平洋戦争下で言論弾圧が厳しくなった時にも、日本ペンクラブはロンドンのセンターと連絡をとって、唯一世界への窓口であることを守り抜きました。

 日本ペンクラブは、その創立と歴史が示すように、平和を希求し、表現の自由に対するあらゆる形の弾圧に反対するとの精神に賛同するP(詩人、俳人、劇作家)、E(エッセイスト、エディター)、N(作家)が集まり、独立自尊をモットーに活動をし続け、日本の言論界をリードしてきました。歴代会長には、その時代を代表する作家が就任しています。

その「ペンの日」に、恐るべき「秘密法」が衆院強行採決されたことは、皮肉に満ちた悲劇と言わなければなりません。

日本ペンクラブからは、早速反対声明が発表されています。心から共感します。

法の番人「日弁連」の声明はこちら。

言論人たるもの、真実を伝えて刑罰を受けることは許容できません。ニュースキャスターの皆さんの行動を報道する記事。当然の行動と思いつつ、その勇気に拍手。応援したいです。
 
被爆地福島の公聴会では全員反対。なのに、強行採決、、、って、どんな論理?
国会で数を握ったら、国民がなんと言おうと何と思おうと、思い通りに「やっちゃえ、やっちゃえ」ってこと?
ということはつまり、こんな人たちが定める「特定秘密」に、理性も客観性も期待できないってことは、想像できちゃいますよね。
宿願の「改憲」だって、この調子でやるつもりなんでしょ?
軌を一にして、もうひとつ流れてきたニュース。「教科書検定基準の見直し」ですって。つまりこれまた、自分に気に入らない記述は認めないってことでしょ?子どもたちに、官許の「見方考え方」だけを、一方的に教えなさい。ということですよね。
 
戦前の教科書は、お上の定めた「国定教科書」でした。(クニサダじゃありませんよ。コクテイです。)
たとえばこんな具合。
「明るい楽しい春が来ました。日本は春夏秋冬の眺めの”美しい国”です。
山や川や海のきれいな国です。
このよい国に私たちは生まれました。
お父さんもお母さんもこの国にお生まれになりました。
お爺さんもお婆さんもこの国にお生まれになりました。
日本よい国、清い国
世界にひとつの神の国
日本よい国、強い国
世界に輝くえらい国」
国定初等教科書:修身『ヨイコドモ』
 
 
サイタサイタ サクラガサイタ
コイコイ シロコイ
ススメススメ ヘイタイススメ
オヒサマアカイ アサヒガアカイ
ヒノマルノハタ バンザイ バンザイ
 小學國語讀本 巻一(昭和七年)
 
天皇陛下の赤子(セキシ)としての忠良なる臣民はこうして育てられ、2000万人以上とも言われるアジア太平洋諸国民と、自国の民300万人余という悲惨な犠牲者を生み出す先の戦争に突入していったのでした。
これへの反省をどこかへ忘れたか、あるいは無知の故に、もう一度復活させたいというアナクロ人が世の中には常にいるものです。でも、そんなアナクロ人葉が、政権をも取ったりすることは、危険極まりない悲喜劇と言うべきでしょう。
九州の中学生が本物の拳銃を学校に持ち込んだというニュースがありました。 銃社会のアメリカでは、3~6歳児の銃発砲による死亡事故が、今年だけで10件を超えているとか。
自制力が未熟な子供に武器を持たせることの危険と同様に、理性と合理的判断力のない人士に政治権力を預けることの危険は、耐え難いことです。
でもまあ、政治家のレベルは国民のレベルを反映するとも言いますし、選んだのは国民ということで、「しっかりしなきゃ、ボクタチ」という苦い結論になりそうです。
 

今日、最初に用意していた記事は、このあとの部分でした。
秘密法の緊急ニュースが、予定変更を強いたのでした。
短日や束の間なりし陽の光
一晩中強い風が吹いて、朝になっても名残の風はありましたが、それが雲を吹き飛ばしたのか、快晴と言っていい青空が見えました。
防寒ジャンパーを着て歩いたら汗をかくほどでした。
苅田に昨日の雨が水たまりをつくり、それに青空が映ってい冴え冴えと光っていました。
 
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鴨川の河原は、オギ、ススキに覆われています。
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光が水面に反射してまぶしい。
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今日の常山
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遠景。
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水路が緩やかにうねりを描いて流れています
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水路の正面に聳える常山
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麦飯山が見えます。これも古城の跡 。
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さざ波はありますが、穏やかな鴨川の流れ
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今日も色々な鳥に会いました。
 
カンムリカイツブリ
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コガモ
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シラサギ(チュウサギ?)
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アオサギ
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カワセミが、草陰に隠れています。
今日は3カ所で、(おそらく3個体に)出会ったのですが、気づかれて撮影失敗。
マニュアルフォーカスの望遠レンズしかもって出なかったので、レスポンスが遅い。
シャッター速度もマニュアルで設定しますが、慣れないのでもたつきます。

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シギにも出会ったので、何枚も写し立つ森でしたが撮影失敗。
あと、猛禽類を2個体見ましたが、すばやく飛び去っていきました。撮影失敗。
バンにも会いました。撮影失敗。
 
今日の携行望遠レンズは、 tamronSp500mm(レフレックスレンズ)です。
未練があって性懲りもなく持って出ていますが、だめ画像の量産でした。残念。
いつものように、割り切って300mmで狙った方が無難でした。
 

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