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昨日は何の日?の巻 [今日の「これなあに」?]

昨日の午前中は、小3の孫の授業参観に、ジジババが代役で行ってきました。

授業の冒頭、若い(比較の問題ですが、少なくとも、日頃接触している方々よりははるかに!)担任のO先生(女性)は、「今日は何の日か知っていますか?」と子どもたちに問いかけられました。

今から70数年前、それまで普通に暮らしていた人たちの上に、たくさんの爆弾が落とされ、大勢が犠牲になった岡山大空襲の日。その日、B29は、当初倉敷川を旭川と間違えて遡上し、この辺りを標的に爆弾を落とす寸前に気づいて、方向転換し、岡山市中心部を爆撃したというエピソードも紹介され、干拓で発展したこの地域が、もしかして壊滅的打撃を受けていたかも知れないと、子どもたちの身近に引き寄せ、どの土地のことであっても、「悲惨な戦争を、皆さんの生きていく未来には決して起こしてはいけません。戦争をやろうという動きがあったら、駄目と反対してください」とキッパリおっしゃいました。力むことのない、まったく自然体のトーンで、子どもたちにきちんと大事なことを伝える姿勢に、いたく感銘を受けました。

本題の授業は、「未来」。地域の未来、日本の未来、地球の未来が、平和で幸せになるための学習だそうで、今回は、地域の未来がテーマ。地域の産業(茄子栽培)を調査してきた結果を班ごとに発表します。一人ひとりが、活き活きと主役を果たしていました。

参観後、保護者向けの教育懇談会がありました。自己肯定感を育てる子育てについて、ワークショップ形式で学びました。もはや、自分の子育てに応用することはできませんが、若いお父さんやお母さんが、このようなマインドを持って、大らかに穏やかに子どもに接することができれば、子どもたちの笑顔が、さらに広がることでしょう。

保健室登校が続いている小6生は、この日の参観日は休み、不登校児受け入れを学校の特色に打ち出している某中学校のオープンスクールに参加してきました。何を感じて帰ってきたでしょうか?

夜は、高一を筆頭に、保育園児まで四人の兄妹が、我が家にお泊まり。今日は、パパママともに出勤で、四兄妹を我が家でお預かりすることになりました。

私は、退職同業者の親睦組織の定期総会があって、参加してきました。

冒頭、会長のKさんは「去年と同じ挨拶をします。安倍さんが、改憲企図を去年以上に強めています。改憲は、平和の問題でもありますが、教育問題でもあります。私たちは、かつて、教職に就くとき・憲法と教育基本法の遵守を誓約しました。47年教育基本法は、第一次安倍内閣で改悪されましたが、今憲法が改悪され、九条二項が空文化されて集団的自衛権を行使する自衛隊が憲法に明記されることになれば、教師はその改悪憲法を遵守して教え子を戦場に送るために尽くさなければなりません、その意味で、憲法改悪は教育問題です。『教え子を戦場に送るな』という幅広い合意のもとに、昨年には幼小中高の退職教職員アピールが可能となりました。さらに運動を広げて、改憲をストップさせなければなりません」と挨拶されました。

子どもたちに、「戦争をやろうという動きがあったら、駄目と反対してください」ときっぱり呼びかけたO先生が、憲法遵守義務違反でとがめられるような、逆さまの時代を、みすみす許すようなことがあってはいけないと、改めて思ったことでした。

午後は、弁護士の吉岡 康祐氏を講師に、安倍改憲の狙いや方向を、特に憲法二十六条(教育権)に焦点を当てて学習しました。参加者の質疑や討論も含めて、知的刺激に満ちた時間となりました。

総会後、作品展の片付けをして、濃密な一日を終えました。

ニュースは、トランプ・習近平会談に続いて、板門店でのトランプ・金正恩会見のようすを大きく伝えています。思惑や効果の程はどうあれ、誹謗・中傷の応酬よりは、対話に価値があることはいうまでもありません。

保健室登校の孫が、以前折って帰った折り鶴各種を、平和と友好への願いを込めて掲載させていただきます。

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今日はこれにて。


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