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おや、こんな日に、お久しぶり、の巻 [折々散歩]

久しぶりの雨です。

すっかり秋の雨という風情です。

半袖では肌寒く、上着を着て散歩に出ました。

雨ですから、防塵防滴を主眼に、

 finepixS1を持って出ました。

一眼カメラは、防塵防滴のボディを所有していますが、防滴レンズがありません。ナイロンカバーなどをくっつけて歩くこともありますがおっくうなので、傘の中で取り扱うことにして、olympusE3+zuiko digital 25mmという薄型レンズを久しぶりに引っ張り出して組み合わせてみました。まったくの気まぐれです。

雨に濡れたコスモス。













向こうに煙って見えるのは、常山です。



路傍のヒガンバナ。











以上、zuiko digital 25mmでした。

久しぶりにカワセミに会いました。いえ、、最近も時々は会っているのですが、写すチャンスがありませんでした。今日は、雨で悪コンディションですが、fuji finepixS1を持ってきています。

それでも、近づきすぎるとすぐに逃げられますから、遠くから写して、トリミングするコトします。



























飛びます。







最近、「どっちももどっち」という言葉が、しばしば脳裏に浮かびます。

8月12日、アメリカバージニア州・シャーロッツビルで、白人至上主義者やネオナチの大規模集会に反対する市民のデモ隊に、ヒトラー崇拝者の20代の白人男性が、車で突っ込み、32歳の女性を死亡させたのをはじめ、大勢が負傷するという事態が生じ、州知事は非常事態宣言を発令したと伝えられています。これに対し、白人至上主義者団体・KKK(クー・クラックス・クラン)のリーダー、ジャスティン・ムーアは女性が「死んでよかった」と発言。「今後もこうした事態が起こるだろう」と脅しのコメントを寄せたといいます。

これについて、トラン大統領は、て白人至上主義者と差別反対派の「両方に非がある」「どっちもどっち」とコメントしたといいます。

そんなばかな、ホロコーストを行ったナチスも虐殺されたユダヤ人も、「両方に非がある」、「どっちもどっち」等という強弁が許されるはずがありません。

そう思う反面、この応酬はどうでしょう。

トランプ 「『ロケットマン』は自身、および自身の体制に対する自爆任務に就いている」「米国は強大な力と忍耐力を持ち合わせているが、米国自身、もしくは米国の同盟国を守る必要に迫られた場合、北朝鮮を完全に破壊する以外の選択肢はなくなる」 (9月19日、初の一般討論演説で)
金正恩 「トランプが世界の面前で私と国家の存在自体を否定して侮辱し、わが共和国(北朝鮮)をなくすという歴代で最も暴悪な宣戦布告をしてきた以上、われわれもそれに見合う史上最高の超強硬対応措置断行を慎重に考慮する」
「前代未聞で無知で粗暴」「政治家ではなく、火遊びが好きなならず者」米国の老いぼれの狂人を必ずや、必ずや火で罰するであろう。
(歴史上初の「声明})

いやあ、どっちもどっちと言いたくなりますね。

もちろん、核戦争阻止、核兵器廃絶を求める国際世論と、大きくその方向へ進みつつある世界の潮流を足蹴にして、核開発とミサイル発射を繰り返す北朝鮮の暴挙は、言語道断、どんな口実をつけても許されません。

でも、「核兵器なき世界」の目標に背を向け、核兵器禁止条約交渉を敵視するアメリカと、その尻馬に乗って条約に反対を表明する日本政府の姿勢は、まったく道理がありません。

しかもその上で、、対話拒否、制裁強化のみを強調するアベソーリの国連演説は、異様の極みと言えました。

アベソーリこのたびの危機は、独裁者の誰彼が大量破壊兵器を手に入れようとするたび、われわれがくぐってきたものと質において、次元の異なるものです。」
「冷戦が終わって二十有余年、われわれは、この間、どこの独裁者にここまで放恣にさせたでしょう。北朝鮮にだけは、われわれは結果として許してしまった。それはわれわれの目の前の現実です。
かつ、これをもたらしたのは「対話」の不足では断じてありません。
対話による問題解決の試みは、一再ならず、無に帰した。
何の成算あって、われわれは三度、同じ過ちを繰り返そうというのでしょう。
北朝鮮に全ての核・弾道ミサイル計画を、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法で放棄させなくてはなりません。
そのため必要なのは、対話ではない。圧力なのです。」
対話嫌いはこの人の根深い本性なのかも知れませんが、外交場面でもそれ一辺倒とは、困ったことですね。

北朝鮮の暴走に、実際にブレーキをかけることが期待される最大の国、中国の反応は?自国の国益や立場はもちろん反映しているでしょうが、トランプ・アベコンビの言いたい放題よりは、よほど筋が通っているように聞こえますがね。

中国外務省陸慷報道局長我が国はこれまで同様、朝鮮半島の非核化ならびに核兵器不拡散の国際体制を支持しており、朝鮮半島の安定と平和を保証することが不可欠であり、この問題を解決するための唯一の効果的な方法とは、対話、協議、平和的調整だと考える」
「着実な対話によって核不拡散問題を解決するための成果を得てきた」
「制裁だけでどうにかなると考える国もあるが、現実にはそうした成功事例は見たことがない」


ドイツのメルケルさんも、トランプの北朝鮮を完全に破壊する以外の選択肢はなくなる」等の脅迫に対して反発してこう述べています。

「こうした警告には賛同できない」
「いかなる軍事行動も完全に不適切であると考えており、ドイツは外交的な解決を主張する」と


また、フランスのマクロンさんの国連演説を、「毎日新聞」は、こう報じています。

 マクロン仏大統領は19日、国連総会で初めて演説し、国際的な対話と、世界的な問題への対処で各国が連携する多国間主義の必要性を訴えた。「米国第一主義」を強調したトランプ米大統領と対照的な国連デビューとなった。AP通信は「危機への取り組みで深い相違」と指摘するなど、両氏の違いに焦点を当てた。
 マクロン氏はトランプ氏が離脱を表明している地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」について、「米国の決断は尊重し、ドアは常に開いている」としながらも、すべての政府や自治体、企業などと協力して履行する考えを示した。
 トランプ氏が強硬姿勢を見せる北朝鮮の核・ミサイル開発やイランと米欧などの主要6国が2015年に締結した核合意についても、対処方針に違いが際立った。マクロン氏は北朝鮮への対応について「緊張を高めることを拒絶する。対話の道を閉ざすことはしない」と強調し、外交による解決を探るべきだとした。イランが核開発を大幅に抑制する見返りに経済制裁を解除する内容の核合意を、トランプ氏は「最悪で一方的」と批判するが、マクロン氏は「平和に不可欠だ。破棄は大きな間違いだ」とけん制した。
 さらに、国連を「官僚主義」だと批判するトランプ氏を念頭に、「多国間主義は、外交官によるゲームだという考えが広まっている」と述べ、「テロや気候変動などは多国間主義を通じてしか乗り越えられない」と強調した。トランプ氏は「他国不干渉主義」で国益を優先するが、マクロン氏は多国間主義による国際協調を訴えた。
 国連本部でマクロン氏の演説を聞いたアフリカ連合(AU)スタッフの米国人、サバンナ・メリウスさん(34)は「力を誇示するトランプ氏と正反対で、対話を重視する。問題解決にはマクロン氏の姿勢が必要だと思う」と語った。

そもそも、この国連総会の冒頭演説で、グテレス国連事務総長はこう指摘していたそうです。

「怒りがこもった対話は、取り返しがつかない誤解につながる」

どうやら、この言葉を理解できなかった人が、約二名おられたようですね。「自分ファースト」の盟友、トランプ・アベコンビの特異さが際だった国連総会だったようです。ああ、日本国民として、はずかしい。

内政でも、「自分ファースト」の本領発揮、勝手放題の解散総選挙。モリカケ疑惑も不問に付して、アベ改憲に弾みをつける多数議席をまたもや許しました、、、とあっては、二重三重に恥ずかしい。ごめんこうむりたいものですね。

今日はこれにて。


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