青天の霹靂、の巻 [折々散歩]
最近、こんなハガキを、知己の皆さんに出しました。
すると、上の案内をお送りした年長の元同僚Oさんの奥様から、封書が届きました。Oさんが、3月に亡くなられたというのです。70歳という若さでした。奥様が、日々詠まれた川柳のうち、Oさんが詠み込まれた句を沢山、添えて下さっていました。
衝撃の余り、言葉は浮かびませんが、こんな返事を書きました。(Oさんのことを、眞先生とお呼びしています)奥様の川柳作品(選ばれて新聞に掲載されたものも含めて)を何句か無断で引用させていただいています。著作権は作者にあります。扱いには重々ご注意下さい。
前略
奥様からの封書を、郵便受けに見つけた時、胸騒ぎを抑えることができませんでした。思いもかけず、想像もできない眞先生のご逝去。驚愕し、胸がつぶれる思いでした。
最近フェイスブックで、お元気な様子を拝見しましたのに、と改めて確認してみますと、5月3日付けの記事で、いつものように心のこもった美味しそうなお料理が、美しく並べられており、ご家族の和やかな団らんとお食事のご様子を思い描き、眞先生、きっと美味しいお酒を召し上がったことだろうと勝手に想像しておりました。が、改めてちゃんと読んでみましたら、眞先生を悼む長男様の投稿なのでした。うかつなことでした。
同封して下さいました北海道でのお写真。現職時代と少しも変わらぬご様子で、懐かしさに、胸が一杯になりました。今もカメラを手に、自由に闊達に、北海道の原野を歩いておられるに違いありません。
思い返せば、眞先生とは、K高校で図書課や教育相談室の一員としてお世話になったのが、お近づきの始まりでした。言葉による説明以前に、心のありように自然な共感を覚え、旧い知己のように安心して頼ることのできる存在でした。
生きるため尻尾振る人振らぬ人
真価は、生徒に、同僚に、おのずと伝わっていました。
変哲でいいさ素敵として生きる。
「偏屈」「変哲」は、素敵な褒め言葉です。あやかりたいあやかりたい。
筋通すお方と苦楽を共にする
お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。文字通りの「相思相愛」羨ましく思います。
損得は計算できぬ数学者
損得ではなく、美醜を問題にしておられたのですね。あるいは、論理、筋道、正邪。
酒好きの眼鏡をかけたネズミ住む
本当に、美味しそうなお酒のお写真を、フェイスブックで拝見することがたびたびありました。
父と飲む地酒抱えて息子の帰省
このお酒も、フェイスブックで拝見しました。格別のお味でしたでしょう。
電話口酒の匂いと直ぐ分かり
温かい、大らかな、酔い。話す相手をも、心地よく、愉快にさせる作用がありました。
飄々と生きて突然風になり
本当に、「突然」過ぎます。でも、思えば、恬然とした眞先生らしいと言えなくもありません。温かく、穏やかで、しかし折り目正しい風に違いありません。
白い歯がいっぱい見える世の中に
眞先生の思いは、まさにそこに集約されるでしょう。しっかり、受け継ぎたいと、思いを新たにするところです。味気ない印刷のお手紙で失礼しました。
生来の悪筆の上、以前の脳動脈瘤の手術の後遺症で(言い訳です)、一層見るに堪えない文字になりますので、悪しからずご容赦下さい。
末筆ながら、 ご家族皆様のご健康とご多幸をお祈りします。
昨日は、午前中、かかりつけ医に常用薬をもらいに行き、そのまま足を伸ばして深山公園を歩きました。Oさんのご逝去は知らないままですから、暢気な気持ちでアジサイを愛でながら、、、。
これは我が家の鉢植えです。
アヤメ。
ハルノノゲシ?
昔のMFマクロレンズトキナーAT-X 90mm/F2.5 マクロを、マウント変換アダプターを介してリコーGXR+a12に装着し、マニュアル撮影してみました。「ピーキング」によるピント合わせは、かなり信頼でき、じっくりピント合わせする余裕のある「静物」の撮影などでは、使えそうです。ただこのレンズ、以前はそんなにも感じなかったですが、かなり重く、バッグの荷物に加えるかどうか、悩むところです。
鳥もいろいろいました。
マクロ撮影中に、キビタキが射程内の小枝に飛んできて止まりました。早速リュックを探って、鳥撮り用に持っていったAFBORGを取り出しますが、「チューニング」ミスで使い物にならず、トホホでした。たまたまリュックに入れていたFUJIFINEPIXS1で狙いますが、思うに任せません。
結局、姿を捕らえることができたのは、コゲラ。遠いので、トリミング画像です。
エナガ。
頭部がはみ出してしまいました。失敗作量産のうち、まあまあ見られるものは、こんなところでした。
今日はここまで。