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ヨシガモ再び、の巻 [折々散歩]

年賀状を出しに郵便局まで行った帰り、ついでに深山公園に寄ってみました。
標準散歩コースを一周して、鳥観察も楽しんだのですが、今日はそのうちの一つだけをご紹介させていただきます。
駐車場の車に乗り込む前に、赤松池の鴨の群れにあいさつをして帰ろうと、池を眺めると、1羽だけ目を引くカモがいました。
ヨシガモですね。
 
  赤松池の鴨の群れとヨシガモ
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ヨシガモについて、以前こんな記事を書きました。
キョーレツな寒波襲来今日の鳥

ホオジロガモでよろしかったでしょうか?
ヨシガモでした、の巻

 ところで、「ヨシガモ」は、頭部の模様がナポレオンのビーコン・ハットに似ていることからナポレオン・ハットも呼ばれるそうです。山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑 日本の野鳥」によれば、「ヨシガモ」の名前の由来は、「容姿が美しい」カモという意味だそうです。漢字で、「葦鴨、葭鴨」と書くとおり、「葦の生えている所にいる」ところからの名づけとも言われます。
葦(葭・芦)は、「アシ」と読みますが、「悪し」に通じることからこれを忌み、縁起を担いで「ヨシ(良し)」と言い換えることがあります。
江戸の遊郭「吉原」も、もとはアシの生い茂った原であったところから「葦原」と呼ばれ、「アシハラ」→「ヨシハラ」と転じたそうですね。

ナポレオンハットが、光の加減で鮮やかに光ります。

今日はこれにて。

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デンチュウでござるぞ、の巻 [今日の暦]

「デンチュウでござるぞ」といえば、忠臣蔵の松の廊下のワンシーンが思い浮かぶでしょう。
人形浄瑠璃や歌舞伎で、元祖「仮名手本忠臣蔵」を思い浮かべる方もおありでしょうし、長谷川一夫主演の映画「忠臣蔵」(1958年)やNHK大河ドラマ「赤穂浪士」(1964年)を真っ先に連想される方もおありでしょう。はたまた、世代によっては、それ以降の数々の、映画、ドラマ、舞台がイメージされる場合もありましょう。若い世代では、ドリフターズの「8時だよ全員集合」でのコントが印象に残っておられる方もあるそうな。(いや、もっと若い世代では、ドリフターズというグループの存在をご存じない場合もあるでしょうか。)
「武士の情け、おはなしくだされ梶川殿」の名セリフを、歌謡浪曲 「あゝ松の廊下」(歌:三波春夫)や、「刃傷松の廊下」(作詞:藤間哲郎 作曲:桜田誠一 歌:真山一郎)の曲とともに思い出される方もおありでしょう。
ネット検索をしておりますと、ユーチューブに、藤圭子さんの歌唱がUPしてありました。切々として良いです。

藤圭子 刃傷松の廊下 - YouTube



デビュー当時、年齢的にはほぼ同世代で、14インチの白黒ブラウン管テレビに写る薄倖の少女歌手は、気になる存在でした。下の記事にも書きました。
返す返すも残念な晩年でした。
ムクドリとモズが我が家の窓から見えました。

 藤圭子さんは、ほぼ同世代。密かにファンでした。8月22日が命日ですか。痛ましいことです。
藤圭子 GOLDEN☆BEST

藤圭子 GOLDEN☆BEST

  • アーティスト: 石坂まさを,阿久悠,山上路夫,山口洋子,なかにし礼,はぞのなな,六本木哲,阿木燿子,鳥井実,浅木しゅん
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2005/10/26
  • メディア: CD
GOLDEN☆BEST 藤圭子ヒット&カバーコレクション 艶歌と縁歌

GOLDEN☆BEST 藤圭子ヒット&カバーコレクション 艶歌と縁歌

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
  • 発売日: 2010/12/08
  • メディア: CD


去年放送されていたNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」 は、宇多田ヒカルが母、藤圭子を想って歌ったとか。この歌が流れてくると、一歳児だった孫娘が、どんなに機嫌が悪くてもすぐに泣き止んで聞き耳を立てたそうです。
ところで、この記事↓↓↓にも書きましたが、「刃傷松の廊下」は、故H氏の持ち歌のひとつであったようです(生前、直接拝聴したことはないのですが)。
寒かりし討ち入りの日のエナガかな

 わが畏友、H氏の十八番の一つが「刃傷松の廊下」であったことから、彼の追悼式では、生前の本人の熱演(熱唱)をビデオで流したことも思い出されます。

その故H氏の出身地は、広島県にほど近い、県西部の町でした。先日、クロヅルとカナダヅルを訪ねて、笠岡干拓へ向かう途中、近くを通りかかり、ふと思い出しました。
その、道中に「田中美術館」への案内がありました。「田中」は、「タナカ」と読まずに、「デンチュウ」と読みます。彫刻家平櫛田中の出身地にちなんで建てられた美術館です。


上のHPには、こんな紹介が載せられています。

 平櫛田中(1872~1979)は岡山県井原市に生まれた、近代日本を代表する彫刻家です。
 本名を倬太郎(たくたろう)と言い、田中家から平櫛家に養子に入ったのち、田中(でんちゅう)と号しました。107歳でその生涯を閉じるまで、明治・大正・昭和の三代に渡って活躍しました。 岡倉天心と西山禾山に思想的な影響を受け、伝統的な木彫技術と西洋の彫塑を学んだ田中の作品は、観る者を引き込む緊張感と、人間味あふれる豊かな創造性を持っています。 なかでも井原地方の古い伝承に基づく《転生》(東京芸術大学大学美術館蔵)や、六代目尾上菊五郎をモデルに約20年の歳月をかけて完成した《鏡獅子》(東京国立近代美術館蔵、国立劇場展観)は、こんにち平櫛田中の代表作として知られています。

養家の「平櫛」姓の下に、生家の「田中」を号として名乗ったそうです。
今では時効となっているでしょうから暴露しますが、私の妻は美術の教員免許を持っていますので、大学卒業後、岡山県の教員採用試験を受けました。(彼女の出身地は四国なのですが、私との交際の都合からの進路選択でした。)
その面接試験で、岡山県出身の彫刻家の名を問われて、答えられなかったそうです。当時、私も平櫛田中という人を知りませんでしたか。専門分野の知識を問われて答えられなかった妻もうかつですが、郷土の偉人を知らない私もうかつなことでした。
のちのことになりますが、妻の父が還暦を過ぎた頃、こんな言葉を座右の銘のようにしていたことを思い出します。

いまやらねばいつできる
わしがやらねば誰がやる

六十七十ははなたれこぞう 
おとこざかりは百から百から 
わしもこれからこれから 


いずれも、平櫛翁が好んで口にし、揮毫もした言葉だそうです。
平櫛翁は、長寿で、高齢になっても活躍されたことでも知られます。
金田一耕助探偵が活躍するミステリー小説で知られる横溝正史が、朝日新聞夕刊1976(S51)年1月16日文化欄 のこんな文章を残しているそうです。

 「クリスティと私 晩年の創作力に改めて脱帽」

私の書斎には「夢」という一字を書いた軸が掛かっている。 九十七翁中書とあるのは、即ち木彫の平櫛田中先生九十七歳のときの ご揮毫である。平櫛田中先生の事蹟は本紙の元日の「ひと」の欄で 紹介されたから多くのひとが知っていられるだろうが、先生はたしか百三歳。 その先生が百歳になられたとき、むこう三十年間のクス、ケヤキ等木彫に 使用する原木を買い込まれたと当時ひとづてに聞いている。
 そこで去年の正月私はひそかにこういう戯れ唄を作った。
 田中先生には及びもないが、せめてなりたやクリスティ。
 私は今後何年生きるかしらないが、クリスティに倣って、 年一作長編を書いていきたいと決心したのである。


ところで、横溝正史と言えば、戦中、戦後の一時期、岡山県に疎開していたこと、その時期の見聞が、金田一シリーズ執筆の源泉になっていることはよく知られています。倉敷市のHPにこんな記事があります。

 横溝正史疎開宅
 
 横溝氏とその一家は,太平洋戦争末期の昭和20年4月,東京での戦禍を避けて,倉敷市真備町岡田村桜で約3年半の疎開生活を送った。
 当時,軍部の圧力で探偵小説を書くことが出来なかった氏は,岡田地区の人と交わり,畑でジャガイモつくりなどに精を出した。しかし,いつの日か本格的な長編作品を書きたいと考えた正史は,東京から運んだ蔵書を読み,地区の親しかった人たちから農村の因習,農漁民の生活などの話を聞き,作品の構想をあたためた。
 戦後,氏が日本で初めて本格理論的な推理小説を拓いた「本陣殺人事件」「獄門島」「八つ墓村」など多く名作が,疎開宅で著述された。
 名探偵金田一耕助は,「本陣殺人事件」で磯川警部と共に初めて横溝正史作品に登場した。氏の日記によると金田一耕助は,昭和21年4月24日この疎開宅で生まれたことになる。

また、倉敷観光webにはこんな記事があります。

この横溝正史の未発表原稿が、先日、新たに発見されたというニュースがありました。(読売online

 昭和を代表する推理作家の一人、横溝正史(1902~81年)が、太平洋戦争が始まった41年に唯一となる長編家庭小説を執筆していたことが分かった。
 遺品を所蔵する二松学舎大(東京都千代田区)が21日、発表した。作中には、名探偵・金田一耕助の原型とされる人物が登場するなど、専門家は横溝文学を考察する上で見逃せない作品としている。
 今回、全体像が判明したのは小説「雪割草」で、400字詰め原稿用紙で800枚近い長編。草稿の断片などから題名は知られていたが、発表媒体が不明で、「幻の作品」とされてきた。草稿を分析した同大の山口直孝教授らが、41年6~12月の「新潟毎日新聞」(途中から「新潟日日新聞」)に掲載されていたことを突き止めた。


今日、12月28日は、横溝正史の命日です。1981年逝去。79歳でした。
一方、平櫛田中翁の命日は、12月30日(1979年)。107歳でした。
まさしく「六十七十ははなたれこぞう おとこざかりは百から百から」ですね。

蛇足を一つ。
散歩中、こんな光景を見ると、「電柱ですぞ」とつぶやきたくなります。





コサギです。
電線ですぞ。

次は、ムクドリ。





そしてこれは?






これは別の場所で会いました。





ノスリでしょうか?
先日の食事中の二羽の猛禽も、ノスリだったかも知れません、
今日はこれにて。

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昨日、今日の朝散歩、の巻 [折々散歩]

寒いです。

などと口にすると、北日本の方々には申し訳ないと思います。

でも寒いです。

昨日の朝散歩の田園風景です。











ちょっと汗ばんで帰宅の途中、自宅近くの小川のほとりにさしかかります。

ふと上空をみると、鳥影が見えます。

ミサゴです。

携帯カメラは、OLYMPUSe620+ZUIKO DIGITAL  ED 70-300mm F4.0-5.6。最大望遠域でこの程度の大きさです。

旋回しながら頭上近くを飛翔する姿を、追いかけます。















ぐるりと上空を廻って、どこか遠くへ飛び去った模様で、姿を見失ったのですが、数刻ののち、、頭上を逆方向へと急ぐ姿がありました。



足にぎゅっとわしづかみ、いやミサゴづかみしているのは、朝餉の魚です。



トリミングして見ると、獲物の大きさがよくわかります。











ねぐらの方へと飛び去っていきました。
ここでは、前日の夕方、こんな光景を見ました。

















採餌に余念のないコサギでした。

今朝もほぼ同じコースを歩いてみました。

出かけるのが早くて、まだ真っ暗です。オマケに、ことのほか寒くて風が強い。

農家の温室の明かりが、闇に赤く浮かび上がっています。











東の空がようやく明るくなり始めました。









帰宅直前の小川の景色です。



鴨の群れが今朝の営みを始めています。



孫守りの合間を見て、年賀状づくりに追われた一日でした。

今日はこれにて。


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昨日のカワセミ、の巻 [折々散歩]

昨日の夕方のプチ散歩で、カワセミに遭いました。















ドボンと潜水しましたが、撮り損ねました。



実は、今日書きかけた記事も、中断して買い物に出かけたあと書き続けようと思うと、うまく保存できていなかったらしく、痕跡もなく消滅していました。復元努力も、気力がここまでしか続きませんので、今日はこれにて終了です。
ではまた。

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父の新聞投稿デビューその他、の巻 [家族]

昨日は、郷里の父が顔(上半身)写真を撮ってほしいというので、出かけてきました。事情は以下の通り。
そもそものきっかけは、地元新聞の投稿欄に初投稿した記事が、今月の初め、朝刊に掲載されたこと。掲載されたのは、こんな投稿記事でした。

後日、新聞社から連絡があり、初投稿ということで、投稿者の簡単なコメントと写真を掲載したいと、案内があったのだそうです。昨日は、そのためのスナップ写真を撮影して、最寄りのカメラ屋(10km近く離れてますが)でプリントしてもらいました。
初投稿が掲載されて気をよくした父は、先日、2度目の投稿もしたそうです。
「さようなら2017年」と題して、「今年の漢字」に「北」が選ばれたことから書き起こし、自身の出生地が植民地時代の北朝鮮であったことに触れた上で、生涯のうちに一度は、生まれ故郷を訪ねてみたいと思っていたが、今日の軍事緊張状態ではそれもかなわなくなったこと、せめて地図ででも確かめたいと思っていた出生地の情報が、少し明らかになったことなどを綴ったようです。
その事情は、以前、こんな記事でご紹介したことがありました。

思いがけないプレゼント、の巻

縁は異なもの、「青頭鳥」再考、の巻


残念ながら、新聞社編集担当からのお電話では、月内に2本の投稿は掲載されないとの説明があった由。それではと、機を改めて、書きなおしたものを投稿するにしても、まずは、投稿デビューのコメントとして、リハビリセンターの職員の方にも記事が読まれ、喜んでいただいたことなどを書くつもりだそうです。


昨日は天気が崩れる予報でしたので、雨の前に短時間散歩をしたいと思い、郷里に向かう途中寄り道して、例の三徳園・小鳥の森に立ち寄ってみました。青い鳥=ルリビタキを求めて、M氏から教えていただいたスポットを訪ねたのですが、またまた巡り会えませんでした。
その代わり、、、、黄色い鳥に会いました。
今シーズン初のミヤマホオジロでした。
PENTAXK5Ⅱ+AFBORG60EDの写真、(ノートリミング)です。

判別するには、相当のトリミングが必要です。




FUJIFINEPIXs1のデジタルズームノートリミングでは?



やはりこのコンデジ、侮れませんね。
最近訪ねた自然環境体験公園でも結構活躍しています。いずれもノートリミング画像です。
梢のカワラヒワ。



ツグミ。




ジョウビタキ♀。







同じ青い鳥でも、これは、アオジ。










そして、これはカワセミ。
さすがに、逆光は辛い。



光線の向きが変わると少しはましです。











今日は、小学生、中学生ともに冬休み。朝から我が家でお相手させていただきました。クリスマスプレゼントのおもちゃで遊んだり、書店や百円ショップをめぐったり、近所の公園で遊んだり、楽しい一日でした。
百円ショップで買ったフリスビーで、結構遊べます。



こんな季節なのに、公園でテントウムシを見つけました。






最後は兄弟げんかで終わりましたトサ。

夕方、ちょっとした隙を狙ってご近所散歩をしました。すると、またまたカワセミに遭いました。そのご報告はまた今度。
今日はこれにて。

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カトレアのように、、何だったっけ?の巻 [折々散歩]

よく知られた歌の歌詞を、でたらめに記憶して、何気なく口ずさむようなことは、誰にもあることらしいです。
向田邦子にも、少女時代「荒城の月」の一節を、「眠る盃影さして」と覚えてしまったというエピソードがありましたっけ。

私も、なぜだか、「カトレヤのように愛らしく、また、忘れな草の花に似て、、、」と、口ずさんでいることがあります。
舟木一夫の「花咲く乙女たち」です。でも、実は、「カトレヤのように愛らしく」ではなくて、「カトレアのように派手なひと」だったのです。実際には「カトレア」という花を見たことがなく、可憐な愛らしい花だろうとイメージしてきたのですが、、、、。、

先日散歩した半田山植物園には、昨日ご紹介した「アンネのバラ」が咲いているあたりに、温室があって、真冬でも南方の植物が元気に生育しているのを観察できます。ちょうど、カトレアが咲いているところでした。






実物を見て、記憶間違いの「カトレヤのように愛らしく」の形容の方が、何だか適切に思えてしまう私でした。

おや、トックリヤシ様、こんなところでお目にかかりました



根元のとっくり型を写しそびれました。

カトレアはこんな樹木に着生して育つしいですね。


温室には、こんな植物も生い茂っていました。





食虫植物のウツボカズラです。

このウツボカズラ、以前、我が家の居間で、ハンギングプラントとして育てていたことがあり、何度か鉢も植え替えて、大きく育っていたのですが、いつの間にか枯らしてしまったようです。水やりの失敗で、根を枯らしたのでしたか?フィルム時代に、写真に収めたことがあったはずですが、見当たりません。

下は、蠅取り草。


これも、わが子が小学生の頃でしたか、面白半分に育てたことがあります。ぎざぎざの葉を閉じて、蠅を捕らえる様が面白飼ったのですが、長くは栽培できませんでした。

こんな珍しい花も咲いています。

















ついでに、半田山植物園で11月~12月に写した写真をUPさせていただきます。







































































舟木一夫=西条八十は「みんなみんな今はない」(2番)「みんなみんな咲いて散る」(3番)と感傷的に歌いますが、今年の花は散ってもすでに蕾を準備していることを、忘れたくはないですね。

今日はこれにて。


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アンネはどう思ったでしょうか?の巻 [時事]

今朝の「しんぶん赤旗」のコラム『潮流』欄にこんな文章がありました。一部を引用します。

 歴史から何を教訓として引き出すのか。いま注目されている劇団チョコレートケーキの「あの記憶の記録」を見て、あらためて考えさせられました▼舞台は1970年のイスラエル。アウシュビッツの生き残りの主人公が、息子が通う高校の若い女性教師の求めに、収容所の体験を語りはじめます。「特殊任務」をあてがわれ、同胞たちをガス室に案内し、その死体を自ら処理したおぞましい体験。「良い奴(やつ)はみんな死んだ。最悪の場所で最悪の人間にならなければ生き残れなかった」▼ホロコーストの悲劇をくり返さないために何が必要か。「イスラエルは強くなければならない」と、軍備増強と先制攻撃は当然と口にする女性教師。主人公は反論します。「国のために誰かを踏みにじるなら、俺たちもナチスと同じだ」―(中略)▼エルサレムを一方的にイスラエルの首都と認定したトランプ米大統領。その決定を無効とし、撤回を求める決議案が国連で採択されました。圧倒的多数によって。主人公のセリフがよみがえります。「正義とは拳を振り上げることではない。正義とは人を悲しませないことだ」

半田山植物園に「アンネのバラ」と呼ばれる薔薇が植えられています。

ベルギーの園芸家が作った新種のバラで、「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの父オットーフランク氏に贈られたといいます。1972年に10本、1976年に再び10本が、オットー・フランク氏から日本に贈られ、全国で「アンネのバラ」として育てられているそうです。

ウィキペディアにはこう紹介してありました。

 アンネのバラは蕾の時は赤、開花後に黄金色、サーモンピンク、そして赤へ変色する特徴がある。これは、もし生き延びる事ができたなら、多くの可能性を秘めていたアンネを表現している。

先日写した写真です。



「アンネの日記」から、彼女の言葉を、少しだけメモしておきます。

 じっさい自分でも不思議なのは、わたしがいまだに理想のすべてを捨て去ってはいないという事実です。(中略)いまでも信じているからです。———たとえいやなことばかりでも、人間の本性はやっぱり善なのだということを。


あなたのまわりにいまだ残されているすべての美しいもののことを考え、楽しい気持ちでいましょう。


なんと素晴らしいことでしょう!世界をよくすることを始めるのに誰も一瞬ですら待つ必要なんてないんです。

さて、少女アンネは、イスラエルの軍事大国化と好戦姿勢を、どう考えたでしょう?、またトランプを、なんと見たでしょうか?

「国のために誰かを踏みにじるなら、ナチスと同じだ」

「正義とは人を悲しませないことだ」

聡明なアンネは、きっと、これらの言葉に強く共感したに違いないと、信じます。

今日はこれにて。

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一陽来復、霜の朝、の巻 [今日の暦]

今日は、はや、冬至です。
冬至に関する聞きかじりの蘊蓄を記事にしようかと 書きはじめ、念のために過去記事を探ってみましたら、だいたい書きたいようなことはすでに再三記事にしていました。
柚子の香や一陽来復揺るぎなし(2013年)
今日は冬至。(北半球では)1年で一番昼が短い日です。
これからは、どんどん日が長くなっていくことから、「易経」では、「一陽来復」といいます。古い中国の暦では陰の気で覆われていた運気が、冬至を境に長くなっていく とされてます。衰えていた太陽の力が再び勢いを増してくるというのです。悪いことが続いた後に幸運に向か うという意味も込められているます。
冬至といえば、柚子(ゆず)湯。江戸時代以来の風習だそうで、「融通」が利くように「ユズ」湯に入るとか、冬至=「湯治」の語呂合わせとも言われます。
また、この日カボチャを食べる風習も南瓜(なんきん)は「ん」がつくことから、冬至には、にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかんなど、「ん」のつくものを食べると「運」がつくという語呂合わせ。
でも、寒い盛りに、血行促進作用やリラックス効果のあるゆず湯に入ったり、ビタミンAやカロテン含有量の多いカボチャを食べることは健康にもいい理にあった伝承と言えます。
今日は冬至、一年で一番昼間が短い日ですね。「短日(たんじつ)」とか、「日短(ひみじか)」という季語もあります。日短やかせぐに追ひつく貧乏神  一茶年末のせわしさと、懐の寒さと、お腹のひもじさが身にしみる、ペーソスあふれる句ですね。
ところで正岡子規の句に、こんなのがありました。
仏壇に水仙活けし冬至哉 
子規先日の記事で、半田山植物園でスイセンの花を見つけたことを話題にし、異常気象のせいで狂い咲きしているのかと疑いましたが、明治の名jの世でも冬至に咲いていたようですから、 何でも異常気象に罪を着せるわけにもいかないと反省しました。
しかも、灯台もと暗しで、我が家の庭のスイセンも、しっかり咲いておりました。
昨日の記事で、「今日は冬至で、一年で最も昼が短い日。ということは、明日からはだんだんと朝夕が明るくなってくるはずですね。」と書きましたら、Enrique様から、下記のような、ご親切な、しかも文系人間にもよく分かるコメントを戴き、目から鱗がごそりと落ちました。
冬至は一年で昼間が最も短い日であることは間違いないのですが,日没が一番早いわけでも日の出が一番遅いわけでもありません。
日没が一番早いのは12月の初旬で,日の出が一番遅いのは1月の初旬です。
人間の感覚としては,日没時刻が分かりやすいので,昔の人は,「冬至10日前から藁の節ほど日が延びる」などと言ったようです。
なるほど、ガッテン、ガッテンです。この場を借りてEnrique様にはお礼を、読者の皆様にはお詫びを申し上げ、訂正させていただきます。

いずれにせよ、太陽の力が最も衰える日。陰が極まって再び陽が勢いを増すはじまりの日。めでたいめでたい。
今朝の朝日は、ひときわ神々しく感じられました。





散歩道は、霜で銀色に輝いています。




道端のナンテンの木にも霜。





咲き初めた枇杷の花にも霜。




道沿いの畑のハクサイにも霜。

鴨たちの足もとにも霜。


孫たちの小学校も中学校も、今日が終業式。昼前に帰ってきますので、出迎えることができる唯一の成人家族であるジイジが、昼飯の当番です。焼きそばをつくりました。夜はママが忘年会、パパも仕事ということで、保育園のお迎え、少年サッカーの送り迎え、夕食の準備と、てんやわんやのジジババでした。
今日はこれにて。

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散歩コースの「鳥のなる木」、の巻 [折々散歩]

冷え込みが続き、毎朝のように、氷が張っています。

今朝の散歩は、9時を過ぎてから出かけましたが、小川の氷はまだ溶けていません。

鳥たちも、氷の上を歩いています。

ハクセキレイ。







トリミング画像です。



氷の上のコガモ。



氷が溶けた部分では、泳いでいるカモもいますが、陸地でひなたぼっこをしている方が多いです。






近づくと飛び立って、水に入りますが、冷たそう、、、。



落語にこんな話がありましたっけ。愉快なほら吹きのお話です。

 隠居「おや、弥次さんかい。しばらく見なかったね。」
弥次郎「へぇ、北海道へ行ってました。」
隠居「北海道?あっちは寒いんだろう。」
弥次郎「朝、近所の人に『おはよう』と言うと、その『おはよう』が凍ります。凍って、玉になって、下へ落ちる。すると、その『おはよう玉』を拾って歩いてる人がいる。夜、眠くなって来ると、『おはよう玉』を三つ、四つ火鉢に放り込む、途端に溶けて『おはよう、おはよう、おはよう!』ってんで、すぐに目が覚める。春になったら、あちらでもこちらでも、おはよう玉が溶けていっせいに『おはよう、おはよう、おはよう!』
隠居「やかましいな。」
弥次郎「カモ狩りに行くにも、鎌を持って行きます。カモが泳いでいる湖へ冷たい風がビューっと吹くと、湖の水がパキーンっと凍って、カモの足が凍りつく。飛べなくなって、バタバタやっているカモの首を持って、鎌でサクっサクっとカモ刈り。
春になると、刈ったカモの足から、 芽が生えてきて、これをカモメという」

今朝の田園風景です。春にはどんな芽が生えてくるのでしょうか?




散歩道の柿の木にスズメが群がって止まっています。


以前、こんな記事をかきました。

シリーズ「サギ」その3 鳥のなる木、の巻


「鳥のなる木」という造語を思いついたのは、ずっと以前のことですが、こんなシーンに出会うと、この言葉が対思い浮かびます。













ムクドリがなる木もあります。











このセンダンの木には、ヒヨドリもよく集まっています。

きのう、自然環境体験公園を歩いたときには、こんな「鳥のなる木」を発見しました。







おわかりでしょうか?もう少し近づいてみます。







アトリの群れです。





































こちらは、カワラヒワの群れ。























これは?

ニュウナイスズメでしょうか?







今日はこれにて。


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コンデジで写したご近所さん、の巻 [今日の「これなあに」?]

昨日の記事の写真は、OLYMPUSE-3+ZUIKO digital ED 70-300mm F4.0-5.6 で写しました。最望遠端は、35mmフィルムカメラ換算では600mm相当です。トリミングなしで掲載していますが、もう少し望遠能力が高かったらという気持ちが残ります。

ところで、先日のクロヅル・カナダヅル観察の際、コンデジのFUJI FINEPIXs1の健闘ぶりに改めて感心しました。その勢いで、これ一台を携行してご近所散歩を楽しんでみました。コンデジとしては決して小型とは言えませんが、望遠レンズを装着した一眼レフに比べればはるかに軽量です。

デジタルズームの効果は高く、トリミングなしでも、この大きさに写ります。

カワセミ。





















ジョウビタキ♂。







モズ。



















スズメ。











ダイサギ。



最後はトビ?

田圃に二羽うずくまっています。



トリミングしてみると、







周辺に何か白い羽が散らばっているように見えます。

更にトリミングしてみると、毛をむしりながら、何か獲物の肉を食いちぎって食べているようです。

これ、ホントにトビでしょうか?





今日はこれにて。


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近づくと逃げる鳥、の巻 [折々散歩]

今日の午後は、年金裁判の公判で、裁判の傍聴に行ってきました。第一次訴訟(特例水準切り下げ)の第7回、第二次訴訟(マクロ経済スライド)の第4回口頭弁論が、連続してひらかれました。

閉廷後、別会場でひらかれた報告集会では、弁護団から、①今日の公判のポイント、②被告=国の準備書面の概要、③支援する会紅葉の岡山後楽園、の巻(2)参照)での尾形健(おがたたけし)教授の講演エッセンスの紹介、④今日の口頭弁論に向けて56通を提出した原告陳述書の意味役割、などが、わかりやすく報告されました。

特に、吉村弁護士による③の解説では、吉村弁護士に三権分立の制度の下で、立法裁量や行政裁量への慮りが通例である司法に、どう当事者の権利の状況を基本に踏み込んだ司法判断を迫るか、という点で、「判断過程統制審査」新たな観点が提示されたことの意味が腑に落ちました。

また、則武弁護団長は、④に関連して、56通の原告陳述書の一端として、原告団長の東さん、副団長の毛利さんの例をあげて紹介してくださいました。それによっても、、長い年月にわたって社会に貢献しながら掛け金をかけ続け、年金受給者として現在ある姿に、人生そのものが鮮明に浮かび上がり、深い感銘を覚えずにはいられませんでした。こうして到達した「老後」の安心を、お上の都合でほしいままに蹂躙することが、いかに非道であるかを、改めて身にしみて感じたことでした。

この二時間半は、知的刺激に満ちたひとときでした。そして同時に、壮健な先輩方、意気軒昂なお姿を拝見でき、また、気の置けない友人との出会いもある、快いひとときでした。



午前中は、少しだけ、近所を散歩しました。

ジョウビタキ♂に遭いました。














近づくと逃げました。





桜の枝に止まっているのはムクドリ。

近づくと逃げました、



ハクセキレイ。あちこちで見かけます。



















近づくと逃げます。



モズ。











用水路のコガモ。











近づくと逃げます。







コサギ。



近づくと逃げます。







今日はこれにて。

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先達はありがたきものなり、の巻 [折々散歩]

一昨日の記事をご覧くださったM師が、こんなお写真を添えて、クロヅル、カナダヅル情報の続きをメールで教えてくださいました。

M師ご夫妻は、ご自宅から70kmの道のりを、早朝出発で5回もお出かけになったこと、四国から高速料金2万円以上かけておいでになるお友達もいらっしゃること、兵庫から二日続けておいでになるお知り合いのこと、等をご紹介くださり、観察ポイントへの、詳細な経路や、鶴たちの行動のタイミングなど、細かくアドバイスが添えられていました。そして「場所についてはTVでも紹介されましたからオープンにして結構です。」とありました。
場所は、笠岡干拓地内の笠岡空港近くです。
笠岡放送(ゆめネット)のこの記事にも、こう報じられています。

 日本では珍しいクロヅルとカナダヅルが、笠岡市の干拓地に飛来し、野鳥愛好家などの間で話題になっています。 飛来したツルはヨーロッパ付近に生息しているクロヅル1羽とカナダ、アメリカ付近に生息しているカナダヅル2羽です。 3羽のツルは8日頃から目撃されており、珍しいツルを写真に収めようと県内外から多くの人が訪れています。このうちカナダヅルは、頭頂部が赤くハート形になっており、愛好家の間ではこのハートマークが幸せを呼ぶとして親しまれています。 早朝と夕方には、3羽が仲良くエサを啄ばむ姿が見られ、集まった野鳥愛好家が夢中になってシャッターをきっていました。日本野鳥の会 岡山県支部の小林健三さんによると2種類のツルは「鹿児島県の出水ツル渡来地で目撃されることはあるものの、岡山県で確認されるのは記録を取り始めた1975年以降初めて」ということです。(後略)

こんな希少なツルだと知って、空振りのまま終わらせるのが心残りで、今日、もう一度行ってみることにしました。今回は、M師に教わった道順と時間帯を参考に、ロスなく現地に到着できました。しかも、ちょうど、縦列駐車中の何台かの車の後尾に駐めて、皆さんのカメラの向かう方角を探ってみると、、どうやらそれらしい三羽の姿が見えました。

PENTAXK5Ⅱ+sigma120mm-400mmの画像ですが、対象物が豆粒ほどにしか写らず、これでは証拠写真にもなりません。大幅にトリミングします。




PENTAXK10D+AFBORG ED60mmも携行していました。

遠すぎる被写体には、力が及びません。相当枚数撮影しましたが、ボツ写真の山です。
最も健闘したのが、FUJIFINEPIX S1でした。(実は、M師のお写真も、このカメラで撮影されたそうです。恐るべしFINEPIX S1)



しばらく観察しているうちに、三羽は不意に飛び立ち、悠々とどこかへ飛び去っていきました。




トリミング画像です。



以前、こんな記事を書きました

吾、まさに「非公式」主義者なりき。


 正しいやり方」知りません。損な性分だと思います。素直じゃないのです。小学校の時、先生に「聞くは一時の恥、聞かぬは一生(または、末代)の恥」という金言を教わり、まさに自分に当てはまると自覚したものの、生来、自分から問うたり、手ほどきを受けたりすることが、大の苦手というか、とにかく億劫なのです。できれば人に聞かずに、自分で見つけたいのです。 (中略)ところで私、中学校の頃から、急に数学が苦手になりました。 「公式」を覚えることに抵抗があったからです。 どうやってその公式が生み出されたかの原理をわかろうと思ううちに、スピードに追いつけず、努力を放棄しました。 ですが、後に、この文章を読んで、痛く後悔しました。戦前の軍国時代、科学的精神を守り抜こうとした唯物論哲学者の戸坂潤の、「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」という文章です。
筆者は、学生時代、師から「数学には、判り切ったことをわざわざ一遍々々繰り返すのを避けるために、公式というものがある。君はその公式そのものから論証しようとするから無駄な時間がかかるのだ。公式位いは覚えておかなくてはいけない。」と諭されたというエピソードをもとに「公式主義」を論じています。
(中略)
「先達はあらまほしきものなり」(徒然草 第52段 仁和寺にある法師)と、兼好法師も言っていました。 でも、「後悔先に立たず」と言いますが、今となってはまったく「後の祭り」で、「習い性になる」という言葉通り、いったん身についた性分は、なかなか矯正はききません。




今回もつくづく身に沁みました。
『徒然草』 第52段 「仁和寺にある法師」を引いて、戒めとしたいと思います。
 (原文)
仁和寺(にんなじ)にある法師、年寄るまで、石淸水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩(かち)よりまうでけり。極樂寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。さて、かたへの人にあひて、「年比(としごろ)思ひつること、果たし侍(はべ)りぬ。聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」と言ひける。
すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。

(地方語訳)
仁和寺におるお坊さんが、年をとるまで石清水八幡宮をお参りしたことがなかったもんで、情けなく思えて、ある時決心して、たった一人で歩いて参詣したんじゃと。ふもとの極楽寺(ごくらくじ)と高良(こうら)神社を参拝して、「これで全部じゃ」と思い込んで帰ったそうな。そして、傍らの坊さん仲間に向って、「長年、心に思っていたことを果たしましたわい。八幡様は、聞いておった以上に、尊くていらっしゃいましたぞ。それにしても、お参りする人という人が、みんな、山へ登っていったのは、何事があったのかしらん?気がかりには思うたけれど、八幡様にお参りすることがもともとの目的であるからと思うて、山上までは見なかった。」と言うたそうな。
小さなことにも、案内者は欲しいことじゃのう。
きょうはこれにて。

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元気な「風の子」、の巻 [家族]

依然として寒い日が続きます。

昨日は、一歳児の孫が遊びに来ましたが、寒いのに、公園で遊ぶのが大好きで、なかなか家に戻りたがりません。







夕方の散歩でであったアオサギ。肩を丸めて寒そうです。



コサギのいる情景も、冬の色です。



今日は、バアバもパートがお休みだというので、思い立って、小学生の孫も誘って、郷里の実家に出かけました。途中、峠の付近では、うっすら雪が残っていて、孫たちが雪遊びをしたいとはしゃぎます。

実家周辺には昨日は降ったという雪は、もう残ってはいませんでしたが、寒風は冷たく、肌を刺します。そんな中。孫たちは農作業に精を出しました。



























ダイコン、大きなカブ、ハクサイなどを収穫して、畑から家まで運びます。

お墓参りもしました。

お墓の位置からは、こんな景色が見下ろせます。



「小鮒釣りしかの川」にまで降りて見ました。

カモの群れが来ていると老父母は言いますが、この時間帯、どこかへ出張中だったらしく、姿が見えませんでした。少し動き回ると、汗をかいたようで、、上着を脱いで、石投げなどをして遊んでいました。





今日はこれにて。


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鶴をたずねて 雉、鷂、星羽白に遭う、の巻 [今日の「これなあに」?]

こんな写真を載せたいと思いました。







上の写真は、M師の撮影です。
最近、こんな鳥が某所に飛来してきていて、周辺は県外からのバーダーも含めて、ちょっとしたフィーバーになっているとの旨、教えていただきました。
メールの一部引用です。

多数のツルが越冬に飛来する鹿児島県の出水平野でも少数しか来ないカナダヅル、クロヅルが数日前から○○に来ています。 
少し大きく首が黒いのがクロヅル(一羽)で頭が赤いのがカナダツル(二羽)です。


 野鳥の会岡山県支部の会長からこれらのツルは岡山県初確認だと言ってこられました。


いいなあ、この私にも撮れるかしら?と心ははやりますが、なかなか訪問の機会がありません。
私の数少ない社会的活動のスケジュールもあリますし、2.3日前から三歳の保育園児が発熱というアクシデントもありました。一日だけはママが休暇をとって看病しましたが、すぐに熱も収まり元気を取り戻して我が家にも遊びに来ました。そんな具合で、昨日は、回復して保育園にも行きました。
このチャンスに、ちょっと行ってみようかしらと思い立ったのです。
幸いに、ここ何日も続いていた寒波が緩み、日中は好天に恵まれそうな予報。朝のうちに、「家事」やちょっとしたデスクワークを終わらせて、9時過ぎに出発。広島県境にほど近い土地で、土地勘の薄い場所なのですが、一応地図であらましの位置をつかんで、行き当たりばったりで出かけました。
車のウインドウ越しに降り注ぐ陽光はうららかで、車内のルームヒーターのスイッチを切ってもなお暑いほど。時々窓を開けて換気しないと、ついつい居眠りしそうな心地よさです。
片道およそ50km弱のドライブですから、1時間余りで到着、、、、の予定でした。が、最後の詰めが甘いのはいつものこと。だいたいの位置関係はイメージして出かけたつもりですが、詳細なルートを確認していないので、道路表示を頼りに走ります。(自慢じゃないですが、カーナビなどは搭載していません。)
ところが、かなり現地に近づいているはずなのに目的地への案内が見当たりません。
海が近い位置のはずだと、それらしい分岐で、エエイ!と左にカーブを切ります。車窓には、よく晴れて穏やかな瀬戸内海の光景が、美しく広がります。車を停めて撮影したい気持ちに駆られながらも、タイミングを得られないままにどんどん走ります。走りに走りますが、どうもこの道は違ったらしい。橋でつながった美しい島の外周をぐるーりと廻っているようです。
ずっと以前、この付近の民宿で、合宿研究会二参加したことがあったことも思い出しました。その時も道に迷いました。携帯電話などまだない時代ですから、迷いに迷って、地図を見ながら目的地にたどり着いたのでしたっけ?懐かしい思い出です。すでに鬼籍に入られたあの顔この顔、いまも健在なあの顔この顔を思い浮かべながら、センチメンタルドライブを楽しむうちに、突然、工事中通行止めの看板が前途を阻みます。
少々狼狽して前方の様子を窺うと、道路案内人の方が、細い路地へと誘導してくださいます。その指示の通りに走ると、果たして通り抜けができるのかといぶかしくなるようなコンクリート壁に隔てられた防波堤添いの狭い小径が幽かに通じています。民家の庭先のような小路を、住民の方に頭を下げながら通り過ぎ、ようやく広い道路に出ました。それからぐるりと島を一周したらしく、先ほどの分岐点らしい場所までたどり着きました。
ほどなくたどりついた休憩エリアで、持参の弁当を食べ、少々休憩したのち、更にうろうろ目的地をさがすうちに、それらしいエリアにたどり着きました。あちらこちらに、点々と、自動車が停まっているのが、どうやらバーダーの方々の車のようです。

しばらく様子を眺め、また場所を替えて、しばらく様子を眺め、、、を繰り返すうちに、1時間以上も経過しましたが、目当ての鶴らしい姿は見当たりません。
そんなあるとき、前方の車のウインドウから、大口径の白い大きなレンズが、何か対象物を狙っているらしいことに気づきました。よくよくその方向をみるとこんな鳥が見えました。
二羽います。

上はPENTAXK5Ⅱ+AFBORGED60による撮影です。これでは何だかわかりません。
トリミングしてみます。





こちらは、FUJIFINEPIXS1の画像です。





これなあに?
雉(キジ)ですか?
空を見あげる地小さな点のように旋回している鳥がいます。猛禽のようです。
これなあに?

小型の鳥です。

鷂(ハイタカ)でしょうか?

トリミングします。







慌ただしく空中を舞い続ける鳥の群れがあります。
ハトのようです。
猛禽お姿を察知して怯えているのでしょうか。

空を見あげていると、こんな鳥も。
これなあに?

あちらこちら車で移動しては周囲を観察することを繰り返しているうちに、ズラリと車が列をなし、三脚に据えたカメラが同じ方向を狙っているのが見えました。末尾について30分ほど待ちましたが、目当ての鳥が現れる様子はありません。そのまま1時間、2時間と待機していれば、あるいは嬉しい出会いがったのかも知れません。でも、残念ながら、時刻は午後2時半。急いで帰らないと小学生の帰宅を迎えられません、というわけで後ろ髪を引かれながらも帰路につきました。
途中、通りかかった川にこんな鳥がいました。

コガモでしょうか。
そしてこれは?


カルガモのようです。
それでは、これなあに?



見慣れない鳥だなあと、図鑑で調べてみると、星羽白(ホシハジロ)のようです。
自分のブログを検索して驚きました。今日の記事を初め、これまで何度か画像を紹介してました。情けない、、。

赤い目、の巻


「赤い目」再話、の巻


帰りはまずまず順調に、一時間半ほどで到着しましたが、帰ってから、ママからメールや電話があったことに気づきました。保育園児は回復したのですが、この日は小学2年生の孫が発熱で、ママが学校から呼び出されて休暇を取って迎えに行ったそうです。
一日経った今日には、この姉もすっかり回復したようです。
折しも昨日、岡山県は、インフルエンザに関して、こんな注意報を発令しています。


 インフルエンザは、県全体で 440 名(定点あたり 1.37 → 5.24 人)の報告があり、前週より大きく増加しました。岡山県は、12 月 7 日に「インフルエンザ注意報」を発令し、広く注意を呼びかけています。地域別では倉敷市(11.13 人)、備中地域(6.33 人)、岡山市(5.23 人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。(中略)第 50 週(12/11~)速報でも、学校等の臨時休業が 28 施設で報告されており、今後の患者の増加が懸念されます。

くれぐれもお気を付けください。
今日はこれにて。

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今日の快哉!の巻 [時事]

冷え込み厳しい朝でした。
玄関前のバケツに薄氷が張っていました。


朝の散歩道の小川の表面にもうっすら氷が、、、。
北国の方には笑われますが、当地では珍しいことなので、カメラに収めておきます。




鴨たちは岸で日向ぼっこです。



さぞや水は冷たいでしょうに、泳いでいるカモもいます。

カワセミにも遭遇。
水に飛び込んで朝の漁をしなければなりません。冷たそう。



コサギも身をすくめながら漁に精を出しています。

今朝の散歩の目的の一つは、散歩道のろうばいが咲いていないか確かめること。
まだツボミでした。

マンサクが一輪だけ咲きかけていました。でも、余りの寒さに、しくじったと思っているでしょう。

ピンぼけです。

この辺りでも、ニホンスイセンが咲いていました。

もう少し歩く予定でしたが、カメラが電池切れです。
そのあと、ちょっと買い物に出かけたついでに、どこかそのあたりでウォーキングの続きをしようかとも思っていましたが、意外に買い物に手間取り、正午の時報を聞きましたので、帰宅と決めました。寒風の中を凍えながら歩くより、暖房の効いた店舗の中を歩くのもまた良かろうと、言い聞かせたところです。
食事をしながら何気なくテレビを見ておりましたら、今年いっぱいで解散を宣言しているデュークエイセスが、NHKの番組にナマ出演して、「ラストステージ」を飾っていました。
NHKの番組紹介サイトにはこうありました。

   ゲストは“いい湯だな”“女ひとり”などのヒット曲で知られるデューク・エイセス。この年末、62年の活動に幕を下ろす▽メンバーの谷道夫さん、槇野義孝さん、大須賀ひできさん、岩田元さんが伝説のハーモニーをナマ披露!山あり谷ありの歌謡人生も語り尽くす!▽まさに集大成!日本人に愛され続けたデューク・エイセス。必見!感動のラストステージ!

いずれも懐かしく、心にしみる歌声とともに、胸を打つエピソードが語られ、思いがけず心豊かなひとときを過ごすことができました。
しかも、番組の途中に報じられたニュースが、これでした。

NHKのHPから一部引用します。

愛媛県にある伊方原子力発電所3号機について、広島高等裁判所は「阿蘇山が噴火した場合の火砕流が原発に到達する可能性が小さいとは言えない」と指摘し、運転の停止を命じる仮処分の決定をしました。伊方原発3号機は定期検査のため運転を停止中ですが、仮処分の効力は決定が覆されないかぎり続くため、定期検査が終了する来年2月以降も運転できない状態が続く可能性が高くなりました。

愛媛県にある四国電力の伊方原発3号機について、広島県などの住民4人は「重大事故の危険がある」として、運転の停止を求める仮処分を申し立て、広島地方裁判所は、ことし3月、退ける決定をしました。

住民側は決定を不服として抗告し、広島高等裁判所では四国電力が想定している地震の最大の揺れや、周辺の火山の噴火の危険性をどのように評価するかなどが争われました。

13日の決定で広島高裁の野々上友之裁判長は「四国電力が行った原発周辺の地質調査や火砕流のシミュレーションからは、熊本県の阿蘇山が噴火した場合の火砕流が原発に到達する可能性が小さいと言えず、原発の立地は不適切だ。さらに、四国電力が想定した噴石や火山灰の量は少なすぎる」と指摘しました。

何という快挙でしょう。
この訴訟については、こんな記事でご紹介したことがありました。
充実の昨日、鬱々たる今日、の巻

「被爆地ヒロシマが被曝を拒否する」ことを応援する、の巻


記事の一部を、再再掲します。

 さてM師からいただいたメールに、こうありました。
(大学時代の)○○部同期は卒業の時に「将来この木の下で花見会をしようと約束して桜の苗木50本程を植えました。
退 職後私が現地世話人として10回程花見会をしましたが段々と鬼籍に入る人は増えて来たんで一旦中断し、4月の第一土曜日に呼びかけはしないが来られる人は 食べ物飲み物各自持参で集まろうと言う形にして継続しています。今年は8人程しか集まりませんでしたがその中に広島から来たHと言う男もいました。
彼が広島原発の被爆者であると言う事は薄々知っていました。今回は「被爆地ヒロシマが被爆を拒否する」というパンフを持って来ました。なんと「伊方原発運転差止広島裁判」の原告団長をしていると言うので驚きました。(本日9日《注2016.4.9》のしんぶん赤旗13面「土曜人とき」に取り上げられているので読んでやって下さい)
学生の頃は、彼がこんな運動にかかわるとは意外でした。被爆の影響か色々と病気をし数年前に悪性リンパ腫になった時は一時余命2週間と言われた事もあると言っておりました。痩せてはいましたが元気で何よりいつも気難しい顔をしていたのが和やかな優しい顔付になっているのが印象的でした。自分の残された命はこのような運動に捧げると決めた者の落ち着きでしょうか。同じ後期高齢者になりこれからは小鳥や草花を愛でながらのんびりと暮らそうと考えていた私はガーンと一撃食らった感じです。
 自分の出来る応援をしなければと思いました。伊方原発広島裁判応援団のwebサイト:http://saiban.hiroshima-net.org/ です。覗いてみてやって下さい。
 

 まだ前期高齢者なのに、小鳥や草花を愛でながらのんびりと暮らそうと考えている私にも、ガ―ンと一撃でした。


一度だけ、募金をして、そのあと何の支援もできないまま、年月が過ぎていました。今年になって、3月28日の大阪高裁・高浜原発保全抗告審、3月30日の広島地裁・伊方原発差止め仮処分却下と、不当判決が相次ぐ中、意気消沈する思いと、お役に立てず申し訳ない思いが交錯しておりました。
秋には、その伊方原発広島裁判応援団・原告団からこんな案内をいただいていましたが、これも横目に見るだけで、時間が推移してきました。






画像4.jpg


そんな折の、今日の嬉しいニュースに、心が躍りました。
このニュースを伝えて、番組は再びデュークエイセスのラストステージにもどります。
ラストステージのラストの曲は、永六輔作詞、中村八大作曲の「生きるものの歌」。
在りし日の永六輔さんのメッセージも録画で紹介され、平和への思い、歌への愛が、深く胸にしみわたります。
歌声サークル「オケラ」のHPから引用させていただきます。

作詞
作曲
永 六輔
中村八大

あなたが この世に生まれ
あなたが この世をさる
わたしが この世に生まれ
わたしが このこの世をさる
  ■その時 涙があるか
  ■その時 愛があるか
  ■そこに 幸せな別れが あるだろうか
  ■あるだろうか
語り もし世界が平和に満ちていたとしても、悲しみは襲ってくる。
殺されなくても命は終わり、誰もがいつかは別れてゆく。
世界がどんなに平和でも、悲しい夜は来る。
(Hum………)
 ■誰もが耐えて生きている。
 ■思い出と歌があなたを支えてゆくだろう。

わたしが この世に生まれ
わたしが この世をさる
あなたが この世に生まれ
あなたが このこの世をさる
  ■その時 明日がある
  ■その時 未来がある
  ■そこに 生きるものの 歌がある
  ■歌がある

今日はこれにて。


生きるものの歌

生きるものの歌

  • アーティスト: デューク・エイセス,永六輔,松尾潔,いずみたく,川口大輔,豊島吉宏
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/10/22
  • メディア: CD




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またまた、半田山植物園の花、の巻 [折々散歩]


昨日の「これなあに?」の写真。「ハイタカ」と、M師が教えてくださいました・
そう言えばずっと以前、こんな教えをいただいたことがありました。
  日応寺で写された鷹は飛翔姿が似ているのはオオタカ、ハイタカ、ツミ、ですが大きさがカラスぐらいならオオタカで鳩ぐらいならハイタカかツミです。羽根の模様からツミではないですからオオタカかハイタカと云う所でしょうが、この区別はオオタカは丸尾、でハイタカは角尾とベテランの方から教わっております。ただ枝止まりの時はこの区別がハッキリしますが羽を広げて飛んでいる時は判りにくいです。大きさは鳩ぐらいでしたでしょうか?カラスぐらいでしたでしょうか?これも上空に1羽では判りにくいですね。カラスとバトルでもしていれば良くわかりますが。
2014年4月に書いた  お名前は?しらん!という記事に寄せてくださったメールです。その記事では、終わりの方にこんなことを書いていました。
 今日の散歩は、ついでがあって、岡山空港近くの「日応寺自然の森」をぶらり散歩してみました。特別の出会いには恵まれませんでしたが、空を見上げると、、、、。

 

 
 

 

  あなた、お名前は? 

昨日の記事の猛禽は、確かにハトぐらいの大きさでしたかね?
さて、結局本命の青い鳥には会えずじまいでしたが、初期の目的地「小鳥の森」は、楽しく訪ねることができました。
ところで、先日、分岐点を曲がり損ねて、急遽行き先を変えて訪ねた半田山植物園で、いろいろ花の写真を写してきましたので、ちょっとご紹介します。

吹く風は耳に冷たく、冬そのものという気配が漂う半田山植物園でしたが、

様々な木々の鮮やかな紅葉も、目を楽しませてくれます。























高いところを見あげると、、、。











皇帝ダリアは、今年も近所の散歩道でも、あちらこちらで見事に花を咲かせており、晴れた日のあでやかな花を、写してしておかねばと思っているうちに、先日来冷え込みのために、花が無惨に傷み、見るに忍びない姿になってしまっていました。今年は撮影を諦めたつもりでいたところ、ここではまだ健在な花を見ることができました。

もちろん、傷み萎れた花も少なくありませんが、、、。



秋から冬への推移が色濃くこんな花が咲きはじめていました。



こんな品種もあるそうです。








水仙の香りも好ましいものですが、香りといえば、どこからともなく覚えのある濃密な香りが漂ってきます。あたりを見回してみて、この花に気づきました。

















こんな品種も咲い始めていました











この品種は、まだ固いツボミです。



こちらは香りは感じませんが、さすがに桜。優美なたたずまいです。











ビオラもは花盛りです。



早春さながらの風情ですが、昨日今日の冷え込みにはさぞや面食らっていることでしょう。ラニーニャ現象が観測されているとかで、この冬は更に厳しい寒さに見舞われるらしい。しっかり耐えて春を待たねば、、。

きょうはここまで。


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小鳥の森の小鳥と猛禽、の巻 [今日の「これなあに」?]

こっそり打ち明けますと、M師がルリビタキを撮影された「アソコ」というのは、、この記事↓でご紹介した「三徳園=小鳥の森」です。
小鳥の森がアブナイ?の巻
郷里への道の途中ですので、余裕があればちょっと立ち寄るということも容易です。
というわけで、実は昨日、田舎へ行く用事もありましたので、途中寄り道してみました。

上の記事でもお知らせしたとおり、現在敷地内は工事中で、駐車場への立ち入りも禁止になっているようでした。仕方ないので、近くの公共施設の駐車場に駐めて、少し散歩を楽しむことにします。

グラウンドや広場もあって、野球を楽しむ市民・少年らのグループが何組か見えました。家族連れの姿も見えます。
グラウンド周辺の丈高い植木が、見事に色づいています。

進行方向右側が工事中の三徳厭悪敷地です。

立ち入り禁止の掲示やロープに誘導されて、わずかに通路が続いています。
以前ルリビタキを観察したことのあるエリアに向かって、とりあえず歩いてみます。
いろいろな樹木が、錦をまとって美しく彩られています。立ち入り禁止の無骨な工事現場の負に気はまったく似合いません。心静かに愛でていたい景色です。







立ち入り禁止区域内の高い樹木の間から小鳥たちの囀りの声が聞こえてきます。
目を凝らすと、アトリの群れのようです。

トリミングしてみます。

更に拡大。



こんな小鳥もいます。

拡大すると、、、メジロでした。




山茶花が満開です。

別の場所でも。




枝をゆらして、なにやら動いているものが、、、。
拡大してみると、、、ここにもメジロ。




残念ながら、結局、目当ての青い鳥にもその♀にも、お目にかかることはできませんでした。
ヒヨドリの姿だけは、良く目にします。かまびすしい鳴き声も、森に響き渡ります。

「ヒヨばあじゃ(ヒヨドリばかりだ)」というバーダーの嘆きのセリフを、ついつい口走りたくなります。でもそのヒヨドリもいざ写そうと思うと、なかなかカメラに収まりません。数撃った中の2枚。




「待ち人来たらず」で、諦めて引き返そうと思う頃、上空に鳥影が。慌てて写しましたが、ピンぼけばかり。まともそうなのはこれくらい。

小鳥の森の猛禽です。

はて?これなあに?

トリミングします。

他のポーズも、、。






今日の付録。

私が近づくのを察知して、数羽の鳥が慌てて飛び立ちました。正面の木の枝に、1羽が残っています。

ホオジロです。



トリミングしてみます。



ピョンと飛び降りて、水辺をひょこひょこ歩きながら、採餌に余念がありません。















今日はこれにて。

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半田山植物園の鳥と花、巻 [折々散歩]

きのうもまた、どうした弾みか、書きかけていた記事が完成間際に消失してしまいました。最近は、「ホームページビルダー」のブログ編集機能を利用して記事を書くことが多いのですが、なぜか頻繁にこんなことが起こります。バージョンが古いためかと、WINDOWS10対応のバージョンに更新してからも、同様のことが起こります。そんなリスクがあるなら使うのを諦めればいいのにと思いますが、写真を挿入しながら文章を編集するには、便利なのです。大サイズの写真を縮小して、それをUPしてから文章に貼り付ける、という手順が省略できるのがありがたくで、リスク承知で使い続けています。
さて、昨日の記事、正確に修復する気力はありませんので、概括のみを思い出して再掲します。
最近、M師から、最新の鳥情報を教えていただきました。
まずは、先日、私の居住地近くで観察されたという鳥情報は以下の通り。

* ハヤブサ
* チュウヒ
* ノスリ
* チョウゲンボウ
* コチョウゲンボウ
* ニュウナイスズメ
* ホシムクドリ
* カワラヒワ
* アトリ
* ミサゴ

一度もお目にかかったことのない猛禽類を初め、いろいろな鳥たちがいるものですね。私などにも、ばったり遭遇できないかと、期待がふくらみます。
また、M氏は、撮り立てのルリビタキ♀の写真を添付してくださっていました。「青い鳥」=♂も近くにいるはず、とのこと。場所は、以前も教えていただいたアソコ。



「アソコ」についてはこんな記事参照。
◇青い鳥幽かに見ゆるクリスマス
◇青い鳥尋ねあてたる年はじめ
昨日の散歩は、青い鳥との面会を期して、アソコへ行こうと決めました。準備万端整えて、弁当箱におにぎりも詰めて、出発しました。
ところが、どうしたことか、曲がるべき分岐点をうっかり通り過ぎ、いつもの通勤経路へと車を走らせてしまいました。気づいたものの、引き返すのも面倒なので、急遽目的地を変更し、半田山植物園に向かうことにしました。
◇11日の菊、の巻
↑この記事以来、およそ一月ぶりです。シルバーカードを提示して、無料で入園し、楽しく散歩を始めました。
木枯らしに耐えて、足らずに残っている紅葉の赤が、いまなお鮮やかです。

















高い梢を見あげながら歩いていますと、枝から枝へ、小鳥の影らしいものが動きます。目を凝らし、耳を澄ますと、シジュウカラやエナガの群れのようです。リュックから望遠系の機材を取り出し、鳥撮りに取りかかることにしました。(語呂合わせではありません)
用意してきたのは、pentaxK5Ⅱ+AFBORG(ED60)という、私的には、現時点での最強の組み合わせです。
早速狙いを付けてシャッタを切ります。
が・・・、何かヘンです。カメラの感触がおかしい・・・と思ってよく見ると、「メモリーカードが装着されていません」という渓谷が表示されたいます。データをパソコンに取り込むためにSDカードを外して、そのだったようです。トホホ。
意気消沈し、気合いがそがれたものの、このまま標準形レンズだけで撮影を続けるのはシャクなので、いったん駐車場まで引き返し、車の中においてあった予備のカメラから、SDカードだけ借りて、望遠撮影にチャレンジすることにしました。
再入園して、一度引き返した道をもう一度歩き始めて間もなく、ジョウビタキ♂クンがお出迎えしてくれました。



きわめてフレンドリーで、かなり接近しても逃げません。
また別の場所でも出会ったジョウビタキ♂。赤い実は、柿にも見えますが、カラスウリのようですね。



夏にはスイレンやオニバスが目を楽しませてくれた池では、アオサギが漁に余念がありません。



トリミングして、口元をアップにしてみます。

大きな獲物です。ざりがにでしょうか?
残念ながら、鳥の撮影に成功したのはこれくらいでした。
でも、植物園ですので、植物の撮影にいそしむことにしましょう。


ヤツデです。
森田惠子 様の先日のこの記事↓を思い出しました。
◇ヤツデの花 
 
いろいろな小菊もまだ咲いています。



yakko様がこちらの記事で牧野植物園の小菊を紹介してくださっていました。
「野菊の墓」(伊藤左千夫)の一節を思いだし、こんなコメントを書きました。

「民さんは野菊のような人だ」「僕(野菊が)大好きさ」 「野菊の墓」(伊藤左千夫)の1シーンが思われる清楚な小菊たちですね。

「野菊の墓」は中学生の頃読んだ記憶があります。清涼な読後感は残っていますが、細部は鮮明ではありません。上記の場面は、学生の頃、友人たちと雑話をしている機会に、確かハチロー君(現在愛知在住の友人)だったかが、「民さんは野菊のような人だね。僕は野菊が好きだよ」といったぐあいに要約して、周囲を喜ばせたことを思い出します。最近、原典で確かめてみたら、こんな風でした。

 「まア政夫さんは何をしていたの。私びッくりして……まア綺麗な野菊、政夫さん、私に半分おくれッたら、私ほんとうに野菊が好き」
「僕はもとから野菊がだい好き。民さんも野菊が好き……」
「私なんでも野菊の生れ返りよ。野菊の花を見ると身振いの出るほどこのもしいの。どうしてこんなかと、自分でも思う位」
「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」
 民子は分けてやった半分の野菊を顔に押しあてて嬉しがった。二人は歩きだす。
「政夫さん……私野菊の様だってどうしてですか」
「さアどうしてということはないけど、民さんは何がなし野菊の様な風だからさ」
「それで政夫さんは野菊が好きだって……」
「僕大好きさ」
(青空文庫より)

こんなキクもあるようです。





今日はここまで、続きは次回といたします。

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児島湖冬景色、の巻 [折々散歩]

今日も書きかけた記事の保存に失敗し、ゼロから書き直しです。
気力が失せましたので、メインの話題は回を改めることにして、「今日の付録」の写真でお茶を濁します。
冷え込みが厳しく、冷たい風の吹く一日でした。午前中の行動が、消失記事の内容でした。午後、短時間児島湖に立ち寄ってみたご報告です。
最近、堤防工事中で立ち入りが禁止されていることから、長くご無沙汰していました。工事の影響が及ばない範囲で少しだけ観察散歩してみました。
荒波の沖合に、カンムリカイツブリが見えます。

トリミングします。


カイツブリ。

トリミング画像です。

キンクロハジロの群れのようです。



キンクロハジロとスズガモがはっきり識別できません。
これはスズガモ?

竿の先にミサゴが止まっています。

飛び立ちました。



トリミング画像も載せておきます。





今日はこれにて。

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孫に会う日は入念に髭を剃り [家族]

日米開戦の日です。それにちなんだ記事を書こうかなどとも思ったりしました。
一昨日、肺炎球菌ワクチンを接種したことは書きましたが、その接種あとが大きく腫れて固くなり、昨日はなにやら頭痛肩こりにも悩まされました。接種の「副反応」というヤツかも知れません。今日はかなり和らぎ、腕を押さえてみると少し固いかなというレベルにまで収まりました。この程度の辛抱で肺炎を防げるなら、良しとしなければなりますまい。
ところで去年の今日は、下部消化管の出血で一週間入院しして、退院したばかりで、こんな記事を書いておりました。

最近体調も良いし、週一度のアルバイトでは身をもてあますし、なによりも年金引き下げ、消費税増税という寒風のもとで、懐具合がますます寒さを増すご時世ですので、来春あたりアルバイトの回数を増やそうかと算段しておりました矢先の入院で、ちとわが肉体への不信が芽生えております。上手に駆け引きしながら、末永くつきあっていくしかありますまい。
退院してみますと、ことのほか厳しい冷え込みで、病室の快適さが懐かしい(昨年夏の入院時も、同じような感想を書きましたが)と、罰当たりな感想を抱いております。
それでも、今朝は、ゆるゆると朝の散歩に出かけてきました。

さて今日はどこへ出かけよう?久しぶりに児島湖周辺の水鳥などにあってこようか?などと考えておりますと、車で数十分の距離に住む長女から電話があり、ちょっと用事があるので、短時間、一歳児(もうすぐ二歳)の子守ができないかとの依頼。快く承諾し、入念にひげ剃りなどもして、アパートに向かいます。
「今シーズン一番の冷え込み」は今日も続き、朝方は冷たい雨もパラパラと降っていましたが、アパートに到着する頃にはうっすらと日も射し始めました。
公園にでも連れて行けば気分も紛れて間が持つだろうかと、ボールや砂場道具など一式をバッグに、近所の公園に出かけます。
期待通り、はしゃいで走り回ったり、

ボールを蹴って遊んだり、





シャボン玉であそんだり、

キジバトを見つけて追いかけたり、




図書館のフロアーを行ったり来たり、、



さすがに外は風が吹いて寒いので、暖房の効いた図書館にはいって絵本を見て遊んだりしているうちに、お母ちゃんが帰ってきました。
お利口にしていたご褒美に、ファミレスでお子様カレーを食べました。

なかなかの食欲です。

ジイジも、子守のご褒美に、美味しいランチをごちそうになりました。ランチの写真を写したつもりでしたが、撮りそびれていました、、、残念。

こちらはもう一方の孫兄妹たち。
ママが仕事から帰るまで、我が家で宿題をしたりテレビを見たりして過ごします。今日は残業で保育園のお迎えを頼まれましたので、総計三人が我が家に集合し、仲良くテレビを見ています。

今日はこれにて。

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