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今年最後、の巻 [折々散歩]

年の瀬もおし迫り、ずいぶん冷え込みます。


大阪の孫一家が、今日、車で年末帰省の予定です。まずはママの実家で年越しをし、年明けに我が家に立ち寄る計画です。いつものことながら、大変な渋滞が予想されますし、雪の予報も出されています。ママの実家は、県北部の、降雪も多い土地ですので、心配は尽きません。


長女のムコ殿の実家は、「日本のエーゲ海」を標榜する海辺の町で、地元では海産物が豊富で、牡蠣の養殖も盛んです。今年もまた、新鮮な牡蠣を送って下さいました。今年は天候(水害・台風など)の打撃で、収穫量も減り、生育も不良だというニュースを聞いておりましたが、大きな殻付き牡蠣と、よく肥えたむき身牡蠣です。急遽思い立って今日、郷里の父母にお裾分けすることにしました。正月越えても鮮度は大丈夫とのことですが、次に行くのは1月3日の予定でしたので、より新鮮なうちにと考えた次第。小中学生に同行を打診しましたが、用事があるので行けない由。じいじ1人で行ってきました。


行きがけに、ちょっとだけ長女のアパートに寄って行きました。2歳児が歓迎してくれ、クリスマスに、サンタさんからもらったおもちゃを、嬉しそうに見せてくれます。お父ちゃんは今日も仕事。お母ちゃんも年末の家事が溜まっているとのことで、同行の提案は却下されました。孫は、ジイジと一緒に行きたかったようですが(リップサービスか?)


県北部の一部地域では、大雪着雪注意報なども出ていますが、わが郷里はそこまででもありませんが、時々、雪やみぞれがぱらつく天気でした。


大阪の孫一家は、午後六時過ぎに、無事にママの実家に到着したそうです。良かった良かった。


と言うわけで、今日はカメラを使うような散歩をしていませんので、昨日の画像をご紹介します。


前日と同じような朝散歩のシーンですが、よく見ると、前記事でシラサギと書いてた鳥が、ダイサギとコサギの2種であったことに気づきました。


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モズもいました。


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散歩の道々で出会います。同じ個体かな?


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午後、小五男児の提案で、事前環境体験公園へ行ってきました。


下は、彼の撮影した画像です。


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彼がここへ来たかったわけは、前回来たときに見たこの魚の正体を確かめたかったためらしい。


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曇りの薄暗い光の中で、水中を写していますからはっきりわかりませんね。画像補正してコントラストを強めてみると、どうでしょう?Exif_JPEG_PICTURE


40cm~50cm以上はある巨大な魚です。鯉ではありません。ソウギョかな?と彼は言います。アオウオ、コクレン、ハクレンとともに、中国の四代家魚に数えられる、と彼は言います。TVで仕入れた知識のようですが、これだけ聞くと、豆科学者のように見えたりします。とんだジジバカですが。


私はPENTAX K5-2+AFBORG 60EDを持ってきていました。


曇り空で、撮影には適しているとはいえません。


出会った鳥と言えば、カワラヒワの群れ。まだ少し青空が見えますが、この頃から急に曇ってきて寒風も強く吹きます。


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空の色がこんなに変わりました。


ツグミです。


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カルガモの個体数が、増えたみたい?


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今年もお付き合いいただきありがとうございました。


ひとまず、今年の記事は今日が最後になります。


どうか、よいお年をお迎え下さい。


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昨日見たもの、の巻 [折々散歩]

昨日の朝散歩では、夜明けの景色を広角カメラにも収めていました。

常山方面が明け初めています。

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刈り株が焼かれて、焦げた様子は、この季節、この地方の風物詩です。

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下の写真で、植えられているのは、いつもの麦ではなく、玉ねぎ?

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そして、昨日の記事の続きで、午後のこと。ジジババと、小学生の孫二人は小5生の発案で深山公園へ出かけました。水鳥のために食パンを2枚持っていきました。

小5生が、リコーgx200で、こんな画像を撮影しました。

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黒いカモが気に入りました。

オオバンという名前も覚えました。

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私の持参したカメラは、OLYMPUS E-3+ZUIKO DIGITAL ED 70-300mmF4-5.6。

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ヒドリガモとオナガガモが、たくさん群れています。

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それに混じって、この日もやはり、一羽だけヨシガモがいました。

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ナポレオンハットと言っても、小学生はナポレオンを知らない?

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貴婦人の落とし物?

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寒風に吹かれてぶるぶる震えながら餌やりをしたのですが、そんな中でも、餌やりをしている家族連れやグループ、個人が何人もあります。それぞれに、食パンや大量のパン耳などを用意しておられ、餌をばらまくと、カモたちが遠くからも我先に集まってきて奪い合う様子がほほえましく、見飽きることはありません。が、余りに寒いので、車まで引き返すことにしました。

でも、子どもらは、寒風にひるまず、遊具のあるエリアで遊びたいといいます。

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同じように、寒さにへこたれず、活発に遊んでいる子どもたちの姿が、思いの外ありました。

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動き回るうちに、汗をかいたようで、上着を脱いでしまいました。

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気が済むまで遊んだ後、今度は、少し離れた「水生植物園」まで行きたいと言います。谷添いの道を歩くコースです。

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行く手を頑丈な扉が塞ぎ、大きな文字の掲示看板がぶら下げてあります。

イノシシの出没に注意をうながすもので、通行する人は、扉を開けたら必ず元通り閉めて施錠するようにと掲示されています。

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以前も、ここを越えて通行したことがありましたので、今回も躊躇なく先へ進みます。

谷添いの山道を進み、これらの記事などで紹介したサワグルミやスイレンなどが生えているエリアまで行きましたが、植物は冬枯れ状態で、地面は至る所に猪が掘り返した跡があって、荒れ寂れた感じが漂います。

せせらぎのかそけき音や半夏生

水生植物園の生き物たち、の巻

ヒヨドリのほかに、ホオジロ、アオジなどの姿を垣間見たような気がしますが、木枝の陰で、カメラにとらえることはできませんでした。

今日もまた朝散歩と、学童保育の一日でしたが、記事は機会。今日はここまで。


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作戦成功、の巻 [折々散歩]

学童保育室の業務が連日続きます。昨日の轍を踏むわけにはいきません。今日は、児童を受け入れる前に、朝散歩を済ませる作戦です。

まだほの暗い用水路に、シラサギの群れが休息していました。

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私に気づいたらしく、いっせいに飛び立ちました。

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ようやく朝日が山の端から顔をのぞけます。

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少しずつ明るくなっていきます。

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鳥の群れが夜明けの空を舞います。

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日が昇ります。

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麦畑を朝日が照らします。

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綿毛が輝いています。

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ホトケノザ。

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群生しています。

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空には月。

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木の枝にはキジバト。

怪訝そうにこちらを振り向きます。

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アオサギ。

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珍しい鳥の群れ?と思ったら、スズメ。

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用水路のコガモ。

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ハンサムな♂、ちょっと気取って泳いでる?。

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逆光で、シルエットになりました。コバルトブルーがの色が判然としませんが、、、カワセミに会いました。

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幸先の良い朝です。

思惑通り、学童は八時過ぎに来訪。午前中はこたつのある部屋で、エアコンもつけて、ぬくぬくと、録画してあった「ホームアローン」を観ながら、兄妹仲良く、おとなしく宿題をしていました。私は別室でパソコンワークです。

昼ご飯を食べさせ、午後は、、、。

珍しいことに、「深山公園へ行こう」と、小5生が言い出しました。そのご報告は次回、今日はこれにて。


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年賀状出しました、の巻 [今日の「これなあに」?]

年賀状をやっと仕上げて、郵便局に投函に行くついでに、いつもの公園に寄ってみようかと思い立ち、カメラを用意しリュックに入れて、いざスタンバイという状態で、朝ドラをしばらく視聴したり、あれこれぐずぐずしてておりますと、「ピンポン」とチャイムの音。


お客さんは、小学生の孫二人。冬休みの宿題の入ったリュックと、携帯ゲーム機と、なにやらおやつらしきものと、昼食用のラーメンなどなど持参して、我が家で過ごす計画らしい。


というわけで、うすうす予感していたとおり、長期休業中恒例の学童保育室を営業することになりました。


おやつらしきものと見えたのは、手作りパンをレンジで作るセット。



ポッピンクッキン できたてパンやさん 5個入 知育菓子(ポッピンクッキン)

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  • 出版社/メーカー: クラシエフーズ
  • メディア: おもちゃ&ホビー



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遊べて、食べられて、しかも美味しかったそうで、いろんなおやつがあるものですな。


昼食のラーメンにトッピングするためのチャーシュー、メンマ、もやしなどを買い出しに行き、ついでにスーパーそばのポストに年賀状を投函。これでまあ、今日の計画は一つ片付けたことにしました。


昼食には、中学生もご招待。ジイジ・バアバもご相伴(調理したのは私ですが)にあずかりました。午後はご希望により百円ショップにお連れし、そうこうするうちに一日が終わりました。


というわけで、今日は散歩できていません


下の写真は、一昨日の撮影です。場所は新岡山港近くの公園。


実は、M師からコウノトリの情報をいただき、岡山市東部の該当地域を探ってみましたが、遭遇できませんでした。手ぶらで引き返すのもシャクなので、どこへ寄ろうかと迷いながら車を走らせているうちに、通りかかったので、いつぞやM師の紹介でビンズイを撮影したことを思い出し、立ち寄ってみたのでした。この日は、良いお天気で、釣りざおを出している家族連れが、何組かあり、長閑な海辺の風景が好ましく感じられました。


公園内の木立の間を、たくさんのヒヨドリが賑やかに飛び交い、鳴き交わしています。


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ジョウビタキ♀もあらわれました。


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高い木のてっぺんあたりを見あげると、カワラヒワの群れがせわしく採餌しています。


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今日の「これなあに?」


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トリミング画像です。


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今日はこれにて。


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10年過ぎても思い出す、の巻 [家族]

昨日はイブ、今日はクリスマスでした。


2013年のクリスマスイブにこんな記事を書きました。


愛(は)しけやし孫の手作りケーキかな


これまでも、幾度か引用したことがありますが、性懲りもなくまたまた再掲します。


思えば、六年前の今頃は、集中治療室で、点滴の管と、酸素吸入マスクと、心電図などの電気コードにつながれて、身動きもできずベッドに横たわっていたわけですから、天国と地獄、月とすっぽん、雲泥の差を痛感したことでした。

当時のメモをひもといてみますと、こんな「作品」を残しておりました。

◆病中吟

ジングルベル微かに響くや集中治療室(ICU)
病棟に子らのさざめき降誕祭(クリスマス)
病窓の彼方の空に冬の虹
病窓の初日さやかや吾生きたり
生き延びて迎える朝や空まぶし
病室の窓晴れきって歳替わる

一般的に知られている「ICU」という略称を当てておきましたが、実際に私の過ごしていたのは、NCU(Neurosurgical Care Unit)、脳神経外科集中治療室でした。

12月22日に手術し、イブイブも、イブも、クリスマスの日も、NCUで過ごしました。遠くのラジオからジングルベルの曲がかすかに聞こえて来ました。それは、娑婆=俗世=現世に、わずかに繋がる細く頼りない「糸」のように思われたものでした。

◆短歌
厭わしき蛇の頭の姿して吾が頭蓋深く動脈瘤肥えをり
「血栓化未破裂巨大動脈瘤」まがまがしきは吾がやまひかな
病棟の未明の廊下静まりて ナース黙々と汚物処理しをり
黙々と汚物処理せるナースあり 背に会釈して吾はまた寝に就く
なにくれと労りの声かけくれし夜勤ナースの目の隈いたわし
何処やらん啜り泣く声聞こえきて脳外科病棟の夜はまだ深し
微かなる時雨の音して9階の吾が病室の夜は更けんとす


ここに書いた未破裂脳動脈瘤の手術から、10年を越え、今年の1月には、主治医から晴れて「完治」・「卒業」を宣告していただきました。10年一昔と言いますが、こちらは同じところに佇んでウロウロしているのに、周りはめまぐるしく変化しています。特に子どもの成長は目を見張るものがあります。


翌年にはこんな記事も書きました。


懐かしき便り嬉しき聖夜かな


クリスチャンでもない私達にとって、この日は、孫にプレゼントを与えるイベントの日!これに尽きます。


今日は、送った荷物が届いたと、大阪の赤ちゃんと5歳の姉がLINEで動画メッセージをくれました。タブレットは重宝します。


また、近くに住む長男が仕事休みなので、冬休みが始まった中3,小5、小2の人の孫を連れ、私も同行して、久しぶりに郷里のおじいちゃんおばあちゃん宅に行きました。朝方は、厳しい冷え込みでしたが、よく晴れて明るい日射しがありました。


回転寿司で昼ご飯のあと、腹ごなしがてら、山道を歩いてお墓参りなど。


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かなりの坂道です。


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川原まで降りて、石投げなどをして遊びました。


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何もない土手の上でも飽きずに遊べます。


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思えば、一番上の中3の孫は、10年前は保育園児で、私が退院するとき、大阪まで一緒に車で迎えに来てくれたのでしたが、弟は当時はまだ新生児。妹二人も、従妹弟たちも、まだ生まれていませんでした。感慨深いものがあります。


下は、昨日写した写真です。


ミサゴ。


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ユリカモメ。


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今日はこれにて。



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とりとめもなきとりくらべ、の巻 [折々散歩]

昨日の記事の「シメ」にと用意していた写真を掲載し忘れていました。


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昨夜の月です。


下は今日明け方の月。


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うっすら雲がかかっていましたが、明るい月でした。


昨日行った自然環境体験公園の池に遊ぶ鳥たちの撮り較べ(鳥較べ)。


まずは、OLYMPUSE-3+zuiko ED 70-300mm F4.0-5.6による画像。


カルガモの群です。


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オオバン。


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pentaxK5Ⅱ+AFBORG 60ED。


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遊び半分に持って行ったリコーGXR+ MOUNT A12 +kenkoミラーレンズ500mm F6.3 DX。ピントの合わせにくさから、日頃出番も少なく、写りにもほとんど期待していなかったのですが、この組み合わせ、なかなかやるじゃん、という感じでした。


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児島湖では、リコーGXR+ MOUNT A12 にインダスター61という中古ロシアレンズを装着してみました。


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何だか雰囲気のある写真になります。


児島湖での望遠撮影は、いろいろ撮り比べてみても、やはり、pentaxK5Ⅱ+AFBORG 60EDが、一番歩留まりが良いようです。


キンクロハジロ。


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ユリカモメ。


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ダイサギ。


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アオサギ。


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オオジュリンでしょうか?


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アオジ。


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トリミングします。


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チョウゲンボウ?


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今日はここまで。


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シメシメ、それではこれは?の巻 [今日の「これなあに」?]

遅ればせに、年賀状作成のためにパソコンにかじりついていますが、はかどりません。じっとしているので、鬱血状態が続きます。


冬至を過ぎたというのに、暖かい一日でした。最近ぐずついた天気が続き、お散歩写真も滞りがちなので、晴れ間を狙ってプチ散歩に出かけました。


自然環境体験公園です。


高木の梢のてっぺんに、珍しい鳥がいるように見えました。


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何だ、スズメか。


これは?


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カワラヒワでしょうね。たくさんいます。


これは?


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アオジ?今シーズン初見です。


そして。シメです。


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しめしめ。出かけた甲斐がありました。


ところで、これなあに?


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チッチッチと泣くだけですが、ウグイスですか?


今日はこれにて。


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2歳児の生活発表会に行く、の巻 [家族]

久しぶりに寝坊しました。


朝、目覚めると、七時を回っていました。今日は、長女宅の2歳児の孫(昨日の記事では3歳児と書きましたが、誕生日がまだ来ていません)の生活発表会を見に行く約束をしていて、八時過ぎにはそのアパートで合流して、お姑さんとも合流して一緒に出かける計画でした。そのためには、遅くとも七時半には家を出たいところでしたが、朝ご飯を食べたり撮影用カメラの用意をしたりしていると、間に合わない時間になってしまいました。


昔は寝坊は常習でした。学生時代、ドイツ語の試験の朝、寝坊して受験できなくなったこともありました。前夜から朝方まで、1・2回生で語学の単位をふんだんにおとしていた私を救うために、心優しい友人・後輩達が、周到なノートのコピーや対策プリントを用意してくれて、共同学習の場も準備してくれて、徹夜で試験勉強をして、これで大丈夫と安心していったん下宿に帰ってウトウトとしたのが命取り。日は高く上がっていて、結局これが元で(それだけではありませんが)、留年する羽目に陥ったのでした。その後、5回生の時に、私が受講したドイツ語は、「鬼のY先生」の講座でしたが、見事「優」でした。ちっとも自慢になりませんが、自慢してます(汗)。


一年遅れで大学を卒業して、地元に帰って就職したばかりの頃は、勤務先から目と鼻の先の下宿で暮らしていました。目が覚めると、始業のチャイムが聞こえ、慌てて出勤。朝の打ち合わせ会議にすべり込んだり、遅れたり、というスリル一杯の経験も重ねました。


それでも、最近は、歳のせいでしょうか、目覚まし時計のお世話になることもなく、夜明け前には目が覚めます。夜間高校に勤務している頃もそんな具合でしたので、午前中の使い方をもて余すほどでした。その意味では、今朝の寝坊は、久々にパニック感を抱かせるほどのものでした。


やむなく、「アパートで合流」という経過を変更し、保育園近くのスーパーマーケットに駐車、遅れて会場に急ぎました。


幸いに、開会には間に合い、元気な発表会を楽しみました。ただ、保育園児の使う小さな木イスに、3時間窮屈に座っていると、おしりは痛いし身体はこわばって、肉体的にはかなりの負担でした。


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午後は、からだほぐしのために、久しぶりの散歩に出かけました。


家を出てすぐのところに、カワセミがいました。


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苅田にダイサギが数羽採餌しています。


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と、この辺で、かなり強い雨が降り始めました。傘も持たずに出かけていましたので、すごすごと家に引き返します。


数え切れないほどのムクドリの群れが、電線に止まっています。


防水カメラじゃないのですが、ちょっと小降りになった気もするので、記念に写して帰ります。


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わが夫婦は、それぞれガラケーを利用していますが、孫とテレビ電話をしてみたいっというバアバの要望と、LINEだとメッセージのやりとりが簡単というアドバイスもあり、最近、私は格安スマホ、バアバはタブレット(WIFI利用)でlineデビューしました。


やっと昨日、ママ(長男のお嫁さん)の助けを借りて、既存の「家族グループ」の仲間入りをさせてもらったところ、今日は早速次々にピンポンの音がして、遠く離れた家族のトークが交わされます。幼い孫達の近況写真も、互いに交換されたりします。便利なものです。


が、家族だけでつないでいるぶんにはまだしも、「友達」があまねく社会に広がっていくと、なかなかせわしくて厄介なことも生じるのでは、と余計な心配も湧いてきます。いずれにせよ、情報化社会、モバイル社会なるもの、ついて行くのが何かとしんどいことですわ。


今日はこれにて。


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慌ただしい年の瀬、の巻 [折々散歩]

慌ただしい年の瀬。何をやってるかわからないうちに、一日一日が過ぎていきます。自分自身のための備忘メモが必要です。

前回記事は、12月16日(日)の記録でした。その前日(15日)には、この夏から私も相談員としてお手伝いしている「相談ネットワーク」主催の学習会がありました。その感想文を書きましたので、ここにあらましを転載しておきます。

相談スタッフの一員に加えていただいてから、半年近くになります。きっかけの一つは、ネットワークの代表世話人を務めておられた石井信行さんが、推されて矢掛町議になられたことで、手薄になったため、相談員補充の意味合いからお声をかけていただいたのでした。
12月15日(土)、その石井さんを講師に、「相談ネットワーク学習会」がありました。テーマは「被災から見えたもの」。7月の豪雨災害の生々しい被災状況と、被災地支援・災害復旧にむけた獅子奮迅、八面六臂、縦横無尽の奮闘ぶりを、ユーモアたっぷりに語ってくださいました。
石井さんの議員への『転身」は、相談ネットワークの大黒柱がもぎとられ、私個人としても「とばっちり」で相談員をお引き受けする羽目に陥った、そもそもの「元凶」であるだけに、内心一縷の恨みを覚えもしたのでしたが、お話を伺って、恨みはすっかり吹き飛びました。
7月豪雨がおこったこの時に、被災地矢掛に石井町議が存在したことは、なんという幸運、なんという奇跡だったかと思われてなりません。
私は、高校の教員出身ですが、若い頃、自主的な教育研究会の場で、まだ小学校の現職教員として活躍中の石井先生の教育実践報告をうかがったことがありました。キラキラと輝きながら活動する子どもたちの姿がありありと浮かぶような、型破りな、豪快かつ細心な、愉しい実践に、元気をいただいた覚えがあります。今回のお話も、同じような、いや何倍も愉快な(被災の話題なのに語弊はありますが)、元気の湧くお話でした。
お話の中身に触れる余裕がなくなりました。印象に残ったエピソードを箇条書きします。①議員通信をほぼ毎月発行し地域に配布。②その通信に連絡先として携帯電話番号を掲載。③災害時、その携帯に次々と町民から救援依頼の電話。迅速な対応。④災害対応・復旧に、地域住民の要望や、知恵や、アイディアを汲み上げ、行政をも動かし地域住民とともに解決をはかる。
地方自治とは、地方議員とは、民主主義とは、というお手本を見た思いがしました。
追補:被災地での作業中に、土中から弥生式土器を発掘。凄い!

17日(月)は、年金者組合支部の集まり。美味しい食事をしながら、いろいろな相談をしました。

18日(火)は、妻と一緒に郷里へ。ちょっとだけ植木の剪定などをして帰りました。

19日(水)は、郵便局に行ったついでに(年賀状とはまったくの別件です。年賀状は、まだできてません-汗-)、ホームセンターで園芸資材を仕入れ、少しだけ畑仕事。すぐに一日が終わります。

20日(木)教育相談ボランティア。今年最後のおつとめです。

21日(金)は、小中学生が修了式で、お昼には帰宅。昼ご飯は、ジイジ特製の、ナポリタン風スパゲティ。好評でした。夜は、ママが職場の忘年会で、我が家に夕食が委託され、孫達の滞在時間がかなりの長さになりました。明日から冬休みで、何かとジジババの出番が増えることでしょう。

明日の22日(土)は、長女宅の3歳児の保育園発表会。初めての見学を予定しています。

師走ともなれば、隠居者にとってもなかなか忙しいですね。

散歩に出かけるチャンスもないので、ストック画像を掲載します。

自然環境体験公園のカワラヒワ。

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トリミングします。

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自然環境体験公園のヒメアカタテハ。

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自然環境体験公園のトンボ。種類は?

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半田山植物園のボケの花。

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岡山後楽園のスズメバチ。

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今日はこれにて。


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梅か香を纏うて越えん万の乢、の巻 [折々散歩]

昨日の記事の続きです。

峠に向かう山道の途中、こんな掲示がありました。

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一部引用します。

作東町指定文化財

梅か香塚

指定 亜養和57年12月1日

この句碑寛政五年(一七九三)に、当地土居の俳人妹尾有磯が近在の俳人によびかけて俳聖松尾芭蕉の百回忌の記念に建立したものである。句碑には『むめ(梅)が香にのっと日の出る山路かな』の句が刻まれているが、芭蕉のこの句は元禄七年(一六九四)に刊行された連歌集『炭俵』の巻頭の句として有名である。出雲街道の、この辺は「万の乢」(まんのたわ)として山路の景色の美しさは当時の旅人に宣伝されていた。(後略)

なるほど、苔むした句碑が建てられており、周囲は芝や草が刈り払われ、端然と整備されており、あちこちに梅の植樹なども行われているようです。

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これらの若い梅の木々が甘い芳香を放つ季節に、この山路を歩いてみたい気がします。ここで一句。

梅か香を纏うて越えん万の乢

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芭蕉の「梅が香に」の句について「学研全訳古語辞典」は、こう解説しています。

「梅が香にのっと日の出る山路かな」

出典炭俵 俳諧・芭蕉(ばせう)

[訳] 早春の夜明け方、山道を歩いていると、どこからか梅の香が漂って来た。折しも、山並みの向こうから朝日がぬっと昇って来た。

鑑賞

『炭俵』の巻頭の歌仙の発句。原本では「うめ」を「むめ」と表記する。春の山路の余寒の風情を詠んだ、平明な「軽み」の句。「のっと」という語の響きが句の新しさとなっているが、去来の『旅寝論』は、「師ののっとはまことののっとにて、一句の主(あるじ)なり」という其角(きかく)の言葉を記している。季語は「梅が香」で、季は春。

この句を刻んだ句碑は各地に建てられているようですし、この句がどこで詠まれたかについても、定かではないようですが、参考までに、「日本大百科全書(ニッポニカ)」の解説を一部引用しておきます。

万能峠
まんのうとうげ
兵庫県佐用(さよう)郡佐用町と岡山県美作(みまさか)市の境界にある峠。万ノ峠、万ノ峠(たわ)ともいう。近世初頭に出雲(いずも)街道の峠道として開かれ、松尾芭蕉(ばしょう)が「梅が香にのっと日の出る山路かな」の句を詠んだといい、梅ヶ香塚がある。この下を西日本旅客鉄道姫新(きしん)線がトンネルで通る。1910年(明治43)北東約500メートルに新道が開通し、現在国道179号として交通量が多い。[大槻 守]

山道を登り切って、正面のぽっかりと開けて見えるところが万能峠(万の乢)です。

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右は播磨国、左と美作国。ここが国境(くにざかい)です。

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この辺りに横倒しになっている標識に、「八咫鏡発掘地」とあります。

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ここで発掘されたという「八咫鏡」については以前、下の記事で触れたことがありますので、今日は繰り返しません。

八咫烏と八咫鏡と平家蟹とアンパンマン、の巻

山路歩きの快い疲れとともに、駐車場所まで下山し、今度は場所を変えてメガソーラー建設工事の進捗状況を見学します。日曜日ですので人影もなく、工事の車両の動きもありません。しかし、平日は工事の騒音と、道路への土砂の散らばりなど、地元住民の生活へのしわ寄せは計り知れないようです。

痛ましい被害が続出したこの夏の豪雨に際して、どういう加減かこの地域はほとんど影響を受けなかったそうです。幸か不幸か、工事は着々と進展していて、かなりの面積にパネルが貼られています。

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物々しい雰囲気の金網の内部は、立ち入り禁止になっています。

父祖伝来の土地に足を踏み入れることも手を触れることもできず、蹂躙されるに任せる士かない沖縄県民の悔しさと、あい通じる感情を押さえることができません。

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パネル取り付けを待つ無数のコンクリート柱が、やはり墓標か、あるいは何か不吉なモニュメントのように見えて、仕方がありません。

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これがすべてパネルで覆い尽くされたとするなら、急激な気温上昇によって激しい上昇気流が雨雲を呼び、思いがけない豪雨をまねきはしないでしょうか?そして、もし、この夏他の地域を襲ったような「災害級」の降雨が降り注いだならば、保水力を失ったこの広大な人工の丘陵は、ふもとの村にどのような抗いがたい災害をもたらすのでしょうか?想像するだけでも怖ろしいことです。

そんなことを思いながら、まずはそれは置いといて、鍋を囲みながら時を忘れて歓談したことです。念のために付記しておきますが、アルコールはありません。それでも、座は終始なごやか、堅苦しくなどないけれど、人生の知恵と栄養を補給できるのは、嬉しいことです。

今日はこれにて。


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故旧また出雲街道を行く、の巻 [折々散歩]

昨日は、久しぶりに故旧あい集う日でした。


前回のこの記事の回(はたらく自動車?クリーンエネルギー???の巻)に引き続き、イチローさんのお宅にお邪魔し、鍋を囲みました。


朝はかなり冷え込み、車の閏間のフロントガラスがこんな具合でした。


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集合場所は、前回と同じ美作土居駅。


駅前の看板は前回もご紹介しました。


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よく見ると、『土居駅跡』という史跡の紹介があります。もちろんJR土居駅のことではなく、人馬問屋=問屋場の跡なのですね。


といや‐ば〔とひや‐〕【問屋場】
江戸時代、街道の宿駅で、人馬・駕籠(かご)などを用意して、旅人の便宜をはかった所。駅亭。

出典 小学館デジタル大辞泉


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イチローさんの先導で、この旧街道跡を車でゆっくり移動し、美作市立土居小学校のほとりへ向かいます。


土居小学校のHPからアクセス地図をお借りします(無断借用)。


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こんな碑がありました。


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すぐ隣に安東鉄馬という尊皇攘夷運動家の顕彰碑が立っていました


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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説
安東鉄馬 あんどう-てつま
1843-1864 幕末の尊攘(そんじょう)運動家。
天保(てんぽう)14年生まれ。生家は美作(みまさか)(岡山県)英田(あいだ)郡の庄屋。京都で尊攘運動に奔走し,元治(げんじ)元年池田屋でおそわれたが難をまぬかれる(池田屋事件)。禁門の変では真木和泉の隊に属してたたかい,同年7月19日鷹司(たかつかさ)邸で戦死した。22歳。名は貞啓。通称は別に誠之助。


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その碑の裏側に位置する山の方角をぼんやり見ていると、急にこんなものがあらわれ、ビックリしました。


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一両編成のローカル列車です。


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この辺りで、列車が警笛を鳴らしましたので、私たちに表敬の挨拶をしてくれたのかとほほえましく思っていると、イチロ-さんは、この先が見通しも悪く信号も遮断機もない踏切なので警笛を鳴らして通らないと危険なのだそうです。


急峻な山々を縫うように、細々と鉄路が走っています。


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旧出雲街道は、播磨と美作の国境は、険しい峠を越えなければな羅なかったことは、以前こんな記事でも触れたことがありました。


今日もメガソーラーを考えてみる、の巻


杉坂峠は、かつては播磨(兵庫県南西部)と美作を結ぶ交通の要所で、鎌倉時代には関所が置かれていたそうです。元弘の変の失敗で隠岐に流される後醍醐天皇もこの峠を護送されたとされています。

ウィキペディアには、児島高徳についての記述にこうあります。

高徳は、播磨・備前国境の船坂山において、一族郎党二百余騎で佐々木導譽ら率いる五百騎の天皇護送団を強襲、後醍醐天皇の奪還を画策するが、天皇一行の移動経路誤判によって失敗に終わる。

高徳は天皇一行を播磨・美作国境の杉坂まで追うものの、その時既に天皇一行は院庄(現在の岡山県津山市)付近へ達しており、完全な作戦失敗の前に軍勢は雲散霧消してしまった。

その際、高徳ただ一人が天皇の奪還を諦めず、夜になって院庄の天皇行在所・美作守護館の厳重な警備を潜り侵入する。やがて天皇宿舎付近へ迫るも、それまでの警備とは段違いな警護の前に天皇の奪還を断念、傍にあった桜の木へ「天莫空勾践 時非無范蠡」(天は春秋時代の越王・勾践に対するように、決して帝をお見捨てにはなりません。きっと范蠡の如き忠臣が現れ、必ずや帝をお助けする事でしょう)という漢詩を彫り書き入れ、その意志と共に天皇を勇気付けたという。

因みに、朝になってこの桜の木に彫られた漢詩を発見した兵士は何と書いてあるのか解せず、外が騒々しい為に何事か仔細を聞いた後醍醐天皇のみこの漢詩の意味が理解できたという。

このように、かつては杉坂峠を越えていた出雲街道は、関ヶ原の戦い後、津山に入った森蘭丸の弟森忠政によって整備され、少し南の万能峠=万の乢(たわ)越えに変えられたそうです。


その万の乢の直下にトンネルを掘削して、姫新線が走ったことは、画期的なできごとだったのでしょう。SLの時代には、列車が坂道を青息吐息でノロノロと走るので、出勤・通学の際に乗り遅れた列車に追いついて、飛び乗って遅刻を免れることができたという話をよく聞いたと、イチローさんは面白く聞かせてくださいました。そして、ディーゼルカーが走るようになって、そのスピードに驚嘆したとも。


いま、他の多くの地方赤字ローカル線の例に漏れず、運行便数は年々削減され、運行ダイヤも不便さが度を増し、それが利用者減に拍車をかけるという悪循環が続いています。住民の足、命の綱としての公共交通機関のあり方が、あらためて考えさせられます。


私たちは、イチローさんの案内で、眼下に鉄道を見下ろしながら、旧出雲街道の山道を万の乢へとのぼって行きます。


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人気のない山道の畔に、古い墓石群が静かに佇んでいます。


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はるか山の頂の方角に、こんなものが見えてきました。


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広大な墓石群?古代の廃墟?


いえ、建設が進むメガソーラーの現段階です。


今日はここまで。次回に続きます。



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オールドレンズで師走の後楽園を写す、の巻 [折々散歩]

インフルエンザの流行が予報されています。だからというわけでもありませんが、昨日は、予防接種を受けてきました。


常用の血圧薬ももらい、まだ時間が早かったので、後楽園に行ってきました。


リコーGXR本体+インダスター61の撮影実験の続きです。


水辺のももくんから岡山城を望みます。


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周縁散歩道から望む岡山城です。


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紅葉も少し散り残っています。


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園内の風景。古いフィルム写真のようです。


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白い山茶花。



園内から見える岡山城。


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旭川の川面が、陽光を反射して輝いています。


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パナソニック LUMIX G VARIO 45-200mm を装着したOlympus機も持って歩きました。


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ジョウビタキ。デジタルテレコンで、ここまで大きく写せます。


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セグロセキレイ。


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コサギ。


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モズ。


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ハシブトカラス。


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旭川のカルガモ。


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マガモかな?


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オナガガモの群れ。


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手軽に望遠撮影を楽しむには。ほどよい組み合わせです。


念のために、K5Ⅱ+AFボーグ60EDもリュックに入れていました。こんな写り具合を見ると、やはり棄てがたい魅力があります。


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と言うわけで、結局あれもこれも持って歩く散歩が続きそうです(汗)


今日はこれにて。


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廉価レンズでスナップ写真、の巻 [折々散歩]

木曜日は教育相談のボランティアのお手伝いをしています。

昨日がその日でした。午前中の用務が終わり、その日のスタッフ3人で、昼食を食べに近所の食事処へ出かけた帰り、界隈をぶらり散歩していますと、ゆかしい画廊があります。岡南ギャラリーという画廊。3人で、冷やかしに、展示作品を鑑賞しておりますと、チャリティセール開催中とのことでした。

岡南ギャラリーHPには、こんな紹介がありました。

西日本豪雨災害支援チャリティセールについて

◆投稿者: 岡南ギャラリー

師走になり,いよいよ年末の慌ただしい季節となって参りましたが,皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて,12/8~12/16の期間で,西日本豪雨災害で被災されたお宅で水没してしまった,手紙・絵画・写真・卒業文集などを,無償で修復するボランティアチーム,西日本豪雨災害「大切なもの」無償応急処置 出来る事を出来るだけチームチームの活動を支援する為に,特別価格の作品を多数集めた,西日本豪雨災害支援チャリティセールを開催いたします。
このチャリティセールの収益の一部を,同チームの活動資金として寄付する予定になっておりますので,皆様,是非ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
出品予定作
小野竹喬 池田遙邨 松尾敏男 棟方志功 川合玉堂 橋本明治 那波多目功一 福王寺法林 奥田元宋 平櫛田中 杉山寧 村居正之 大森祥吾 橋本博英
小杉小二郎 野村義照 藤原啓 藤原雄 伊勢崎淳 伊勢崎満 玉置保夫 藤田喬平 原清 近藤悠三 小山冨士夫 岩田久利 北出不二雄 中島千波 ガレ 他多数
投稿日:2018/ 12/ 05(水) [ PM.05:13:05 ]

KSギャラリーオープニング 一枚のはがき 西日本豪雨災害を越える大切なもの 展 開催のご案内

◆投稿者: 岡南ギャラリー

12月8日に,岡南ギャラリーの2階フロアに, 新たにKSギャラリーがオープン致します。
KSギャラリーは美術に関する展示・発表の場をレンタルにて,皆様にご提供する約20坪のアートスペースで,絵画・陶芸・彫刻などの展示に適した設備を備えた,本格的なレンタルギャラリーです。
今回,その第一回目の記念展示イベントと致しまして,12/8~12/16の期間で,西日本豪雨災害により被災された方々のお宅で,水没してしまった手紙や絵画や作文などを,無償で修復する活動を展開する,西日本豪雨災害「大切なもの」無償応急処置 出来る事を出来るだけチームの活動をご紹介する展示イベント,
一枚のはがき-西日本豪雨災害を越える大切なもの-展
を開催致します。
この企画展では,実際に修復された葉書・絵画・作文・絵日記・写真・卒業アルバムなどの展示に加え,活動に使用した道具や機材の展示,更には活動中のスライド上映なども行い,被災の状況と,復興に向けた取り組みを皆様にご紹介します。
ぜひ,この機会に展示をご覧頂きますようご案内申し上げます。
また,同時に1階・岡南ギャラリーにて,同チームの活動を支援する為に,特別価格の作品を多数集めた西日本豪雨災害支援チャリティーセールを開催し,収益の一部を活動資金として寄付する予定になっておりますので,そちらも合わせてご覧頂きますようご案内申し上げます。
投稿日:2018/ 12/ 05(水) [ PM.04:47:46 ]

そう言えば入り口付近に、二階への矢印の案内がありました。画廊のオーナーも、是非見ていくように勧めてくださいます。

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こんな案内チラシをくださいました。

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詳細は↓こちらのリンクを参照ください。

一枚のはがき"西日本豪雨災害を超える大切なもの展"

そう言えば地元紙山陽新聞にこんな記事が紹介されています。

浸水した「希望」思い託され修復 岡山で8日からチーム活動報告展

西日本豪雨で浸水被害に遭った絵や日記、写真などをできるだけ元の状態に戻す作業を続けている絵画修復士らのチームが、8日から岡山市内で活動報告展を開く。“あの日”から5カ月。展示される品々の中には、ある女性が明日への希望をかける1枚のはがきもある。
女性は介護福祉士後藤倫好(みちこ)さん(43)=倉敷市真備町地区。絵手紙の月刊誌を通じて知り合い、月1度のペースで季節の風物を描いたはがきを送り合ってきた兵庫県赤穂市の友人からの1通を託した。
それは今年1月の誕生祝い。「幸」と大書した背景にランが黄色い花を広げ、「ささやかなしあわせに感謝する心」と添えられている。一年を見守ってくれるような明るいエネルギーに笑みを誘われ、いつでも目に入る食卓へ飾っていた。
ところが豪雨に見舞われた7月6日、自宅は2階まで浸水。食卓はなぎ倒され、カバーで覆っていたはがきも泥水で汚れた。しまっていた他のはがきや8年前から描きためた自作、絵筆など道具類はさらにひどく、悪臭を放ちカビに覆われ始めたため、多くを手放すしかなかった。
絵画修復士、表具師、画家らのチームが無償で「大切なもの」の応急処置をしていると知ったのは1カ月後。「幸」のはがきを手に作業場を訪ねた。
「この1枚に交流の喜びや描く楽しさがあった“日常”が詰まっている。心を込めて整えたい」と、受け取った修復士の斎藤裕子さん(42)と今村友紀さん(37)=岡山市中区。大切なものの象徴として、活動報告展のちらしに採用。子どもの習字や絵、母子手帳、写真などこれまで修復した物と一緒に展示することにした。
親戚宅で避難生活を続ける後藤さんは、9月、友人から様子を気遣う絵手紙を受け取ったが、簡単に近況を知らせただけで、あれから一度も筆を執っていない。「まだ気持ちが追い付かなくて、何を描いたらいいかも分からない。でも、いつか必ず返事を出します」。息を吹き返したはがきを、建て替える自宅に再び飾る日を心待ちにしている。
活動報告展「一枚のはがき」は岡山市北区表町、岡南ギャラリー2階で16日まで(11日休廊)。

(2018年12月06日 10時20分 更新)

水没し泥まみれになった大切な記念の品が、根気強い丁寧な作業により、修復されていく過程や、見事に蘇った姿が展示されていて、胸を打たれました。

あいにく、リコーgxr+インダスター61というクセのある機材しか持ち合わせていなかったので、記録写真には不向きですが、展示内容を、参考までにご紹介しておきます

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ボランティアで水没品の無償修復に取り組んでこられた、修復士の斎藤裕子さんと今村友紀さん。

本職は劣化した芸術作品を修復する「絵画修復士」。本場イタリアで技術を習得されたそうで、岡山市内で「絵画工房YeY」を運営しておられます。HPはこちら↓。

絵画修復工房YeY

その技術と辛抱強さ、そしてなによりも、大切なものの修復にかける熱意に驚嘆させられました。


リコーgxr+インダスター61をカバンに突っ込んでいたわけは、街写真の撮影を試してみたいと思ったためでした。

夕暮れ時の画像は、こんな具合でした。

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独特の雰囲気があります。

今日はこれにて。


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恍惚の廉価レンズ遊び、の巻 [趣味]

昨日の記事で、インダスター61という中古ロシアレンズを話題にしました。コンパクトな外出用(軽装散歩用)カメラへの志向が、私の長年の習性(?)になっているような気がします。


このブログにも、以前から同じようなことを何度も書いています。


たとえば、、、


涼や羽風幽けき糸蜻蛉


荷物は極力軽くして、軽快に歩くウォーキングというものにあこがれますが、それでもそんなときに限って、思わぬ出会いがあって、ああ、もう少し長い望遠レンズをつけてくるのだった、とか、マクロレンズがあったらなあ、とか、広角レンズが欲しかったとか、いろいろと後悔するのが常です。
そのため、どういう組み合わせで歩こうかと迷った末、予備カメラや予備レンズを置きそびれ、結局肩にずしりと来るバッグを提げて歩くはめになります。良い出会いがあれば、それはそれで満足なのですが、身軽な散歩の心地良さも、捨てがたい魅力です。特に、これと言った鳥の姿を見ないこの季節だと、余計にレンズの重さが邪魔に思えます。
というわけで、PENTAXQ7や、RICHOGX200だけを持って歩いてみますが、帯に短し襷に長しで、メインカメラとしては物足りなさが残ります。
というわけで、「ネオ一眼」スタイルのカメラが手招きをするのです。
これまで、canon の 「PowerShot S3 IS」 や、olympus の 「CAMEDIA SP-510UZ」などを、中古で手に入れて散歩のお供にと試みましたが、それぞれに一長一短で、十分には使いこなせないうちに故障や性能の遅れのために引退となりました。
これに懲りて、しばらくは、レンズ交換式カメラ中心の行動スタイルを基本にしてきたのですが、やはり「これ一台で間に合う」というオールマイティカメラはないものか(しかも、廉価で)と物色するうちに、PENTAXX5を入手。「値段の割りには」という注釈付きでは、なかなか上出来なカメラで、このブログでも再々、撮影画像を使用しました。WEBで利用する程度の画像や、サービス版サイズのプリントならば、十分及第です。家族イベントの記録などでは、小五生に委任して撮影して貰うと、暗い場面でも、ほかのカメラ以上の仕上がりだったりします。
しかし、「コスパ」は十分というもののスペック相応の限界はあって、いざというときの携帯カメラとしては、やはり心許なさがついて回ります。
さて、ところで、これは内緒ですが、ネット上の先輩方(このSO-NETブログでも)に高評の、fuji FinePix S1 が、店頭で魅力的な金額で販売されているのを見て、衝動買いしてから二ヶ月ほどになります。24mm~1200mmをカバーし、マクロ撮影も可能とくれば、欲しいけれど手が出せないでいる、ちょっとしたレンズを買うよりもはるかに安いということになります。ネット上では、私が所有するカメラやレンズをあれこれ組み合わせて挑んでも、及びもつかないたくさんの作例も見せて戴き、羨望の気持ちが大きく動いたのです。
「腕はなくとも、一台で間に合うオールマイティカメラ。しかもリーズナブルな価格で。」そんなうまい話があるはずがない!とは思いましたが、使ってみると、そんなうまい話があったんですね。
このカメラの口コミ評価は、二番煎じ、三番煎じになりますし、富士フイルムさんに特別何の恩義もありませんので、これくらいにとどめます。
高校生の時に最初に買って貰ったのが富士フイルムの、確か「フジカコンパクト」というカメラで、学生時代を通してそれ一台で過ごしました。そのあと、フィルムカメラもデジカメも、使ったことはあり、印象はわるくはありません。もちろん社名にゆかりの、「フィルム」も、「コダック」や「サクラ=小西六」よりも使用頻度が高かったでしょう。それから、白黒フィルム用の、現像焼き付け用品や薬剤、印画紙なども、思えば富士フイルムさんにはお世話になりました。


高校修学旅行の前、自分用に初めて買ってもらったカメラがフジカコンパクト。その次に買ったのがPENTAX MEで、結婚直前のことでした。


いきさつはこの記事に書きました。


AFボーグを誉めるの巻


私は、「ペンタックス党」にも、「オリンパス党」にも属していません。

特別のファンでもないし、特別の贔屓というわけでもないと思います。

でも、一眼カメラに限って言えば、メジャーなN社・C社のものを使ったことがありません。so-net会員でありながら、sony(そしてミノルタ)のカメラとも、 縁がありません。(コンデジは別ですし、C社の事務機器やプリンターは、毎度毎度使わせて貰ってます。sonyの電気機器は、身の回りにたくさんあります。特にベータ方式のビデオ機器から、8mmビデオ、デジタル8mmビデオのカメラ・録画再生装置には、長くお世話になりました。)

偶然の縁で、社会人になった最初のころ、初めて買った一眼カメラがPENTAX Meというカメラでした。

日本製カメラ ペンタックスME PENTAX K機PENTAX Me Body

日本製カメラ ペンタックスME PENTAX K機PENTAX Me Body

このカメラについては、以前この記事で書いたことがありました。

このカメラを買った頃は、赴任地の関係で、山間部に住んでおりましたが、たまたま岡山駅の地下街を歩いておりましたら、商店街に店を構えていたカメラ屋さんが、キャッチセールスをしておられました。無警戒にこれに乗せられて、 後先考えずに買うことになったのがこのカメラでした。

確か、結婚を間近に控えていた頃で、カメラがあっても良いかなと考えていた油断に「つけ込まれた」形です。このメーカーのこの機種を選ぶ積極的な動機は見あたりませんが、一見してスタイルと言い、手になじむ感覚と言い、フィルム巻き上げの感覚や、シャッター音など、メカニックで、洗練された感じが気に入ったことは確かです。

そのあと、ずっと、ペンタックス製品とつきあってきました。

期待して新機種を買っても(大抵エントリー機~中級機レベルのグレードの機種でしたから) いつも、何か物足りない不満感を覚え、隣の芝生を見るたびに悔しい思いを抱き続けたのも、確かです。

それなのに、なぜ乗り換えようとはしなかったのか?

不思議と言えば不思議です。

子ども自分、「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉がはやりました。大勢の人がもてはやすもの、メジャーなものの代表です。

子ども心にこれに反発を感じた私は、巨人よりは阪神を、大鵬よりは柏戸を(それより、なぜか、安念山のファンを自認していました)、 応援したい傾きがありました。

最後の卵焼きには、代替物が見あたりませんでした。

「巨人、大鵬、卵焼き」。これに続けて「自民党」と付け加えても良かったかも知れません。
同じ理由で、自民党よりは社会党を、子ども時代の私は応援したいと思いました。

当時、大人達は、縁側談義の折など、ことある事に自身の生々しい戦争体験を語っておられ、居合わせた子ども達も聞くともなくそれを聞くような場面がよくありました。多くの場合、話は次第に熱を帯び、武勇談に似たトーンに彩られる傾向がありました。そして、たいていの場合、命からがら生きのびた苦難の話題に及び、「戦争はおえん(駄目だ)。平和が一番じゃ」という結論におさまるのでした。

お隣の、同級生の友達のお父さんは、鉱山の坑内で仕事をしておられる筋骨たくましい方で、従軍経験もお持ちでした。床の間には天照大神の掛け軸と、白馬にまたがった昭和天皇の凛々しい軍服姿の写真が、額に飾られていました。

この方が、あるとき、「自民党が政治を続けたら、また戦争になるかも知れん」 と、子ども達に向かって語ったことがありました。

当時の私達は、戦争は過去のものであり、平和憲法を持つ我々は、永久にそれを捨てたはずだと信じていましたから、現実の世にふたたび戦争という選択肢が登場するなどは、想像の域を越えていましたので、この言葉は、「サンタクロースはいない」と、友達から聞いた時と同じような衝撃を私に与えたものでした。

自民党でなければ社会党、と、単純に子ども心に思ってきました。「護憲政党」というのは、無条件に正しいと考えたのです。今では、その「社会党」という政党も、いったん政権についたものの、拭いがたいがっかり感を残して、雲散霧消してしまいましたが、 紆余曲折した、またまた自民党が圧倒多数を占め、改憲準備を着々と進めている今の時代、「自民党が政治を続けたら、また戦争になるかも知れん」というお隣の小父さんの危惧が、せめて杞憂でありますように祈らずにはいられません。

またまた、とんだ脱線でした。


脱線ついでに、縁側談義にちなんだ話題をひとつ。


昨日、半田山植物園に向かう車の中で、朝のラジオ番組を聴いていますと、小室等さんが出演されていました。NHKの「すっぴんブログ」から一部引用します。


●すっぴん!インタビュー  

小室等さんがリーダーをつとめる 「六文銭」

ことし、50周年を迎えました。

1968年の結成から、“六文銭”流の切り口で

プロテストソングを発表しつづけています。

昨年には、谷川俊太郎さんと組んで、

アルバム「プロテストソング2」を発表。

「僕が2、3歳のころ戦争が終わったので、

僕は“戦争を知らない”世代。

だから、俊太郎さんから僕に

バトンタッチされたと思っている。」

(中略)

「昔はもっと、社会や政治について

“文句”を言ってたと思うけど、

ある時期から言えない空気に。」


床屋や街角で、いろいろ談義したあげく、最後には「金輪際」となる。「金輪際、戦争だけは駄目だ」。


しかし、いつの頃からか、この共通認識がなくなったと言います。「六文銭」のニュー・アルバム『自由』には「戦争だけは金輪際」と歌う「こん・りん・ざい」という曲が収められているそうです。小室さんのナマ歌は、いずれも胸に沁みましたが、中でも、黒田三郎さんの詩に、曲をつけた「道」。戦後、南方から引き揚げてきた黒田さんが、焦土と化していた故郷の鹿児島の地に立った時に作った詩だそうです。この詩には覚えがありますが、小室さんのしみじみとした歌声によって、情景や想いが改めて迫って来ました。運転中の視野が曇って困りました。


youtubeにこんな動画を見つけました。


「道」 [詩:黒田三郎 曲:小室等] 歌詞・字幕付 - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=GNPouHb_LLI


話を戻します。


サンライズカメラさんのブログ記事にこんな記述がありました。。



Industar(インダスター)安価なロシアレンズの代表の特徴とは?
Industarとは、ロシアレンズのなかでも廉価なラインの交換レンズに付けられた名前。
他のロシアレンズ同様、大量生産されたためとても安価に中古を購入することが可能です。

設計に無理がないため描写も良好。
テッサー同様の3群4枚構成のレンズは、切れ味鋭い描写をみせてくれますよ。
中略
インダスター61
レンズ構成     3群4枚
マウント     ライカLマウント(キエフ用も存在)

ライカLマウントのインダスター61は、インダスターシリーズのなかでももっともメジャーなレンズのひとつ。
長期間に渡って大量生産されたため、各種のレンジファインダー用レンズのなかでも、もっとも安価に購入できることでも知られている製品です。

安価なレンズとはいえ、けっして描写に劣った部分がないのがすごいところ。
それもそのはず、このレンズの構成は、3群4枚の正調テッサータイプ。
ツァイスのテッサーは「鷹の目」と呼ばれたほどに切れ味するどいことで知られています。

コーティングはマルチコートです。
インダスター61のバリエーション

インダスター61は製造期間が長く、レンズ名や外装などにバリエーションがあります。
基本的にはレンズ構成も同一と思われるにもかかわらず、焦点距離の表示まで異なります。
(中略)
インダスター61 L/D(右)

このレンズですが、焦点距離の表示に53mmと55mmという2種類があります。
基本的にはレンズ構成は同じと思われるため、なぜ表記が違うのか謎です。

絞り羽根は6枚。

製造年代が新しいため作りが粗いこともありますが、レンズ性能自体は良質です。
同時代のカメラボディとしてはFED5が相当します。


リコーGXR+インダスター61という選択は、「『これ一台で間に合う』というオールマイティカメラ 」の対極に位置するもの。画角が55mmと固定している上に、最短撮影距離は100cmと遠い。何よりも手動フォーカス、かつ手動絞りの、徹頭徹尾 マニュアルレンズ。臨機応変の軽快な撮影など望むべくもありません。


でもコンパクトさにかけては、特筆ものです。


手元にあるカメラを並べて大きさ較べをしてみました。


写真は、上の段


左:リコーGXR+インダスター61


中:PENTAXQ7+標準ズームレンズ(PENTAX 02 STANDARD ZOOM LENS)


右:fuji FinePix S1


中の段


左:PENTAX K-X +smc PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED


右:olympusE620+LYMPUS マクロレンズ ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro


下の段


OLYMPUS E-3+zuiko70-300mm です。


OLYMPUS DIGITAL CAMERA


超コンパクトなPENTAXQに比べると本少しだけ大きい、というレベルです。ただ、目た目よりはずしりと重いのですが、、、。


このレンズ、中古で5000円程度。果たして高いか安いか?


昨日の半田山植物園ではすぐに電池切れに見舞われましたので、午後、近所の自然環境体験公園で遊んでみました。


山茶花が満開です。


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見慣れた人工池が、ちょっとフォトジェニックな景色に見えます。


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冬木立が面白い造形を見せています。


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冬枯れの木々の表情が飽きません。


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児島湖畔でも撮影実験です。


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露出が暴れるなど、思いがけない写りを見せますが、それもまた『味』というものでしょうか。画像調整なしに掲載します。


今日はこれにて。


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冬晴れの半田山植物園でインダスターレンズを試す、の巻 [趣味]

今年のアルバイトが一段落し、次の出勤日は新年明けてから。と言うわけで、今日はちょっと自分の時間ができました。


昨日の冷たい雨も今朝は上がり、日射しが見えました。


バアバがパート仕事に出勤した後、洗濯物を室内干しにするか迷ったのですが、今日は晴れと決めて軒下に干し、お出かけすることにしました。行き先は?


フェイスブックの「親切」サービスは、時々、忘れていた過去の記事を思い出させてくれます。下は、5年前の昨日の記事です。


今日のブログ記事はこちら。
http://kazsan.blog.so-net.ne.jp/2013-12-10

昨日は半田山植物園を歩いてみました。
サンシュユの実を、初めて認識しました。...

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この日のブログ記事の表題は「郷愁という名のメルヘン カルロス爺さんの思い出 連載第7回」。私が高校時代に国語の宿題で書いた「創作」を紹介したものです。「カルロス爺さん」というのは、その登場人物名ですが、もちろん、「ゴーン」という人ではありません(笑)


懐かしくこの記事と写真を見て、また半田山植物園へ行ってみたくなりました。


携行カメラの選択に迷いましたが、最近手に入れた中古お遊びレンズを試してみたいと思いました。既に生産中止になっているリコーGXR本体に、レアなMマウントユニット「GXR MOUNT A12」を装着し、マウントアダプターを介して、インダスター61L39マウントというロシア製(!)のレンズを付けてみたのです。どれも、旧時代の「ゲテモノ」機材の類ですが、なかなか精悍な風貌ではありませんか?


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冬晴れの半田山植物園。


濃厚な色合いの写真が撮れました。


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と思ったら、ここで電池切れ。とほほ。


OLYMPUS E620+ZUIKO 18-180mm F3.5-6.3も持って行きました。いい感じです。


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望遠マクロの効果も嬉しいです。


インダスター61の最短撮影距離は1mですから、違いは大きいです。


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ロウバイが咲いていました。


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白いサザンカ。


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スイセンも。


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バラも、咲いてはいましたが数が少ない。


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紅葉も楽しめました。


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今日はこれにて。


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氷雨降る、の巻 [折々散歩]

故障したまま何ヶ月も放置していたカメラがあります。olympus pl-5という機種で。2012年10月12日の発売といいますから、私の所有カメラの中では比較的(というか、ほとんど一番)新しい機種です(メイン機のpentaxk5-2とほぼ同時期の発売のようです)。

気に入って使ってはいたのですが、何かと不具合が重なり、保証期間内に修理に出したこともありました。それがとうとう撮影不能の重篤な症状を呈し、修理に費用がかかるのも憂鬱だと思って、使わないまま放置していたのでした。が、最近、故障レンズを修理して、見違える改善ぶりを味わったこともあり、pl-5の軽快な操作感が思い出されて、一念発起して、修理依頼を思い立ったのでした。念のために見積もりを要請していたところ、今日電話がありました。なんと、部品費・技術料込みで、3万円あまりの見積もりでした。予想をはるかにオーバーしていましたので、残念ながら修理を断念しました。

修理依頼を思い立ったきっかけは、コンパクトな超望遠撮影機器をあれこれ構想するとき、OLYMPUS機にタムロン500mmレフレックスレンズを装着すれば35mmフィルムカメラ換算1000mmに相当するぞ、という誘惑が抑えられなくなったあげくのことです。
しかし、中古カメラを買っておつりが来るほどの大枚をはたいてまで修理を決行するまでのモチベーションはありませんので、なかったことにしましょう。

OLYMPUS E-3+タムロン500mmを散歩に持ち歩いていると、シメがいました。

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やはりマニュアルフォーカスでのピント合わせはやはりに苦労します。

もう一台、OLYMPUS E-P2+ZUIKO 18-180mm F3.5-6.3も携行していました。

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こちらの方が写りは上等ですが、いかんせん望遠性能が不満です。

OLYMPUS E-P2+タムロン500mmという組み合わせも試してみました。

オオバンがここまで大きく写りますが、ピント合わせが難しい。

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遠くのカンムリカイツブリがこんな具合。

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PENTAXK5Ⅱ+AFBORG(ED60)だと、こんな写りになります。精細度ではやはりこちらの方が秀でています。

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今日は、田舎へ帰る途中、「三徳園」を訪ねてみました。北部の山に雪が降るようになれば、冬鳥が移動してくるだろうとのM師の言葉に触発されたのです。

OLYMPUS E-P2+ZUIKO 18-180mm F3.5-6.3の画像です。なかなかいい感じです。

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念のためにFUJIFINEPIXS1も持ってきていました。

でも超望遠の機能を使うチャンスはなく、広角撮影に働いてくれました。

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先客のカメラマンさんにうかがうと、昨日は姿を見たのだが、今日はまだ表れないそうです。誰が?はい、目当ての青い冬鳥さんの話題です。

朝は晴れていたのに昼過ぎには雨が降り始め、帰りはかなり強い雨でした。鳥撮りは諦めて、ちょっと長福寺三重塔を見て帰りました。

防塵防滴のFUJIFINEPIXS1が役立ちます。

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雨を予期して、pentaxK10D+smc PENTAX-DA 50-200mmF4-5.6ED WRも持ってきていました。これも防滴仕様です。

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雨は深夜まで降り続いています。

北の山間部は雪になっているでしょうか?すると、期待の冬鳥が、だんだんと南へ移動してきているでしょうか?

今日はこれにて。


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招かざる客、の巻 [折々散歩]

M師からの情報によると、私の居住地近くにやってきていたという珍鳥=トラフズクは、「2.3日滞在して移動したようです」とのこと。道理で昨日も会えませんでした。

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この鳥は何でしょう?

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トリミングします。

オオタカ?それともハイタカ?

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タイトルの「招かざる客」とはこれではありません。

郵便局に用事があったついでに、深山公園に寄ってみました。すると、散歩道を向こうからやってくるご夫婦が、すれ違いざま、後方を指さして「向こうでガサガサッと音を立てたのは、イノシシのようです。引き返した方がいいですよ。気をつけてください。」と教えてくださいました。言葉の通り、少し行ったところに親子連れらしいイノシシが、夢中で食べ物探しをしているようです。リュックからカメラを取り出して構えますが、ブッシュに邪魔されて、ピントが合いません。もたもたして狙っていると、相手も気がついたらしく、こちらをしばしにらみつけ、ブヒっと一声上げ、クルリと背を向けて山の上の方に小走りで姿を消しました。

あとで画像を調べてみると、どれもこれんも完全なピンぼけで、証拠写真にもなりません。

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これも招かざる客ではあるのですが、そういえば、来年の干支でした。ちゃんと写せたらよかったのにと後悔しました。

昨日の「招かざる客」とは、pc上に突如現れたこの表示(画像はネット上から同様のものをお借りしました)。

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こんな「警告」は、これまでも何度か出現して、怯えさせられたのですが、悪質な悪戯というか「オンライン詐欺」というものらしいと、ネット上でのアドバイスを知り、無視することにしてきました。

ところが昨夜は、新たにこんな表示が表れました。

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三つのウイルスに感染、とかトロイの木馬とか、もっともらしいことが書いてあります。除去のためのプログラムソフトのダウンロードを勧められます。半信半疑ながら、もし本当だったらと不安にかられます。過去に、実際にセキュリティソフトによってウィルスが発見され、除去した経験が何回かあります。そう言えば、セキュリティソフトが何も言わないのはおかしいぞ、と疑って、少し冷静になれました。ただ、深夜のことととて、寝ぼけ眼で操作していますし、このダイアログボックス(ポップアップウィンドウ)が、消しても消しても何度も表れるので、押すべきでないokボタンを押してしまったかも知れません。最後は強制終了でパソコンを閉じて、再起動してみると、通常通りに起動はしましたが、結構な時間と労力を費やすことになりました。

ネット検索すると、やはりこれは詐欺広告に間違いないようです。迷惑この上ありません。桜田サイバーセキュリティ担当大臣なら、どう対処なさいますでしょうか?

招かざる客といえば、「在庫一掃内閣」「閉店セール内閣」と揶揄される第4次安倍改造内閣の閣僚の面々もまさにそれではありませんか?「適材適所」とか「全員野球」とかおっしゃいますが、まったく不適切な人材をテキトーにならべた未曾有のガラクタ内閣。満足な答弁能力もなく、利権と不正で汚れきった欠陥閣僚を取りそろえた超絶欠陥内閣をいただくこと自体、国民にとって大きなメーワクです。

その欠陥内閣が、民意無視・国会無視のうちに水道民営化・入管法・漁業法・EPAなどの悪法を強行成立させて、国会会期が終わりました。自民党改憲案の今国会での提示は断念したものの、虎視眈々と狙っている模様。

これらこそ、正真正銘の招かざる客です。


次は、歓迎すべきお客様達。

オナガガモ。

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ヒドリガモ。

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他のカモたちに混じって、一段と目立つのが、オシャレなナポレオンハットをかぶったヨシガモです。

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ちょっと影ですが、カワセミもいました。

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トリミング画像です。

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今シーズン初のシロハラ。

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今日はこれにて。


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お宿はどこだ?の巻 [折々散歩]

早くも12月8日。真珠湾攻撃・日米開戦から七七年目ですね。

暦の上では昨日が大雪。気象予報の通り、ここ何日か、急に寒くなりました。県北部では初雪も観測したそうですね。

昨日は田舎に帰ったついでに、植木の剪定などをしましたが、日射しもあって汗が出るほどでした。きょうは、小学生が、学校でタコづくりとタコ揚げのイベントがあるというので、昼前にお迎えを頼まれてちょっと見学をしたのですが、明るい晴天なのに、季節相応の寒さ・冷たさでした。強い風もあり、タコを上げるには上々のコンディションでしたが、急な寒さには適応できません。

午前中、ちょっと散歩がてら、前記事で書いた珍鳥を探して歩いて見たのですが、やはり今日も会えずじまい。今日は、カメラマンさんの姿も見ないので、あるいはもう近くにはいなくなってしまったのかも知れませんね。

「珍鳥」と思わせぶりに書いたのは、もしも運良く遭遇できて写真に収められたら記事にしようと欲を出したせいなのですが、捕らぬ狸だったようです。じつはM師が教えてくださったのは、トラフズクの情報でした。こんな写真も添えてくださいました。

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上下に2羽の腹だけ写っていますがわかりますでしょうか。5羽か6羽居るという情報もあります。虎の様な模様のミミズクということでこの様な名前がついた様です。
kazgさんはお近くですから、早朝か夕方に行かれれば活動的ないい写真が取れますよ。

トラフズクは以前一度だけ目撃・撮影したことがあり、この記事で書きました。少しだけ引用・再掲します。

まどろむトラフズク、の巻

トラフズクを訪ねながら、巡り会えずにすごすご引き上げた一昨日、M師ご夫妻も現地を訪れていらっしゃったそうです。ニアミスの場面もあったかも知れませんが、気づかず失礼しました。昨日も寒風の中お出かけになり、みごと遭遇なさったそうです。
こんな添付写真を送って戴きました。

2016-02-10T13-03-02-05880

(中略)

余りの寒さに、戸外に出ることがためらわれた昨日でしたが、こんなにはっきり姿を見せてくれたのなら、私も言ってみれば良かったかと少々悔やまれました。
今朝は、うって変わって穏やかな陽光しが射していますので、ふらふらと誘われて出かけてみました。
「散歩が主、撮影は従」といういつものセリフは投げ捨てて、今日は撮影目当てで、現地近くに車を駐めて、少しだけ歩きます。

(中略)

教わった場所のあたりには、今朝もカメラマンが数人三脚を立てて狙っておられます。聞くと、道路の近くまで出てきているそうです。ただ、夜行性なので、いつも、目を閉じて居眠りをしているとのこと。
有り難いことに、私のカメラにも収まってくれました。
初対面かつ、初撮りです。

まどろみのトラフズク


柳の下のドジョウを狙いましたが、駄目でした。残念。

今日出会った鳥は、、、。

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ツグミです。

トリミングします。

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そして、カワラヒワ。

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従姉とその母ちゃんも来るというので、昼食に焼きそばをつくって食べさせ、午後は退職同業者の集まりに出席。なかなかイソガシイです。

きょうはこれにて。


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12月とは思えない、の巻 [折々散歩]

12月とは思えない暖かさ(暑さ)が続きます。所によっては夏日を記録した地方もあった由。一方、明日は一気に冷え込むというのですから、身体がついて行きません。

私の生活エリアに、珍鳥が来ているとの情報を、M師が写真付きで教えてくださいました。見覚えのある場所のようです。

一昨日の日曜日は、午前中、町内会の大掃除活動、午後はちょっとした用事があって、散歩に出かける時間がありませんでした。

昨日今日と、生暖かい雨です。望遠撮影には不向きな天候ですが、午前中のアルバイトを終えて、午後少しだけ歩いてみました。目的の珍鳥は姿が見えず、であったのはモズ。

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そしてチョウゲンボウ?

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この鳥を撮影しようとしているとき、携帯電話の呼び出し音が鳴りました。長女からで、姫が嘔吐したと保育園から連絡があり、可能なら迎えにいってやれないか?という要請です。

30分ほど歩いて家まで引き返し、初めて訪ねる保育園の地図を確かめ、渋滞のなか迎えに行きました。微熱程度なので、ぐったりした様子はなく、車中でもご機嫌でいろいろおしゃべりを聞かせてくれましたが、急に静かになったかと思うと、また嘔吐して、激しく泣き出します。途中でコンビニに寄り、口をすすぐ水と、欲しいというジュースを買ってやると、少し機嫌がなおりましたが、放置もできません。近所の医院で診てもらいますと、今流行中の胃腸炎のようでした。

聞くところによると、今日は姫は回復したようですが、父ちゃんに伝染したらしく、仕事を早退したそうです。

今朝は、午前中かなりの時間まで濃霧で前が見えません。

モズもやっと判別出来るかどうか。

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これはヒヨドリのようです。

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目的の珍鳥、仮にその辺にいたとしてもとても見つけられそうにありません。

昼過ぎ、少し日が射してきたようなの出、また出かけてみました。

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2~3人、カメラマンさんの姿もありましたが、やはり珍鳥は見つかりません。

ご近所の庭に、ジョウビタキ♂がいました。

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下は、一週間前、ほとんど同じ場所で写したジョウビタキ。同じ個体でしょうかね。時々我が家の庭にもやってきます。

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今日はここまで。


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紅葉の旧閑谷学校補遺(2)、の巻 [折々散歩]

売れっ子お騒がせ作家百田尚樹氏のコピペ疑惑が話題を呼んでいます。

11月29日付けの@nifityニュースにこんな記事がありました。一部コピペします(汗)

作家・百田尚樹氏「Wikipediaからの“コピペ”」を認めて大炎上

作家・百田尚樹氏の新刊『日本国紀』(幻冬舎:11月12日発売)にまつわる“コピペ疑惑”について、新たな展開が起きた。何と百田氏本人が「コピペはある」と認めたのである。
百田氏は11月20日にYoutube上で配信している報道番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』に出演。番組内で、「僕ね、この本書くのに、どれだけ資料そろえたかと、山のように資料そろえた。そん中にはね、Wikipediaもそりゃあるよ。そりゃWikipediaから引用したもんとか、借りたもんとかある」と“コピペ疑惑”をあっさりと認めた。
(中略)
さらにツイッターでは、
《【拡散希望】
私がウィキペディア(以下ウィキ)から大量のコピペをしたという悪意ある中傷が拡散していますが、執筆にあたっては大量の資料にあたりました。その中にはもちろんウィキもあります。しかしウィキから引用したものは、全体(500頁)の中の1頁分にも満たないものです。》
と投稿。百田氏はその後、ツイッターで『日本国紀』をコピペと中傷したアカウントについて、
《これから、ツイッター社に開示請求する予定です。すべてはその後です》
と訴訟をちらつかせた。

(中略)
すると、ネット上では、Wikipediaからのコピペはどの程度なのかを検証するサイトが立ち上がり、その結果、原稿用紙1枚では収まりきらない「1965文字」のコピペが発見されたという。
また、新聞や文庫、歴史本などからの文章丸パクリの指摘もあるのだが、こちらに関して百田氏はだんまり。
そのためネット上では、
《ただの開き直りで笑った》
《そもそも原稿用紙1枚分だろうと大問題だろ》
《引用するなら、ちゃんと引用元を記しましょうね? それすら分からないのか》
などといった批判が続出することに。
まだまだこの問題は続いていきそうだ。

  
オリジナリティが真髄の文学的(創造的)著作は言うに及ばず、かりそめにも著作物と名のつくものを世に問う際、他人の文章をつぎはぎ利用するなどは論外でしょう。引用する場合には、当然それと断った上で引用元を明記するのは常識でしょう。

と、公言した手前、と言うわけでもありませんが、引用だらけの私のブログ、せめて引用元だけは明示するよう努めております(エヘン)。

さて、先日来の「旧閑谷学校」の記事についてChinchikoPapa さまが、こちらの記事でこんなコメントをくださいました。

神田明神下にある湯島聖堂(昌平坂学問所)が、今年で328周年ですから、それよりも古い歴史があるのですね。

そうでしたそうでした。湯島聖堂(昌平坂学問所)=昌平黌も、閑谷学校も、昔、「教職教養」の参考書で覚えたものでした。

で、ウィキペディアからコピペです。

湯島聖堂
歴史

1690年(元禄3年)、林羅山が上野忍が岡(現在の上野恩賜公園)の私邸内に建てた忍岡聖堂「先聖殿」に代わる孔子廟を造営し、将軍綱吉がこれを「大成殿」と改称して自ら額の字を執筆した。またそれに付属する建物を含めて「聖堂」と呼ぶように改めた。翌1691年(元禄4年)2月7日に神位の奉遷が行われて完成した。林家の学問所も当地に移転している。

大成院の建物は、当初朱塗りにして青緑に彩色されていたと言われているが、その後度々の火災によって焼失した上、幕府の実学重視への転換の影響を受けて再建も思うように出来ないままに荒廃していった。その後寛政異学の禁により聖堂の役目も見直され、1797年(寛政9年)林家の私塾が、林家の手を離れて幕府直轄の昌平坂学問所となる。これは「昌平黌(しょうへいこう)」とも呼ばれる。「昌平」とは、孔子が生まれた村の名前で、そこからとって「孔子の諸説、儒学を教える学校」の名前とし、それがこの地の地名にもなった。

昌平坂学問所

沿革  

もともとは1630年(寛永7年)、徳川家康から与えられた上野忍岡の屋敷地で林羅山が営んだ儒学の私塾を起源とする。羅山は、ここに孔子廟を設けてその祭祀を行い、これらの維持運営はその後代々の林家当主(大学頭)が継承したが、その後1690年(元禄3年)、将軍徳川綱吉が神田湯島にこの孔子廟を移築することを命じ、この際講堂・学寮が整備され、この地は孔子の生地である「昌平郷」にちなんで「昌平坂」と命名された。

ついで1790年(寛政2年)、いわゆる「寛政異学の禁」により幕府の教学政策として朱子学が奨励され、その一環として林家の私塾であった「学問所」を林家から切り離し、「聖堂学規」や職制の制定など、1797年までに制度上の整備を進めて幕府の直轄機関とした。これが幕府教学機関としての昌平坂学問所の成立である。この時外部から尾藤二洲・古賀精里が教授として招聘され、以後は直参のみならず藩士・郷士・浪人の聴講入門も許可された。

山本周五郎や藤沢周平の作品に、登場して来たように思います。(うろ覚えですが)

そして、閑谷学校についてもウィキペディアからコピペ。

概要

岡山藩主池田光政によって開設された日本最古の庶民学校である。藩士のための教育施設(藩校)「岡山学校」に続き、岡山藩立の学校として開かれた。

建築は2期に分けて行われ、32年の月日を費やした。他に例をみない手間隙かけた質とスケールを誇り330余年の歴史をもっている。

地方の指導者を育成するために武士のみならず庶民の子弟も教育した。また、広く門戸を開き他藩の子弟も学ぶことができた。就学年齢は8歳頃から20歳頃までであった。

カリキュラムは1と6の付く日には講堂で儒教の講義があり、5と10の付く日は休日となっているなどであった。頼山陽などの著名人も来訪し、幕末には少年時代の大鳥圭介もここで学んだ

設立時期の違いもさることながら、武士のための教育機関か、庶民学校かの違いは特筆されるべきでしょうか。その名残は、この建物にも残されています。

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例によって、旧閑谷学校HPの史跡各所案内のページから引用します。

重要文化財
習芸斎(しゅうげいさい)

農民たちも学んだ、教室として使われた施設。

毎月三と八の付く日は「五経」と「小学」、朔日(ついたち)には農民も聴講することができる「朱文公学規」の講釈が行われました。

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彼らはこの飲室門をくぐって学問に励んだのでしょう。

重要文化財
飲室門(いんしつもん)

日通いの生徒や、毎月朔日(ついたち)の朱文公学規講釈に出席する聴講者が出入りする通用門であった。

一方、藩主の通り道は、この公門だったようです。

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重要文化財
公門(こうもん)

藩主臨学の際に使用した門で御成門ともいう。
本柱の後ろに控柱二本を建てて切妻屋根をのせる薬医門様式の建物で、石塀が築かれた元禄十四年(1701)の時点で設置された。

これらの門を結んで、印象的な石塀が学校全体を取り囲んでいます。

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重要文化財
石塀(せきへい)

300年を経て今も整然たる姿をたたえる。

学校全体を取り囲む765mにも及ぶ石塀は、備前焼瓦と並んで、旧閑谷学校に独特の景観を生み出しています。

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その先に佇むのは、「資料館」。明治38年(1905)、学房跡に「私立中学閑谷黌」の本館として建てられた建物が利用されています。

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有形文化財
資料館(しりょうかん)

明治38年の姿が残る、校舎を利用した資料館。

明治38年(1905)、学房跡に「私立中学閑谷黌」の本館として建設されました。
現在はその本館部分を資料館として公開し、旧閑谷学校の貴重な資料が展示 されています。

気がつけば12月です。アレルギー用の目薬が切れたので、今朝、眼科を受診しましたら、保険証の提示を求められました。そう言えば月替わりかと、感慨を覚えたことでした。

閑谷学校を見学したのは、11月13日でした。いまでは、もっと落葉が進んでいることでしょう。、季節はずれになってしまわないうちに、閑谷学校の紅葉をたっぷり紹介しておきます。

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今日はこれにて。


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