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カエルカエル(蛙帰る)、の巻 [折々散歩]

前回記事の通り、手足の生え始めたオタマジャクシを、元の場所に帰してやることにしました。水槽の中に入れた大きめの石の上によじ登っているものもいます。

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孫たちに誘いをかけますが、高校生は部活、小学生も用事があるそうで、保育園児の末妹と同行しました。

ビニール袋に入れて運びます。

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個体によって、かなり体格差があります。ひょっとすると別の種類の蛙かも知れません。

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成体になるまで見届けてみたい気もしますが、さようなら、元気でね。

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放流してやったものの、近くには魚捕り網を持った子どもたちの姿もありましたし、あるいは天敵に狙われる苛酷な運命が待ち受けているかも知れません。以前こんな記事を書きましたが、、、

「これなあに?」3連発、の巻


シマヘビに喰われるツチガエルでしょうか?
古い記事を引用しておきます。
芋の葉を日傘に幼き蛙哉

彼らの姿、動き、表情は,見ていて飽きません。
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カエルと言えば草野心平氏の詩を思い出す人も多いことでしょう。
「第百階級」という詩集の題名からして、市民を意味する「第三階級」(僧シェイエス)より、いっそう格段に底辺に生きる存在への共感が根底にある。カエルは、力弱く、心優しく、底辺に生きる存在であり、詩人もまたその同類なのでしょう。
「第百階級」から一編紹介しておきます。
ヤマカガシの腹の中から仲間に告げるゲリゲの言葉 草野心平
痛いのは当り前じゃないか。
声をたてるのも当りまへだらうじやないか。
ギリギリ喰はれているんだから。
おれはちっとも泣かないんだが。
遠くでするコーラスに合はして歌ひたいんだが。
泣き出すことも当り前じゃないか。
みんな生理のお話じゃないか。
どてっぱらから両脚はグチヤグチャ喰ひちぎられてしまって。
いま逆歯が胸んところに突きささったが。
どうせもうすぐ死ぬだらうが。
みんなの言ふのを笑ひながして。
こいつの尻っぽに喰らひついたおれが。
解りすぎる程当然こいつに喰らひつかれて。
解りすぎる程はっきり死んでゆくのに。
後悔なんてものは微塵もなからうじゃないか。
泣き声なんてものは。
仲間よ安心しろ。
みんな生理のお話じゃないか。
おれはこいつの食道をギリリギリリさがってゆく。
ガルルがやられたときのやうに。
こいつは木にまきついておれを圧しつぶすのだ。
そしたらおれはぐちゃぐちゃになるのだ。
フンそいつがなんだ。
死んだら死んだで生きてゆくのだ。
おれの死際に君たちの万歳コーラスがきこえるように。
ドシドシガンガン歌ってくれ。
しみったれいはなかったおれじゃないか。
ゲリゲじゃないか。
満月じゃないか。
十五夜はおれたちのお祭じゃあないか。

夜は雨になっていますが、昼間は、風は強いがよく晴れていました。

元気に駆け回って遊びました。

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ミニバラが美しく咲いていました。

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トイレを借りると、男子トイレの天井辺りに、ツバメが巣をかけており、雛が大きく育っていました。図らずも臭い仲とあいなった次第ですが、臭いを我慢すれば、ここは天敵もない安全地帯なのでしょうかね?

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ところで下は、我が家の軒下のツバメの雛です。いつのまにか、こんなに大きくなっています。

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今年の雛は、不思議に、声を出して餌をせがむことをしません。生命力が弱いのかと疑ってもみましたが、今の所順調に成長しているようです。我が家の敷地内を、いつも2~3匹の野良猫が我が物顔に行き来していて、ところ構わず糞尿を置き土産にしたり、夜中に植木鉢を倒したりしてくれます。お隣さんの柿の木の植えの方まで登っているのも見かけました。以前、ツバメもキジバトも襲われて死んだことがありました。一番嫌疑が濃厚なのは、猫ちゃんですが、あるいはイタチなども遠征してきたのかも知れません。またある時は、玄関先に立っている私の上に、どさっと落ちてきたのがかなり大きめの蛇で、一瞬たまげたことがありました。

いずれにしても、ツバメくんたちにとっては住みよい環境とは言えませんが、どうか無事に巣立ってほしいものです。

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今日はこれにて。


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