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紅葉の岡山後楽園、の巻(2) [折々散歩]

今朝の地元ローカル新聞山陽新聞に、こんな記事が掲載されていました.
WEB版を引用します。


なんと昨日散歩した岡山後楽園。夕方からはこんな優雅な催しが行われたのですか。この「幻想庭園」、季節の折々に催され、評判は上々ですが、鑑賞のチャンスに恵まれません。というより。あまり大勢のお客で賑わう場所はどうも苦手で、つい避けたくなってしまうので、仮にイベントの予定を事前に知っていても、おろらく参加はしなかったかもしれません。
大勢で賑やかな場所は苦手という気持ちは、何かの機会に、イスに着席して行儀良く舞台を観たりお話を聞いたりするような場合も同様で、できれば周囲が、せめて両脇が空席であるような環境が望ましいと感じたりしてしまいます。
ですが、流石に、市民劇場の舞台鑑賞は、そうは参りません。リーズナブルな会費で本格的な舞台が楽しめる機会だけに、大勢の会員でぎっしりと会場が埋まっていること必須ですので、座席指定された窮屈な席で鑑賞することを決していとうわけには行きません。

しかし、車で一時間程度かかる会場までいざ出かけること自体おっくうな場合もあります。特に、日中何だかくたびれたなあという感じの夕方など、少し消極的な気分になりがちです。
実は一昨日がそうでした。
日中勤務日で、授業がどうもうまく行かなくて、消耗感が募りました。

更にその日は、小4生が発熱で、珍しく小学校を休み、妹の小1生も早く帰宅し、中学生も部活がなくて早めに帰宅、その上、末の保育園児のお迎えを頼まれて、あれこれと育児の仕事もありましたが、後はばあばに任せて、少し遅れて家を出ます。会場にたどり着いた時には、開園時刻を十分ほど過ぎた頃。すると、入り口あたりまで、観客の大きな笑い声が聞こえて来ます。

係の方の誘導で、後ろ入り口からこっそりと会場に入り、後ろの方の空席に座ります。前後左右空席で、ゆったりと座れます。

演目は、三谷幸喜作 、山田和也演出、劇団ヴォードヴィルショーの喜劇『田茂神家の一族』です。







【ストーリー】エブリ村の村長を、6期24年にわたり務めてきた田茂神嘉右衛門が馬に蹴られてけがをし、引退することに。突如降ってわいた村長選挙に立候補したのは、嘉右衛門の次男・健二、三男・三太、長男(故人の嫁・たか子、弟・常吉、もうひとりの弟の娘婿で東京から引っ越してきた茂の5人。さらに、選挙管理委員会委員長は四男・四郎と、全員が田茂神姓の、抱腹絶倒の選挙戦が繰り広げられルことになります。
久々の村長選挙と会って、村では、立候補者の合同演説会が開催されることになり、私たち観客はその観衆という設定。
村の有権者はわずか一五〇人。三太の雇った選挙コンサルタント・井口の票読みによれば、健二と三太の持ち票が拮抗。サンタは、健二票切り崩しのためネガティブキャンペーンを展開しますが、やがて候補者同士によるスキャンダルの暴露合戦に発展。見かねた嘉右衛門が、引退を撤回し出馬表明したので、演説会は収ますます大混戦。
利権と情実、欲望と狡猾が渦巻く「どこにもなさそうでどこかにありそうな」人間模様が活写されます。

歌あり踊りあり、テンポの良い、奇想天外なストーリー展開は、最後まで観客を飽きさせません。大笑いして楽しく見終えたこの演劇。最後のカーテンコールで三太役の佐藤B作さんが、ご自身の故郷福島を舞台とする劇を三谷幸喜氏に依頼してできた作品だと明かされ、この村長選挙を揺るがした「ヒューマンバイオマスエネルギー」を、「原発」とよみかえてみたら?と指摘され、大いに合点したことでした。

「行こかもどろか」の葛藤の果てに、「行って良かった」と思えたひとときでした。

さて今日は、午後、「年金裁判を支援する会」の第三回定期総会がありました。同志社大学尾形健(おがたたけし)教授による憲法25条(生存権)、憲法29条〈財産権)と年金裁判を中心とした講演など、充実した(ややハードな)半日を過ごしました。これまた、「行って良かった」ひとときでした。

というわけで、今日は写真撮影の機会もありませんでしたので、昨日の後楽園の写真の続きをご紹介します。

昨日の写真は、pentaxk10d+TAMRON17-50mmf2.8で写しました。リュックには、pentaxK5Ⅱ+AFBORG 60EDを入れて歩きました。まれな組み合わせです。

AFBORGで写した紅葉。味わいが違って面白いです。































ツタの葉。











遠景です。



桜紅葉。





荻の穂。





この鳥は?何でしょう?







エナガがごちそうを食べています。





何羽もの群れが、しきりに枝から枝へ飛び移っています。







これは?シジュウカラでしょうか?



水辺のヒヨドリ。幼鳥でしょうか?







今日はこれにて。
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