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七月になりました、の巻 [折々散歩]

七月になりました。
時季遅れになってしまわないうちに、梅雨らしい写真は、今のうちに掲載しておくことにします。
深山公園のアジサイ(続き)です。



深山公園水生植物r園で見たスイレン。


















ヤマモモが熟れています






ヤマモモについて、過去記事に書いていなかったかと探してみましたが、こんな記事に、チラッと写真を載せただけでした。


ニオドリも問うらん私いい子でしょ

五島美代子の歌う母の歌、の巻

ネット上にはこんな情報がありました。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤマモモ
やまもも / 山桃
[学]Myrica rubra Sieb. et Zucc.

ヤマモモ科の高木。高さ15~20メートル。枝はもろく、多くの細枝がある。葉は長さ5~10センチメートルで広倒披針(ひしん)形または倒披針形、革質で先がとがる。成木は全縁または浅い鋸歯(きょし)があり、実生(みしょう)の幼苗期は葉縁の切れ込みが深い。雌雄異株。3月ころ葉腋(ようえき)に発育した花穂は、雌花序は長さ1~2センチメートルの棒状になり、柱頭は紅色で2裂した雌しべを4~5個つけ、雄花序は長さ3センチメートルの長い筆の穂先状になり、多量の花粉を飛ばす。果実は径1.5~2センチメートルの球形で、6~7月に成熟する。果色は濃紅赤色、赤色、帯淡紅白色などがある。甘・酸味が強く多汁で、生食のほか、砂糖漬け、焼酎(しょうちゅう)漬けにする。ジュースは淡紅色になる。樹皮は乾燥し楊梅皮(ようばいひ)とし、下痢や打撲症に効く。また諸媒染剤により、茶、黄、黄金、褐、緑黒色などの染料にする。関東地方以西から九州、および台湾を含む中国暖地に分布し、山地に生える。[飯塚宗夫]
また、こんな効能や栄養成分がある由(http://nag448.info/wp/archives/4171.htmlより引用)。

ヤマモモ(山桃)の主な甘味成分は疲労回復や身体のエネルギー源になるブドウ糖です。酸味成分は人間が生きていくのに必要なエネルギーを生み出し、疲労回復に必要な成分であるクエン酸です。またヤマモモは、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し疲労回復に役立つビタミンB1や細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2また、皮ふや粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシンや動脈硬化を予防しストレスをやわらげる働きのあるパントテン酸そして、貧血予防に役立つビタミンである葉酸、抗酸化ビタミンであるビタミンCを多く含みますので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めます。さらに、骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウムなどを含みます。カリウムも多く含まれますので疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます

ヤマモモ(山桃)は、機能性のある栄養としてはポリフェノールの一種のアントシアニンやカロテノイドの一種のβ-カロテンを含みますので強力な抗酸化作用を期待できます。

主な栄養素 100gあたりの栄養価
β-カロテン 19㎍
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン(B3) 0.3mg
パントテン酸(B5) 0.21mg
ビタミンB6 0.05mg
葉酸 26㎍
ビタミンC 4mg
ビタミンE 0.3mg
カルシウム 4mg
リン 5mg
鉄分 0.4mg
マグネシウム 7mg
カリウム 120mg

(やまもも-生)

五訂日本食品標準成分表より

 妻の亡くなった父が元気だった頃、ヤマモモの苗をもらったことがありました。盆栽や庭いじりが好きだった彼は、サツキや、椿や、山野草など、いろいろな鉢や苗を、「土産」に持ち帰らせてくれました。
ヤマモモは鉢に植えて育てていましたが、すぐに根を張りますので、庭に下ろしました。年々大きく成長し、梅雨時になると、たわわに実を付けるようになりました。生食もし、果実酒にもしましたが、処理しきれないまま地に落ちるものも沢山ありました。ざるに入れて職場に持って行くと、同僚に珍しがられたこともありました。
狭い庭に、子どもの勉強室としてプレハブ小屋を建てました。その際に、山桃の根を傷つけたか、だんだんと樹勢が弱り、ついには枯れてしまいました。プレハブ小屋は、子どもはほとんど使わず、私の「秘密基地」とし手、書斎兼、書庫兼、ジャンク部品置き場兼、作業場兼、執務室兼、オーディオ室として利用しました。長いLANケーブルを居間から床下を這わせて、LAN環境も整え、インタネットアクセスも、家庭内LAN接続も可能な快適空間になっていました。ただ、空調設備がオソマツで、寒暑にさらされる苛酷な環境ではありました。(子どもがこの部屋を使いたがらなかった主な理由はそれでした)。
子どもたちが次々独立し、自公密度が減少したのにともない、このプレハブ小屋は取りつぶし、その跡は「菜園」にしています。いまは、青々とした夏草が旺盛に生い茂っています。
 ヤマモモは、近所の公園にも、何本も植栽されていて、子どもたちが採って食べていた情景が、ずっと以前にはありましたが、だんだんとそんな姿もなくなっていきました。何しろ、公園で遊ぶ子どもの姿そのものを見なくなリました。「公園の子どもたちはどこに消えたか?」ミステリーのテーマになりそうです。
 さて公園のヤマモモは?公園内の「安心安全」への配慮から、近年、見晴らしの悪い植栽は、低い位置で伐り込まれる用になりました。そのため、どの木々も、寸詰まりのみじめな姿をさらしていて痛ましい限りですが、このヤマモモも例外ではありません。そのせいで、かつてはたわわに実を付けていた雌木にも、実を見ることがありません。
木陰も減り、夏は灼熱、冬は寒風吹きさらしで、私たち老人にとっても、憩える場所とは言えません。思いは複雑ですね。
今日はこれにて。

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写真素材 PIXTA


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