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改めて憲法九条と戦争体験を考えた,の巻 [日録]

12日(火)は、普通にアルバイト出勤したのですが、なにやら喉に違和感、鼻水くしゃみも出て不快でした。13日(水)、教育相談ボランティアの室へ行くには行ったのですが、鼻水と咳に耐えかねて,申し訳ないがお昼でおいとましました。たいして重症ではないのですが,時折発作のような咳がしつこく、痰が絡んで苦しく、微熱もあるようなので、医者へ行くよう妻が勧めるので,そうしました。実は前週の土曜日,インフルエンザのワクチン接種を受けたばかりの同じ医院を訪ね,診察を受けます。念のためインフルエンザの検査もしてもらいましたが陰性。薬をもらって帰りました。


状態はすぐには改善されず、いくつかの約束を断ったりなどもしたのですが、金曜日はちょっと大事な予定が入っていました。


というのは、私が所属している年金者組合の地元支部が主催して、憲法学習会があったのです。今回はその第四回目で、二回目からは、憲法条文を逐条的に学習してきたのですが、今回のテーマはいよいよ焦点の九条。欠かすわけには参りません。
今回の学習会で、特に印象に残ったのは、こんなやりとり。
講師のOさん(元高校教師・年金者組合の役員でもあります)が、古賀誠氏(自民党元幹事長)の著作「憲法九条は世界遺産」や、「戦争体験世代の役割として『憲法9条をまもらなあかん』」と、生前よく口にしていた野中広務さんなど、保守派の政治家たちが、改憲へと進む安倍政治を憂えていることを紹介し、戦争を知らない(安倍など)世代が政治を執るようになることを憂慮しているという話題を提供した時のやりとりです。
Aさん(男)天皇代替わりで、平気で万歳を叫ぶのは若い人。九六歳の母は、決して「天皇陛下万歳」とはいわない。空襲で焼かれた死体を探って、顔を確かめながら人を探した体験がある。いまも頭のなかには教育勅語がある。
Aお母さん(介護のため車椅子で同行中) 小学校低学年のころ、校長が奉安殿から取り出して読み聞かせられ、意味も分からず暗唱させられた。「チンオモウニワガコーソコーソー」と。いまでは、自分の年も忘れるほどで、ぼんやりしているが、、。
Aさん(女)戦争を知らない世代とは、具体的にはどんな世代?
 Mさん(女)七〇年代、「戦争を知らない子どもたち」というフォークソングが流行った。北山修は、戦争に反対する思いでこの歌を作ったが、現にベトナム戦争など、同時代に戦争があるのに、「戦争を知らない」と言えるのか、という批判もあった。
Oさん 戦後生まれで、直接には戦争を経験していない。ただ、戦後食糧難のなかで、その空腹感は身にしみている。
Aさん(女)新潟県長岡の出身。戦争の悲惨も、食糧難による苦労も、直接には体験していない。ただ、暑い夏の夜、空襲で長岡の街が真っ赤に燃えていくところを、自宅から茫然と見ていた記憶がある。日本三大花火の一つである長岡花火は、その長岡空襲犠牲者への慰霊の思いから始まった。
憲法についての思い出は、「新しい憲法の話」の授業を校長がしてくれた。他の先生方が、校長のことを「マスター」と呼んでいたことなど、楽しい記憶として懐かしく思い出す。
 Kさん(女)満州からの引き上げ時、幼い弟二人を亡くした。母が自分の手で土に埋めた。陸だったから、埋めることができたが、船で死んだら、海に捨てられた。
それぞれのお話をお聞きしながら、「9条には戦争遺族の血と汗と涙が込められている。戦後不戦を貫いた9条の力は世界遺産だ」と強調する古賀誠氏の言葉が、改めて痛切に心にしみました。
まだまだ話題が尽きないうちに終了時間となりました。もっと知りたいことも残っているので、次回も、もう一度九条の学習をしたいという声もあり、2月21日に再度実施することになりました。


風邪の影響もあってしばらく身体を動かすことがなかったので、16日(土)は、半田山植物園、今日は深山公園を歩いてみました。季節が一気に進んでいました。


青空の下の半田山植物園。空気が澄んでいます。


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温室のサボテンです。夏だと暑さに閉口する温室が快適に感じます。


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緑色のモミジの枝に、桜モミジが引っかかって、アクセントとなっています。


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足もとの落葉。この季節ならではのどれも風情を感じさせます。


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モミジ情報では、「色づき始め」ということですが,まだ緑が多く残っているようです。


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こちらは今日の深山公園。ここも「色づき始め」という案内ですが、徐々に紅葉が進んでいます。


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鈴なりの山柿の姿も、この季節ならでは。


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モミジバフウの木立。ここ数日で、一気に葉が舞い落ちていくでしょう。


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独特の形状の実が,目を引きます。


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今日の付録


15日の朝の月。


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満月の頃は、体調のせいもあって,カメラを持つゆとりもありませんでした。


今日はこれにて。


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