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レンギョウの花言葉、の巻 [折々散歩]

NHKのラジオ番組「ラジオ深夜便」を、早朝に聞くことがたまにあります。

その話題は、過去記事にも、何度か取り上げさせていただきました。

幽かな糸が繋がった、の巻(最終回)

「沖縄慰霊の日」にグスコーブドリを思う、の巻(2)

そんなに急いでどこへ行く、先は地獄か煉獄か?の巻

魚も氷に上る刻なり核棄てん

え?イヌネコキョーシツ?の巻

その番組の中で、「誕生日の花」というコーナーがあって、1年365日の誕生花と花言葉を紹介してくれていることは、以前から話題にしてきました。

誕生日の花、の巻

NHK「ラジオ深夜便」に、誕生日の花というコーナーがあり、本が出ているので、機会があったら買って欲しいと、以前、田舎の老父に頼まれ、この二冊を贈ったことがありました。

ステラMOOK ラジオ深夜便 誕生日の花と短歌365日 新装改訂版

ステラMOOK ラジオ深夜便 誕生日の花と短歌365日 新装改訂版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHKサービスセンター
  • 発売日: 2013/06/18
  • メディア: ムック

ラジオ深夜便誕生日の花ときょうの一句 第2集 (ステラMOOK)

ラジオ深夜便誕生日の花ときょうの一句 第2集 (ステラMOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHKサービスセンター
  • 発売日: 2011/03/18
  • メディア: ムック

父は、一冊でいいからと、下の一冊は返してくれました。

この本の内容を拝借した、二番煎じ三番煎じの記事も、繰り返し書いています。

竜の肝ですか、の巻

野菊の花、の巻

昨日の半田山植物園散歩補遺、の巻

柿の日に柿を食う、の巻

今日もまた、相も変わらぬ

今日の誕生日の花は「レンギョウ」だそうです。

上掲本から、ここ数日の該当ページをみてみますと、、

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さすがに、今の季節、よく目にする花ばかりです。

レンギョウの花言葉は、「達せられた希望」、「情け深い」だそうです。

今日、半田山植物園を歩いてみますと、咲いていました。

これはヤマトレンギョウというそうです。

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説明板がありました。

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日本原生種で、中国地方にだけ自生、準絶滅危惧種に指定されているそうです。見た目からしても、ひ弱そう?

こちらの生命力旺盛なのは、シナレンギョウ。

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こんにち、一般にレンギョウとして親しまれているのは、このシナレンギョウか、別種のチョウセンレンギョウ(いずれも外来種)のようです。辺り一面に華やかな黄色の光を振りまき、元気よく咲くその様子は、まさに明るい希望を象徴しているようです。

「希望」で思い出したのは、昨日参加した退職教職員の交流行事のこと。メインの午前中のワークショップ「狂言のヒミツ」については、またの機会に譲るとして、午後の部の始まりは、「歌声」。T女史のキーボード伴奏に合わせて、いろいろな歌を歌います。T女子が用意してくださった歌詞集のなかから、参加者のリクエストに応じて、次々に歌ったのは、「若者たち」、「見上げてごらん夜の星を」「リムジンガン」「青い山脈」「大きなうた」などなど、多彩。

どれも、若かりし日を思い出させる懐かしのメロディーであるとともに、今なお改めて、歌に込められた思いの深さを噛みしめたい歌うたでした。

たとえばこの曲。

私の子どもたちへ

【作詞・作曲】笠木 透

1.生きている鳥たちが
生きて飛びまわる空を
あなたに残しておいて
やれるだろうか 父さんは
目をとじてごらんなさい
山が見えるでしょう
近づいてごらんなさい
コブシの花があるでしょう

2.生きている魚たちが
生きて泳ぎ回る川を
あなたに残しておいて
やれるだろうか 父さんは
目をとじてごらんなさい
野原が見えるでしょう
近づいてごらんなさい
リンドウの花があるでしょう

3.生きている君たちが
生きて走り回る土を
あなたに残しておいて
やれるだろうか 父さんは
目をとじてごらんなさい
山が見えるでしょう
近づいてごらんなさい
コブシの花があるでしょう

フクシマを経て、辺野古に直面する現代の思いで、この歌詞を噛みしめると、これまで以上の切実さを覚え、目頭が熱くなるのを感じました。

半田山植物園のコブシの花も、可憐に咲いています。

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締めくくりの歌は、「緑の山河」。

緑の山河

【作詞】原泰子
【作曲】小杉誠治

1.戦争(たたかい)越えて たちあがる
みどりの山河 雲はれて
いまよみがえる 民族の
わかい血潮に たぎるもの
自由の翼 天(そら)をゆく
世紀の朝に 栄あれ
2.歴史の門出 あたらしく
いばらのあゆみ つづくとも
いまむすばれた 同胞(はらから)の
かたい誓いに ひるがえる
平和の旗の さすところ
ああこの道に 光あれ

戦後、主権在民・平和と民主の新生日本の歌として、教職員組合が公募し選ばれた国民歌として、現職時代歌いなじんだ曲ですが、その一言一句の重みが改めて胸に迫ります。

「希望」の根底には「平和」が必須、というシンプルな真理を、今こそ強く意識すべき時かと、考えさせられました。

「希望」の話題はもう少し続きますが、今日はここまで。


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