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水面凍結の日々、の巻 [獺祭魚]

カワウソが捕らえた獲物を岩の上に並べて祝祭を催すという伝承にちなんで、撮りためた写真を並べて一人楽しむコーナーです。なお、「伝説の銘酒」とはまったく無関係です、あしからず。

ところで、これは、1月31日に撮影したカワウソ???

いえいえ、ウソ、ウソ。正体は、我が家の近所に住むヌートリアです。


ヌートリアは、過去記事にも度々登場します。

防寒は自前の毛皮沼狸

えらいよう冷えますなあ、の巻

新年も帯と襷の選りくらべ、の巻

いっぱい、これなあに?の巻

沖縄慰霊の日に思い出すこと(その4 最終回)

麦秋や沼狸らの朝化粧

などなど。

中でも一番古い登場は、どうやらこの記事↓で、カワウソと「獺祭魚」の知ったかバナシとともに、、ヌートリアの紹介もしています。

新カテゴリー『獺祭魚』の蘊蓄

「ヌートリア」とはスペイン語でカワウソ(の毛皮)を意味し、原産の南米では本種のことを「Coipo」と呼ぶ。英名でも「Nutria」より「Coypu」の方が一般的だそうです。

「稲美野ヌートリア通信」というサイトに詳しい説明が掲載されています。 一部を、これまた無断で引用すると、
うんちく: 毛皮はカワウソのように上質で、カワウソの毛皮と称して売買されたため、カワウソのスペイン語<ヌートリア>がまちがってこの動物の呼び名になった。
○ 帰化動物としての経緯と状況
人間によって持ち込まれ、やがて人間の手を離れて野生化し、自然増殖を始めた外来の動物を、帰化動物と呼ぶ。
 日本には1907年に上野動物園に初めて輸入された。日本では1939年(昭和14年)に軍用の毛皮獣として150頭が輸入された。第二次世界大戦中は、防寒用の毛皮を採り、肉は食用とするために多数飼育された。1944年には4万頭も飼育されていたという。第二次世界大戦が終わると需要がなくなり、放逐されたり屠殺されたりした。生き残ったものが野生化し、各地で帰化した。
海外では:
 海外では、北アメリカ、東アジア、東アフリカ、ヨーロッパなどに帰化している。その毛皮を目的に世界各地で飼育されたため逃げ出したものなどが再野生化している。土手などに穴をあけ、キャベツやコムギなどの畑を荒らすことがあるため害獣となった。
日本では:
 日本では、岡山県に最も多く生息している。とくに岡山県児島湾干拓地一帯では、縦横にクリーク(排水溝)がつくられ、水性植物が生い茂るなど生息条件に恵まれ、かなり多数が生息している。イネや水路ぞいの野菜に大きな被害を与えるため、毎年2000~3000頭が捕殺されている。岡山県での捕殺数は、全国の90%以上を占める。
「稲美野ヌートリア通信」より
本物のカワウソが血なまぐさい肉食獣であるのに対して、このヌートリアは基本的にベジタリアン。であるが故に、農作物を食害する等の罪科(とが)により、特定外来生物として捕殺されています。気の毒なことです。

 以前(2010年9月)早朝散歩中に、出会った起床直後で洗面中とおぼしきヌートリアの家族を撮影しました。

IMGP5768_R.JPG
IMGP5720_R.JPG
仲むつまじく、何とも愛らしい情景でした。「害獣」と呼ぶのは人間様のご都合、という感が強くしますね。 

防寒用の毛皮用として持ち込まれただけあって、歴史的と言われるこの冬の寒さをものともせず、悠々と水路を散歩していました。でも、二月にはいってからの冷え込みは桁外れで、水路も連日のように凍結していますが、この生き物たちは健勝でしょうかね?

1月末には、菜の花が咲いたり、



マンサクも







ロウバイも







徐々にほころんできたので、春も近いかと、期待したのはぬか喜びでした。



余りの野菜の高騰に、昨日はダイコンやハクサイをもらいに、田舎の父母の本を尋ねました。風もなく、日中は少し日が差して、ぽかぽかした感じもしましたが、故郷の川もかなりの規模で凍結していました。

場所によっては、水面が覗いている箇所もありますが、、、。



向こう岸近くまで氷に覆われているところもあります。



子どもの頃の記憶では、このような光景はしばしば目にしたものでした。子どもたちは、川の中程まで氷の上を歩いて遊んだりしたものでした。無謀と言えば無謀ですが、氷は、子どもたちの体重を支えるのに十分な厚さだったと記憶しています。この日の氷はどうでしょうか?厚さ1センチは優に超えていて、握り拳大の石なら投げてもひび割れることもなく、氷上を滑走します。

カモたちも、わずかに水面が露出している沖の方で、泳いでいます。



ツグミも寒そう。











ハクセキレイ。





これからが本題。

1月28日撮影のお散歩写真です。

byOLYMPUS PEN Lite E-PL5+Panasonic LUMIX G VARIO 45-200F4.0-5.6。(マイクロ)フォーサーズですから、35mm換算で焦点距離は2倍に相当します。更に、「デジタルテレコン」で、2倍にすると、最大800mm相当になる?
イソシギでしょうか?



コガモたち。



センダンの枝に止まるムクドリ。



寒そうなアオサギ。



上空に現れた猛禽類。トリミングしてみますが、鮮明ではありません。

チュウヒでしょうか?



九条改憲に反対する先日の退職教職員の集まりに、雪深い県北から出席されていた現役教師の友人Hさんと短時間言葉を交わしましたが、いつも私のブログを文章が長すぎるとからかう彼に、「これからは短くするつもり」と宣言したのですが、今日ももはや限界を超えていますね。残りの画像は、次回といたします。



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