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よく冷えますが春はそこまで?の巻 [折々散歩]

立春近くになって、厳しい冷え込みが続きます。

一昨日(月)は、午前中のアルバイト勤務を終えて、午後ちょっと散歩に出ました。自然環境体験公園を歩いてみます。

池にはいつものカルガモ。

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そして、オカヨシガモらしい姿も見えます。

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ツグミ。

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そして,セグロセキレイ。

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先客がカメラを向けておられる方角を窺うと、、、

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曇り空の夕方ですので、光が足りず、色鮮やかさが今少し不足ですが、カワセミに会えました。

昨日の朝も冷え込みましたが、暗いうちに朝散歩に出ました。

ほんのり明るんだ朝の空気のなか、白梅がうっすら香っています。

ようやく白み始めた用水路。カモの群れの鳴き声が賑やかに響きます。

郷里の老父母のもとを尋ねることにしていました。

寄り道して、三徳園(小鳥の森)をふらりと歩いてみました。

ミツマタの花がほころび始めていました。

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ここも先客のカメラマンさんがお二人ほど,大きなレンズを構えておられました。待つこと数分、ルリビタキ♂のお出ましです。

PENTAXK5Ⅱ+AFBORG60EDで狙います。遠いので、すべてトリミングします。

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とにかく証拠写真を残せたので、満足して引き揚げる途中、目の前にこの鳥。慌てて構えたのは,PENTAX K10D+PENTAX DA55-300m。どうやらジョウビタキ♀のようです。ノートリミングでこの大きさ。人なつっこい鳥です。

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ところで、先日の郷里の雪景色をケータイで写した父が写メで送ろうとしたけれどうまくいかなかったそうです。いつもはできていたのに,何かの弾みで設定が変わっていたのでしょうか。
きのう、立ち寄った際に,見せてもらうと、一面の雪景色が写せていました。けれどもEメールに添付して送信しようと思っても、×のマークが出て送信できません。何だか理由がわかりません。

その雪も、昨日はほとんど融けていましたが、ご近所の屋根に少しだけ残っていたものを,証拠に写しておきました。

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遠い山にも、うっすらと雪の痕跡が残っていますが、、、。

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明日は雨の予報です。暦の上では春が近いというのに、寒さはなかなか緩みそうにありません。でも、少しずつ日の長さが伸びていることは,確かに感じられます。今日はこれにて。


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またまた、深山公園のミヤマホオジロ、の巻 [折々散歩]

最近、M師から、深山公園へ珍鳥飛来のニュースをうかがいました。ちょうど前日散歩したばかりでしたが、遭遇しませんでした。


出会ったのは、ロウバイ。


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そして、シジュウカラ、、、。


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郷里は、一昨日から昨日にかけて、珍しい降雪とのこと。こちらは、雪雲は外れましたが、寒さはひとしおです。


でも、、一目珍鳥に会いたさに、昨日も、教わったポイント目指して出かけてみました。、、、けれども、空振り。代わりに、出会ったのは、、、ミヤマホオジロです。


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深山公園のミヤマホオジロ
深山公園のミヤマホオジロ posted by (C)kazg 深山公園のミヤマホオジロ
深山公園のミヤマホオジロ posted by (C)kazg 深山公園のミヤマホオジロ
深山公園のミヤマホオジロ posted by (C)kazg 深山公園のミヤマホオジロ
深山公園のミヤマホオジロ posted by (C)kazg


「深山公園のミヤマホオジロ」というダジャレは、何度も使っています。たとえばこんな記事。


今年も、深山公園でミヤマホオジロを見た、の巻(2016-02-27)


深山公園(ミヤマコウエン)のミヤマホオジロは、過去にも記事にしましたが、おしゃれな小鳥です。

ミヤマホオジロはこんな記事にも登場します。

玉野市深山公園の春の巻思わぬ出会いがありました。12月の深山公園の小鳥(総集編)

悪夢のインフルエンザ体験(追憶の昔語り)年の瀬の散歩も重き荷を背負(しょ)いておとといのはてなの鳥の名や如何

われもまた たずねあてたり とらつぐみ

山路来て知らず汗ばむ寒の内青い鳥訪ねて今日も旅を行く


そのあとも


フカヤマと書いてミヤマです,の巻(2)(2018-04-02)にこう書いています。


深山公園は、私にとっても孫達にとっても行きつけの遊び場です。蛇足ながら、「フカヤマ」と書いて「ミヤマ」と読みます。
「深山菫(ミヤマスミレ)」、「深山頬白(ミヤマホオジロ)等、過去記事でも話題にしましたので、二番煎じ三番煎じですが(汗)
「ミヤマスミレ」の話題はこちら。(画像なし)
庭で生まれたツマグロヒョウモンとアゲハのサナギ、の巻
「ミヤマホオジロ」は、下の記事ほか、何度も登場します。
あきらめません、勝つまでは、の巻
今年も、深山公園でミヤマホオジロを見た、の巻
枯れ山に深山頬白色を添ふ
玉野市深山公園の春の巻


今日はこれにて。


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備中国分寺の菜の花(その3)、の巻 [折々散歩]

昨日から今朝にかけて、郷里では珍しい積雪だそうです。こちらは、雪雲が外れたせいか、降雪はありませんが、冷え込み厳しい朝でした。

けれども、午後には良い日射しがあって、保育園児の従姉妹、小学生2人の孫、そして遊び友達もやってきて、寒風をついて外遊びです。

先日来の吉備路の記事のつづきです。

olympus機も持って言っていました。

今はなつかしフォーサーズのE620+ ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8です。

早春の備中国分寺五重塔
早春の備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg 早春の備中国分寺五重塔
早春の備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg 早春の備中国分寺五重塔
早春の備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg 早春の備中国分寺五重塔
早春の備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg 菜の花と備中国分寺五重塔
菜の花と備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg

   早春の備中国分寺五重塔
早春の備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg 早春の備中国分寺五重塔
早春の備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg 早春の備中国分寺五重塔  

マイクロフォーサーズの軽量コンパクトカメラEpm1に広角レンズをつけて風景を撮るつもりでした。レンズは、Panasonic LUMIX G 14mm F2.5 です。14 mm

は35mm換算28mmですので、さすがに塔が小さすぎます。

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近づいて俯瞰で撮ってみました。

早春の備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg 早春の備中国分寺五重塔
早春の備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg  P1255905 posted

車に置いていたPL7+LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.を取りに戻って、望遠撮影を試みました。

by (C)kazg 菜の花と備中国分寺五重塔
菜の花と備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg 菜の花と備中国分寺五重塔
菜の花と備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg 菜の花と備中国分寺五重塔
菜の花と備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg

白梅も 望遠系で撮るとマクロっぽく写せます。

 吉備路の白梅
吉備路の白梅 posted by (C)kazg 吉備路の白梅
吉備路の白梅 posted by (C)kazg 早春の備中国分寺五重塔
早春の備中国分寺五重塔 posted by (C)kazg

これで、吉備路シリーズひとまずオシマイ。

今日はこれまで。


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ポケットカメラで写してみたら、の巻 [折々散歩]

今日は、この冬一番の寒気到来、というだけあって凍てつく寒さです。郵便局へ行ったついでに、深山公園を歩いてみましたが、メジロやヤマガラ、そしてシロハラらしい鳥の影を見ましたが、撮影失敗。写したとしても光量不足で写真になりません。結局リュックを背負ってウォーキングをしただけになりましたが、手や顔、耳は冷たいのに、ぐっしょり汗をかきました。


電話では、郷里の方は、雪が降ったりやんだりだそうですが、こちらは凍て風に流されてきた雪花が舞う程度。それでも、ミモザや桜など春の花のツボミが柔らかくふくらみ始めているのがわかります。


昨日の備中国分寺五重塔と菜の花見学。追加写真を掲載します。


ポケットに収まるカメラ、PENTAXQ7+標準単焦点レンズ 01 STANDARD PRIME 8.5mm(35ミリ判換算 39mm相当)F1.9で写したものがこれです。



PENTAX 単焦点レンズ 01 STANDARD PRIME Qマウント 22067 シルバー

PENTAX 単焦点レンズ 01 STANDARD PRIME Qマウント 22067 シルバー

  • 出版社/メーカー: ペンタックス
  • メディア: エレクトロニクス



菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg 菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg 菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg


菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg


撮影中に、こんな表示に目がとまりました。


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平山郁夫氏の吉備路シリーズの取材場所の一つらしい。



吉備路を描く―平山郁夫画集

吉備路を描く―平山郁夫画集

  • 作者: 平山 郁夫
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1991/11
  • メディア: 大型本



季節は違いますが、こんな眺めが見渡せます。


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以前この記事でご紹介したポイントとは、違う場所です。


紅葉の備中国分寺、の巻


 

こんな表示がありました。

平山画伯にこんな構図の絵がありましたね。


白梅も、PENTAXQ7+標準単焦点レンズ 01 で写すと、明るく写せます。


 備中国分寺の白梅
備中国分寺の白梅 posted by (C)kazg 備中国分寺の白梅
備中国分寺の白梅 posted by (C)kazg 備中国分寺の白梅
備中国分寺の白梅 posted by (C)kazg 備中国分寺の白梅
備中国分寺の白梅 posted by (C)kazg 備中国分寺の白梅
備中国分寺の白梅 posted by (C)kazg


位置を変えて五重塔を望みます。手前の桃畑は、まだツボミが固いながら、ほんのり色づき始めている感じはうかがえます。


 菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg


下は、リコーGXR+MOUNT A12 +インダスター61の画像。ロシア製のゲテモノ廉価レンズですが、時々、面白い表情をみせてくれます。リコーは、いまやPENTAX社を併合し、正確にはPENTAXブランドを自社製品として展開しているわけで、昨日今日と、期せずしてリコー社のカメラ画像を紹介してきたことになります。


 菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg 菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg 菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg 菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg 菜の花の備中国分寺
菜の花の備中国分寺 posted by (C)kazg


きょうはこれにて。


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いちめんのなのはな、の巻 [折々散歩]

今週は、あれこれ用事が重なって、カメラ散歩もブログ更新もできていません。


いつも美しいお写真を掲載してくださる地元ブロガーぶるーびー様の最近の記事「備中国分寺の春」を拝見し、いちめんのなのはなが目に焼き付いて、あこがれる思いに誘われて、遅ればせながら、今日見に行ってきました。


もちろん、「いちめんのなのはな」は、ひらがなです。


風景 純銀もざいく 山村暮鳥
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしゃべり
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな。


おはずかしながら、「いちめんのなのはな」が山村暮鳥の詩句であることを思い出せず、室生犀星の詩句のつもりで記事を書きかけていました。この作品との錯覚です(汗)


「寂しき春」 室生犀星
したたり止まぬ日のひかり
うつうつまはる水ぐるま
あをぞらに
越後の山も見ゆるぞ
さびしいぞ
一日もの言はず
野にいでてあゆめば
菜種のはなは波をつくりて
いまははや
しんにさびしいぞ


この詩については、春露にしたたりやまぬ日の光(2014-04-22)などの記事でも話題にしました。




この冬一番の寒気が近づいているという予報の通り、冷たい朝でした。ストーブの灯油をが切れたので、近所のコンビニに併設のガソリンスタンドまで、朝食前に買いに出たり、こまごまとした事務仕事を済ませたあと、あーでもないこーでもないと迷いながら持参カメラの準備をしたりするうちに、思わぬ時間が過ぎて、家を出るのが九時過ぎになりましたが、日は当たっているのに玄関先の睡蓮鉢に薄氷が張ったままです。この地方では珍しいことです。


ぶるーびー様のお写真の青空とはうって変わって、鉛色の曇り空ですが、ただ、風がないのが救いで、のどかな菜の花が迎えてくれました。


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白梅も見頃です。


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この写真は、ちょっと奇をてらって、PENTAX K5Ⅱ+PENTAX AFAD×1.7(マニュアルレンズをAF化するアダプタ)+smcPENTAX-M 1:1.4 50mmで写しました。smcPENTAX-M 1:1.4 50mmは、フィルムカメラ時代の中古オールドレンズですが、老眼進行のためマニュアルピント合わせが苦痛で、せきるだけAFの力を借りたいので、こんなけったいな方法を使ってみています。明るい単焦点中望遠レンズの役目を果たしてくれないかという期待がありました。






マニュアルレンズをAF化するとは言っても、正確にはAFモドキで、ある程度マニュアルでピントを合わせてやると、最後の決めをAFが受け持てくれる事になっています。明るいレンズであるほど合焦能力は高まりまることになっていますが、ある程度暗いレンズでも(たとえばBORGなど)合焦してくれます。ところが、今日の組み合わせでは、なぜかピント合わせにもたつきます。特に遠くのものに合焦せず、シャッターが切れません。どうやらこのレンズ、無限遠がきっちり出ていないようです。ひょっとしたら、昔、自分で分解掃除したあと、再組み立てが粗雑だったかも知れません(そうやっておシャカにしたレンズが幾本かあります)。
結局、数枚写しただけで、あと別の機材にバトンタッチしたのでした。別のカメラの画像は次回に譲り、今日はここまでといたします。


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お蔵入りレンズの出番?の巻 [折々散歩]

早朝の空にまるい月が浮かんでいました。余りに明るくて、露出に失敗します。手元のカメラで何度かチャレンジしましたが、相変わらず、うまく写せたのはFUJI FINEPIX  S1で、露出をメモリいくつかアンダーに設定して、何とか写せました。ノートリミング画像です。

4時50分。

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5時40分。

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夜が明けて、明るい青空に浮かんだ月を写そうと思っていたのですが、チャンスがありませんでした。

今日は、アルバイト仕事の予定が明日と差し替えになりました。特段の予定もないので、午前中、かかりつけ医にいつもの薬をもらいに行き、合わせて年末に受けていた血液検査の結果を聞いて帰りました。肝臓の数値から、酒も甘い物も控えるようにとの、ドクターのアドバイスでした。

不摂生の累加については、弁済の余地もありませんが、気休めにウオーキングでも、と、深山公園を歩いてみました。

長い間出番もなく、ほとんど「死蔵」していたシグマ 55-200mm F4-5.6 DC という中途半端なフォーサーズレンズを、アダプターを介してマイクロフォーサーズで試してみようかと言おう思いつきが、昨日あたりからにわかに湧いてきました。200mmという望遠域が物足りず、また性能についても不満がつのって、事実上現役引退扱いとなっていたのですが、軽量コンパクトという長所が思い出されました。昔、旅行のお供として重宝した記憶が蘇ってきました。

たとえばこんな記事の写真は、このレンズを使ったのではなかったでしょうか。

妻の作品 ヤブマオ製の特製手編みバッグ(2013-12-30)

少しだけ引用します。

福島県奥会津の昭和村に「からむし織」と呼ばれる伝統工芸があります。
妻がこのことに興味を持って、「からむし織の里」を訪ねたのは、去年の6月でした。
私は、つきあいで同伴し、自由時間の間、矢ノ原湿原などを歩いたり、会津白虎隊の戦跡・史跡を訪ねたり、野尻川沿いの散策でカジカの姿と鳴き声を楽しんだり、と、贅沢な時間を堪能しました。(中略)

宿の近くを、清流が流れていました。その名は「野尻川」。

蝉の鳴き声?よく聞くと川の中から聞こえてきます。

カジカ(河鹿)が大勢で、思い思いの歌を奏でていました。

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ここまで来て、カワセミに会えました。

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このレンズに、1.4倍テレコンバーター MC-14をつけ、しかも撮影時に「デジタルテレコン」を使えば、軽量コンパクトな望遠機材になり得るのでは?と思いついた次第。

歩き始めてすぐに、小鳥たちの群れが頭上をかすめます。カメラを向けますが、なかなか姿をとらえることが難しい、、。やっと写したのが、このエナガ。(トリミング)

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近くの枝に止まったのを慌てて写したこれは、ノートリミングです。

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ヤマガラ。

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白いサザンカの花。

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赤いサザンカの花。

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その影から、ひょっこりはん。

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久しぶりに沢山のメジロに会いました。

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なかなかピントが合わず、隔靴掻痒の感はありますが、お散歩のおともとして有効活用してみようかという気持ちにはさせられました。

リュックには、pentaxK5Ⅱ+AFBORG45EDも入れてて歩きました。こんな写真を撮ったのですが、真っ黒で何が何だかわかりません。

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実は早朝、月を狙って、露出を-5くらいに下げていた設定を元に戻さないままのチョンボ(汗)

「増感現像」してみます。合わせて、トリミング。

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アオジです。

道の駅で堆肥と野菜苗を手に入れ、午後は畑仕事で汗をかきました。

喉が渇いたのでビール(第三の、ですが、、、)となりますね。アルコールセーブは、明日から実行することにします。そうと決まれば、日本酒もちょいといただきます。

今日はこれにて。


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大寒の雨の雫と梅の花、の巻 [折々散歩]

今日は大寒。


昨日、今日とセンター試験が実施されており、受験生にとっては緊張の日々でしょう。センター試験と言えば、例年、ひどく冷え込むことが多く、予想外の雪に慌てたり、控え室の寒さに閉口した記憶が蘇りますが、今年は、さほど気温は下がらず何よりでしたが、今日は、朝から雨です。午前中に雨が上がったかと思うと、強い冷たい風が吹き付けるあいにくの天気となっています。


入試と言えば、縁が深いのが学問の神、天神様。菅原道真をまつる天満宮ですね。そして天満宮と言えば梅の花。


京都長岡天満宮のHPにこんな記事があります。


菅原道真公はその邸宅が紅梅殿・白梅殿と呼ばれたように、梅をこよなく愛していました。

”美しや 紅の色なる 梅の花
あこが顔にも つけたくぞある”

道真公が、5歳の頃庭に咲く紅梅を見てその花びらで自分の頬を飾りたいと詠われて以来道真公と梅の 縁は深く、残された詩文の中にも梅花を詠ったものが多くみられます。 しかし道真公の梅好きは個人的な趣味という以上に、菅原氏の祖業にも深く関わっていたように思われます。梅は中国から奈良時代に伝来した外来種であり、中国文化教養を象徴する花だったからです。天平年間、大伴旅人らが太宰府で梅花の宴を催し、梅を詠んだのは、当代における先端的な唐風の振る舞いでした。 又、道真公には「飛梅伝説」というのがありますが、これは道真公が太宰府へ西下の時、京の邸宅の紅梅殿の梅に

”東風吹かば にほひおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春な忘れそ”

と歌を詠まれると、後にその梅が 配所太宰府の菅公のもとに飛んできました。これが「飛梅伝説」です。


そう言えば、当ブログでも、ずっと以前、こんな知ったかブリッコ記事を、あれこれ書きました。


東風(こち)吹いて白い蕾紅い蕾と春兆(きざ)す(2014-01-26)


日本の古典文学で「花」といえば桜をさすのが伝統ですが、それは平安時代以降のことのようで、万葉の時代は、むしろ梅が愛されていたようです。梅は、中国伝来の植物で、当時その花を愛でることができたのは、文化的教養的環境において、相当に恵まれていた立場の人だったでしょう。そんな梅の花を愛でるということは、一種のステータスだったかも知れません。

おなじみの旅人も、多く梅の歌を残しています。

雪の色を奪ひて咲ける梅の花今盛りなり見む人もがも 大伴旅人      巻2-850

【解釈】真っ白な雪の色を奪ったように真っ白に咲いている梅の花!今がまっさかりだよ。(一緒に)みてくれるような人があったらなあ。

我が園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも          大伴旅人 巻5-822

【解釈】私の庭園に梅の花が散る。真っ白にはらはらと、天から雪が流れて来るようだよ。
ついでに、旅人の子、家持(やかもち)の歌も一首。

雪の上に照れる月夜に梅の花折りて送らむはしき子もがも 大伴家持

【解釈】真っ白な雪に月光が照り映えているこんな夜は、梅の花を折って贈ってあげるような、愛しい娘がいたらいいのになあ。


大伴旅人が太宰帥(太宰府の長官)であったことは、すでに話題にしました。
時代は下りますが、平安時代醍醐天皇の時代、右大臣であった菅原道真が、左大臣藤原時平の讒言により、太宰府に左遷されます。
その時詠んだとされる歌が、拾遺和歌集に収められています。

『拾遺和歌集』巻第十六 雑春
流され侍りける時、家の梅の花を見侍て

贈太政大臣
東風(こち)吹かば匂(にほ)ひをこせよ梅の花 主(あるぢ)なしとて春を忘るな

【解釈】(太宰府に)流されました時、家の梅の花を見まして(詠んだ歌)
(没後)太政大臣の官位を送られた菅原道真
春を告げる東風がもし吹いたならば、私の庭の梅の花よ。遠く離れた九州太宰府まで、そのかぐわしい香りを送ってよこしておくれ!!主人である私が、たとえ京のこの屋敷にいなくても決して春を忘れないでくれよ。
この歌は、その他にも、代表的なものだけでも、「拾遺和歌集」、「大鏡」、「宝物集」「 北野天神縁起」、「源平盛衰記 」、「十訓抄」、「古今著聞集」、「太平記」など、 いくつもの書物に採られています。下の句の、「主(あるぢ)なしとて春を忘るな」が「主(あるぢ)なしとて春な忘れそ」という表現になっているものもあります。「な~そ」は、禁止をあらわします。(入試頻出!)
ちなみに、夏目漱石「吾輩は猫である」には、苦沙弥先生の門人で理学士の水島寒月(みずしま かんげつ=寺田寅彦がモデルとされます。)の友人として、詩人の越智東風という、まじめだけれど風変わりな人物が登場します。「東風」という号は、本人によると「こち」と詠むのだそうで、姓名合わせると「おちこち」となります。これは「遠近(をちこち)」という古語に引っかけた洒落だと気づけば、「クスッ」っと笑えます。かの大漱石にしてこの寒いオヤジギャグかと、ギャルたちのケーベツの眼差しを覚悟する必要があるかも知れませんが。


梅の花匂いおこすや海越えて(2014-02-11)


以前、梅の花にちなんで、菅原道真の「匂いおこせよ」の歌に触れました。そこでも述べたとおり、歴史物語「大鏡」にも、このエピソードが登場します。

「大鏡は」作者不詳、成立年代不詳の歴史物語です。成立年代の説明で、「万寿2年以降」と、ワケありめいた具体的な数字が示されて、ちょっと好奇心をそそります。
でも、種を明かせば何のことはない、「大鏡」の冒頭部分に、万寿2年の歴史事実が記載されているので、それより後の成立に違いない、というわけ。
「大鏡」の冒頭は、「雲林院の菩提講」という段で、こんな具合に書き始められています。

さいつごろ、雲林院の菩提講に詣でて侍りしかば、例の人よりはこよなう年老い、うたてげなる翁二人、嫗といき合ひて、同じ所にゐぬめり。

【解釈】
先頃、雲林院の菩提講に参詣したんでおますが、フツーの人よりかゴッツゥ年取って、キモイカンジの爺さんがふたり、婆さんとばったり出会って、同じところに腰をおろしてはるようやったんや。
変な関西弁調でかんにんどすえ。本当は京言葉なんやろが、私には、訳出は無理でおます。
ここに出てくる「雲林院の菩提講」というのが、万寿2年に催された盛大な法会で、大勢の参列者・見物人で賑わったようです。そこで、講師(法会でありがたい 説教をしてくださるお坊さん)の登場を待つ間、参列者たちが三々五々よもやま話をしているなかに、、尋常でないウルトラ・スーパー・スペシャルな二人の老人と、似たような年格好の老婆が、座っていろいろと昔話をしているようす。これを聞いてみると、一人は大宅世継(おおやけのよつぎ)という百九十数歳 (!)という老人、もう一人の老人は、夏山繁樹(なつやまのしげき)といって、ちょっと若い(?)百八十数歳。この人たちが語る思い出話が興味津々で、周 りには人だかりができて耳を傾けている。
そんな、凝った設定の、面白い作品ですから、またの機会に別の章段も話題にするかもしれません。

今日取り上げるのは「道真と時平」の段。

(原文は省略)

【解釈】
(大宅世継が語る思い出話)
醍醐天皇の御代のこと、この大臣(藤原時平公)は、左大臣の位で、年齢がたいそう若くていらっしゃった。菅原の大臣(道真公)は、右大臣の位でいらっしゃる。その時、天皇も、御年齢がたいそう若くていらっしゃった。(天皇は)左右の大臣に、世のまつりごとを執り行うようにとのご命令をお下しあそばしたが、 その時、左大臣は御年二十八、九歳ぐらいだった。右大臣の御年は五十七、八歳でいらっしゃったか。
(このお二人が、)ご一緒に世のまつりごとを 担当なさったところ、右大臣(道真公)は才学が非常にすぐれてすばらしくていらっしゃり、御思慮もことのほかすぐれておられる。左大臣(時平公)は、御年も若く、学才も(右大臣に比べて)格別劣っていらっしゃったので、(天皇の)右大臣に対するご寵愛は格別でいらっしゃったが、左大臣は、心穏やかでなくお 思いになっているうちに、そうなるべき(定め)だったのでしょうか、右大臣にとってよくないことが起こり、昌泰四年の正月二十五日、(朝廷は道真公を)大宰権帥に任命申し上げて、(道真公は、)流されなさった。
この大臣(道真公)は、子どもがたくさんいらっしゃったが、女君たちは、婿を取り、男君たちは、みなそれ相応に官位がおありでしたが、それも皆、方々に流されなさって悲しいうえに、幼くていらっしゃる男君・女君たちは、父君を慕ってお泣き になったので、「小さい者は、まあよいだろう。」と、朝廷もお許しになったのだよ。天皇のおとがめは極めて厳しくていらっしゃったので、このお子様達を、 同じ方面にお流しにはなりませんでした。(道真公は、)あれやこれやにつけ、ひどく悲しくお思いになって、お庭先の梅の花をご覧になって

東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな
東風が吹いたならば、(その風に乗せて)香りを送っておくれ。梅の花よ、主人がいないからといって春を忘れて(花を咲かさないで)くれるな。
(中略)

ここで一句

梅の花匂いおこすや海越えて

梅と海、ウメとウミ、、、似てませんか?


雨の中、傘を差しての朝散歩に出てみました。


柿の木が雨に煙っています。


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オヤ、もう菜花が咲いています。


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先日の記事でご紹介したのとは別の場所で、紅梅が咲きそろっていました。


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花びらにも蕾にも、雨の雫をたっぷり含んで、甘い香りを漂わせています。


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また別の場所の白梅は、まだちらほら咲き始めたばかりです。


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梅一輪 一輪ほどの 暖かさ 服部嵐雪


を実感するのは、もうしばらく咲きのことでしょうか?


今日はこれにて。


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ミサゴの漁、その他、の巻 [今日の「これなあに」?]

今日は孫達の小学校が参観日だそうで、午前中保育園児を1人預かることになりました。昼食は、中学生も、参観日を終えて下校する小学生もまとめて、ジイジの焼きそばを振る舞うことにしました。


また、ちょっと離れたところに住む長女が、美容院へ行きたいので、一歳下の保育園児を預けて行きました。午後は、小5の男の子の女友達2人が遊びに来て、なかなか忙しいことです。子どもたちは、いろいろな組み合わせを構成しながら、我が家で遊んだり、公園など野外へ出たり、、、、我が家付近は、少子化が進む日本の中では稀な、子ども人口の多い空間となっています(笑)


と言うわけで、今日は撮影機会もありませんでしたので、昨日の写真の残りを掲載します。


昨日、阿部池を覗いてみたのは、ミコアイサの飛来を期待してのことでしたが、それは見つけられませんでした。


少し似ているのがこれ。


カワアイサでしょうか。


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飛んで逃げます。


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ミサゴが数羽、空を舞っています。


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空中でホバリングしては、水中に突入します。


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しばらくして、飛び上がります。


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残念。空振りだったようで、何もつかめず飛び去っていきました。


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まだ漁に慣れない若鳥だったのでしょうか?


そのあともちっともダイビングしてくれません。


諦めてブラブラ帰路をたどりながら、水鳥たちをカメラに収めます。


キンクロハジロ。


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マガモたちの群れ。


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飛び交う鴨たち。


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駐車場所に向かう途中、ふと見ると、ミサゴの量の瞬間が目に入りました。


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今度はしっかり獲物を掴んでいます。


トリミングします。


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重たそうに飛んでいきます。


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芦原に見え隠れするのはオオジュリン?


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向こう岸を、ワシタカらしい影が横切るのが見えます。


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点よりも小さいので、トリミングしても不鮮明ですが、、、。


これなあに?


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まだつぼみが堅い河津桜の枝にいるのは、これなあに?


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今日はこれにて。


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よいことを一つすれば、花さき山に一つ花が咲く、の巻 [今日の一言]

朝ドラを見た後、テレビをつけたままにしておりましたら、朝のバラエティ番組にちょっと異色のゲストが登場し、興味を惹かれました。


NHKのHPに こんな紹介記事があります。


muraki


この番組に関連して、@niftyニュース(01月18日 17時25分 )に、こんな記事がありました。


「あさイチ」ゲストに村木厚子氏、冤罪事件の真相に感動の声 茂木健一郎氏も「珍しくグッドジョブ!」

2019年01月18日 12時15分 リアルライブ

18日放送のNHK「あさイチ」(月~金曜、午前8時15分から)に、郵便不正事件で誤認逮捕された元厚労省事務次官の村木厚子氏が生出演。ツイッターのトレンド入りするなど、ネットで大反響があった。
村木氏は「結婚・出産しても働き続けたい」と男女雇用機会均等法が施行される8年前に労働省に入省。しかし2009年、全く身に覚えのない「郵便の割引制度をめぐりうその証明書が発行された事件」で逮捕・起訴され、その後、無罪が確定。その勾留期間は、164日にも及んだ。極限状態の村木氏を支えたのは、家族と友人からの支援、何よりも娘への思いだったという。37年半の公務員生活では、子連れで地方への赴任も経験し、家事・育児と仕事はどのように両立してきたのかを放送した。
これにネットでは「村木厚子氏が『役所の隠蔽は、悪いことをしようとしてやっているというより、何らかの圧力がかかっていたり、ひずみが背景にある場合が多い。それをなくすためには、外の目を入れてプロセスをオープンにして隠せないようにする必要がある』とコメントしていたが同感」「皆さん、自分が逮捕されるとは思っていない。でも、私のように間違いで逮捕されることもある。そういう気持ちでニュースを見てほしい。この言葉、すごい。」「逮捕されて辛い目に遭ったのに、誰も恨んでないし人のせいにしてない。家族との絆も深くて、信頼関係が強くて幸せそう。人間、考え方を変えればいくらでも幸せになれるし、不幸にもなれる」と感動の声が相次いだ。
また、朝から検察批判を行った同番組について、「ディレクター勇気ある」との声も。脳科学者の茂木健一郎氏も自身のツイッターを更新し、「NHKあさイチ、 村木厚子さんが出ているとトレンドで知る。 <珍しく>グッドジョブ! 」と反応。「いつもは、自局の番宣がらみか、『芸能村』の内輪話しかしないのに(笑) このような社会性のあるキャスティングを少なくとも30%くらいにしたら、NHKの評価も上がると思うよ」とつづった。


この村木さんについて、ご存じの方もあろうと思いますが、ウィキペディアから少しだけ引用紹介させていただきます。


人物

高知県出身。夫は労働省入省同期の村木太郎。2女の母でもある。 土佐高等学校を卒業し、高知大学文理学部経済学科に進学した。社会保険労務士の父の背中を見て育ち、大学卒業後の1978年に、労働行政を管轄する労働省に入省した。なお、その際の国家公務員上級試験では、高知大学からの合格者は村木1名だけであった。

東京大学出身者の男性キャリアが多い霞が関の中央省庁の幹部の中では、珍しい地方国立大学出身の女性で、さらに厚生労働省では少数派の旧労働省出身であった。事務処理能力や、頭の良さ、法への強さなどが特に目立つような存在ではなく、誰もが認める次官候補や、エースと呼ばれるタイプではなかったが、障害者問題を自身のライフワークと述べ、人事異動で担当を離れた後も福祉団体への視察を続けるといった仕事に臨むまじめな姿勢や、低姿勢で物腰柔らかく、誰も怒らせることなく物事を調整することができる、敵を作らない典型的な調整型官僚として有能であることが評価されていた。


たぶん、ほとんど取るに足りない事実の紹介になりますが、実は、この方、大学の後輩にあたります。経済学科にも親しい友人がいましたし、そのうちの何人かは、確か、この方と同期のはずです。そういう面々とともに、同じ授業や講座を受けていたことがあったかも知れないと思うのですが、記憶はあいまいです。


当ブログ、故郷自慢や友達自慢がしょっちゅう登場しますが、今回はそのどちらでもなく、袖すり合うも多生の縁のレベルのささやかな「縁」のお噂になります。
事件後に、当ブログにもしばしば登場いいただくわが故旧のひとりハチロークンと交わした会話によると、彼は私より一年下であるだけに、彼女とも学年が近く、教授からも一目置かれていた彼女の優秀さをよく憶えているそうです。堅実・誠実な人柄と報じられる不正とのギャップから、えん罪であることは疑う余地もなかったのですが、160日にも及ぶ拘置に耐えた、粘り強い孤独なたたかいで、見事に無罪を勝ち取られたことに、頭の下がる思いでおりましたが、今日の番組で生の声をお聞きし、強く胸を打たれました。


 


感じるところは多々ありましたが、彼女が拘置中に読破された書物の量に圧倒されるとともに、そのなかで彼女を支えた本として紹介された2冊の本が出色で、特に書き留めておきます。


その1     斎藤隆介/作, 滝平二郎/絵「花さき山」
その2 酒井雄哉著 「一日一生」


前者は、1969年初版のミリオンセラーの絵本。




花さき山 (ものがたり絵本20)

花さき山 (ものがたり絵本20)

  • 作者: 斎藤 隆介
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 1969/12/30
  • メディア: ハードカバー



10歳の少女あやは、山菜を取りに行った山で、白髪の山ンばと出会う。山ンばは、山に咲き乱れる一面の花を指差しながら、やさしいことをすると美しい花が咲くのだと語る。


あやの足元に咲いている赤い花は、あやが母親や妹のことを思って着物を買ってもらうのを辛抱した時に咲いた花。今まさに咲こうとしている小さな青い花は、双子の赤ん坊の上の子が、弟を思っておっぱいを我慢することで咲かせている花…。


hanasaki


村木さんは、拘置所に囚われて、なすすべもない状態にあると時にこの本を読んで、自分が明るく前向きにいるだけでも、ひとつ花を咲かせることができると考えて、気持ちを切り替えたそうです。


後者は、比叡山延暦寺の大僧上・大阿闍梨を務めた酒井雄哉さんの著作。



一日一生 (朝日新書)

一日一生 (朝日新書)

  • 作者: 天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2008/10/10
  • メディア: 新書



拘置所からいつ出られるかわからず、先が見えない不安が一番苦しかったという村木さんは、この本から、一日を一生と思って生きることで、先が見えないという苦しみが消えたといいます。明日はまた新しい生が生まれると考えて、今日一日を淡々と自分にできることをやると思い定めて、楽になったというのです。


夫、二人のお嬢さんとのエピソードの一つ一つにも、穏やかで信頼に結ばれている間柄がにじみ出て、微笑ましいことでした。拘置所に明快に行ったときの会話があまりに自然な家族の会話で、看守が必死で笑いをこらえていた、というエピソードが、心にしみました。


朝からすがすがしい気持ちになりました。




午前中、ちょっと畑の耕作。午後、阿部池周辺までプチ散歩に出ました。出会いを期待した鳥には会えませんでした。


会えたのは、こんな近くでマガモ(ノートリミング)


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こんな近くで、この鳥なあに?


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今日はこれにて。


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梅ほころぶ、の巻 [折々散歩]

成人の日の14日、深山公園にでかけてみました。名護を誘いましたが乗ってきません。

ジョウビタキ♀に会いました。

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ジョウビタキ♂も登場。

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ミヤマホオジロ♀。

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梅がほころび始めていました。

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午後、近所をプチ散歩。

天気が良いので、雀たちも活発に活動しています。

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ひさしぶりにヌートリアを見ました。

高級毛皮のせいでしょうか、寒そうではありません。

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コガモ。

これも寒さは平気そう。

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アオサギ。

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ダイサギ。

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ここでも、梅の花がほころび始めていました。

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今日はここまで。


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ここにも一人花の客、の巻 [折々散歩]

昨日の記事の続きです。

ルリビタキとの出会いを求めて、三徳園へ携行したリュックの中には、PENTAXK5Ⅱ+AFBORG60EDのほか、OLYMPUS E3+ZUIKO70-300、そして念のためにFUJI FINEPIX S1を入れて歩きましたから、結構重くて、軽快さは損なわれます。結局FUJI FINEPIX S1の出番はなかったのですが、持って来ておけば良かったなあと後悔するのが常だから、ついつい入れておくことになります。

鳥撮り用のBORGは、やはり、操作性の上からもこのシステムに使用と思います。時に45EDに換装する場合も、これを基本に延長筒の組み合わせで対処することにします。すると、せっかくのトキナー100-300mmAFをムダにすることになりそうですが、イエイエ、miniBORG50アクロマートを装着したらどうでしょう。

AF動作も結構機敏です。問題は描写性能ですが、、、。

昨日の夕方、歩数不足を補う意味も合って、近所のプチ散歩に出かけました。その際、持って出たのはPENTAXkx+トキナー100-300mmAF+ミニボーグ50アクロマート。

歩き始めた直後、こちらの青い鳥に会いました。

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コガモが悠々と泳いでいます。

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西陽を浴びてモズがあらわれました。

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ロウバイが満開です。

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ロウバイの香りに惹かれた風雅の客がここにもいました。

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岩鼻やここにもひとり月の客 向井去来

じゃなくて、

薫香やここにもひとり花の客 ですな。

今日はこれにて


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青い鳥と白い鳥、の巻 [折々散歩]

前回記事で探し求めた「青い鳥」。


いつものことながら、ルリビタキの噂を聞くと、心がそぞろに浮き立ちます。


今日のタイトルを考えていて、「青い鳥尋ねて今日も我は行く」にしようか、「青い鳥尋ねて我は今日も行く」にしようか迷っておりました。が、過去記事を検索してみると、ずーっと大昔にこんなタイトルをつけていたことに気づきました。なんというワンパターン(汗)


青い鳥訪ねて今日も旅を行く(2014-01-05)


毎年、この鳥に遭遇すると喜んでご報告しています。そういえば、去年も一昨年も、ちょうど今頃、こんな記事でご紹介していました。


青い鳥揃い踏み、の巻(2018-01-26)


青い鳥尋ねあてたる年はじめ(2017-01-11)


三徳園のルリビタキ♂ posted by (C)kazg 三徳園のルリビタキ♂
三徳園のルリビタキ♂ posted by (C)kazg 三徳園のルリビタキ♂


でも今年は、いやこの冬はまだ一度もお目に掛かっていません。きょうは、会えるまで粘る覚悟で、三徳園(小鳥の森)へ行ってみました。


朝は冷え込んでいましたが、晴れた良い天気でした。


ジョウビタキ♀がお出迎えです。OLYMPUS E-3+ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4-5.6で撮影(トリミング)。


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高い木の上にコゲラがいました。


PENTAXK5Ⅱ+AFBORG60EDで撮影(トリミング)。


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シジュウカラも。


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アオジが地面に降りてきました。


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次の1枚は、OLYMPUS E-3+ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4-5.6(トリミング)。


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そこに舞い降りてきたのは、お目当てのルリビタキ(♀)ではないですか?


K5Ⅱ+AFBORG60EDで撮影(トリミング)。


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何人ものバーダーの方々と待つうちに、♂もあらわれたり、また隠れたり。


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OLYMPUS E-3+ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4-5.6 ではこんな写りです。


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まあ証拠写真は撮れたので、満足して帰りかけていると、何人かのバーダーの方が、カメラを高木の方に向けています。何がいますかと尋ねると、「オジロ」と教えてくださいました。


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上は、OLYMPUS E-3+ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4-5.6で写しました。300mm望遠側ですが、トリミングしないと、見分けがつきません。


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PENTAXK5Ⅱ+AFBORG60EDで。


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これがオジロビタキでしょうか?もしそうならば、初めて見ました。


今日はこれにて。


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青い鳥はいずこ?(毎年のことながら)、の巻 [折々散歩]

先日、M師からメールをいただきました。一部引用させていただきます。

待つこと30分シャリンバイの木の近くの アオキの葉の上に出て来ました。

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最初に私が一番好きなちょっと首を傾げた「じいちゃん、何やってるの?」というポーズを取ってくれました。これだけで
大満足でしたが、近くの木に飛び移っていろいろな姿を撮らしてくれました。
幸せの青い鳥です。今年は自然災害もなく皆さん幸せな良い年になることを願います。

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近くの地面にはアオジも出て来ました。

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今シーズンはまだ、この青い鳥に会っていません。早速にでもM師が撮影された場所に駆けつけたい気持ちですが、時間が足りません。今日は、近場で、少しでも可能性がありそうな、深山公園を探ってみることにしました。

小鳥の動きが活発です。

PENTAXK5Ⅱ+トキナー100-300mmAF+borg60EDを向けるのですが、なかなか合焦しません。合焦しても、タイミングが遅く、満足な画像が撮れません。

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高い枝の小鳥なので、トリミングしなければはっきりとはわかりません。

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もう一台携行していました。

最近あまり使わないでいたolympus E5+ZUIKO ED 70-300mm F4-5.6です。

ヤマガラ。

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エナガ。

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沢山の個体が群れて行動しているのですが、動きが素早くて、うまく撮影できません。

メジロ。

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ホオジロ。

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アオジもあらわれました。

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あと、シロハラとか、シジュウカラなどをみましたが、満足な写真はありません。何よりも、お目当ての青い鳥には、会えずじまいでした。

今日はこれにて。


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昨日の記事に追加です、の巻 [折々散歩]

久しぶりに、アルバイト仕事が始まりました。準備万端、昨日のうちにA4で8枚(A3裏表2枚に印刷の予定)のプリント原稿を準備し、今日早めに出勤して印刷する予定で、余裕を持って出かけました。悠然たる思いで、おもむろにカバンの中から原稿を取り出す、、、、はずが 、オヤ?ない!!何度探しても、見つかりません。

どうやら家に忘れてきたみたい。今朝、出勤前に、いつになくカバンの中身を整理したときに、置き忘れたようです。

慌てて、にわか作りのプリントで、場を凌ぎましたが、朝から心臓に負担をかけました。これが新年初仕事ですから、いやはや、先が思いやられます。

今日は、散歩に出かけるチャンスもありませんでしたので、昨日のストック写真を小出しにご紹介します。撮影場所は、ひきつづき児島湖。

マガモです。

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キンクロハジロ。

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ホシハジロ。

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カイツブリとオオバンのニアミス。

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カンムリカイツブリ。

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飛翔するユリカモメ。

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アオサギ。

旋回するミサゴ。

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「サンゴ・希少生物は移植した」というアベ発言に関する前回記事への追加です。あの望月記者のツイートをご紹介します。

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#日曜討論 で、#NHK 司会者は #安倍首相#サンゴ移植 の誤認発言に何故、突っ込まなかったのか。残念 日本自然保護協会の安部主任「移植したと自慢げにいうが、移植した甲殻類、移動生物のモニタリングはできておらず環境保全措置としては意味なしてない」#沖縄タイムス

その沖縄タイムスにはこんな記事もありました。

20万筆突破! 辺野古の工事停止求める署名

2019年1月8日 16:06

沖縄県名護市辺野古の新基地建設をめぐり、来年2月24日の県民投票まで工事を停止するようトランプ米大統領に求める電子署名活動について、8日午後3時までに署名数が20万218筆に上った。請願を求めるサイトでは、5番目に多い署名となった。

きょうはこれにて。


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セッカ?の巻 [今日の「これなあに」?]

NHK「日曜討論」でのアベさんの「サンゴや希少生物は移植した上で土砂投入した」発言については、昨日の記事以降、詳細な報道を目にし、やっぱりそうかとうなずかされました。


参考記事を、二つだけ紹介させていただきます。全文引用したいところですが、リンクを貼っておきますのでご参照ください。


まず、「リテラ」1月7日付です。
安倍首相が辺野古の土砂投入で「サンゴを移した」と大嘘


そして、1月8日付「琉球新報」
辺野古埋め立て 首相が「あそこのサンゴは移植」と発言したが…実際は土砂投入海域の移植はゼロ


一方、世界に広がる移設工事反対の声。辺野古移転工事の中止を求めるインタネット上の署名運動に、タレントのローラさんや、りゅうちぇるさんも賛同、映画「ボヘミアン・ラプソディ」で話題のロックバンド・クイーンのギタリスト、ブライアン・メイ氏も署名を呼びかけました。このインタネット署名、10万を超えるとホワイトハウスは何らかの回答を迫られる定めになっているそうですが、現在、その2倍近い署名が集約されているとのこと。(私の署名もその中の1筆に数えていただいているはずです)各報道機関が、ホワイトハウス前での集会の模様を報じています。


ホワイトハウス前で辺野古移設に抗議 約20万人署名


沖縄県名護市辺野古のアメリカ軍基地の移設工事に反対する日系アメリカ人らが、インターネット上で20万人近くの署名を集めてホワイトハウス前で集会を行いました。
ホワイトハウスの前ではアメリカ在住の日本人など数十人が集まり、移設工事に反対の声を上げました。主催したのはハワイに住む日系4世のロバート・カジワラさんで、ホワイトハウスの請願サイトで埋め立ての是非を問う来月24日の県民投票までは工事をやめてほしいと訴え、トランプ大統領に宛てた署名を集めました。
デモの主催者、ロバート・カジワラさん:「埋め立てはひどい。沖縄の人々は反対している。大統領たちに反応してもらうために集会を行った。現状は緊急事態だ」
7日の締め切りまでに20万人近くの署名が集まり、ホワイトハウスからの回答を得るのに必要な10万人の倍近くに上りました。今後、60日以内に何らかの回答があるということです。


オバマ時代に作られた制度だそうですが、トランプさん、ここはひとつ明快に工事中止の決断を示して下さいよ。嘘つきアベ君が、なお嘘に嘘を重ねる罪をおかさなくてすむためにも、、、。




昨日から、孫たちの学校が始まり、昼間の託児業務は放免されましたので、自由に羽を伸ばそうか、と思っても、アイディアが浮かばず、漫然と一日が過ぎました。


午前中、少々畑仕事。土を掘り起こしていますと、意外に大きく太ったジャガイモが、両手からこぼれるほど収穫できました。今期は秋じゃがは植えていませんから、春じゃがの掘り残しが芽を出して結実したもののようです。出来損ないの、ダイコン、ハクサイなども、少々収穫。


そのあと、児島湖畔を歩いてみました。


PENTAX k5Ⅱ+全玉抜きトキナー100-300mmAF+BORG60EDを携行します。


高木の上にいるのは、カワラヒワです。


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電線にいるのは?


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トリミングします。


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カシラダカかと思いましたが、胸が茶色いので、ホオジロのようですね。


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これはモズ♂。


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ムクドリの群れ。


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葦原に、幾種類かの小鳥が見え隠れしています。


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トリミングしますと、、、


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さらに大きくしてみます。


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これらは、オオジュリンでしょうか?かなりたくさんの個体数です。


スズメの群れも、たくさんいますが、スズメより小さいこの鳥は?


今日のこれなあに?


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トリミングします。


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セッカ??でしょうか???


今日はこれにて。


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ファクトチェックが必要です、の巻 [時事]

昨日のNHK「日曜討論」でのアベ首相の発言に、ネット上は沸騰しています。たとえば、想田和弘 さんのつぶやきを引用します。




私は、放送でその該当箇所を聞いたとき、ああそうか、政府も世論を恐れて、こんなふうに小手先で取り繕おうとしたのか、とアベ発言そのものは事実であるかのように思い込んでしまいました。なんたるお人好し!


調べてみると、2018年12月14日付の毎日新聞web版にこんな記事がありました。


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少し引用します。


政府が米軍普天間飛行場の移設のために約160ヘクタールを埋め立てようとしている名護市辺野古・大浦湾の海には、多種多様なサンゴや国の天然記念物のジュゴンなどの絶滅危惧種を含む多様な生物が生息している。土砂の投入によって豊かな自然環境が失われ、生態系に大きな影響を及ぼすことが懸念される。
沖縄本島東海岸にある辺野古沿岸部は、これまで周囲で大規模な開発もなく、手つかずの自然が残る。現場海域での防衛省の調査では、5806種の生物が確認され、うち262種が絶滅危惧種だった。新種の発見も相次いでいる。県によると、生物の種類は世界自然遺産に登録された屋久島(鹿児島県、約4600種)や小笠原諸島(東京都、約4400種)よりも多い。

既に護岸で囲われた米軍キャンプ・シュワブ南側の海域は水深の浅いリーフ(サンゴ礁)で、沖縄本島周辺で最大規模の海草藻場が広がる。ジュゴンやウミガメの貴重な餌場となるほか、海草の間や砂地に多くの生物が暮らしている。シュワブ東側の大浦湾にはハマサンゴやアオサンゴなどの群集が複数ある。

防衛省は埋め立て予定海域内にある希少なサンゴを他の地域に移植する計画だが、海域外のサンゴの生息にも潮流の変化などが影響を及ぼす可能性がある。海域での調査を続ける日本自然保護協会の安部真理子さん(52)は「護岸工事だけでも生物には十分な脅威だが、回収が困難な土砂の投入は自然環境に不可逆的な影響をもたらす。埋め立てが進めば地形が一変し、生態系が損なわれ、辺野古の海は多様性を失う」と警鐘を鳴らす。


  
5800余種もの希少生物の保護は、「サンゴについては、これは移しております」、「絶滅危惧種が、砂浜に存在していたんですが、これは砂をさらって、しっかりと別の浜に移していく」などと平然と言ってのけることができるような生やさしい事業ではないはず。オリンピック招致の為の方便として、フクシマ原発を「アンダーコントロール」にあると平然と言ってのけたヒトなのですから、彼の巧言を信じてはいけないのだと言うことを、不覚にも忘れていたのです。


そう言えば、内田樹さんが、キッパリ指摘しておられました。




昨日持ち歩いたカメラ機材が余りにファッション性にかけていたことが気になって、いろいろ微修正をはかってみました。


たとえばこんな組あわせはどうでしょう。鏡筒を最短に縮めたら、昨日のスタイルよりはマシになったでしょうか?


左は、トキナー100-300mmAF+BORG60ED、右はENTAX AFアダプター×1.7とBORGの各種部品を組み合わせてBORG45EDⅡが合焦するよう調整したものです。どちらもコンパクトとはとても言いがたいですが、昨日の長さよりはマシかな?と慰めています。


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BORGのレンズ部分が、天体望遠鏡として夜間使用するための利便を考慮した純白塗装であることが、こっそり鳥を狙うには派手すぎて困りものです。バーダーの先輩方は、ここに迷彩のテープを貼ったりなさるのでしょうが、田園の散歩道を歩くには、それも物々しい感じがして気が引けます。


で、百円ショップで手に入れたグッズをいろいろかぶせて目立たなくする工夫をしてみます。


これは、健康グッズで、ヒジのサポーター。だいたい太さが合います。


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午前中、K5Ⅱ+トキナー100-300mmAF+BORG60EDを試してみました。


梢の小鳥は?


雀と、カワラヒワの群れが混ざっているようです。


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トリミングします。これはカワラヒワ。


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カルガモ。


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オオバン。


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ジョウビタキ♀


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トリミング。


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カワセミも目撃しましたが写せませんでした。


午後、PENTAX Kx+AFBORG45EDを持って深山公園の池で実


験。


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一長一短はありますが、写りとしては、よしとしましょう。私の所有する望遠レンズの中では、突出した解像度と感じます。


今日はこれにて。


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期待ふくらむ、の巻 [折々散歩]

西高東低の冬型気圧配置で、山陽側は雨こそ降ってはいませんが、寒い朝です。今日は午後予定があるので、NHK「日曜討論」を部分的に見たあと、ちょっとだけ散歩しました。(「討論」と言っても、党首へのインタビューだけでしたが。)

持って出たのは、、、、

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一番上(奥)の機材です。

PENTAXK5Ⅱ+玉抜きトキナー100-300mmAF+BORG45EDⅡ。

参考のために手前に、左からOLYMPUS pl7+LUMIX G1:2.5/14、中PENTAXQ7+標準ズームレンズ、右FUJIFINEPIX S1を並べてみました。

先端のこの部分にレンズがついているだけで、そこからカメラまでは、空洞の「鏡筒」です。

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前回は、BORG50(アクロマート)を装着して試用して見たのですが、今日は、写りのさを確かめてみたくて、EDレンズのBORG45EDⅡを装着してみたのです。

下は、メーカーHPによる商品紹介です。

これが45EDⅡ。

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そして、アクロマートの50mm。

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私の持っているのは旧ロットのもので、デザインはもっと地味です。

レンズの大きさはほとんど同じですが、アクロマート50mmは、そのまま玉抜きトキナー100-300mmAFの先端につなげば、無問題で焦点を結びました。60EDも、頭部が重くなってバランスが悪いことに目をつぶれば、そのまま装着できます。ところが、45EDⅡは、もう少し長い鏡筒が必要なようです。メーカーのシステムチャートによるとこんな図が示されています。

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borg7603や7505という部品(延長筒)は、どうやら4000円ほどもするようで、この出費は馬鹿になりませんから、あり合わせの部品でつないでみることにしました。

どう見てもスターリッシュとも軽快とも言えず、無骨でちんちくりんな出で立ちですが、できるだけ人目につかないように歩いてみました。

いつものコガモです。

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悪くない写りだと思えます。

コサギもグループで採餌中。

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飛翔姿も、辛うじてオートフォーカスでとらえることができます。

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何か飛んできました。

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クサシギ?それともイソシギ?

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役確かめる間もなく、飛び去っていきました。

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ジョウビタキもあらわれました。

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相当思い切ってトリミングしても、画像が破綻しません。

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モズです。遠い位置のものをトリミングしています。

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カワセミも発見。

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トリミングに耐える精細度。BORG45EDⅡの実力に感心します。玉抜きトキナー100-300mmAFも、AF速度は望めませんが、手動ピント合わせよりは信頼でき、実用の範囲と思います。今後も出番があるかも、と期待がふくらむ実験でした。


午後からの用事というのは、これ。

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「日本で一番早い演説会(笑)」(開会挨拶)という今日の演説会。実は、この7月に、開催が予定されていましたが、、、

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夏の豪雨災害の影響で中止となっていました。

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ちょうど半年後の今日、「約束通り(小池)」開催されたものでした。

豪雨災害直後のツイッターには、こんな記事もありました。

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被災地を訪れた小池さんのお隣に見えるのは、仁比聡平参議議員の姿でしょうか?今日の演説会には、お二人ともそろって来岡、小池さん演説に先立って仁比さんからの挨拶・報告もありました。

仁比さんについては、以前こんな記事で紹介したことがありました。

充実の昨日、鬱々たる今日、の巻

ウィキペディアには経歴がこう紹介されています。
2000年 第42回衆議院議員総選挙、落選。
2001年 第19回参議院議員選挙、落選。
2003年 第43回衆議院議員総選挙、落選。
2004年 第20回参議院議員選挙、初当選(比例区)。
2010年 第22回参議院議員選挙、落選(比例区)。党中央委員初選出。
2013年 第23回参議院議員通常選挙、再選(比例区)。3年ぶりに返り咲き、国政復帰
福岡出身で、「デビュー」当初は、九州地方を活動基盤とされていましたが、近年は奇しき縁で、わが中国地方も活動エリアとなり、「ナマ仁比さん」の姿を間近にする機会も増えました。弁護士出身で、理路整然とした弁舌と、いかにも九州男児らしい潔さの魅力は、デビュー当初から格別のものがありましたが、昨年の戦争法国会での、具体的事実の重みをもとにした、凜として気迫のこもった追及がテレビ放映される機会も増え、押しも押されもせぬ論客としての存在感を増しています。そういえば、去年の夏の

ン?ナニマダラ?の巻

という記事中にも、仁比さんは登場しています。
ずっと前、「よい弁護士と悪い弁護士があります。」と、冗談めかして語っておられた言葉が印象に残っています。大阪を中心に、「ハシズム」旋風が吹き荒れていた頃の、率直な指摘でした。同じく「行列のできる法律相談所」の丸山なにがしサンは、米大統領を奴隷の末裔と公言したほか、日本が、そんな「ダイナミックな国」の一つの州になることについて「憲法上の問題があるのかないのか」などと仰天発言を繰り出しています。また「砂川判決」なる物を、ゴミ箱の中から「砂川判決」なるものをひろい上げて悦に入っている、同じく自民党の高村副総裁なる人も弁護士出身だそうですから。アベ暴走政治にストップをかけ、立憲主義と民主主義を取り戻すために、大道について団結する野党と、やむにやまれぬ国民の共同が、大きく地響きを立てて前進する可能性が、はっきりと見えました。

演説会の模様や感想を書きかけましたが、小池さんがツイッターでこんなことをつぶやいておられましたので、ご紹介して終わりにします。

koike2

引用します。

2019年初めての演説会@岡山市民会館大ホールに1400人!豪雨災害で中止した演説会が半年ぶりに開催されました。統一地方選で三人の岡山県議と五人の岡山市議の議席を守り抜こう!参院選の仁比そうへい比例候補、すみより聡美選挙区候補、おかやまいっぽん代表の吉岡康祐氏とで「いっぽん」サイン!

おかやまいっぽん代表の吉岡康祐氏は、前岡山弁護士会会長、日弁連副会長を務められ、戦争法反対の運動では、文字通り市民と野党の共同の中心を担ってこられました。今日の挨拶でも、「本気の共闘」という言葉に重みがありました。

参院岡山選挙区で、現在野党陣営として唯一立候補表明をしている住寄聡美さんは、11年間小学校教員を勤めた後退職。政治家活動に身を投じた若者。彼女のお父さんも、もと小学校教師で、教育研究活動などで、浅からぬお付き合いをいただいた縁。市民と野党の共同で、もしも国会に送ることができたら、もと岡山県知事として公務員の賃金を何年も削減し、それを率先垂範として次々に県民に犠牲をしいて、弱者に煮え湯を飲ませた現職自民の議席を奪い、積年の恨みを晴らすことができます。今年はチャンスと、胸がふくらみます。

直後にこんなツイートもupされています。

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引用します。

今日のNHK「日曜討論」では日本共産党の志位委員長、立憲民主党の枝野代表、国民民主党の玉木代表、自由党の小沢代表、社民党の又市党首が、「参院選一人区の野党候補一本化」で一致。党首で一致したのですから、もはや怖いものなし。一刻も早く協議に入りましょう!   

多数党が、わずかの差で議席を独り占めし、民意を無視して悪政を強行し、思い通りに改憲発議までやってのけることができる魔法のシステム=小選挙区制。このもとでも、少なくとも一人区すべてで野党共闘が実現し、その勢いで複数区でも野党勢力を前視させることができたなら、一気にオセロ(リバーシ)ゲームさながらの、壮大な与野党逆転劇が現出します。想像するだに爽快です。今年の初夢、正夢にしたいものです。


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初顔合わせ、初づくし、、、の巻 [家族]

バアバのパートが、年末年始でお休みが取れるのは1月3日だけということで、この日に郷里の老父母のもとに、家族みんなが勢揃いすることになりました。


一人ひとり、指折り数えてみないと、人数もよくわかりませんし、名前もしょっちゅう呼び間違えます(汗)。確認してみますと、大人が10人、中学生1人、小学生2人、保育園児3人、そして新顔の生後5ヶ月の赤ちゃんが勢揃いして、スーパーで買ってきたお弁当と、ちょっと持ち寄りのおかずを合わせて、豪華昼食会です。


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お腹もふくれて、誰言うともなくちょっと歩こうかとなって、有志で初詣に出かけることになりました。と言っても有名寺社ではなく、地元の神社。旧社格(神社の格)としては「村社(そんしゃ)」の位置付けになるらしいですが、私にとっては子どもの頃からなじみの「お宮」です。常勤の神主さんもなく、地域の人々が勤労奉仕で掃除や草刈り、整備などをしながら、社を維持しています。


初詣と言っても、わが家族以外には誰の姿も見えず、「貸し切り」状態です。時ならぬ大勢の参拝客に、神様も驚いておいででしょう。


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子どもの頃はそうは思いませんでしたが、かなり急な階段です。


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翌4日(金)は、親たちの勤務が始まって、保育園児は保育園に預け、小中学生は、我が家に遊びに来ることになります。大阪の孫一家は、ちょっと長い休みを取っていて、ゆっくり滞在していますので、いとこ同士、存分に遊べました。新顔の赤ちゃんは、泣くのが仕事ですが、苦労してあやすのも楽しいようです。


初ピアノ?


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夜は、私の子ども(and孫)たち3家族全員が集合し、大鍋三つ分のおでんで宴会となりました。


時間の経つのは早いもので、今日5日(土)には、大阪の孫一家が名残を惜しみながら、Uターン。思い出づくりに、深山公園でカモの餌やりを楽しむことにしました。大きい男の子は別のようがあるようで、女の子3人と、赤ちゃんとで出かけました。用意した食パンをちぎって与えます。


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白鳥も泳いで近づいてきます。


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いつものように、数多くの家族連れが、餌やりを楽しんでいます。


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楽しいお正月休みも終わり、大阪へ帰らなければなりません。


みんなで見送りしました。


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いつまでも手を振ってくれています。


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今日はこれにて。


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今年の初日の出、初鳥など、の巻 [折々散歩]

遅ればせながら、今年の初日の出の写真を掲載させていただきます。と申しまして、何かいわれのある高峰や海浜などの景勝地でも、霊験あらたかな神社仏閣でもなく、近所の散歩道で見た日の出です。なにしろいつもの無計画、行き当たりばったり。持ち歩く機材もその朝の思いつきです。

まずは、極レアなところで、リコーGXR+MOUNT A12 +インダスター61(廉価ロシアレンズ)で見た元旦の田園風景。

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OLYMPUS pl7+フォーサーズアダプター+ズイコーデジタル ED 18-180mm F3.5-6.3。この組み合わせも、レアですね。

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農業用ビニールハウスを初日が照らします。

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霜の降りた苅田の朝。

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シラサギの群れが舞います。

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農業用水路の夜明け。

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1月2日のプチ散歩。

PENTAX K10D+ミニボーグ50(アクロマート)というこれまたレアな取り合わせ。しかも、いつもの PENTAX AFadapter1.7X (AFアダプター)によるオートフォーカス化ではなく、YAHOOオークションで入手した全玉抜き(もともと付属しているレンズをすべて取り去った)Tokina AF 100-300mm/5.6-6.7の鏡筒に、アダプターを介してBORGレンズを取り付けるという荒技を実験してみました。ミニボーグ50(アクロマート)は、BORG望遠鏡レンズの中でも、最もリーズナブルな廉価レンズで、EDレンズやFLレンズなど比べると、性能的には歴然とした差がありますが、この写りなら、お値段以上と言うべきでしょう。

飛翔するシラサギ。AFが、このレベルで効きます。

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用水路のコガモ。

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樹上のムクドリ。(トリミング画像)

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これはスズメ。

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初カワセミ(トリミング画像)。

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年末から新年にかけて、家族が大勢揃いました。それに応じて「自由時間」が制限されます。今日はここまで。


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今年もよろしく願います、の巻 [折々散歩]

新しい年が明けました。

今年もよろしくお願いします。

こんな年賀状を書きました。

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これではとても読めませんので、部分拡大してご紹介します。

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akemasite

猪の写真を拡大します。

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(注 この若イノシシは、以前この記事「思わぬ出会いがありました。」でご紹介しました。)


▼日本漢字検定協会が選んだ2018年の「今年の漢字」は「災」でした。相次いで各地を襲った未曾有の自然災害は、傷跡未だ癒えず、被災者の方々のご辛苦は察して余りあります。▼まさるとも劣らぬ「災」は、トランプを頭とする排外、脅迫、反知性の流れ。そして、その手下=安倍内閣の民意無視、憲法敵視の暴走政治。一刻も早く取り除かなければ厄災は計り知れません▼象徴的なのは、野蛮な土砂投入。「県民の怒りがますます燃え上がることを国は認識すべき」という玉城デニー知事の言葉の重みを、思い知らせたいものです。


二〇一八年わが家のニュース

 
kazg アジア人留学生相手の日本語非常勤講師、相談ネットワークのボランティア、「高退教」、「年金者組合」など、それなりに多忙です。ブログ「ナードサークの四季」五年目継続中。

ばあば 孫らとテレビ電話で話してみたいので、タブレットデビューしました。五年続けたスーパーマーケットのパート仕事を卒業。 趣味の紬織り、ぼちぼち続けています。

田舎の父母 父九一歳、母八八歳、おかげさまで健在です。父は、免許返納をどうしようか迷いながらも、もうしばらくは運転を続けるようです。

長男一家 長男は、今年はいよいよ高校受験。どうなりますか?小五の次男は、魚捕りと折り紙に熱中しています。小2女子は、九九を鋭意習得中。保育園児の妹は、お絵かきと音楽が好きです。

長女一家 保育園入園当初、泣いてばかりいた女の子は、もうすっかりなじみ、、生活発表会も元気に頑張れました。狛犬ならぬ狛猪がある和気神社で七五三のお祝いを済ませたそうです。

次男一家 女の子は早くも五歳。七月には弟が生まれ、すっかりお姉ちゃんです。弟は、目が大きく、よく笑います。大阪は遠く、久しぶりに会うたびに大きくなって、驚かされます。


ちなみに、妻の年賀状は、織り上がった紬(つむぎ)をデザインに使ったもの。ついでに紹介させていただきます。

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Digital Camera


中島みゆきさんの「糸」の歌詞を思い出します。

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます

「 仕合わせ」を辞書で調べると、こんな説明があります。

し あわせ -あはせ [0] 【幸せ・仕合(わ)せ・倖▼せ】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ

めぐりあわせがよい・こと(さま)。幸運。幸福。 「友人の-を祈る」 「 -な生涯」

めぐりあわせ。運命。 「我はそも,何時ぞやも言ふ如く,-も悪ければ/仮名草子・竹斎」

ことの次第。始末。 「無念ながらも長らへて,さて只今の-なり/浄瑠璃・出世景清」

(三省堂『大辞林 第三版』)


古語辞典にはこう説明されています。

学研全訳古語辞典
   
し-あはせ 【仕合はせ】
[一]名詞

めぐり合わせ。運。事のなりゆき。

[二]名詞※「す」が付いて自動詞(サ行変格活用)になる

幸運。また、物事が具合よく運ぶこと。運が向くこと。

出典奥の細道 尿前の関

「恙(つつが)なう送り参らせてしあはせしたり」

[訳] 無事にお送り申し上げて幸運だった。

注意

今日「しあはせ」は「幸せ」と書いて、もっぱら運のよいことにいうが、古くは[一]だけの意味で、運のよい場合にも悪い場合にも用い、「しあはせよし」とか、「しあはせ悪(わろ)し」のように言い表した。

室町時代「為」+「合はす」の連用形から生じた名詞「しあはせ」が良きにつけ悪しきにつけ「めぐりあわせ」を意味していたものが、江戸時代以降、「幸運な事態」→「幸福」を表すようになり、「幸」の字が当てられて 「幸せ」 と表記するよぅになった、と言うことのようです。

皆様にとって今年が、本来の「めぐり合わせ」の意味で、「しあわせ」多き年となりますよう。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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写真素材 PIXTA


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