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古里のこれなあに?の巻 [今日の「これなあに」?]

パラリンピックが今日閉幕です。
今朝の地元紙「山陽新聞」のトップニュースは,郷里のアスリート、新田佳浩選手の金メダル。
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「古里の英雄」とは少々大仰ですがね。
ローカルな話題で恐縮ですが、新田選手の出身地、岡山県西粟倉村というのは、平成の大合併の際に我が道を選び、一郡一村の歩みを進めています。ちなみに私の郷里は、合併で『美作市』になりましたが、合併前は、西粟倉村と同じ「英田郡」に属していました。ですので、新田君は、私にとっても「古里の誇り」でもあるのです。更に付け加えますと、高校の後輩でもありますので、誇らしいことです。
ところで、以前、難読地名について、こんな記事に書きました。
海遠き故旧集うて牡蠣を食む
寂れたる師走の里や塔朱し
その意味では「英田(あいだ)」も難読地名かも知れません。私の学生時代の友人ハチロークンは、愛知県旧足助町(これも難読地名でしょ)の出身ですが、「英田をあいだと読める愛知で数少ない一人」と自慢していました(笑)
その旧英田郡に、「鯰」という地名がありました(現美作市)。
どう読むでしょう?
正解は「なまず」。難読でも何でもない、ストレートな読み方でした。それにしても、地名としては印象的ですよね?
「角川日本地名大辞典33岡山県」には、「地名の由来は梅雨のころなまずが多くとれたことによる p8199とあります。これまた直截至極の命名です。
今日の「これなあに」?その1





これは鯉です。

一緒に泳いでいます。





父が川から釣ってきた魚を、この池に放して飼っています。色のついたのは、ペットショップで何百円かで飼ってきた稚魚が育ったもの。大型熱帯魚の餌用に一尾何十円かで売られているエサ金と呼ばれる金魚も、大きく育ちました。
鯰も、どこまで巨大化することでしょう。

缶のなかのエサをばらまくと、競いあって食べるので、どの孫も餌やりが大好きです。暖かかった先日のひとこまです。




昨日の土曜日は、バアバのパートが休みだというので、前夜から小学生の兄妹がお泊まりしました。お弁当を持ってどこかへ行きたいという話が持ち上がっていましたが、私は風邪気味で午前中,医院を受診してきました。薬をもらって帰ってみると、家は空っぽ。小学生二人はそれぞれ自転車に乗って、それに保育園児も、バアバが補助椅子に乗せて、サイクリングに出かけたそうです。
部活から帰ってきた中学生と、昼ご飯を食べていると、小1の女の子が疲れ気味なので、迎えに来てほしいとの電話があり、車で迎えに行きました。聞くと、約7km離れた自然環境体験公園まで行き、児島湖周辺をサイクリングして、田園地帯にある牧場まで帰ってきたところでギブアップとなったそうです。
さて、そのサイクリングの途中、児島湖そばでこんなものを見つけたそうです。
これなあに?

魚か何かの骨格か?



それとも不思議生物か?




それとも古代の工芸品?

などと,バアバと孫達が興奮して騒いでおります。
私には,とっさに正解がわかりましたヨ。
「菱の実(ヒシノミ)」です。
古来、食用に供されたそうですし、むかしは、ゆでて食べたものだと母なども言っておりました。

薬効もあるそうですね。

菱の実 500g

菱の実 500g

  • 出版社/メーカー: (株)小島漢方
  • メディア: その他

このトゲトゲの形状は、忍者御用達の「撒菱(まきびし)」そのものですね。







ウィキペディアにはこうありました。

撒菱(まきびし)とは、忍者が用いる道具のひとつ。逃げる途中にばら撒くことで追手に怪我を負わせる、またはそれを踏まないようにするために追手の速度を落とさせる効果がある。撒蔆撒芰とも表記される。

もともとは水草であるヒシの実を乾かしたものを使用した。菱の実、あるいはそれを模したものも三角錐の形状をしており、基本的にどのように置かれても、刺が上を向くようになり、追っ手の足を傷つけるように出来ている。から削りだした物もある。



今日はここまで。

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