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彼岸の入りあれこれ、の巻 [今日の暦]

今日は「彼岸の入り」だそうです。
「暑さ寒さも」というとおり、涼しさが心地よい季節になりました。
今日は、自転車で数キロ走りましたが、さわやかな汗でした。
ここ2~3日の朝の散歩の写真です。
涼しくなって、コスモスが、ようやく生気を取り戻したようです。

路傍の朝顔が、まだまだ元気です。

こんな品種も咲いています。

カボチャの葉に、雨露が宿っていました。

約束したように、ヒガンバナが咲いています。







過去記事で、ヒガンバナは度々取り上げていますが、一番古い記事はこれのようです。
続 今日の「これなあに?」
少し引用して再掲します。

  ヒガンバナというと新美南吉の「ごんぎつね」のワンシーンが浮かびます。「ごんぎつね」は南吉の17歳の時の作品といいます。

「ああ、葬式だ」
と、ごんは思いました。
「兵十の家のだれが死んだんだろう」
お昼が過ぎると、ごんは、村の墓地へ行って、六地蔵さんの陰に隠れていました。いいお天気で、遠く向こうには、お城の屋根瓦が光っています。墓地には、彼岸花が、赤い布のように咲き続いていました。と、村の方から、カーン、カーン、と、鐘が鳴って来ました。葬式の出る合図です。
やがて、白い着物を着た葬列の者たちがやって来るのが、ちらちら見え始めました。話し声も近くなりました。葬列は墓地へ入って来ました。人々が通った後には、彼岸花が踏み折られていました。
ごんは、伸び上がって見ました。兵十が、白い裃をつけて、位牌を捧げています。いつもは赤いさつま芋みたいな元気のいい顔が、今日は何だかしおれていました。
「ははん、死んだのは兵十のおっ母だ」
ごんは、そう思いながら、頭を引っ込めました。(「ごんぎつね」より)

彼岸の時期に咲くこと、墓地の周辺に群れ咲くことが多いなどから、死人花、地獄花、幽霊花などの不吉な別名も与えられています。剃刀花、狐花、捨子花、はっかけばばあなどの名も、wikiでは紹介されています。
その妖しい不吉さを北原白秋はこう歌います。

曼珠沙華  北原白秋
GONSHAN.(ゴンシャン). GONSHAN..何処へゆく
赤い御墓(おはか)の曼珠沙華(ひがんばな)、
曼珠沙華、
けふも手折りに来たわいな。

GONSHAN. GONSHAN. 何本か。
地には七本、血のやうに、
血のやうに、
ちやうど、あの児の年の数(かず)。

GONSHAN. GONSHAN.気をつけな。
ひとつ摘(つ)んでも、日は真昼、
日は真昼、
ひとつあとからまたひらく。

GONSHAN. GONSHAN. 何故(なし)泣くろ。
何時(いつ)まで取っても、曼珠沙華、
曼珠沙華、
恐(こは)や赤しや、まだ七つ。 (「思ひ出」より)
仏典に由来する「曼珠沙華」の名も一般に普及しています。法華経が説かれるとき天から訪れる「天上界の花、赤い花」をサンスクリット語で「マンジューサカ」と呼ぶそうです。

曼珠沙華と書いてマンジュシャゲと読むと思っていたら、山口百恵ちゃんは、マンジュシャカと謳いました。


去年の秋、lこのブログ記事とともに、私が写した彼岸花の写真をカラー印刷して、アジア人留学生に配った上で、新美南吉「ごんぎつね」を教材として読んでみました。(ほとんど期待した反応は得られ、空振りでしたが)。そのとき印刷に使ったのは、NEC5600cという激安のカラーレーザープリンタでした。

そのプリンタが、ちょっと前からエラー表示が続き、どうやっても直りません。これまで何度もトナーの交換を行い、最近はずっと互換トナーを使っていて、そのことが原因かも知れないトラブルは数多く経験しましたが、今回はどうも駄目のようです。
インクジェット機が他に一台あるにはあるのですが、試験問題用に、鮮明な印刷をとしたいと思って、レーザープリンタを使おうとしたのですがこのような次第で、思い切ってモノクロレーザープリンタを新調しました。
たちまち明日の授業プリントの印刷に必要なので。


モノクロとは言え、レーザープリンタが一万円で買える時代です。ほとんどインク代や、トナー代の値段です。
というわけで、今日、これを買ってきたのです。早速快適に印刷できています。
それにしても、台風が去ったと思うと解散風。なんとも気まぐれな 自分勝手な解散ですね。
「第3次安倍第3次改造内閣」なるものを「仕事人内閣」などと鳴り物入りで発表したのは、8月。この閣僚たちは一度も閣僚として国会に出席して大臣答弁に臨む機会がないままに、早くも解任ですって。なんともお気の毒なことです。
なぜこのタイミングで解散?と、いちばん腹に据えかねているのはこの方たちかも?と同情します。
素人考えでも、このタイミングでの解散判断は、次のような思惑によるもの?
①モリ・カケ疑惑をはじめ、政府・自民党内の一連の不祥事・「劣化」にフタをする。
②北朝鮮のミサイル騒動を奇貨として、不安と危機意識を煽って、日米軍事同盟と現政権への支持をつなぎ止める。
③世論調査でわずかに支持が回復したと見て、これを好機に議席をかすめ取る。
④民進党のごたごた、野党共闘の未成立状況を最大限利用する。
⑤解散総選挙を強行することで、党内での「安倍一強」体制を回復する。
でも、そうだとすると、余りにミエミエで、余りに安直、余りにご都合主義と言わないわけにはいきません。いや、まさかね。いやしくも、国のトップリーダーたるお方が、そんな見え透いた打算で解散に踏み切るはずがない。きっと、もっと高尚な、奥深い、天下国家の行方に関わる、抜き差しならない大義があるはずだ、、、等と思いかえしてみるのですが、私などの凡庸な頭では、どうにも思い至りません。
いずれにしても、選挙中は「消費税の使い道」「経済優先・国民生活優先」などを目いっぱい喧伝し、選挙が終わるや否や、得意のてのひら返しで、改憲・軍事化への道を進んでいく魂胆でしょう。柳の下のドジョウを狙う、見え透いた手口。これまた、ミエミエ過ぎますね。
くよくよ考えていても埒があきませんので、その野望を打ち砕く方策を練らねばなりませんね。ただし、「共謀罪」でとがめられないやり方で、、、。つくづく、物騒な世の中ですね。
今日はこれにて。

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